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0721SS
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大学は試験も終わって、夏休みに入った。社会人の谷澤には夏休みなんてない。今年は盆休みも三日しか取れないとぼやいていた。
最近はお互い忙しくて、ゆっくり夜を過ごすことも少ない。俺もバイトと試験勉強とで、なにかとすれ違いの毎日だった。
なにが言いたいかって? 分かるだろう? 溜まってるんだよ。ナニが。
机の上にはメモが一枚。几帳面な文字で今日は九時には帰れますと書かれている。
時計を見ると八時五分。
俺は浴室に向かった。
「なんか、久しぶりだな。一人でするの」
パパッと服を脱いで、浴室に入ると、シャワーのコックを捻った。
ザァザァとシャワーに打たれながら、俺の右手は股間に、左手は胸の先端に。
「……ぅう。んぅ、はぁ、あぁん、そこ、もっと……」
俺はついつい出る喘ぎを殺さず、気持ちよさに集中していた。でも、胸と前の刺激だけでは物足りない。
ボディーソープの横に置かれたローションのボトルに手を伸ばす。
そっと後孔に指を這わせたら、そこが柔らかく解けてくるのが分かった。
「んぅっ、はぁ、ぁん……きもちい、でも、足んないよぅ……まことさぁん」
一人でそこを愛撫していても、指では届かない奥が切なくて、思わす名前を呼んでしまう。
「要君」
いつの間にか、谷澤が浴室の中にいた。
「ぇえ、なんでぇ?」
俺は羞恥に赤くなりながらも、疑問を口にする。
「仕事を早く終わらせられたんで、少し、予定より早く帰れたんです。要君、もう出しちゃいましたか?」
シャツも脱いでない谷澤が、俺の背中から抱きしめてくる。その手が、俺の胸に這わされて、呼吸がますます乱れる。
「ん、まだ、出せてないっ……」
「じゃぁ、このまま、一回出しましょう。私が手伝ってあげますよ」
谷澤の唇が項を甘噛みして、谷澤の手が俺の中心をぎゅっと握った。
それから、先端を穿って、俺の白濁を出させた。
「……まことさん、も、俺、我慢できない。したいよ」
「要君、私もしたいですよ。でもここでは、風邪を引かせてしまいそうだ。ベッドに行きましょう」
久しぶりにベッドで愛し合って、俺はオナニーじゃもう満足できない体になっちゃったなって、実感してしまった。
最近はお互い忙しくて、ゆっくり夜を過ごすことも少ない。俺もバイトと試験勉強とで、なにかとすれ違いの毎日だった。
なにが言いたいかって? 分かるだろう? 溜まってるんだよ。ナニが。
机の上にはメモが一枚。几帳面な文字で今日は九時には帰れますと書かれている。
時計を見ると八時五分。
俺は浴室に向かった。
「なんか、久しぶりだな。一人でするの」
パパッと服を脱いで、浴室に入ると、シャワーのコックを捻った。
ザァザァとシャワーに打たれながら、俺の右手は股間に、左手は胸の先端に。
「……ぅう。んぅ、はぁ、あぁん、そこ、もっと……」
俺はついつい出る喘ぎを殺さず、気持ちよさに集中していた。でも、胸と前の刺激だけでは物足りない。
ボディーソープの横に置かれたローションのボトルに手を伸ばす。
そっと後孔に指を這わせたら、そこが柔らかく解けてくるのが分かった。
「んぅっ、はぁ、ぁん……きもちい、でも、足んないよぅ……まことさぁん」
一人でそこを愛撫していても、指では届かない奥が切なくて、思わす名前を呼んでしまう。
「要君」
いつの間にか、谷澤が浴室の中にいた。
「ぇえ、なんでぇ?」
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「ん、まだ、出せてないっ……」
「じゃぁ、このまま、一回出しましょう。私が手伝ってあげますよ」
谷澤の唇が項を甘噛みして、谷澤の手が俺の中心をぎゅっと握った。
それから、先端を穿って、俺の白濁を出させた。
「……まことさん、も、俺、我慢できない。したいよ」
「要君、私もしたいですよ。でもここでは、風邪を引かせてしまいそうだ。ベッドに行きましょう」
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