211 / 302
第六章 試練編
第210話 三つの試練①
しおりを挟む
ネアは試練は三つあると言った。一つの試練をクリアするごとに特殊な力を一つ得ることができるという。
魔導師、魔術師だの何だのと、この小さい世界の枠に収まっているうちは決して紅い狂気には勝てない。
この世界の理から外れた力をくれるということで、それをもらわない手はない。
「三つの試練のうちの二つは、実はこの世界に最初から存在していた。とある場所に行けばそれらの試練を受けられる」
ネアの説明に合わせ、俺とエアの前に立体的な世界地図のホログラムが出現した。
大陸は国境が分かるよう描かれており、現在地が赤く点灯している。
大陸の西側には未開の大陸がある。そこまでは文献で読んだことがあって知っていたし、実際に行ったこともある。
そんな俺が初めて見る場所が二箇所あった。そのうちの一つは明らかに世界から孤立していた。
「何だ、これは。島が浮いているのか?」
「いや、これは遺跡だ。この浮いているものが丸ごと遺跡なんだ」
護神中立国の南端とシミアン王国の南端を結ぶ中間地点。そこは海洋の上空だ。
護神中立国は南端から北西に向かって海岸線があり、シミアン王国は南端から北東に向かって海岸線があるから、座標的には両国を斜辺とする三角形状の海の底辺の中点にあたる。
空を自在に飛べるとしても通常はここを通ることはなく、偶然に見つけることなどまずないだろう。
「これがまるごと遺跡だと? 諸島連合の島一つ分くらいの大きさがあるぞ」
「そう。これは天空の超巨大遺跡。ここ全体が迷路になっていて、最奥部にはガーディアン・機工巨人が待ち受ける。そいつを倒すことが一つ目の試練だ」
「そいつを倒せば何の力が得られるんだ?」
「機工巨人を精霊として召喚することが可能になる」
召喚。それはこの世界に存在しない摂理だ。いや、そう思っていただけかもしれないが。
ここでいう精霊というのも、学院の校長先生やネアと同じくこの世界ではない世界の存在だ。
そこまでは分かった。だが、問題は機工巨人の強さだ。役に立つほど強いのだろうか。
弱ければ簡単に機工巨人を獲得できるだろうが、戦闘で役に立たないだろう。
逆に俺と同等かそれ以上に強ければ、戦闘で使えば心強いだろうが、その前に俺が倒すことが難しいだろう。
「君の考えていることは分かるよ。機工巨人は君単体より強い。でも極端な差ではない。エアと二人で戦えばきっと勝てるさ」
俺より強い、か。断言されてしまった。悔しいがそれも一つの情報であり、俺の戦力の一つだ。
ネアの言葉がどれほど真実なのかは、実際に試せば分かることだ。元々俺は挑むべき強者を探すのが趣味だったのだから、ちょうどいいではないか。腕が鳴るというものだ。
「で、二つ目の試練は? これか?」
そう言いながら俺が指差したのは、諸島連合の北西にして未開の大陸の北東、広大な海域の中央部。そこは明らかに海面より下に位置する場所だった。
海底にあるそれは、中世のお城のような外観をしている。世界地図上では小さいが、これがランドマークではなく等比縮尺であるならば、かなり巨大な建造物ということになる。
「そう。海底神殿。完全に水没していて空気のない場所だよ。空気の操作型魔導師である君は誰よりも資源に恵まれた魔導師だけれど、ここで初めてほかの魔導師と同じ感覚を味わうだろう。地上から空気を持ち込む工夫が必要だ」
「ここでは何と戦うんだ?」
「戦うのが目的ではない。神殿の奥に到達することが目的だ。といっても深海イーターは棲んでいるから、遭遇すれば彼らと戦う必要はあるけれどね」
俺はここでひと呼吸置いた。話を聞くだけで喉が渇く。高難度への期待感よりも緊張感のほうが勝っている。
俺は茶をすすり、喉を潤した。エアも同じように喉が渇いたのか、俺とほぼ同じタイミングでコップに手をつけた。
「神殿の奥に辿り着いたら、今度は何がもらえるんだ?」
「魔法の進化。この世界の魔法は、発生型と操作型の魔法に限り進化する余地があるんだ。本来は魔法を完全に極めた者だけが辿り着く境地なんだけど、報酬として魔法を進化させてあげるっていうことさ」
「進化? どう進化するんだ?」
「厳密に言うと、魔法を極めるというのは君の元の世界の科学知識を有しながら科学常識に囚われない状態かつ、魔法を完全に自由自在に使いこなせる状態のことを言う。はっきり言って、何も知らずにその極致に到達するのは不可能だよ」
結局、ネアの回答は魔法の進化というのがどういう変化なのか、その答えにはなっていなかった。
はぐらかされたのだろう。ネアの顔をチラと見ると、ニコッと笑った。
これは訊いても秘密にされるパターンだ。クリアしてのお楽しみというわけだ。
「そうか。で、最後の試練は?」
これまで即答していたネアだが、最後だけは一瞬の間を開けた。
そして、改めてニコリと笑った。
「ここだよ。ここで僕が君に試練を課す」
「あんたと戦うのか?」
「いや、僕は試練になるほど強くはないよ。ここでの試練はほか二つの試練をクリアすれば教える。最後の試練をクリアすれば、僕が君たちにかかっている制限を解除する。君たちの能力はさらに上の次元に達することになる」
俺は再び茶をすすった。
「与太話かもしれないが、いちおう訊いておく。最後の試練の報酬はあんたの采配しだいなんだろう? だったら試練なんかなしで能力をくれればいいのにって思うんだが、駄目なのか? あんただって紅い狂気を倒してほしいんだろ?」
先に最後の試練の報酬を得られれば、一つ目と二つ目の試練もだいぶ楽になるだろう。
もちろん、そんな甘い話があるはずがない。そんなことは分かっているのだ。
「君も本当は分かっていると思うけれど、この試練は君に新たな力を与えることだけが目的ではない。君の精神面を成長させるための試練でもあるんだ。紅い狂気と戦うにあたっては、メンタルパワーこそが何よりも重要な要素さ。それに僕は装置みたいなものだから、君たちが試練をクリアしなければ、僕も人に能力を与える能力を得られない」
「そうか。十分に理解した」
三つの試練の説明を終えたネアは、椅子から降りてテーブルの横に立った。
俺とエアもそれにならうと、世界地図のホログラムが消え、テーブルの茶菓子も消え、最後にはテーブルと椅子も消えた。
魔導師、魔術師だの何だのと、この小さい世界の枠に収まっているうちは決して紅い狂気には勝てない。
この世界の理から外れた力をくれるということで、それをもらわない手はない。
「三つの試練のうちの二つは、実はこの世界に最初から存在していた。とある場所に行けばそれらの試練を受けられる」
ネアの説明に合わせ、俺とエアの前に立体的な世界地図のホログラムが出現した。
大陸は国境が分かるよう描かれており、現在地が赤く点灯している。
大陸の西側には未開の大陸がある。そこまでは文献で読んだことがあって知っていたし、実際に行ったこともある。
そんな俺が初めて見る場所が二箇所あった。そのうちの一つは明らかに世界から孤立していた。
「何だ、これは。島が浮いているのか?」
「いや、これは遺跡だ。この浮いているものが丸ごと遺跡なんだ」
護神中立国の南端とシミアン王国の南端を結ぶ中間地点。そこは海洋の上空だ。
護神中立国は南端から北西に向かって海岸線があり、シミアン王国は南端から北東に向かって海岸線があるから、座標的には両国を斜辺とする三角形状の海の底辺の中点にあたる。
空を自在に飛べるとしても通常はここを通ることはなく、偶然に見つけることなどまずないだろう。
「これがまるごと遺跡だと? 諸島連合の島一つ分くらいの大きさがあるぞ」
「そう。これは天空の超巨大遺跡。ここ全体が迷路になっていて、最奥部にはガーディアン・機工巨人が待ち受ける。そいつを倒すことが一つ目の試練だ」
「そいつを倒せば何の力が得られるんだ?」
「機工巨人を精霊として召喚することが可能になる」
召喚。それはこの世界に存在しない摂理だ。いや、そう思っていただけかもしれないが。
ここでいう精霊というのも、学院の校長先生やネアと同じくこの世界ではない世界の存在だ。
そこまでは分かった。だが、問題は機工巨人の強さだ。役に立つほど強いのだろうか。
弱ければ簡単に機工巨人を獲得できるだろうが、戦闘で役に立たないだろう。
逆に俺と同等かそれ以上に強ければ、戦闘で使えば心強いだろうが、その前に俺が倒すことが難しいだろう。
「君の考えていることは分かるよ。機工巨人は君単体より強い。でも極端な差ではない。エアと二人で戦えばきっと勝てるさ」
俺より強い、か。断言されてしまった。悔しいがそれも一つの情報であり、俺の戦力の一つだ。
ネアの言葉がどれほど真実なのかは、実際に試せば分かることだ。元々俺は挑むべき強者を探すのが趣味だったのだから、ちょうどいいではないか。腕が鳴るというものだ。
「で、二つ目の試練は? これか?」
そう言いながら俺が指差したのは、諸島連合の北西にして未開の大陸の北東、広大な海域の中央部。そこは明らかに海面より下に位置する場所だった。
海底にあるそれは、中世のお城のような外観をしている。世界地図上では小さいが、これがランドマークではなく等比縮尺であるならば、かなり巨大な建造物ということになる。
「そう。海底神殿。完全に水没していて空気のない場所だよ。空気の操作型魔導師である君は誰よりも資源に恵まれた魔導師だけれど、ここで初めてほかの魔導師と同じ感覚を味わうだろう。地上から空気を持ち込む工夫が必要だ」
「ここでは何と戦うんだ?」
「戦うのが目的ではない。神殿の奥に到達することが目的だ。といっても深海イーターは棲んでいるから、遭遇すれば彼らと戦う必要はあるけれどね」
俺はここでひと呼吸置いた。話を聞くだけで喉が渇く。高難度への期待感よりも緊張感のほうが勝っている。
俺は茶をすすり、喉を潤した。エアも同じように喉が渇いたのか、俺とほぼ同じタイミングでコップに手をつけた。
「神殿の奥に辿り着いたら、今度は何がもらえるんだ?」
「魔法の進化。この世界の魔法は、発生型と操作型の魔法に限り進化する余地があるんだ。本来は魔法を完全に極めた者だけが辿り着く境地なんだけど、報酬として魔法を進化させてあげるっていうことさ」
「進化? どう進化するんだ?」
「厳密に言うと、魔法を極めるというのは君の元の世界の科学知識を有しながら科学常識に囚われない状態かつ、魔法を完全に自由自在に使いこなせる状態のことを言う。はっきり言って、何も知らずにその極致に到達するのは不可能だよ」
結局、ネアの回答は魔法の進化というのがどういう変化なのか、その答えにはなっていなかった。
はぐらかされたのだろう。ネアの顔をチラと見ると、ニコッと笑った。
これは訊いても秘密にされるパターンだ。クリアしてのお楽しみというわけだ。
「そうか。で、最後の試練は?」
これまで即答していたネアだが、最後だけは一瞬の間を開けた。
そして、改めてニコリと笑った。
「ここだよ。ここで僕が君に試練を課す」
「あんたと戦うのか?」
「いや、僕は試練になるほど強くはないよ。ここでの試練はほか二つの試練をクリアすれば教える。最後の試練をクリアすれば、僕が君たちにかかっている制限を解除する。君たちの能力はさらに上の次元に達することになる」
俺は再び茶をすすった。
「与太話かもしれないが、いちおう訊いておく。最後の試練の報酬はあんたの采配しだいなんだろう? だったら試練なんかなしで能力をくれればいいのにって思うんだが、駄目なのか? あんただって紅い狂気を倒してほしいんだろ?」
先に最後の試練の報酬を得られれば、一つ目と二つ目の試練もだいぶ楽になるだろう。
もちろん、そんな甘い話があるはずがない。そんなことは分かっているのだ。
「君も本当は分かっていると思うけれど、この試練は君に新たな力を与えることだけが目的ではない。君の精神面を成長させるための試練でもあるんだ。紅い狂気と戦うにあたっては、メンタルパワーこそが何よりも重要な要素さ。それに僕は装置みたいなものだから、君たちが試練をクリアしなければ、僕も人に能力を与える能力を得られない」
「そうか。十分に理解した」
三つの試練の説明を終えたネアは、椅子から降りてテーブルの横に立った。
俺とエアもそれにならうと、世界地図のホログラムが消え、テーブルの茶菓子も消え、最後にはテーブルと椅子も消えた。
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる