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第三章 共和国編
第133話 最強の竜のゆくえ①
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俺は暁寮へマーリンの様子を見に来ていた。
キーラの部屋には、俺とキーラとマーリンのほか、リーズとダースもいた。
闇道具について調べると言っていたシャイルは、まだ帝国から帰ってきていないようだ。
「なんというか、想像どおりの部屋だな」
部屋は八畳程度だろうか。巨大なベッドが窓際にドカッと陣取っているせいで部屋が狭く感じる。
布団も枕もピンク。部屋の中央の円形テーブルの下に敷いてある丸型カーペットもピンク。カーテンもピンク。それぞれのピンクの濃淡はバラバラだが、部屋はほぼピンク一色だった。
その中で随所に腰を下ろしているテディベアは黄色。電気の操作型魔導師であるキーラのキャラクターカラーと言ってもいい色だ。ピンクの中にあるからこそ映える黄色。
さすがに二色だけだと気持ち悪くなったか、カーペットの上に散在する座布団は青や緑のものがあるが、いずれも柄なしの単一色のものばかりだ。無地がこだわりなのだろうか。
キーラは青い座布団の上に座り、自分の上にマーリンを座らせていた。
その脇から手を伸ばしてジュースを手に取りストローに数秒間吸いつくと、ジュースを戻した手でそのままマーリンの腹部に手を回して後ろから抱きしめた。
彼女にとってはぬいぐるみ感覚になっている。
マーリンは背中が鬱陶しいだろうに、ウトウトとまどろんでいた。夜もかなり更けているので無理もない。
そんなマーリンの頬を、リーズが横からそっとつついている。
そんな光景を俺が壁に背をもたせかけて眺めていると、ダースが足音もなく歩いてきて隣に腰を下ろした。
「平和な光景だね。守れてよかったよ」
「近い。もっと離れろ」
マーリンを守れたのは、暁寮の魔導師や四天魔たちがエース・フトゥーレを待ち構えていてくれたおかげだが、何よりダース・ホークの功績が大きい。彼がエース・フトゥーレの襲来を察知して皆に呼びかけたのだ。
ダースは拳一個分くらい横にずれた。あと一メートルは離れてほしかったが、それを言うのも面倒になって諦めた。
「礼は言わん。だが察しろ」
「相変わらずと言うべきか、変わったと言うべきか」
ダース・ホークがニヤついている。礼は言っていないというのに。
俺は自分でプライドが高すぎることを自覚している。そのせいで余計な恥をかいてしまうことも承知している。
だがそれをすぐに変えるというのは難しい。それでも、マーリンを守ってくれたことへの感謝は伝えるべきだと思った。
「ところで、エスト。その剣、エース大統領の細剣ムニキスだよね?」
ダースの視線は俺の左手の下に向けられていた。
エース・フトゥーレが力尽きたときに鞘ごと頂いてきた剣だ。
「まあな。戦利品だ。これ、ムニキスっていうのか。変な名前だな」
魔法のリンクを斬る剣は強力だ。その剣にこそマジックイーターという名前がふさわしい。だが改名すると名前が長くなるし、愛称が複数あるとややこしくなるので、この剣の名前はムニキスのままにしておく。
持ち運ぶときは腰に提げても背中に掛けても鬱陶しいので、傘のように手で持つようにしている。両手を使いたいときだけ改造したベルトの左腰や尾てい骨あたりに斜め掛けする。
「それ、闇道具だよ。エース大統領の言によると、闇道具は並の魔導師の魔法よりも強力な効果を持つそうだ。でも、原理も分からないし、強力すぎて明らかに不条理な存在だし、代償の一つや二つあってもおかしくないと思うんだ」
「キナイ組合長やエース・フトゥーレが代償を支払っているようには見えなかったが、おまえの言うことにも一理あるな。使う前にマーリンに確認しておくとしよう。それに、期待はしていないがシャイルが何か情報を持ち帰ってくるかもしれない」
マーリンにむやみに魔法を使わせたくないので、俺はシャイルが帰ってくるまで待ち、先にそちらから情報を得ることにした。
「ところで、エスト。君はアークドラゴンを探しに行くのかい?」
俺の右側に座るダースが右手を床についた。
「ああ。それがどうした? 止める気か?」
「止めはしない。もし君がアークドラゴンを倒すというのなら手伝おうと思って」
先ほど離した拳一つ分の距離を詰めてきた。
「手伝いはいらん。俺一人で十分だ。というか邪魔をするな。その前に離れろ」
俺が睨みを利かせても離れる気配がないので、空気の魔法で無理矢理ダースを押し離した。
ダースは眉を八の字にして、両手を逆八の字に持ち上げた。
「アークドラゴンはすごく強力なイーターだ。リーン・リッヒだって撃退するのが精一杯だったし、僕だってどうにか封印することには成功したけど、退治しきれなかったんだ。君が強いのは分かるけれど、一人で挑むなんて無謀だよ」
「俺は世界平和のためにアークドラゴンを狩るわけじゃない。強い存在と戦いたいだけだ。水を差すことは許さん」
「そうかい、分かったよ。その代わり、もしアークドラゴンがどこかの人里を襲ったら、僕は君のことを攻撃してでもアークドラゴンを止めに行くからね。一人で挑みたいのなら、そうなる前に探し出してくれ」
「そのときは好きにしろ」
マーリンは完全に夢の世界に旅立っていた。それをいいことに、キーラが後ろから抱きしめたまま無遠慮な頬ずりをする。
リーズはキーラのベッドの上で寝ていた。
目の前の平和な光景が俺から好戦的な成分を奪っていく。
俺にとってはアークドラゴンの強さは未知数。もしもアークドラゴンが学院を襲えば、マーリンたちを守るためにダースの力が必要になるかもしれない。
不意に口から飛び出した欠伸に疲労を自覚した俺は、今夜はもう黄昏寮に戻ることにした。
いつもなら天井と壁の一部がない自室で空気のバリアを張って寝ているが、今日は綺麗な空き部屋で寝ることにした。
「キーラ、今後もしばらくマーリンを預かってくれ」
「え? ま、仕方ないわね。マーリンが寂しがるから、ちょくちょく顔を出しなさいよ」
頬を赤らめて少し恥ずかしそうに言っているのは、自分が来てほしがっていると勘違いされたくないからだろうか。
キーラは口調が偉そうだが、それも彼女の個性、アイデンティティだと思うようになっていた。
「じゃあ僕も退散するとしよう」
俺に続いてダースも立ち上がった。
キーラの部屋を出て、ダースとはそこで別れた。
黄昏寮への空の帰路にて、俺は呼びかけた。
「エア、いるか?」
「いる」
彼女は姿を見せず、声だけで現われた。
「アークドラゴンの行方はどうだ?」
「この大陸にはいなかった」
実はエアにアークドラゴンの行方を調べてもらっていたのだ。
リオン帝国、ジーヌ共和国、シミアン王国、護神中立国、公地。大陸中を調べてもらった。
「そうか」
となると、諸島連合のどこかの島か、遥か西方にあるという未開の大陸かのどちらかだろう。
言葉は悪いが、諸島連合のいわゆる土人たちは、相当に民度が低いと聞く。それはジーヌ共和国で会った難民たちを思い返せば納得のいく話だ。
彼らも人間である以上は命をむやみに奪われてはならない。マーン領での俺の行為は明らかにやりすぎだったといまは反省している。ちゃんとシャイルの家を放火した証拠を掴んだ上で、その罪人だけを極刑に処すべきだった。
ただ、国家の元首たる者は、国民を守るために難民を無条件で受け入れるべきではない。難民は生きるためには何でもするし、独自の価値観の元に生きている。平和から遠い世界で生きている彼らの価値観は、国家に守られた人種のそれとはかけ離れたものなのだ。
難民を受け入れることは、ペットとして生まれ育った犬のゲージの中に飢えた野生の狼を入れるようなもの。狼を見殺しにできないからと、飼い主の体裁のために犠牲になるのは元からいた犬たちだ。一緒に暮らして無事で済むはずがない。
逆の場合はどうだろう。つまりは犬が狼の縄張りに踏み込んで勝手に群れの中に入り込む場合だ。
もしも俺が勝手に諸島連合のどこかの国に押し入ったのなら、いくら自分の身を守るためでも俺が彼らを攻撃するのは理不尽というものだ。
おっと、俺は犬ではなくクズリというところか。いずれにせよ狼にとっては迷惑な話だ。
だからといって、いつ背後から襲われるかも分からない場所で、相手に攻撃をしないと決めて滞在するというのは精神的にかなりの重労働となる。
要するに、諸島連合へは行きたくない。
一方の未開の大陸はというと、噂ではネームド・オブ・ネームド級のイーターがごろごろいると聞く。E3ですら命からがら脱出するのが精一杯で、アークドラゴンレベルのイーターも多くいるという話だ。
危険度は諸島連合の比ではないが、手加減不要なら行ってみるのも悪くない。
そういえば、ドクター・シータとかいうイーターになったマッドサイエンティストもその島にいるはずだ。奴はそこで俺を待つと言っていたが、まだ生きているのだろうか。
やっぱり未開の大陸に行くのもやめておこう。あの不快な笑い声はできるだけ聞ききたくない。
しかし、ダースに邪魔されずにアークドラゴンと戦うためには、諸島連合か未開の大陸、どちらかには行かざるをえない。
「仕方ない。明日、またマーリンに会いに行くか」
キーラの部屋には、俺とキーラとマーリンのほか、リーズとダースもいた。
闇道具について調べると言っていたシャイルは、まだ帝国から帰ってきていないようだ。
「なんというか、想像どおりの部屋だな」
部屋は八畳程度だろうか。巨大なベッドが窓際にドカッと陣取っているせいで部屋が狭く感じる。
布団も枕もピンク。部屋の中央の円形テーブルの下に敷いてある丸型カーペットもピンク。カーテンもピンク。それぞれのピンクの濃淡はバラバラだが、部屋はほぼピンク一色だった。
その中で随所に腰を下ろしているテディベアは黄色。電気の操作型魔導師であるキーラのキャラクターカラーと言ってもいい色だ。ピンクの中にあるからこそ映える黄色。
さすがに二色だけだと気持ち悪くなったか、カーペットの上に散在する座布団は青や緑のものがあるが、いずれも柄なしの単一色のものばかりだ。無地がこだわりなのだろうか。
キーラは青い座布団の上に座り、自分の上にマーリンを座らせていた。
その脇から手を伸ばしてジュースを手に取りストローに数秒間吸いつくと、ジュースを戻した手でそのままマーリンの腹部に手を回して後ろから抱きしめた。
彼女にとってはぬいぐるみ感覚になっている。
マーリンは背中が鬱陶しいだろうに、ウトウトとまどろんでいた。夜もかなり更けているので無理もない。
そんなマーリンの頬を、リーズが横からそっとつついている。
そんな光景を俺が壁に背をもたせかけて眺めていると、ダースが足音もなく歩いてきて隣に腰を下ろした。
「平和な光景だね。守れてよかったよ」
「近い。もっと離れろ」
マーリンを守れたのは、暁寮の魔導師や四天魔たちがエース・フトゥーレを待ち構えていてくれたおかげだが、何よりダース・ホークの功績が大きい。彼がエース・フトゥーレの襲来を察知して皆に呼びかけたのだ。
ダースは拳一個分くらい横にずれた。あと一メートルは離れてほしかったが、それを言うのも面倒になって諦めた。
「礼は言わん。だが察しろ」
「相変わらずと言うべきか、変わったと言うべきか」
ダース・ホークがニヤついている。礼は言っていないというのに。
俺は自分でプライドが高すぎることを自覚している。そのせいで余計な恥をかいてしまうことも承知している。
だがそれをすぐに変えるというのは難しい。それでも、マーリンを守ってくれたことへの感謝は伝えるべきだと思った。
「ところで、エスト。その剣、エース大統領の細剣ムニキスだよね?」
ダースの視線は俺の左手の下に向けられていた。
エース・フトゥーレが力尽きたときに鞘ごと頂いてきた剣だ。
「まあな。戦利品だ。これ、ムニキスっていうのか。変な名前だな」
魔法のリンクを斬る剣は強力だ。その剣にこそマジックイーターという名前がふさわしい。だが改名すると名前が長くなるし、愛称が複数あるとややこしくなるので、この剣の名前はムニキスのままにしておく。
持ち運ぶときは腰に提げても背中に掛けても鬱陶しいので、傘のように手で持つようにしている。両手を使いたいときだけ改造したベルトの左腰や尾てい骨あたりに斜め掛けする。
「それ、闇道具だよ。エース大統領の言によると、闇道具は並の魔導師の魔法よりも強力な効果を持つそうだ。でも、原理も分からないし、強力すぎて明らかに不条理な存在だし、代償の一つや二つあってもおかしくないと思うんだ」
「キナイ組合長やエース・フトゥーレが代償を支払っているようには見えなかったが、おまえの言うことにも一理あるな。使う前にマーリンに確認しておくとしよう。それに、期待はしていないがシャイルが何か情報を持ち帰ってくるかもしれない」
マーリンにむやみに魔法を使わせたくないので、俺はシャイルが帰ってくるまで待ち、先にそちらから情報を得ることにした。
「ところで、エスト。君はアークドラゴンを探しに行くのかい?」
俺の右側に座るダースが右手を床についた。
「ああ。それがどうした? 止める気か?」
「止めはしない。もし君がアークドラゴンを倒すというのなら手伝おうと思って」
先ほど離した拳一つ分の距離を詰めてきた。
「手伝いはいらん。俺一人で十分だ。というか邪魔をするな。その前に離れろ」
俺が睨みを利かせても離れる気配がないので、空気の魔法で無理矢理ダースを押し離した。
ダースは眉を八の字にして、両手を逆八の字に持ち上げた。
「アークドラゴンはすごく強力なイーターだ。リーン・リッヒだって撃退するのが精一杯だったし、僕だってどうにか封印することには成功したけど、退治しきれなかったんだ。君が強いのは分かるけれど、一人で挑むなんて無謀だよ」
「俺は世界平和のためにアークドラゴンを狩るわけじゃない。強い存在と戦いたいだけだ。水を差すことは許さん」
「そうかい、分かったよ。その代わり、もしアークドラゴンがどこかの人里を襲ったら、僕は君のことを攻撃してでもアークドラゴンを止めに行くからね。一人で挑みたいのなら、そうなる前に探し出してくれ」
「そのときは好きにしろ」
マーリンは完全に夢の世界に旅立っていた。それをいいことに、キーラが後ろから抱きしめたまま無遠慮な頬ずりをする。
リーズはキーラのベッドの上で寝ていた。
目の前の平和な光景が俺から好戦的な成分を奪っていく。
俺にとってはアークドラゴンの強さは未知数。もしもアークドラゴンが学院を襲えば、マーリンたちを守るためにダースの力が必要になるかもしれない。
不意に口から飛び出した欠伸に疲労を自覚した俺は、今夜はもう黄昏寮に戻ることにした。
いつもなら天井と壁の一部がない自室で空気のバリアを張って寝ているが、今日は綺麗な空き部屋で寝ることにした。
「キーラ、今後もしばらくマーリンを預かってくれ」
「え? ま、仕方ないわね。マーリンが寂しがるから、ちょくちょく顔を出しなさいよ」
頬を赤らめて少し恥ずかしそうに言っているのは、自分が来てほしがっていると勘違いされたくないからだろうか。
キーラは口調が偉そうだが、それも彼女の個性、アイデンティティだと思うようになっていた。
「じゃあ僕も退散するとしよう」
俺に続いてダースも立ち上がった。
キーラの部屋を出て、ダースとはそこで別れた。
黄昏寮への空の帰路にて、俺は呼びかけた。
「エア、いるか?」
「いる」
彼女は姿を見せず、声だけで現われた。
「アークドラゴンの行方はどうだ?」
「この大陸にはいなかった」
実はエアにアークドラゴンの行方を調べてもらっていたのだ。
リオン帝国、ジーヌ共和国、シミアン王国、護神中立国、公地。大陸中を調べてもらった。
「そうか」
となると、諸島連合のどこかの島か、遥か西方にあるという未開の大陸かのどちらかだろう。
言葉は悪いが、諸島連合のいわゆる土人たちは、相当に民度が低いと聞く。それはジーヌ共和国で会った難民たちを思い返せば納得のいく話だ。
彼らも人間である以上は命をむやみに奪われてはならない。マーン領での俺の行為は明らかにやりすぎだったといまは反省している。ちゃんとシャイルの家を放火した証拠を掴んだ上で、その罪人だけを極刑に処すべきだった。
ただ、国家の元首たる者は、国民を守るために難民を無条件で受け入れるべきではない。難民は生きるためには何でもするし、独自の価値観の元に生きている。平和から遠い世界で生きている彼らの価値観は、国家に守られた人種のそれとはかけ離れたものなのだ。
難民を受け入れることは、ペットとして生まれ育った犬のゲージの中に飢えた野生の狼を入れるようなもの。狼を見殺しにできないからと、飼い主の体裁のために犠牲になるのは元からいた犬たちだ。一緒に暮らして無事で済むはずがない。
逆の場合はどうだろう。つまりは犬が狼の縄張りに踏み込んで勝手に群れの中に入り込む場合だ。
もしも俺が勝手に諸島連合のどこかの国に押し入ったのなら、いくら自分の身を守るためでも俺が彼らを攻撃するのは理不尽というものだ。
おっと、俺は犬ではなくクズリというところか。いずれにせよ狼にとっては迷惑な話だ。
だからといって、いつ背後から襲われるかも分からない場所で、相手に攻撃をしないと決めて滞在するというのは精神的にかなりの重労働となる。
要するに、諸島連合へは行きたくない。
一方の未開の大陸はというと、噂ではネームド・オブ・ネームド級のイーターがごろごろいると聞く。E3ですら命からがら脱出するのが精一杯で、アークドラゴンレベルのイーターも多くいるという話だ。
危険度は諸島連合の比ではないが、手加減不要なら行ってみるのも悪くない。
そういえば、ドクター・シータとかいうイーターになったマッドサイエンティストもその島にいるはずだ。奴はそこで俺を待つと言っていたが、まだ生きているのだろうか。
やっぱり未開の大陸に行くのもやめておこう。あの不快な笑い声はできるだけ聞ききたくない。
しかし、ダースに邪魔されずにアークドラゴンと戦うためには、諸島連合か未開の大陸、どちらかには行かざるをえない。
「仕方ない。明日、またマーリンに会いに行くか」
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