113 / 302
第三章 共和国編
第112話 ゴーレム耐久戦
しおりを挟む
国政議会所の外にいる俺の敵は、アカとアオの操る巨大化したゴーレム。
ただ巨大ゴーレムと戦うだけならなんの苦もない。ただ、いまの俺は敵に攻撃することができない。
ゴーレムにも、その操作主のアカにも、それをサポートするアオにも攻撃ができない。
それどころか何かの対象にすることもできない。
シロとミドリの二人、あるいはどちらか一人の魔術だけでも解除する必要があると考えて外に飛び出したが、こちらは攻撃できないままゴーレムが巨大化して余計に不利になっただけだった。
攻撃できない状況というのは、リオン帝国の五護臣、マンマ・ママと戦ったときと似ている。
しかし、彼女の魔術は攻撃的意志に反応したが、シロとミドリの魔術は攻撃以外も対象となるため、マンマのときと同様に守るという名目で相手を空気で包み込む手法は使えない。
回避はできる。
防御もできる。
盾の面に鋭い棘を生やせば、相手の攻撃を受けとめてダメージを与えられるかもしれないが、土くれが相手ではほぼ無意味だ。
だから俺はシャイルがシロかミドリを倒して魔術が解除されるまで、ひたすらゴーレムの攻撃を避けるか受けつづけなければならない。
俺はゴーレムの動きに細心の注意を払う。
ゴーレムを大砲の弾と見なし、動きだしたらすぐにその射線上から退避する。
同時に周囲すべて、全方位から飛来物がないか空間把握モードで警戒する。
敵の攻撃が目の前のゴーレムだけとは限らないのだ。アカの魔法のエレメントである土はそこらじゅうに存在している。
「アオ、連続攻撃でたたみかけるよ!」
「あなたの意図は汲みますから、わざわざ言わないでください。アカさん、作戦が敵に筒抜けですよ」
「まったく、アオはごちゃごちゃうるさい奴だねぇ! ほら、いくよ!」
ゴーレムが動きだす。動きだした途端に超加速を見せる。
ゴーレムが俺の右肩をかすめて通りすぎた。俺は風圧で吹き飛ばされるが、空気のクッションを背に踏みとどまった。
通りすぎたゴーレムはピタリと瞬間的に静止し、再度俺をめがけて動きだす。そこから超加速。
やはり直線的な動きだ。だが、三階建ての建物を腰の位置に見下ろす巨体が高速で動きまわる脅威は、この俺にすら尋常ならざる緊張を強いる。
「くっ!」
次まではかわせる。だが、このままだとその次でやられる。
アレをやるしかない。
空魚モード。空気の粘性を高めることで、空気抵抗を極限まで高め、水中の魚のように敵の攻撃をするりするするとかわすことができる。
魔法リンクを張る対象の空気は空間把握モードのものと被るが、共存は可能だ。
次のゴーレムの突進は俺が振り向いたと同時だった。
ゴーレムの腕が俺の左肩を吹き飛ばすかと思われた瞬間、俺の体は勝手にゴーレムを回避した。
粘っこい空気がゴーレムの腕に押されて俺の体を押したのだ。
これぞ空魚モード。真正面からさえ攻撃を受けなければ、左右どちらかに体は自動回避してくれる。
「ほーらほーら、もっともっともっと!」
アカの煽りに合わせて、だんだんとゴーレムの折り返しが早くなってきた。
自動回避とはいっても自分の意に反して体を動かされるわけで、その感覚は巨人に握られてぶんぶんと上下左右にシェイクされているようなものだ。まだ耐えられるが、ずっと続けば辛い。
そう思いはじめたころに、ゴーレムの動きは止まった。
「アオ、サボってんじゃねーぞ、コノヤロー」
「アカさん、ゴーレムの攻撃がぜんぜん当たっていませんよ。僕の魔法はとても疲れるんです」
「なに言ってんだ! あっちは本人が動きまわってんだぞ。あっちのほうが疲れてんだろー」
「いや、ゲス・エストも使っているのは体ではなく魔法ですよ」
俺は二人が言い争っている間に移動を始めた。
空間把握モードと執行モードを維持したまま、空中をスーッと動く。
チラッとアオがこちらを見たので、俺は忍ぶのをやめて加速した。
海のある方へ飛ぶ。
「アカさん!」
「分かってる。逃がさないよ!」
スピードには自信があったが、一瞬で追いつかれた。
俺は生身の肉体ゆえに急加速はできない。慣性で圧死してしまうからだ。緩やかな加速の後に超速で移動することは可能。
対してゴーレムは人ではない。魔法によって瞬間的に爆発的な加速を実現することができる。
ゴーレムは熊の一撃みたいに大きな腕をひと振りした。
俺はそれを真正面から受けてしまった。
ゆえに左右への自動回避は起こらず、俺の体は土の撃鉄によって弾丸のごとく打ち飛ばされた。
執行モードと空魚モードがなければその瞬間に圧死していたかもしれない。
超速で飛ばされた俺は第二の衝撃を突き破り、ゴオオオォォォッという音の中を背中から突き進んだ。
俺が突っ込んだのは海中。ゴーレムの腕と海面の二度の衝撃に意識が飛びそうになるが、どうにか耐えた。
そして海の底へ、ドリルが地面を掘るように海水を押しのけて進んでいく。
光が遠くなっていく様がまるで地獄に落ちていくようだと、そんな感傷に浸る余裕もないほどの速度で落ちていく。
そして俺は第三の衝撃を受けた。
海底だ。
俺がこの場所に至った事実をひと言で表現するとしたら、こうだ。
「到着……」
そう、これは俺の狙いどおりのことだった。想像以上に強い衝撃を受けて危うく死ぬところだったこと以外は。
俺は自分を空気で覆ったまま執行モードを解いた。
執行モードを持続させる余裕がなかったというのも少しはあるが、目的は別のところにイメージリソースを裂くためだ。
俺はいま、空間把握モードを使っている。その把握している空間でさらに空気を操作したいが、執行モードも同時発動している上に動きまわっていては、キャパシティーを超えてまともな操作はできない。
だから執行モードを解除する必要があった。
さすがにブーストされたゴーレムとの戦闘中に執行モードを解くなんて命知らずなことはできないので、俺は海の底へと身を隠し、体を覆う空気の質を執行モードからただの膜へとグレードダウンさせたかったのだ。
ゴーレムはおそらく海底までは追ってこられない。
ゴーレムが水に強かろうが弱かろうが、単純にアカの視界が届かなければゴーレムを操作することができないからだ。
かといって、俺に無制限の時間があるわけではない。体を覆う膜の中の酸素が切れる前に海上へと上がる必要がある。
もって五分から十分程度。
この時間で、俺は守護四師の四人のうちの誰かを極刑に処す。
ただ巨大ゴーレムと戦うだけならなんの苦もない。ただ、いまの俺は敵に攻撃することができない。
ゴーレムにも、その操作主のアカにも、それをサポートするアオにも攻撃ができない。
それどころか何かの対象にすることもできない。
シロとミドリの二人、あるいはどちらか一人の魔術だけでも解除する必要があると考えて外に飛び出したが、こちらは攻撃できないままゴーレムが巨大化して余計に不利になっただけだった。
攻撃できない状況というのは、リオン帝国の五護臣、マンマ・ママと戦ったときと似ている。
しかし、彼女の魔術は攻撃的意志に反応したが、シロとミドリの魔術は攻撃以外も対象となるため、マンマのときと同様に守るという名目で相手を空気で包み込む手法は使えない。
回避はできる。
防御もできる。
盾の面に鋭い棘を生やせば、相手の攻撃を受けとめてダメージを与えられるかもしれないが、土くれが相手ではほぼ無意味だ。
だから俺はシャイルがシロかミドリを倒して魔術が解除されるまで、ひたすらゴーレムの攻撃を避けるか受けつづけなければならない。
俺はゴーレムの動きに細心の注意を払う。
ゴーレムを大砲の弾と見なし、動きだしたらすぐにその射線上から退避する。
同時に周囲すべて、全方位から飛来物がないか空間把握モードで警戒する。
敵の攻撃が目の前のゴーレムだけとは限らないのだ。アカの魔法のエレメントである土はそこらじゅうに存在している。
「アオ、連続攻撃でたたみかけるよ!」
「あなたの意図は汲みますから、わざわざ言わないでください。アカさん、作戦が敵に筒抜けですよ」
「まったく、アオはごちゃごちゃうるさい奴だねぇ! ほら、いくよ!」
ゴーレムが動きだす。動きだした途端に超加速を見せる。
ゴーレムが俺の右肩をかすめて通りすぎた。俺は風圧で吹き飛ばされるが、空気のクッションを背に踏みとどまった。
通りすぎたゴーレムはピタリと瞬間的に静止し、再度俺をめがけて動きだす。そこから超加速。
やはり直線的な動きだ。だが、三階建ての建物を腰の位置に見下ろす巨体が高速で動きまわる脅威は、この俺にすら尋常ならざる緊張を強いる。
「くっ!」
次まではかわせる。だが、このままだとその次でやられる。
アレをやるしかない。
空魚モード。空気の粘性を高めることで、空気抵抗を極限まで高め、水中の魚のように敵の攻撃をするりするするとかわすことができる。
魔法リンクを張る対象の空気は空間把握モードのものと被るが、共存は可能だ。
次のゴーレムの突進は俺が振り向いたと同時だった。
ゴーレムの腕が俺の左肩を吹き飛ばすかと思われた瞬間、俺の体は勝手にゴーレムを回避した。
粘っこい空気がゴーレムの腕に押されて俺の体を押したのだ。
これぞ空魚モード。真正面からさえ攻撃を受けなければ、左右どちらかに体は自動回避してくれる。
「ほーらほーら、もっともっともっと!」
アカの煽りに合わせて、だんだんとゴーレムの折り返しが早くなってきた。
自動回避とはいっても自分の意に反して体を動かされるわけで、その感覚は巨人に握られてぶんぶんと上下左右にシェイクされているようなものだ。まだ耐えられるが、ずっと続けば辛い。
そう思いはじめたころに、ゴーレムの動きは止まった。
「アオ、サボってんじゃねーぞ、コノヤロー」
「アカさん、ゴーレムの攻撃がぜんぜん当たっていませんよ。僕の魔法はとても疲れるんです」
「なに言ってんだ! あっちは本人が動きまわってんだぞ。あっちのほうが疲れてんだろー」
「いや、ゲス・エストも使っているのは体ではなく魔法ですよ」
俺は二人が言い争っている間に移動を始めた。
空間把握モードと執行モードを維持したまま、空中をスーッと動く。
チラッとアオがこちらを見たので、俺は忍ぶのをやめて加速した。
海のある方へ飛ぶ。
「アカさん!」
「分かってる。逃がさないよ!」
スピードには自信があったが、一瞬で追いつかれた。
俺は生身の肉体ゆえに急加速はできない。慣性で圧死してしまうからだ。緩やかな加速の後に超速で移動することは可能。
対してゴーレムは人ではない。魔法によって瞬間的に爆発的な加速を実現することができる。
ゴーレムは熊の一撃みたいに大きな腕をひと振りした。
俺はそれを真正面から受けてしまった。
ゆえに左右への自動回避は起こらず、俺の体は土の撃鉄によって弾丸のごとく打ち飛ばされた。
執行モードと空魚モードがなければその瞬間に圧死していたかもしれない。
超速で飛ばされた俺は第二の衝撃を突き破り、ゴオオオォォォッという音の中を背中から突き進んだ。
俺が突っ込んだのは海中。ゴーレムの腕と海面の二度の衝撃に意識が飛びそうになるが、どうにか耐えた。
そして海の底へ、ドリルが地面を掘るように海水を押しのけて進んでいく。
光が遠くなっていく様がまるで地獄に落ちていくようだと、そんな感傷に浸る余裕もないほどの速度で落ちていく。
そして俺は第三の衝撃を受けた。
海底だ。
俺がこの場所に至った事実をひと言で表現するとしたら、こうだ。
「到着……」
そう、これは俺の狙いどおりのことだった。想像以上に強い衝撃を受けて危うく死ぬところだったこと以外は。
俺は自分を空気で覆ったまま執行モードを解いた。
執行モードを持続させる余裕がなかったというのも少しはあるが、目的は別のところにイメージリソースを裂くためだ。
俺はいま、空間把握モードを使っている。その把握している空間でさらに空気を操作したいが、執行モードも同時発動している上に動きまわっていては、キャパシティーを超えてまともな操作はできない。
だから執行モードを解除する必要があった。
さすがにブーストされたゴーレムとの戦闘中に執行モードを解くなんて命知らずなことはできないので、俺は海の底へと身を隠し、体を覆う空気の質を執行モードからただの膜へとグレードダウンさせたかったのだ。
ゴーレムはおそらく海底までは追ってこられない。
ゴーレムが水に強かろうが弱かろうが、単純にアカの視界が届かなければゴーレムを操作することができないからだ。
かといって、俺に無制限の時間があるわけではない。体を覆う膜の中の酸素が切れる前に海上へと上がる必要がある。
もって五分から十分程度。
この時間で、俺は守護四師の四人のうちの誰かを極刑に処す。
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる