超自由高校

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学校生活

心配事

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 「軍事施設って何だろうな、潤」

そう言って翔がため息をつく。

今は僕の部屋で話している。

寮にしては広い。一人一部屋与えられたのだが、馬鹿に広い。

二人で住んでも余裕があるぐらい。

 「まあ、もう少し様子を見よう」

僕は眼鏡をクイッと上げる。

 「潤のその悪そうな顔が、俺は好きだ」

そう言った翔も悪そうな顔をしている。

正直、こんな不思議な体験を望んでいた節はある。
二人してワクワクしている。

 「楽しもうぜ、潤」

翔が憎らしくなるほど綺麗な顔で言う。

 「もちろん、そのつもりだ」


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