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3 ドクター・バルク

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 ドクター・バルク研究所
 薬草や魔物の成分を研究している施設である。研究員は二人だけ。こじんまりとした施設だが、開発実績には定評がある。


 ドクター・バルク。
 天才科学者として名を馳せている老人。その有能さは国王からも信頼されており、実績も豊富である。


 バルクは螺旋状の特殊装置の前で険しい表情をしていた。顔を顰めながら腕を組んで、じっと装置を見つめている。思ったように実験が進まず、試行錯誤を繰り返している状態だ

「コーヒーです」
「ああ、ありがとう」

 そんなバルクを見て、助手のベアトリスは淹れたてのコーヒーを持ってきた。

「うーむ、いつも素晴らしいコーヒーだ」
「ありがとうございます」

 ベアトリスは気が利く助手でバルクのお気に入り。

 研究者としての腕も確かで、教わった事はどんどん吸収していき、奇想天外な発想で実験に成功したりと、未来有望な女性だ


「ケツを揉ませてくれ」
「はい、どうぞ」

 大きな尻を突き出す。
 月のように美しいその尻は完璧ともいえる造形だ。

 バルクは満面の笑みで、何度も揉んだのである。


パンッ

パンッ

「あぁんっ」

 最後に尻を叩いて締めるのが日常である。

「いつも素晴らしいケツじゃ」
「ありがとうございます」


 ピピピッ


 鳴り響く特殊装置。
 待ってましたと言わんばかりにバルクはコーヒーを飲み干した。

「ようやく成功じゃ」
「ここ数ヶ月、スライムの研究を熱心にされてましたね」

「うむ。数年前にとある男がスライムの危険性を説いてな。今更どうにも気になってのう」
「うふふ。スライムなど、ただの最弱な魔物ですよ」

「ワシもそう思うが、確かめてる価値はある」 
 
 螺旋状の特殊装置から、青色の液体が抽出される。

「どーれどれ。この抽出された成分を分析すれば、答えが分かるはずじゃ」

 しばらく顕微鏡で眺める。


「うむ?」
「どうなさいました?」

「こ……これは」
「なにかわかったのですか?」

「初めて見る成分じゃが……これはまさか……」
「心当たりでも?」

「うむ。すぐに馬車を用意せい。それと、この抽出した液体をカプセルに包み込むのだ」
「そんな急いでどうされたのですか」


「国王に報告じゃ。すぐに実験体を使って確かめる必要がある」


グサッ


 突然の出来事だった。
 青色の鋭利な物体がバルクの体を貫いた

「なぜ……ワシを……」

「その成分はまだ秘密にして頂かなければ」

 不気味に笑うベアトリス。
 腕は鋭利な物体に変化していて、それが体を貫いている。


「何を言っている……」

「まだ知ってはいけない事なのですよ」

「なぜだ……なぜ秘密を知られたら貴様が困る」
「それは……スライムですから」

「ぐっ、がはっ……なにを寝ぼけたことを」
「本当ですよ。人間の体を器にしているだけです」


「ふざけるな! スライムごときが人間に乗り移れる訳なかろう!」
「ふふふ。私達を知らなすぎるのですよ」


「……! それが本当だとしたら、ワシは……ワシはスライムのケツを揉んで満足していたというのか!」

「ええ。揉みやすいように形を調整してたんですよ?」 
「がはっ……がっ……」

 血反吐を吐きながら両手を床につくバルク。歯を食いしばり、悔しさを露わにしている。

「なんという恥じゃ! スライムごときのケツで、ワシはそんなケツを揉んで興奮していたのか!」


「そんなに言われたら私だって傷がついてしまいますよ」
「黙れ下等生物が! ワシは天才科学者。死ぬ間際に貴様ら単細胞に汚された悔しさが分かるか!」

「もちろん、分かります」
「くっ! ゴミ同然の分際でなにを」


スパッ

 トドメをさされたバルク。悔しさが溢れる表情のまま、息が途絶えたのであった。



◇ ◇ ◇




 セール王国トロスト。
 国の西側にある小さな町である。特徴といえば温泉と宿屋が多く、そして夕日が綺麗な場所である。

 そんな町トロストの冒険者ギルド、通称レ○プギルドでは、お馴染みのメンバーが休憩をしていた。

 スキンヘッドで筋肉隆々の男、ドルド。

 スライム・ハンターのギルバート、そして新人のセレスである。


「ギルバート様、どうか私とパーティーを組んでください!」
「それは出来ない。俺はソロでスライム駆除を専門としている冒険者だ」

「きっとお力になれるかと。いえ、私をそばに」
「気持ちは嬉しいが、スライムは危険だ。怪我をさせる訳にはいかない」
「ギルバート様……」


「ははは。お嬢ちゃん。その腰抜けの言い訳に惑わされるなよ」
 二人の会話に横槍をいれるドルド。

「貴様、今すぐギルバート様に謝れ」
「おー怖い怖い。おい、ギルバート。いい加減スライム掃除なんて辞めて、せめてEランクになれよ」

「断る」
「そうかそうか。腰抜けのスライム・ハンター様だもんなぁ」

「貴様、いい加減に!」
「よせ。いつもの事だ」
「しかしギルバート様。目の前でこんな侮辱されたのでは、私が耐えられません」

「おうおう、良いセ○レが出来たんじゃねえか? スライム・ハンター様よぉ」


「お邪魔しますわ!」

 騒々しいギルドに一人の女性がやってきた。彼女はエレーヌ。金髪で上品な見た目をした女性である。


「おー、なんだ姉ちゃん。見ねえ顔だな。冒険者登録にでも来たのか?」
「いいえ。私は冒険者ですわよ。拠点をこのギルドに変えようと思いましてね。その下見に」


「うーん、良い匂いがするねえ」
 ギルドマスターのクレイブが歩いてくる。香水の匂いを嗅ぎ取って、奥の部屋から出てきたのである。

「下見といったよね? ここがなんて呼ばれてるか知ってるのかい?」
「もちろん。レ○プギルドと呼ばれる楽園ですわよね?」

「知ってて来たんだね。きみ、凄くエッチなんだねぇ」

「さあ、存分に」
 自ら服を脱ぐエレーヌ。
 引き締まった体に大きな胸、細く美しい生足に、股間が膨れ上がるレ○プ犯達。

「ヘヘっ。綺麗な桃色じゃねえか。変態のくせに」
「変態は余計ですわ」
「どーれ、味見味見」

 股間に顔を埋めながら、舌を動かすクレイブ。

 一方でドルドは乳首を舌で刺激している。二つのポイントを同時に責めてるが、エレーヌは一切声を出さない。無表情のまま仰向けになっている。クレイブ達はまだ感度が上がっていないと予想をしてひたすら舌を動かし続ける。


 そして、その光景を見ているセレスは眉間にシワを寄せている。


「ギルバート様……私達はギルドを出ましょう」
「もうしばらく俺は見学する」
 そう言って服を脱ぎ、しこしこを始めるギルバート


「ギルバート様っ! 別の場所で私がお手伝いするので、早くギルドを出ましょう」
「まて、いきそうなんだ」
「なりませんっ! あのような淫らな女のどこに興奮するのですか。きっとスキルかなにかで惑わされているのですよ」

 一方、クレイブは挿入を始めた。
 ふんふんと荒い息を吐きながら、腰を動かしている。

「んん、ふん。声を出しても良いんだよ?」
「声が出るほどじゃないですわ。所詮は乱暴なだけのギルドなのですわねぇ」

「ふんっふんっ、言って……くれるじゃないか、ふんっ!」

「マスター、変わりましょうか?」
「いいや。君はそのまま乳首を舐めなさい」


 その様子を見てしこしこを続けるギルバート。


「ギルバート様……ぐす……私の目の前で、そんな……ひどいです」

 床に膝をついて涙を流すセレス。

「……すまない。中止する」
「はい。続きは私が……」
 二人がギルドを出ようとしたその時、セレスは眠りについた。

 犯人はエレーヌ、行為の途中であったが、睡眠魔法をかけたのである。

「なんのつもりだ」


「あなたがスライム・ハンターですわね?噂は聞いてますわよ。いつもレ○プ現場を見ては自らしこしことしていると」
「それがどうした」
「可哀想に。あなたも混ざっては?」

「断る。そんなことより睡眠魔法を解け」
「そうですわねぇ。私を3回いかせたら?」

「望むところだ。ブリッジをしろ」
「おい、ギルバート君。私達が楽しんでいたところだよ。邪魔をするのかね?」

「あなた達はお黙りなさい!」

 鋭い眼光を放つエレーヌ。
 そのただならぬ殺気に危険を感じたのか、クレイブ達は椅子に座って鑑賞に切り替えた。

「では。ブリッジ……これでよろしいですわね?」
「ああ。そのままだ」

 股間に顔を埋めるギルバート。

「あっ。はぁ、ああん。すごいですわ」

 特殊な体勢で股間を舐められ、悶絶するエレーヌ。

「声を出すな」
「あっ、あっ! そんなの、無理ですわ。あっ!」

びしゃ

 早くも、一回目が激しく放出されたのである。

「はぁはぁ。次こそは我慢しますわ」
「立て」
「今度はな」
 言葉の途中で口を重ねて、舌同士が絡み合う。お互いの舌が激しく、吐息を漏らし続ける。

「はぁはぁ、ああん、んんっ」

びしゃ

 あまりに濃厚なキスに、早くも二回目の発射をしたエレーヌ。

「はぁ、あんっ。今度はなにを……」

 最後である。
 ギルバートは突如、仰向けになった。そして低い声で口を開いた。


「溜まっているだろ?」
「溜まっている? まさか……」

「そうだ。その溜まっている聖水を、俺の顔面にかけろ!!」
「そんな……そんなはしたない事はさすがに……」

「かけろ!!」
「……はい」

 エレーヌは股間の位置を合わせて、仁王立ちした。初めての行いに、緊張をしているが、高揚している。


「では……」


「ん……」

 中々出ない。
 初めての行い、無意識に聖水の放出を抑制してしまう。モジモジと躊躇していると、喝が飛んできた。

「遠慮はするな!」

 その一声で、抑制は解けた。
 股間から流れ出る聖水はしっかりと顔にかかっている。

(微笑んで……ますわ)

 エレーヌは安心した。ギルバートは全てを受け止めて微笑んでいる。聖水は全て出しきった。

「あの……やっぱり申し訳なかったですわ」
「黙ってそのまま立っていろ」
「え? ……あ、はい」

 真下から股間を凝視される。
 それだけでエレーヌの感度は極地に到達した。その瞬間だった

「綺麗なマ○コだ」

「あっあぁん!」

びしゃ

 感度の極地にて、最高の褒め言葉。
 その嬉しさのあまり、三回目を激しく放出した。

「はぁはぁ……」

 股間をヒクヒクとさせながら座り込むエレーヌ。


「約束通り、魔法は解除しますわ。でもその前に、水浴びをした方が」

「今日は風呂に入らないつもりだ」

「あっあぁん!」

感激で4回目も発射してしまうエレーヌであった。

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