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第二章 帝国編
第71話 工業区域①
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工業区域、工場入出受付所。
工業区域は、全土にさまざまな工場が密集している地区である。数分おきに物資搬入業者が入区し、製品輸送業者が出区している。
そんな場所に一般人が入区することはまずない。
「リーズさんがいてくれて助かったわ。ありがとう」
「ふ、ふんっ。あなたたちに褒められると、不気味で気持ち悪いですわ」
「あなたたち? あたしは褒めてないんだけど」
リオン帝国は中央にリオン城を臨み、それを市街地がぐるりと囲む。そしてその外周を七つの区域が囲んでいる。
ゆえに、すべての区域は市街地と隣接している。各区域へは基本的にその市街地を通って移動することになる。
市街地は入り組んでいるが、定期便の大型馬車に乗れば簡単に目的地へと赴くことが可能だ。ただし、その馬車便を適切に選ぶ知識、経験は最低限必要である。
「でもこれ、入れるのかしら? 私たちっておたずね者状態なんだよね?」
「そんなの忍び込むに決まってんじゃん。馬鹿正直に正面から入るわけないでしょ」
キーラの物言いにシャイルが溜息をつく。
そういう刺々しい言葉を受けとめられるからこそ、シャイルはキーラの親友でいられる。シャイルが受けとめてあげなければキーラは孤立するだろう。
しかし何の因果か、二人の横に少女が一人加わっている。
リーズ・リッヒ。
大雑把で自己本位なキーラとは逆に規律を重んじ、それを他人にも強いるクラスメイトの風紀委員。
キーラとリーズは性格がほぼ真逆であるにもかかわらず、孤立しがちという点だけは共通している。
「工場入出受付係なんて窓際部署ですのよ。さすがにこんな末端までマジックイーターの手が回っているとは思えませんわ。わたくしに任せなさい」
リーズは受付所へトコトコと足早に向かっていった。
キーラとシャイルは慌てて彼女を追いかける。
「失礼、工場見学を申し込みたいのですけれど」
若い男性職員がリーズを見つけて眉をひそめる。
どうみても学生の少女。場違いにもほどがある。子供の悪戯や冷やかしと思われても仕方がない。
しかし、彼は工場の職員として責任ある対応をとらねばならない。
「工場見学? その予定はうかがっておりませんが、予約はされていますか?」
「予約? わたくしは直接の手続きはしておりませんわ。しかし、リッヒ家の者が工場にうかがうと口利きしていただいているはずですわ。もしかして、また伝達に不手際がありましたの?」
「リッヒ家の……、これは大変失礼いたしました。申し訳ありません。すぐに確認いたしますので」
リッヒ家という名を聞いて職員の男は目の色を変えた。たとえ相手が生まれたての赤ん坊であっても、リッヒ家相手に粗相があってはならない。
リッヒ家は誰しもが紳士的な精神の下に生きている騎士の家系であり、リッヒ家の各個人は他人の無礼にも寛容ではあるが、リッヒ家への無礼は皇家のほうからお咎めを受けるのだ。
「それはどのくらいの時間がかかるのかしら?」
リーズが少し食いぎみに問うと、職員の男も食いぎみに返してきた。
「すぐに!」
(ねえ、確認されたらヤバくない?)
キーラに耳打ちされて、係員と応対していたリーズが振り向いた。
毅然とした表情だった。が、それは崩れた。眉が八の字に歪み、口元がひきつった。
(仕方ないわね。あたしに任せなさい。スターレ、お願い)
出現したスターレを隠すため、シャイルとリーズが慌てて体を寄せ合う。
キーラが受付所の壁に手を当て、電気を送り込む。
「あれ? おかしいな。つながらない……」
係員は何度か通信を試みた。しかしつながらない。
これ以上リッヒ家の令嬢を待たせるわけにはいかないが、確認せずに入場を許可することは受付所最大の責任問題のひとつだ。
リッヒ家相手に身分証明を求めるような失礼もできない。
逡巡する中で少女の強張った顔を見た職員は、これ以上待たせるわけにはいかないと判断し、入場を許可することにした。
「こちらが入場許可証になります。案内係を呼んできますので、このままこちらでお待ちください」
「あ、それは結構ですわ。知人が案内してくれる約束になっておりますので」
「それは失礼いたしました。どうぞお気をつけて」
三人は早足になるのをこらえて歩き、建物の角を曲がったところで立ち止まった。
三人同時に大きな溜息をついた。
「やるじゃない、リーズ」
「えぇっ!? あなたがわたくしを褒めるなんて不気味ですわ!」
「キーラは素直なだけなのよ、リーズさん」
三人は改めて溜息をついた。
「はぁ、疲れたー」
「疲れましたわ」
「疲れたわね」
しかし、彼女たちの任務はまだ始まったばかりだ。
ここからの作戦はリーズが指揮することになっている。リーズは幼いころに工業区域内を見学したことがある。そのときの記憶が残っていて、敷地内の建物の配置や通行路など、おおよその地図が頭の中にある。
「ここから見える建物はすべて倉庫ですわ。製造された製品の搬入が円滑になされるよう、区域の出入り口に近い場所に倉庫が固めてありますの。もしもマーリンさんを監禁するとしたら倉庫を使うと思いますわ。工場は人の出入りが多い上に、人を監禁するような余ったスペースはありませんの」
「じゃあ、ここらへんの建物をすべてしらみつぶしに探しましょ」
そう言ってキーラが先に進みはじめたので、リーズが慌ててキーラの腕を掴み引きとめた。
「ちょっと、話は最後まで聞いてくださる? 普通に考えて区域の出入り口付近に人を監禁するはずがありませんわ。先ほどは倉庫がここに密集していると言いましたが、奥の方にもないわけではありませんの。搬入した物資は工場の近辺にあったほうが効率がいいですから。そして、人を監禁するなら十中八九そちらの倉庫ですわ」
「えーっ、それなら最初からそう言ってよ!」
「順を追って説明しようとしていたのですわ!」
視線をぶつけ合うキーラとリーズの間にシャイルが割って入り、二人をなだめる。
ここは敵地。仲間内で争っていられる状況ではない。
三人はリーズのおぼろげな記憶を頼りに、入り組んだ建物の間を抜けて、区域の奥の方へと進んでいく。
「ここですわ」
鋼鉄の塊が、鋼色の光沢で三人を出迎えた。
そこには無骨な巨大コンテナが佇んでいた。高さは二階建ての工場と同じで、横幅も奥行きも同程度の長さを有している。
その無機質な佇まいからは、大切なものを厳重に保管するぞという決意さえ汲み取れそうだ。
「一つじゃないわね」
コンテナは全部で三つあった。三区画おきに巨大なコンテナが横たわっている。
「手分けする?」
キーラとシャイルがすでに奥のコンテナを見据えているが、リーズがぶんぶんと首を振った。
「この倉庫は最新のセキュリティーシステムに守られていますわ。キーラさんの電気がなければ中に入れませんのよ」
「ふーん。仕方ないわね」
三人は周囲を警戒しつつ、コンテナの入り口まで移動した。
扉の横には九つのボタンと、赤色のランプがついている。
「このボタンを適切な順番で押せば鍵が外れる仕組みね?」
「ちょちょちょ、ちょっと! なに唐突に押そうとしていらっしゃるの!?」
キーラが伸ばした人差し指に慌てて飛びかかったリーズが、鼻息を荒くしてキーラを睨みつけた。
キーラはリーズの慌てぶりにキョトンとしている。
「あなた馬鹿ですの? コードを間違えたら警報が鳴って、わたくしたちは一瞬で包囲されてしまいますわ。さっきも言ったように、あなたの電気の魔法でロックを解除するのですわ」
「ああ、なるほど。……とはならないわよ! コレの仕組みが分からなきゃ、あたしにはどうしようもないんだもん」
「うぐぅ……」
キーラとリーズが肩を落とす。
しかしシャイルはいつでも前向きだった。だからこそ打開策も思いつく。
「ねえ、スターレなら分かるんじゃない? スターレは電気そのものなんだから、回路にも潜り込めるでしょう? スターレに頼んでみたら?」
「それよ! スターレ、お願い!」
キーラが電池からスターレを呼び出し、そしてセキュリティーシステムへと潜り込ませた。
――ピィー。ウォオオーンッ! ウォオオーンッ!
警報が鳴り響いた。それはもう、聞くだけで命を削られるのではないかという、けたたましいサイレンだった。
「あらら、スターレも分からなかったみたい」
「あららって、あなた……」
それっきり三人は言葉を失った。
サイレンは鳴りやまない。
三人はお互いに苦笑顔を見せ合うことしかできなかった。
深呼吸を三回もすれば足りる時間で、コンテナの前に警備武装隊員と、戦闘兼用重機がずらりと並んだ。
三人は肩を寄せ合い、大きく息を吸って、そして……両手を上げた。
工業区域は、全土にさまざまな工場が密集している地区である。数分おきに物資搬入業者が入区し、製品輸送業者が出区している。
そんな場所に一般人が入区することはまずない。
「リーズさんがいてくれて助かったわ。ありがとう」
「ふ、ふんっ。あなたたちに褒められると、不気味で気持ち悪いですわ」
「あなたたち? あたしは褒めてないんだけど」
リオン帝国は中央にリオン城を臨み、それを市街地がぐるりと囲む。そしてその外周を七つの区域が囲んでいる。
ゆえに、すべての区域は市街地と隣接している。各区域へは基本的にその市街地を通って移動することになる。
市街地は入り組んでいるが、定期便の大型馬車に乗れば簡単に目的地へと赴くことが可能だ。ただし、その馬車便を適切に選ぶ知識、経験は最低限必要である。
「でもこれ、入れるのかしら? 私たちっておたずね者状態なんだよね?」
「そんなの忍び込むに決まってんじゃん。馬鹿正直に正面から入るわけないでしょ」
キーラの物言いにシャイルが溜息をつく。
そういう刺々しい言葉を受けとめられるからこそ、シャイルはキーラの親友でいられる。シャイルが受けとめてあげなければキーラは孤立するだろう。
しかし何の因果か、二人の横に少女が一人加わっている。
リーズ・リッヒ。
大雑把で自己本位なキーラとは逆に規律を重んじ、それを他人にも強いるクラスメイトの風紀委員。
キーラとリーズは性格がほぼ真逆であるにもかかわらず、孤立しがちという点だけは共通している。
「工場入出受付係なんて窓際部署ですのよ。さすがにこんな末端までマジックイーターの手が回っているとは思えませんわ。わたくしに任せなさい」
リーズは受付所へトコトコと足早に向かっていった。
キーラとシャイルは慌てて彼女を追いかける。
「失礼、工場見学を申し込みたいのですけれど」
若い男性職員がリーズを見つけて眉をひそめる。
どうみても学生の少女。場違いにもほどがある。子供の悪戯や冷やかしと思われても仕方がない。
しかし、彼は工場の職員として責任ある対応をとらねばならない。
「工場見学? その予定はうかがっておりませんが、予約はされていますか?」
「予約? わたくしは直接の手続きはしておりませんわ。しかし、リッヒ家の者が工場にうかがうと口利きしていただいているはずですわ。もしかして、また伝達に不手際がありましたの?」
「リッヒ家の……、これは大変失礼いたしました。申し訳ありません。すぐに確認いたしますので」
リッヒ家という名を聞いて職員の男は目の色を変えた。たとえ相手が生まれたての赤ん坊であっても、リッヒ家相手に粗相があってはならない。
リッヒ家は誰しもが紳士的な精神の下に生きている騎士の家系であり、リッヒ家の各個人は他人の無礼にも寛容ではあるが、リッヒ家への無礼は皇家のほうからお咎めを受けるのだ。
「それはどのくらいの時間がかかるのかしら?」
リーズが少し食いぎみに問うと、職員の男も食いぎみに返してきた。
「すぐに!」
(ねえ、確認されたらヤバくない?)
キーラに耳打ちされて、係員と応対していたリーズが振り向いた。
毅然とした表情だった。が、それは崩れた。眉が八の字に歪み、口元がひきつった。
(仕方ないわね。あたしに任せなさい。スターレ、お願い)
出現したスターレを隠すため、シャイルとリーズが慌てて体を寄せ合う。
キーラが受付所の壁に手を当て、電気を送り込む。
「あれ? おかしいな。つながらない……」
係員は何度か通信を試みた。しかしつながらない。
これ以上リッヒ家の令嬢を待たせるわけにはいかないが、確認せずに入場を許可することは受付所最大の責任問題のひとつだ。
リッヒ家相手に身分証明を求めるような失礼もできない。
逡巡する中で少女の強張った顔を見た職員は、これ以上待たせるわけにはいかないと判断し、入場を許可することにした。
「こちらが入場許可証になります。案内係を呼んできますので、このままこちらでお待ちください」
「あ、それは結構ですわ。知人が案内してくれる約束になっておりますので」
「それは失礼いたしました。どうぞお気をつけて」
三人は早足になるのをこらえて歩き、建物の角を曲がったところで立ち止まった。
三人同時に大きな溜息をついた。
「やるじゃない、リーズ」
「えぇっ!? あなたがわたくしを褒めるなんて不気味ですわ!」
「キーラは素直なだけなのよ、リーズさん」
三人は改めて溜息をついた。
「はぁ、疲れたー」
「疲れましたわ」
「疲れたわね」
しかし、彼女たちの任務はまだ始まったばかりだ。
ここからの作戦はリーズが指揮することになっている。リーズは幼いころに工業区域内を見学したことがある。そのときの記憶が残っていて、敷地内の建物の配置や通行路など、おおよその地図が頭の中にある。
「ここから見える建物はすべて倉庫ですわ。製造された製品の搬入が円滑になされるよう、区域の出入り口に近い場所に倉庫が固めてありますの。もしもマーリンさんを監禁するとしたら倉庫を使うと思いますわ。工場は人の出入りが多い上に、人を監禁するような余ったスペースはありませんの」
「じゃあ、ここらへんの建物をすべてしらみつぶしに探しましょ」
そう言ってキーラが先に進みはじめたので、リーズが慌ててキーラの腕を掴み引きとめた。
「ちょっと、話は最後まで聞いてくださる? 普通に考えて区域の出入り口付近に人を監禁するはずがありませんわ。先ほどは倉庫がここに密集していると言いましたが、奥の方にもないわけではありませんの。搬入した物資は工場の近辺にあったほうが効率がいいですから。そして、人を監禁するなら十中八九そちらの倉庫ですわ」
「えーっ、それなら最初からそう言ってよ!」
「順を追って説明しようとしていたのですわ!」
視線をぶつけ合うキーラとリーズの間にシャイルが割って入り、二人をなだめる。
ここは敵地。仲間内で争っていられる状況ではない。
三人はリーズのおぼろげな記憶を頼りに、入り組んだ建物の間を抜けて、区域の奥の方へと進んでいく。
「ここですわ」
鋼鉄の塊が、鋼色の光沢で三人を出迎えた。
そこには無骨な巨大コンテナが佇んでいた。高さは二階建ての工場と同じで、横幅も奥行きも同程度の長さを有している。
その無機質な佇まいからは、大切なものを厳重に保管するぞという決意さえ汲み取れそうだ。
「一つじゃないわね」
コンテナは全部で三つあった。三区画おきに巨大なコンテナが横たわっている。
「手分けする?」
キーラとシャイルがすでに奥のコンテナを見据えているが、リーズがぶんぶんと首を振った。
「この倉庫は最新のセキュリティーシステムに守られていますわ。キーラさんの電気がなければ中に入れませんのよ」
「ふーん。仕方ないわね」
三人は周囲を警戒しつつ、コンテナの入り口まで移動した。
扉の横には九つのボタンと、赤色のランプがついている。
「このボタンを適切な順番で押せば鍵が外れる仕組みね?」
「ちょちょちょ、ちょっと! なに唐突に押そうとしていらっしゃるの!?」
キーラが伸ばした人差し指に慌てて飛びかかったリーズが、鼻息を荒くしてキーラを睨みつけた。
キーラはリーズの慌てぶりにキョトンとしている。
「あなた馬鹿ですの? コードを間違えたら警報が鳴って、わたくしたちは一瞬で包囲されてしまいますわ。さっきも言ったように、あなたの電気の魔法でロックを解除するのですわ」
「ああ、なるほど。……とはならないわよ! コレの仕組みが分からなきゃ、あたしにはどうしようもないんだもん」
「うぐぅ……」
キーラとリーズが肩を落とす。
しかしシャイルはいつでも前向きだった。だからこそ打開策も思いつく。
「ねえ、スターレなら分かるんじゃない? スターレは電気そのものなんだから、回路にも潜り込めるでしょう? スターレに頼んでみたら?」
「それよ! スターレ、お願い!」
キーラが電池からスターレを呼び出し、そしてセキュリティーシステムへと潜り込ませた。
――ピィー。ウォオオーンッ! ウォオオーンッ!
警報が鳴り響いた。それはもう、聞くだけで命を削られるのではないかという、けたたましいサイレンだった。
「あらら、スターレも分からなかったみたい」
「あららって、あなた……」
それっきり三人は言葉を失った。
サイレンは鳴りやまない。
三人はお互いに苦笑顔を見せ合うことしかできなかった。
深呼吸を三回もすれば足りる時間で、コンテナの前に警備武装隊員と、戦闘兼用重機がずらりと並んだ。
三人は肩を寄せ合い、大きく息を吸って、そして……両手を上げた。
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