109 / 302
第三章 共和国編
第108話 代理の復讐
しおりを挟む
「俺がおまえの土地を取り戻してやる」
俺がそう言ったときのシャイルの顔は、なんともいえない微妙な顔をしていた。困惑と、悲哀と、その中にわずかに垣間見える喜びとが入り混じっていた。
「いいの。彼らには行き場がないし、私もいまさら土地だけ取り戻しても、もうここには住めないもの」
「住むために取り戻すんじゃない。財産として取り戻すんだ。そして、他人から不法に土地を奪い占領した悪党どもに罰を与える」
「やめて。彼らだって故郷をイーターに追われた身なのよ」
彼女の表情は相変わらずだ。口調は怒っているようにも聞こえるが、目は怒っているというより悲壮感を漂わせている。
もしも、彼女が政府や警察組織に難民たちの侵略について訴えを起こしていたなら、どういう結果になっていただろうか。
もしかしたら難民たちは正当に罰せられたかもしれないし、人道的な観点から難民を受け入れ、シャイルには補償として別の土地に住居を与えられたかもしれない。
あるいは、シャイルを無視して事件を放置していたかもしれない。
それをこれから試すことも可能だが、俺はその政府を潰しに向かうのだ。いまさらそれを確認したところで意味はない。
「俺は元々このジーヌ共和国を侵略しに来たんだ。首都に攻め入る前に片田舎で肩慣らしをするだけのこと。おまえはただ見ていろ。なんなら力ずくで俺を止めようとしてもいい。それでも俺は止まらない。いまからおこなう侵略はおまえのためじゃない。すべて俺のためだ」
俺はシャイルとともに地上へと降り立った。
場所は村の中心地。
シャイルを見つけた難民の子供がさっそく駆け寄ってきた。
「領主様、領主様、お腹すいたよ。何かちょうだい!」
「ごめんね。いまは何も持っていないの」
少年に歩み寄り、頭を撫でるシャイル。
その少年はシャイルの手を跳ね除け、今度は俺の方を見て言った。
「お兄さんは何か食べ物を持っていないの?」
俺はコメカミや眉間に青筋を浮かべて少年を冷たく見下ろした。
「おい、小僧。俺が食料を持っていたとしても、テメーにやる道理はねーよ」
「じゃあ食べられないものでもいいからちょうだい!」
俺は空気の手で少年の両脚を掴み、空中へ持ち上げ逆さ吊りにした。
少年が両手を伸ばすがギリギリ地面には届かない。
「エスト君、まだ子供よ!」
シャイルが俺と少年の間に割り込んだ。その背中に少年が手を伸ばし、掴んだブラウスをひっぱってシャイルの背中に隠れようとしている。
彼は俺が魔法で攻撃していると理解しているのだ。
そしておそらく、魔導師が基本的には視界に入っていない場所に魔法を及ぼせないことも知っている。
「おいガキ、隠れても無駄だ」
「助けて領主様!」
俺は手をかざし、空気を凝縮させていく。その様子が目に見えて分かるほど空間が歪んでいる。
少年は宙吊りのままシャイルの後ろに隠れてしがみついている。完全にシャイルを盾にしているのだ。
シャイルは後ろからの暴力的な腕に表情を強張らせた。
シャイルの背後からこちらを覗く目には、恐怖と殺意が入り混じったギラギラが見て取れた。
「おいガキ、俺が仲間を攻撃しないと思ってそうしているわけじゃないよな? ただシャイルを盾にして自分への被害を抑えようとしているだけだよな? それが助けを乞うた相手への仕打ちかよ。俺は弱者に手を下すことはあまりしないが、ガキ、貴様の弱さは許されざる罪だ。極刑に値する。彼方まで飛べ!」
空気の凝縮は解除し、少年の脚を掴んだ空気を上昇させた。
少年はシャイルにしがみつくが、空気を風の刃に変えて少年の腕を斬りつけ、強制的に引き剥がす。
そして、空の彼方へと勢いよく飛ばした。海の方角へ飛ばした。
あの高さまで上がれば、たとえ下が海でも落下の衝撃には耐えられないだろう。
しかし少年は落下しなかった。滑空してきた巨大な鳥型イーターがパクリとひと飲みにしてしまった。
シャイルは呆然とそれを眺めた。俺をたしなめる言葉を用意しているはずだが、少年に後ろから掴まれたときの恐怖が彼女から言葉を奪っていた。
家々からはすでに難民たちが顔を出しはじめている。弓に矢を番えてこちらへ向けている者も少なくない。
それは少年のための殺意ではない。なぜなら、まだ俺が少年を飛ばす前から彼らは弓を構えていて、俺たちと彼らの間に少年がいるにもかかわらず矢を放ってきた者も少なからずいたからだ。
もちろん、その矢は空気の壁に阻まれて地に落ちたわけだが。
俺は本気の殺意を許さない。
「シャイル、いまから俺が何をするか分かるよな? 大虐殺だ。奴らはもはや難民ですらない。シャイルの家を襲撃した時点で、れっきとした侵略者だ。奴らはイーターと同じだ。食欲のままに他人を襲う。ただ見た目が人の姿をしているだけ。奴らを保護するっていうのならイーターも保護するのが道理だ。だから俺は奴らをイーターと見なして討伐する。とはいえ、傍から見れば俺は言い逃れのしようもない大殺戮者となる。嫌なら止めてみろ。いい子でいたいなら、体裁だけでも止めようとしておけ」
俺が再び手を空へかざし、そこへ空気を凝縮させていく。
「お願い、リム!」
シャイルは発火装置から火花を発生させ、リムを呼び出した。発火装置は昔シャイルが使っていた軍手に石の付いたものではなく、俺が電池を改造して作ってやったものだ。
「止めるよ、エスト君。難民たちのためというより、あなたのために止める。私はあなたに殺人者になってほしくない」
「残念ながらそれは手遅れだ。俺はすでに帝国で大臣を殺している」
俺は空気の成分を操作し、酸素をリムへ近づけた。酸素の道を凝縮空気へと伸ばし、リムから勝手にもらった炎で頭上の球体を引火させた。
頭上にあるのは巨大な火球。
「やめて! 本気なの!?」
「どこまでも本気だ。俺からすれば逆におまえにそう問いたいところだ。奴らはおまえの両親を殺した仇だぞ」
俺は火球を家の密集地に落とした。さらに、村をぐるりと酸素で囲うことであっという間に炎が村を包囲するようにした。
炎は俺とシャイルだけを避けて燃え盛る。
侵略者どもは逃げ惑い、けたたましく悲鳴をあげている。
同様にシャイルも悲鳴をあげた。俺の襟首を掴み、揺さぶりながら叫ぶ。両の頬に涙の筋を作り、狂ったように叫ぶ。
「すぐに消化して! エスト君ならできるでしょ? ダース君を迎えに行ったときみたいに。ねえ! 早く! 早くしないとみんな死んじゃう!」
当然、俺が消化なんかするわけない。
むしろ空気から抽出した酸素を操作して隅々まで余す所なく炎を行き渡らせる。
「シャイル、そんなに嬉しいか? 自分の炎で仇が討ててよかったな」
「ふざけないで! 私が嬉し泣きしているように見えるの!?」
俺は改めてシャイルに視線を落とす。
そして俺は、ただ事実を述べた。
「だっておまえ、笑ってんじゃねえか」
シャイルの頬は吊り上がっていた。頬を吊り上げたまま「なにをわけの分からないことを言っているの?」という目を向けてきたが、俺が黙って見下ろしていると、彼女は自分の手で自分の顔の形を確かめた。
そうしてようやく、自分が実際に笑っていることを知った。
「嘘よ……こんなの……」
「安心しろ。炎はおまえのものでも、ここを焼いているのは俺だ」
「いやっ、いやあああああああっ!」
シャイルは頭を抱えてのた打ちまわった。
さすがに俺もこの反応は予期できなかった。村へ向けていた意識をすべて引き戻し、シャイルを押さえ込もうとする。
しかし狂乱したシャイルは馬鹿げた力を発揮し、俺の手が彼女の腕に払われた瞬間、俺は後方に数メートルほど吹っ飛ばされた。
俺は操作した空気でシャイルを強引に拘束し、両手両脚を空気の縄で縛り上げた。
村が全焼するまでそう時間はかからなかった。俺が酸素を使って効率よく燃やしたのだ。
「…………」
シャイルはうつむいたまま喋らない。
俺は何て言葉をかければいいか迷いながら彼女へ近づいていく。
さすがにやりすぎたかもしれない。それは村を焼き払ったことを言っているのではなく、それをリムの炎を使い、シャイルに目の当たりにさせたことを言っているのだ。
俺が強引にこんなことをしても、彼女が過去に決着をつけることにはならないかもしれない。だが、これくらい強引にしなければ彼女が自ら過去に決着をつけるということはしないと思った。
シャイルは頭がいいから、俺の考えを分かってくれるだろう。そう思った。
シャイルはいまだ無言でうつむいたままだ。
ふと俺は気づく。俺とシャイルの間でうっすらと赤いモヤが漂っていることに。
そして、それはゆっくりと俺からシャイルの方へと流れていっているような気がした。
「まさか!」
俺は空気を操作して赤いモヤを二人の間から取り払おうとした。
しかし、赤いモヤは空気の干渉を受けつけなかった。
それは実体のないもの。決して触れられないものだった。
俺がそう言ったときのシャイルの顔は、なんともいえない微妙な顔をしていた。困惑と、悲哀と、その中にわずかに垣間見える喜びとが入り混じっていた。
「いいの。彼らには行き場がないし、私もいまさら土地だけ取り戻しても、もうここには住めないもの」
「住むために取り戻すんじゃない。財産として取り戻すんだ。そして、他人から不法に土地を奪い占領した悪党どもに罰を与える」
「やめて。彼らだって故郷をイーターに追われた身なのよ」
彼女の表情は相変わらずだ。口調は怒っているようにも聞こえるが、目は怒っているというより悲壮感を漂わせている。
もしも、彼女が政府や警察組織に難民たちの侵略について訴えを起こしていたなら、どういう結果になっていただろうか。
もしかしたら難民たちは正当に罰せられたかもしれないし、人道的な観点から難民を受け入れ、シャイルには補償として別の土地に住居を与えられたかもしれない。
あるいは、シャイルを無視して事件を放置していたかもしれない。
それをこれから試すことも可能だが、俺はその政府を潰しに向かうのだ。いまさらそれを確認したところで意味はない。
「俺は元々このジーヌ共和国を侵略しに来たんだ。首都に攻め入る前に片田舎で肩慣らしをするだけのこと。おまえはただ見ていろ。なんなら力ずくで俺を止めようとしてもいい。それでも俺は止まらない。いまからおこなう侵略はおまえのためじゃない。すべて俺のためだ」
俺はシャイルとともに地上へと降り立った。
場所は村の中心地。
シャイルを見つけた難民の子供がさっそく駆け寄ってきた。
「領主様、領主様、お腹すいたよ。何かちょうだい!」
「ごめんね。いまは何も持っていないの」
少年に歩み寄り、頭を撫でるシャイル。
その少年はシャイルの手を跳ね除け、今度は俺の方を見て言った。
「お兄さんは何か食べ物を持っていないの?」
俺はコメカミや眉間に青筋を浮かべて少年を冷たく見下ろした。
「おい、小僧。俺が食料を持っていたとしても、テメーにやる道理はねーよ」
「じゃあ食べられないものでもいいからちょうだい!」
俺は空気の手で少年の両脚を掴み、空中へ持ち上げ逆さ吊りにした。
少年が両手を伸ばすがギリギリ地面には届かない。
「エスト君、まだ子供よ!」
シャイルが俺と少年の間に割り込んだ。その背中に少年が手を伸ばし、掴んだブラウスをひっぱってシャイルの背中に隠れようとしている。
彼は俺が魔法で攻撃していると理解しているのだ。
そしておそらく、魔導師が基本的には視界に入っていない場所に魔法を及ぼせないことも知っている。
「おいガキ、隠れても無駄だ」
「助けて領主様!」
俺は手をかざし、空気を凝縮させていく。その様子が目に見えて分かるほど空間が歪んでいる。
少年は宙吊りのままシャイルの後ろに隠れてしがみついている。完全にシャイルを盾にしているのだ。
シャイルは後ろからの暴力的な腕に表情を強張らせた。
シャイルの背後からこちらを覗く目には、恐怖と殺意が入り混じったギラギラが見て取れた。
「おいガキ、俺が仲間を攻撃しないと思ってそうしているわけじゃないよな? ただシャイルを盾にして自分への被害を抑えようとしているだけだよな? それが助けを乞うた相手への仕打ちかよ。俺は弱者に手を下すことはあまりしないが、ガキ、貴様の弱さは許されざる罪だ。極刑に値する。彼方まで飛べ!」
空気の凝縮は解除し、少年の脚を掴んだ空気を上昇させた。
少年はシャイルにしがみつくが、空気を風の刃に変えて少年の腕を斬りつけ、強制的に引き剥がす。
そして、空の彼方へと勢いよく飛ばした。海の方角へ飛ばした。
あの高さまで上がれば、たとえ下が海でも落下の衝撃には耐えられないだろう。
しかし少年は落下しなかった。滑空してきた巨大な鳥型イーターがパクリとひと飲みにしてしまった。
シャイルは呆然とそれを眺めた。俺をたしなめる言葉を用意しているはずだが、少年に後ろから掴まれたときの恐怖が彼女から言葉を奪っていた。
家々からはすでに難民たちが顔を出しはじめている。弓に矢を番えてこちらへ向けている者も少なくない。
それは少年のための殺意ではない。なぜなら、まだ俺が少年を飛ばす前から彼らは弓を構えていて、俺たちと彼らの間に少年がいるにもかかわらず矢を放ってきた者も少なからずいたからだ。
もちろん、その矢は空気の壁に阻まれて地に落ちたわけだが。
俺は本気の殺意を許さない。
「シャイル、いまから俺が何をするか分かるよな? 大虐殺だ。奴らはもはや難民ですらない。シャイルの家を襲撃した時点で、れっきとした侵略者だ。奴らはイーターと同じだ。食欲のままに他人を襲う。ただ見た目が人の姿をしているだけ。奴らを保護するっていうのならイーターも保護するのが道理だ。だから俺は奴らをイーターと見なして討伐する。とはいえ、傍から見れば俺は言い逃れのしようもない大殺戮者となる。嫌なら止めてみろ。いい子でいたいなら、体裁だけでも止めようとしておけ」
俺が再び手を空へかざし、そこへ空気を凝縮させていく。
「お願い、リム!」
シャイルは発火装置から火花を発生させ、リムを呼び出した。発火装置は昔シャイルが使っていた軍手に石の付いたものではなく、俺が電池を改造して作ってやったものだ。
「止めるよ、エスト君。難民たちのためというより、あなたのために止める。私はあなたに殺人者になってほしくない」
「残念ながらそれは手遅れだ。俺はすでに帝国で大臣を殺している」
俺は空気の成分を操作し、酸素をリムへ近づけた。酸素の道を凝縮空気へと伸ばし、リムから勝手にもらった炎で頭上の球体を引火させた。
頭上にあるのは巨大な火球。
「やめて! 本気なの!?」
「どこまでも本気だ。俺からすれば逆におまえにそう問いたいところだ。奴らはおまえの両親を殺した仇だぞ」
俺は火球を家の密集地に落とした。さらに、村をぐるりと酸素で囲うことであっという間に炎が村を包囲するようにした。
炎は俺とシャイルだけを避けて燃え盛る。
侵略者どもは逃げ惑い、けたたましく悲鳴をあげている。
同様にシャイルも悲鳴をあげた。俺の襟首を掴み、揺さぶりながら叫ぶ。両の頬に涙の筋を作り、狂ったように叫ぶ。
「すぐに消化して! エスト君ならできるでしょ? ダース君を迎えに行ったときみたいに。ねえ! 早く! 早くしないとみんな死んじゃう!」
当然、俺が消化なんかするわけない。
むしろ空気から抽出した酸素を操作して隅々まで余す所なく炎を行き渡らせる。
「シャイル、そんなに嬉しいか? 自分の炎で仇が討ててよかったな」
「ふざけないで! 私が嬉し泣きしているように見えるの!?」
俺は改めてシャイルに視線を落とす。
そして俺は、ただ事実を述べた。
「だっておまえ、笑ってんじゃねえか」
シャイルの頬は吊り上がっていた。頬を吊り上げたまま「なにをわけの分からないことを言っているの?」という目を向けてきたが、俺が黙って見下ろしていると、彼女は自分の手で自分の顔の形を確かめた。
そうしてようやく、自分が実際に笑っていることを知った。
「嘘よ……こんなの……」
「安心しろ。炎はおまえのものでも、ここを焼いているのは俺だ」
「いやっ、いやあああああああっ!」
シャイルは頭を抱えてのた打ちまわった。
さすがに俺もこの反応は予期できなかった。村へ向けていた意識をすべて引き戻し、シャイルを押さえ込もうとする。
しかし狂乱したシャイルは馬鹿げた力を発揮し、俺の手が彼女の腕に払われた瞬間、俺は後方に数メートルほど吹っ飛ばされた。
俺は操作した空気でシャイルを強引に拘束し、両手両脚を空気の縄で縛り上げた。
村が全焼するまでそう時間はかからなかった。俺が酸素を使って効率よく燃やしたのだ。
「…………」
シャイルはうつむいたまま喋らない。
俺は何て言葉をかければいいか迷いながら彼女へ近づいていく。
さすがにやりすぎたかもしれない。それは村を焼き払ったことを言っているのではなく、それをリムの炎を使い、シャイルに目の当たりにさせたことを言っているのだ。
俺が強引にこんなことをしても、彼女が過去に決着をつけることにはならないかもしれない。だが、これくらい強引にしなければ彼女が自ら過去に決着をつけるということはしないと思った。
シャイルは頭がいいから、俺の考えを分かってくれるだろう。そう思った。
シャイルはいまだ無言でうつむいたままだ。
ふと俺は気づく。俺とシャイルの間でうっすらと赤いモヤが漂っていることに。
そして、それはゆっくりと俺からシャイルの方へと流れていっているような気がした。
「まさか!」
俺は空気を操作して赤いモヤを二人の間から取り払おうとした。
しかし、赤いモヤは空気の干渉を受けつけなかった。
それは実体のないもの。決して触れられないものだった。
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる