292 / 302
最終章 狂酔編
第291話 心
しおりを挟む
俺は怯えていた。
恐怖を紛らわそうと過去を振り返るも、走馬灯のようにすぐに走り抜けてしまい、再び恐怖が襲ってくる。
いまかいまかと執行の時を待つ。
しかしいつまで経ってもその時がこない。悠久とも思える長い時間、俺は恐怖に怯えつづけた。
今回の悪夢はこの焦らしによる精神攻撃が狙いだろうか。
しかし油断したころに手痛い拷問が襲うのだ。いっときたりとも気が抜けない。
この張り詰めた緊張感の持続がひどくしんどい。
そんな中、ついに変化が起きた。
仲間たちがぞろぞろと、精神の中に直接入り込んできた。
今度はキューカの能力を使った悪夢なのだろう。精神内なので抗いようがない。
もちろん肉体への攻撃にも抗いようはなかったが、精神内からの精神への攻撃は、肉体でいうところの神経への直接攻撃みたいなものだ。相当なダメージが予想される。
「エスト、大丈夫? ごめん。大丈夫じゃないのは分かっているんだけど、ほかに言葉が思いつかなくて」
最初に声をかけてきたのはキーラ・ヌアだった。
俺を心配している。こんな気遣いを見せるのは彼女らしくない。
いや、彼女にだって優しさはあるし、こういう状況ならふざけたことを言わないだろうことは分かっているが、受け入れてはならない。
これはカケラの悪夢。心のガードが緩んだところをザクッと貫かれるのだ。
「エストさん、もう少し待っていてくださいな。カケラのことは、わたくしたちでなんとかしてみせますわ」
リーズ・リッヒの言葉。
強い決意が俺にも見える。感覚共鳴でつながっているから互いに互いのことが分かる。
彼女の力ではカケラにとうてい及ばないし、彼女もその自覚があるが、なんとかしてみんなが力を合わせ、自分も可能な限りのことを全力でやってカケラに打ち勝とうという気持ちは本物だ。
「あなたの辛さはきっと、私たちには想像もつかないひどいものでしょうね。体に狂気が同居していた私でさえ、とうてい及ばないほどに。私はそのことを理解しているって伝えたいの」
シャイル・マーン。
彼女もさぞかし苦しんだだろう。その責任の大部分は俺にある。
彼女には俺を責める権利がある。しかし、彼女からは恨みなどいっさい感じられない。むしろ、感じるのは感謝の気持ちだ。
なんて優しくて温かいのだろう。
俺は間違っていたのかもしれない。彼女がお人好しすぎて他人につけ入られる隙があるのなら、彼女の性質を変えるのではなく俺が守ってやればいいだけなのではなかったのか。
改めて彼女に対して申し訳ない気持ちと、そして感謝の気持ちが沸いてくる。
次はダース・ホークが俺に語りかけようと近づいてくる。
しかし、俺は手を掲げて彼に言葉を飲み込ませた。
「いや、いい」
これは拒絶ではない。俺はダースに微笑をたたえた顔で頷いてみせた。
どうにか作った笑顔はきっとぎこちなかっただろうが、ダースは頷き返してくれた。
「十分だ。おまえたちの気持ちは伝わっている。ありがとな……」
感覚共鳴でつながっているから、言葉にせずとも皆の心が分かるのだ。
先の四人だけでなく、ずらりと並ぶ全員の心が伝わってくる。
魔導学院のレイジー・デント会長、ルーレ・リッヒ風紀委員長、サンディア・グレイン副風紀委員長、セクレ・ターリ書記、アンジュ、エンジュ、ミスト・エイリー教頭、スターレ、ハーティ・スタック、イル・マリル。
シミアン王国のミューイ・シミアン女王、メルブラン・エンテルト騎士団長、アラト・コータ。
リオン帝国の皇帝リーン・リッヒ、ロイン・リオン大将、スモッグ・モック工場長。
護神中立国の守護者・盲目のゲン。
外ではキューカが俺たちをつないでくれていて、ドクター・シータが単身でカケラと戦ってくれているらしい。
みんな俺のことを分かってくれている。俺が嫌うことを誰も言わない。俺の心に安らぎをもたらす言葉がどういったものかをよく理解している。
これはキューカの感覚共鳴でつながっているからだろうか。
人の心が視えるカケラとて、こんな優しい言葉は思いつかないのではないか。
これは俺の心を知った上で、それぞれの持つ優しさがなければ出てこない言葉に違いない。
誰も俺にカケラと戦えとは言わない。
まるで心や体が壊れた者に「頑張れ」とは言わず「ゆっくり休め」と言うように。
みんな俺に助けを求めたかったはずだ。
俺を狂気の牢獄からひっぱりだして、戦力を補いたかったはずだ。
なのに、誰もそれを言わなかった。
「優しいなぁ……」
俺は泣いていた。とめどなく涙があふれ出してくる。
これはいままでさんざん流した涙とは明らかに別種の涙だ。
俺はいま、たぶん、ほんの少し幸福だ。
このまま死ねたら最高に幸せだろう。
「ありがとうなぁ……」
俺には迷いが生じていた。
なぜなら、俺には選択肢が生まれたからだ。
このまま彼らに甘えてもいい。それは最高に魅力的な至高の選択だ。
もう一つは自分に鞭を打つ最低最悪の選択。
しかしなぜだろう。こっちの選択肢から不思議な引力を感じる。まるで磁力の弱まった磁石が遠くの砂鉄を少しずつ吸いつけるみたいに、妙に後ろ髪を引かれるのだ。
これを振りきったら、たぶん、後悔する。
「エスト、会いたいよぉ」
そのたどたどしく甘える声に、俺は反射的に顔を上げた。
そこにいたのはマーリンだった。
しかしマーリンがここにいるはずがない。マーリンは護神中立国の本殿で保護されているはずだ。
やはりこれはカケラの悪夢。水面直下まで浮き上がっていた気持ちは再び沈み込む。
しかしそれでいいのだ。危ないところだった。
そこへ見知らぬ女性がやってきた。
白と緑の着物を着こなす姿はとても上品だ。
彼女はマーリンの隣に並び、屈んで俺に視線を合わせた。
「お初にお目にかかります。わたくし、ウィンドと申します」
「ウィンド……? リーズの精霊か?」
「元、精霊でございます。つい先ほど人成したのでございます。わたくしの魔術はシミュレート。相手の記憶にある人物や事象について、映像や音声として精巧に再現できるのです。ですから、この子はたしかに本物ではございませんが、本来の彼女の姿と声を再現したものでございます」
ウィンドの出現には俺以外の者も驚いていた。
彼女とも感覚共鳴されていて、彼女が人成した経緯はだいたい察知した。
「あなた、ウィンドなのです……?」
リーズが感覚共鳴直後に人成したため、契約主である彼女さえ知らなかったようだ。
人成した起点になったのは感覚共鳴前の勇気を出した告白にあった。
「ええ。見事な勇気でしたよ、リーズ」
リーズが長身のウィンドに抱きつき、ウィンドは母親のようにリーズを優しく抱いた。
「そうか。じゃあ本物のマーリンも、おそらく俺に会いたいって思っているということか」
いま目の前のマーリンは俺の記憶からの再現ではあるが、彼女の気持ちは俺だけの思い込みによって作られたものではないはずだ。
なぜなら、いま感覚共鳴で皆とつながっているから、俺の思い込みがあったとしてもほかのメンバーの記憶によって修正や補正がされるからだ。
つまり、このマーリンは極めて客観的に再現されている。
「そうかぁ、会いたいかぁ。嬉しいなぁ。俺も会いたいなぁ」
いま、俺は油断してしまっている。心の中で固く絡まった緊張の糸がほんの少しほどけてしまっている。
いま心を貫かれたらさぞ痛いだろう。
いま心を抉られたらさぞ苦しいだろう。
でも……。
もしそうなっても構わない。
いまはこのぬるま湯に浸かっていたい。
「エスト……」
もう一度名前を呼ばれた。
今度はマーリンではない。
「エア!」
そうか。これは記憶からの再現だから、死者だろうと関係ないのだ。
エアは俺の名前を呼んだだけで、それ以上は何も言わない。
彼女の顔を見上げると、彼女はニコリと優しく微笑んだ。
十分だ。
それ以上の言葉はなくてもいい。
その笑顔が見られただけで俺は嬉しい。
また見たいなぁ、本物のエアの笑顔が。
そしてもっと色んな彼女が見たい。
声を聞きたい。
抱きしめたい。
一緒に過ごしたい。
俺は本当にエアが好きなんだ。
エアだけじゃない。ほかのみんなのことも好きだ。
真につながったからこそ知った。人に理解されることがこんなにも嬉しく心地良いものなのだと。
こういうことは俺には無縁だと思っていた。性格の悪い俺なのに、笑顔や優しさを向けてくれるかけがえのない仲間たち。
このままではそれを失ってしまう。
いいのか?
いいわけがない。
俺の心は水面の膜を突き破って綺麗な空気を吸い込んだ。
エアに会いたい。
マーリンを護りたい。
なにが世界王だ。
俺はなにも背負ってなんかいなかった。自分を騙していただけだ。
全人類を救わなくたっていい。俺が護りたいものを護れば、ほかの奴らは勝手に救われるはずだ。
俺はもう自分のために戦う。
自分の望みを叶えるために戦う。
エアに会うために。
マーリンを護るために。
キーラ、シャイル、リーズと笑い合い楽しい時間を過ごすために。
身近な仲のよい友とともに魔導学院を卒業するために。
普段は身近にいない仲のよい友とたまに語らうために。
そして、俺の望む理想的な世界を見るために。
恐怖を紛らわそうと過去を振り返るも、走馬灯のようにすぐに走り抜けてしまい、再び恐怖が襲ってくる。
いまかいまかと執行の時を待つ。
しかしいつまで経ってもその時がこない。悠久とも思える長い時間、俺は恐怖に怯えつづけた。
今回の悪夢はこの焦らしによる精神攻撃が狙いだろうか。
しかし油断したころに手痛い拷問が襲うのだ。いっときたりとも気が抜けない。
この張り詰めた緊張感の持続がひどくしんどい。
そんな中、ついに変化が起きた。
仲間たちがぞろぞろと、精神の中に直接入り込んできた。
今度はキューカの能力を使った悪夢なのだろう。精神内なので抗いようがない。
もちろん肉体への攻撃にも抗いようはなかったが、精神内からの精神への攻撃は、肉体でいうところの神経への直接攻撃みたいなものだ。相当なダメージが予想される。
「エスト、大丈夫? ごめん。大丈夫じゃないのは分かっているんだけど、ほかに言葉が思いつかなくて」
最初に声をかけてきたのはキーラ・ヌアだった。
俺を心配している。こんな気遣いを見せるのは彼女らしくない。
いや、彼女にだって優しさはあるし、こういう状況ならふざけたことを言わないだろうことは分かっているが、受け入れてはならない。
これはカケラの悪夢。心のガードが緩んだところをザクッと貫かれるのだ。
「エストさん、もう少し待っていてくださいな。カケラのことは、わたくしたちでなんとかしてみせますわ」
リーズ・リッヒの言葉。
強い決意が俺にも見える。感覚共鳴でつながっているから互いに互いのことが分かる。
彼女の力ではカケラにとうてい及ばないし、彼女もその自覚があるが、なんとかしてみんなが力を合わせ、自分も可能な限りのことを全力でやってカケラに打ち勝とうという気持ちは本物だ。
「あなたの辛さはきっと、私たちには想像もつかないひどいものでしょうね。体に狂気が同居していた私でさえ、とうてい及ばないほどに。私はそのことを理解しているって伝えたいの」
シャイル・マーン。
彼女もさぞかし苦しんだだろう。その責任の大部分は俺にある。
彼女には俺を責める権利がある。しかし、彼女からは恨みなどいっさい感じられない。むしろ、感じるのは感謝の気持ちだ。
なんて優しくて温かいのだろう。
俺は間違っていたのかもしれない。彼女がお人好しすぎて他人につけ入られる隙があるのなら、彼女の性質を変えるのではなく俺が守ってやればいいだけなのではなかったのか。
改めて彼女に対して申し訳ない気持ちと、そして感謝の気持ちが沸いてくる。
次はダース・ホークが俺に語りかけようと近づいてくる。
しかし、俺は手を掲げて彼に言葉を飲み込ませた。
「いや、いい」
これは拒絶ではない。俺はダースに微笑をたたえた顔で頷いてみせた。
どうにか作った笑顔はきっとぎこちなかっただろうが、ダースは頷き返してくれた。
「十分だ。おまえたちの気持ちは伝わっている。ありがとな……」
感覚共鳴でつながっているから、言葉にせずとも皆の心が分かるのだ。
先の四人だけでなく、ずらりと並ぶ全員の心が伝わってくる。
魔導学院のレイジー・デント会長、ルーレ・リッヒ風紀委員長、サンディア・グレイン副風紀委員長、セクレ・ターリ書記、アンジュ、エンジュ、ミスト・エイリー教頭、スターレ、ハーティ・スタック、イル・マリル。
シミアン王国のミューイ・シミアン女王、メルブラン・エンテルト騎士団長、アラト・コータ。
リオン帝国の皇帝リーン・リッヒ、ロイン・リオン大将、スモッグ・モック工場長。
護神中立国の守護者・盲目のゲン。
外ではキューカが俺たちをつないでくれていて、ドクター・シータが単身でカケラと戦ってくれているらしい。
みんな俺のことを分かってくれている。俺が嫌うことを誰も言わない。俺の心に安らぎをもたらす言葉がどういったものかをよく理解している。
これはキューカの感覚共鳴でつながっているからだろうか。
人の心が視えるカケラとて、こんな優しい言葉は思いつかないのではないか。
これは俺の心を知った上で、それぞれの持つ優しさがなければ出てこない言葉に違いない。
誰も俺にカケラと戦えとは言わない。
まるで心や体が壊れた者に「頑張れ」とは言わず「ゆっくり休め」と言うように。
みんな俺に助けを求めたかったはずだ。
俺を狂気の牢獄からひっぱりだして、戦力を補いたかったはずだ。
なのに、誰もそれを言わなかった。
「優しいなぁ……」
俺は泣いていた。とめどなく涙があふれ出してくる。
これはいままでさんざん流した涙とは明らかに別種の涙だ。
俺はいま、たぶん、ほんの少し幸福だ。
このまま死ねたら最高に幸せだろう。
「ありがとうなぁ……」
俺には迷いが生じていた。
なぜなら、俺には選択肢が生まれたからだ。
このまま彼らに甘えてもいい。それは最高に魅力的な至高の選択だ。
もう一つは自分に鞭を打つ最低最悪の選択。
しかしなぜだろう。こっちの選択肢から不思議な引力を感じる。まるで磁力の弱まった磁石が遠くの砂鉄を少しずつ吸いつけるみたいに、妙に後ろ髪を引かれるのだ。
これを振りきったら、たぶん、後悔する。
「エスト、会いたいよぉ」
そのたどたどしく甘える声に、俺は反射的に顔を上げた。
そこにいたのはマーリンだった。
しかしマーリンがここにいるはずがない。マーリンは護神中立国の本殿で保護されているはずだ。
やはりこれはカケラの悪夢。水面直下まで浮き上がっていた気持ちは再び沈み込む。
しかしそれでいいのだ。危ないところだった。
そこへ見知らぬ女性がやってきた。
白と緑の着物を着こなす姿はとても上品だ。
彼女はマーリンの隣に並び、屈んで俺に視線を合わせた。
「お初にお目にかかります。わたくし、ウィンドと申します」
「ウィンド……? リーズの精霊か?」
「元、精霊でございます。つい先ほど人成したのでございます。わたくしの魔術はシミュレート。相手の記憶にある人物や事象について、映像や音声として精巧に再現できるのです。ですから、この子はたしかに本物ではございませんが、本来の彼女の姿と声を再現したものでございます」
ウィンドの出現には俺以外の者も驚いていた。
彼女とも感覚共鳴されていて、彼女が人成した経緯はだいたい察知した。
「あなた、ウィンドなのです……?」
リーズが感覚共鳴直後に人成したため、契約主である彼女さえ知らなかったようだ。
人成した起点になったのは感覚共鳴前の勇気を出した告白にあった。
「ええ。見事な勇気でしたよ、リーズ」
リーズが長身のウィンドに抱きつき、ウィンドは母親のようにリーズを優しく抱いた。
「そうか。じゃあ本物のマーリンも、おそらく俺に会いたいって思っているということか」
いま目の前のマーリンは俺の記憶からの再現ではあるが、彼女の気持ちは俺だけの思い込みによって作られたものではないはずだ。
なぜなら、いま感覚共鳴で皆とつながっているから、俺の思い込みがあったとしてもほかのメンバーの記憶によって修正や補正がされるからだ。
つまり、このマーリンは極めて客観的に再現されている。
「そうかぁ、会いたいかぁ。嬉しいなぁ。俺も会いたいなぁ」
いま、俺は油断してしまっている。心の中で固く絡まった緊張の糸がほんの少しほどけてしまっている。
いま心を貫かれたらさぞ痛いだろう。
いま心を抉られたらさぞ苦しいだろう。
でも……。
もしそうなっても構わない。
いまはこのぬるま湯に浸かっていたい。
「エスト……」
もう一度名前を呼ばれた。
今度はマーリンではない。
「エア!」
そうか。これは記憶からの再現だから、死者だろうと関係ないのだ。
エアは俺の名前を呼んだだけで、それ以上は何も言わない。
彼女の顔を見上げると、彼女はニコリと優しく微笑んだ。
十分だ。
それ以上の言葉はなくてもいい。
その笑顔が見られただけで俺は嬉しい。
また見たいなぁ、本物のエアの笑顔が。
そしてもっと色んな彼女が見たい。
声を聞きたい。
抱きしめたい。
一緒に過ごしたい。
俺は本当にエアが好きなんだ。
エアだけじゃない。ほかのみんなのことも好きだ。
真につながったからこそ知った。人に理解されることがこんなにも嬉しく心地良いものなのだと。
こういうことは俺には無縁だと思っていた。性格の悪い俺なのに、笑顔や優しさを向けてくれるかけがえのない仲間たち。
このままではそれを失ってしまう。
いいのか?
いいわけがない。
俺の心は水面の膜を突き破って綺麗な空気を吸い込んだ。
エアに会いたい。
マーリンを護りたい。
なにが世界王だ。
俺はなにも背負ってなんかいなかった。自分を騙していただけだ。
全人類を救わなくたっていい。俺が護りたいものを護れば、ほかの奴らは勝手に救われるはずだ。
俺はもう自分のために戦う。
自分の望みを叶えるために戦う。
エアに会うために。
マーリンを護るために。
キーラ、シャイル、リーズと笑い合い楽しい時間を過ごすために。
身近な仲のよい友とともに魔導学院を卒業するために。
普段は身近にいない仲のよい友とたまに語らうために。
そして、俺の望む理想的な世界を見るために。
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる