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第一章 イケメン双子の転校生は、あやかしでした
7話
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「星守くん……」
「うん、星守のいうとおりだ。俺たちが送り屋をする上で必要な鍵はいま、結花ちゃんの体の中にある。だから必然的に送り屋を手伝ってもらうことになるんだけど……そのかわり必ず君を守ると誓うよ。俺たちは強いからね」
真剣な目で私を見る烈央くん。
……私は知っている。
あやかしは、怖いあやかしだけじゃないってことを。
河川敷にいるわた毛のあやかしは、仲の良い友達がいない私にとって、一年生の時から一緒に遊んだりしている仲だ。
烈央くんと星守くん、二人が悪いあやかしだとは思えないし、送り屋の鍵を私が持っている限り二人はお仕事ができない。
なにより……烈央くんと星守くんと一緒にいる方が安全な気がした。
瘴気のことも、人間の私にはなにもわからない。
あの黒い影がいつ凶暴化するかだってわからない。
「私、あやかしは見えるけどあやかしについて知らないことばかりで、役に立てるかわからないけど……。でも精一杯やるから、よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく、結花ちゃん。……巻きこんでしまったのは俺たちの方だし、できる限りサポートするからね」
「まぁ、ボクの足を引っ張らない程度に手伝ってよね~結花」
「こら星守。またそんな意地悪なことを言う」
星守くんはプイッとそっぽを向いて、狐のクッションを抱きしめてベッドにダイブした。
そんな星守くんを見て、私と烈央は顔を見合わせて笑う。
「結花ちゃん」
「うん?」
烈央くんはスッと手を差し出す。
「握手しないかい? これから一緒に頑張る仲間だし」
ニコリと笑う烈央くんはカッコいい。
自分の手に汗をかいていないか確認してから、私は手をのばした。
──ぎゅ。
「…………っ」
「烈央くん?」
握手をすると、烈央くんは目を見開いて固まった。
おーい、と顔の前を空いてる方の手でヒラヒラとやってみても、瞬きすらしない。
もう一度呼ぶとパチリと目が合う。
「──ちょっとごめんね」
「へ」
──ぎゅうううう。
「れれれれ烈央くん!?」
烈央くんが急にハグをしてきた。
ふわりといい匂いがして、私の心臓がありえないくらいバクバクとうるさくなる。
「もぉ急に大声出さないでよ、結花──って烈央!?」
ベッドにうつ伏せになっていた星守くんが、顔を上げてベッドから飛び上がる。
「……やっぱりだ」
烈央くんはゆっくりと私から離れた。
すぐさま私はサササッと、烈央くんから距離をとって部屋の隅で深呼吸をする。
──びっっくりした。ビックリした!!
いい匂いがするし、優しく抱きしめてくるしなんだったの……!?
烈央くんっ、自分がイケメンだからってそんなことしてたら、いつか女の子がキュン死しちゃうよっ?
カッコいい烈央くんにハグされたら、心臓がもたないと思うから……!
「烈央、いまのはなにっ? 結花にハグなんかしちゃって……説明してよ!」
「妖力が回復したんだ」
「……はあ?」
「だから結花ちゃんに触れると、妖力が回復したんだっ。抱きしめたら……、接する面が増えると回復する量も増えた」
「な、なに言ってんの、そんなバカなことある訳ないじゃん!」
ぷりぷり怒った星守くんは、私の手をぎゅっと握る。
「……ホント、だ」
「せせせ星守くんまで! せめて握る時は言ってよっ、びっくりしちゃうじゃん!」
「はぁ? 別に結花も、勝手にボクの手を握ればいいじゃん」
──そんなことできる訳ないよ!
二人は、恥ずかしさってものを知らないのっ!?
「ていうか結花、こんなすごい力を持ってるなら先に言ってよ」
「二人とも、さっきからなにを言ってるの? ようりょく? が回復するとか、なんとか……!」
「ごめん、先に言えばよかったね。俺たちあやかしは、術を使うのに自分の妖力を消費して発動させるんだ。例えば、こんなふうに」
烈央くんは手のひらに、ボウ! と小さな青い火の玉を出した。
部屋の中ということもあり一瞬、火事にならないか心配しちゃったけど、烈央くんは炎を握ってすぐにかき消す。
「俺と星守は学校に通う時、人間に変化しているけどそれにも少量の妖力をずーっと使ってる。だから結構疲れるし、妖力も減っていくんだ」
「なる、ほど……?」
「ボクたちあやかしにとって、妖力は生命線なんだ。自然回復するけど、枯らすほど使ってしまえば死に至ることもあるんだから」
「ひぃっ、死んじゃうの……?」
あやかしにとって必要不可欠な妖力を回復するって、……すごいことなんじゃ?
部屋の中が、しーんと静まり返る。
私たち三人は顔を見合わせた。
そして烈央くんと星守くんが、神妙な面持ちで私を見る。
「結花ちゃん。──君はすごい人間かもしれない」
『あの日』から、あやかしが見えることを誰にも言わないって決めていた。
でもあやかしの転校生がやってきて、不思議な鍵が私の体の中に入って……訳がわからないことが立て続けに起こった結果。
──長月結花、十歳。
あやかしの妖力を回復させる力が発覚して、あやかしイケメン双子の友達ができました……?
「うん、星守のいうとおりだ。俺たちが送り屋をする上で必要な鍵はいま、結花ちゃんの体の中にある。だから必然的に送り屋を手伝ってもらうことになるんだけど……そのかわり必ず君を守ると誓うよ。俺たちは強いからね」
真剣な目で私を見る烈央くん。
……私は知っている。
あやかしは、怖いあやかしだけじゃないってことを。
河川敷にいるわた毛のあやかしは、仲の良い友達がいない私にとって、一年生の時から一緒に遊んだりしている仲だ。
烈央くんと星守くん、二人が悪いあやかしだとは思えないし、送り屋の鍵を私が持っている限り二人はお仕事ができない。
なにより……烈央くんと星守くんと一緒にいる方が安全な気がした。
瘴気のことも、人間の私にはなにもわからない。
あの黒い影がいつ凶暴化するかだってわからない。
「私、あやかしは見えるけどあやかしについて知らないことばかりで、役に立てるかわからないけど……。でも精一杯やるから、よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく、結花ちゃん。……巻きこんでしまったのは俺たちの方だし、できる限りサポートするからね」
「まぁ、ボクの足を引っ張らない程度に手伝ってよね~結花」
「こら星守。またそんな意地悪なことを言う」
星守くんはプイッとそっぽを向いて、狐のクッションを抱きしめてベッドにダイブした。
そんな星守くんを見て、私と烈央は顔を見合わせて笑う。
「結花ちゃん」
「うん?」
烈央くんはスッと手を差し出す。
「握手しないかい? これから一緒に頑張る仲間だし」
ニコリと笑う烈央くんはカッコいい。
自分の手に汗をかいていないか確認してから、私は手をのばした。
──ぎゅ。
「…………っ」
「烈央くん?」
握手をすると、烈央くんは目を見開いて固まった。
おーい、と顔の前を空いてる方の手でヒラヒラとやってみても、瞬きすらしない。
もう一度呼ぶとパチリと目が合う。
「──ちょっとごめんね」
「へ」
──ぎゅうううう。
「れれれれ烈央くん!?」
烈央くんが急にハグをしてきた。
ふわりといい匂いがして、私の心臓がありえないくらいバクバクとうるさくなる。
「もぉ急に大声出さないでよ、結花──って烈央!?」
ベッドにうつ伏せになっていた星守くんが、顔を上げてベッドから飛び上がる。
「……やっぱりだ」
烈央くんはゆっくりと私から離れた。
すぐさま私はサササッと、烈央くんから距離をとって部屋の隅で深呼吸をする。
──びっっくりした。ビックリした!!
いい匂いがするし、優しく抱きしめてくるしなんだったの……!?
烈央くんっ、自分がイケメンだからってそんなことしてたら、いつか女の子がキュン死しちゃうよっ?
カッコいい烈央くんにハグされたら、心臓がもたないと思うから……!
「烈央、いまのはなにっ? 結花にハグなんかしちゃって……説明してよ!」
「妖力が回復したんだ」
「……はあ?」
「だから結花ちゃんに触れると、妖力が回復したんだっ。抱きしめたら……、接する面が増えると回復する量も増えた」
「な、なに言ってんの、そんなバカなことある訳ないじゃん!」
ぷりぷり怒った星守くんは、私の手をぎゅっと握る。
「……ホント、だ」
「せせせ星守くんまで! せめて握る時は言ってよっ、びっくりしちゃうじゃん!」
「はぁ? 別に結花も、勝手にボクの手を握ればいいじゃん」
──そんなことできる訳ないよ!
二人は、恥ずかしさってものを知らないのっ!?
「ていうか結花、こんなすごい力を持ってるなら先に言ってよ」
「二人とも、さっきからなにを言ってるの? ようりょく? が回復するとか、なんとか……!」
「ごめん、先に言えばよかったね。俺たちあやかしは、術を使うのに自分の妖力を消費して発動させるんだ。例えば、こんなふうに」
烈央くんは手のひらに、ボウ! と小さな青い火の玉を出した。
部屋の中ということもあり一瞬、火事にならないか心配しちゃったけど、烈央くんは炎を握ってすぐにかき消す。
「俺と星守は学校に通う時、人間に変化しているけどそれにも少量の妖力をずーっと使ってる。だから結構疲れるし、妖力も減っていくんだ」
「なる、ほど……?」
「ボクたちあやかしにとって、妖力は生命線なんだ。自然回復するけど、枯らすほど使ってしまえば死に至ることもあるんだから」
「ひぃっ、死んじゃうの……?」
あやかしにとって必要不可欠な妖力を回復するって、……すごいことなんじゃ?
部屋の中が、しーんと静まり返る。
私たち三人は顔を見合わせた。
そして烈央くんと星守くんが、神妙な面持ちで私を見る。
「結花ちゃん。──君はすごい人間かもしれない」
『あの日』から、あやかしが見えることを誰にも言わないって決めていた。
でもあやかしの転校生がやってきて、不思議な鍵が私の体の中に入って……訳がわからないことが立て続けに起こった結果。
──長月結花、十歳。
あやかしの妖力を回復させる力が発覚して、あやかしイケメン双子の友達ができました……?
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