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Chapter 3 僕の場合
3.17 僕の場合
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ラトちゃんが元の世界に還ると言ったのは、その日の夜だった。
術理院向けのレポートを書く手を止めて、魔導書を開いていたラトちゃんに向き直る。ラトちゃんは本を読みながら、深く深い青髪の横にある月のイヤリングを、難しそうな顔で触っている。
「せっかく門にならずに済んだのに、もう還っちゃうの?」
「お日柄も過ぎてきたし、そろそろ潮時なのだ」
「そっか。そんな気はしてたけど、もう潮時か」
ラトちゃんが召喚された発端は、僕の試練。
恋を見つけるという、僕の試練だった。
そして僕は、もうとっくに恋を見つけていた。
でも、試練が終わったら、ラトちゃんも還ってしまうかもしれないと思ったから、なるべく考えないようにしていたのだ。
せめて、刻を越えるまでは、と。
今、あの刻よりも少し大きくなった僕の前にラトちゃんがいる。
「ラトちゃん、僕は」
「ルーちゃん、ぼくは」
ぼくはその指を唇に添えて僕を遮る。
「ぼくは、幾多の刻で神喚びの門になってきた。召喚が成功したらその世界はすぐに壊れちゃうって知ってても。そういうものが、ぼくだからな」
ラトちゃんは、手に持った魔導書を開いたまま、回顧するように目を閉じた。
「門になるとね、ルーちゃん。何も見えないのだ。何も聞こえないのだ。ずっと、ずっと、ずーっと、ぼくだけが、次刻の兆しを待つだけ」
終わってしまった世界を想像する。広がりを、空間さえを持たない、ただ門だけの世界。
そこでは、僕が亡くした全てに負う罪責を胸に、ただひたすらに待つことしかできない。
「どんなに覚悟して笑っても、刻が近づくとね、恐れで、畏れで、心が震えるのだ。でも、たくさんの刻の中であの刻だけは、ルーちゃんと一緒に進んだあの刻だけは、へっちゃらだったから。だから…」
ラトちゃんは開いた魔導書を持ち上げて、顔の下半分を隠しながら、閉じた目をゆっくりと開く。黒く輝く瞳が、遠慮がちに僕を覗いている。
「だから、だからね。これからの刻も、ルーちゃんが一緒だったらいいなとか、思ったり、思わなかったり…」
僕はすぐ側まで寄り添って、ほんのすこしだけ震える手に触れて、本と一緒に机まで下ろす。僕の手とぼくの手がページを閉じて、ぼくと僕が重なる。
「「新しい世界でもよろしくね」」
重なった僕とぼくの手は、重なったぼくと僕の声は、重なった感覚は、たとえ世界が異なっても同じかたちをしている。
「元気でね。また良いお日柄に」
「ふふ。僕には、もう問題はないのだ」
ラトちゃんは円に内接する正257角形の魔法陣に魔力を行使し、やがて送還されていった。
朝陽が差す教会に行くと、花壇の手入れをしていた司祭の先生が僕に気付いた。
「おはよう。ルークン、久しぶりだな」
「はい。先生のドラゴン退治は上手くいきましたか?」
「まあな。かなりの試練だったよ」
先生は笑いながら膝を曲げて僕と目を合わせると、肩をポンと叩いた。
「そっちも、聞いてた以上に色々あったみたいだな。用事は試練の結果だろ? 《第二の空》は中で待ってるぜ」
先生に見送られて両開きの木扉を開ける。
フレイシア卿は、出会ったところと同じ場所でお祈りをしていた。
近くまで歩いていくと、ふわりと振り返って僕の前に舞い降りた。そうして、焦点の合っていない灰色の瞳で僕に微笑む。
「エルター・ルークン、汝の祈りは導かれたのですね」
「はい。僕はもう大丈夫です」
僕がこの世界で生きていけると感じられる。
あまりにも不確かな感覚が、こんなにも素晴らしい。
「フレイシア卿がついていると仰ってくれて、心強かったです」
「フレイシアは何もしていないのです」
そう言って、片手を翳しながらステンドグラス越しに空を見上げる。
「だからこそ、とても嬉しく感じるのです。あらゆる道が生まれ、あらゆる道が交わり、あらゆる道が消える、終わりなきソラの下で、汝の素晴らしき感覚が、汝の知性と努力と勇気によって導かれたことに」
どこからか聖書が取り出されると、非言語の詠唱に伴って、暖かな祝福が僕を包み込んだ。
「リメリア六大枢機卿の二席、フレイシアは、エルター・ルークンの試練の達成をここに宣言するのです」
「今回はありがとうございました。フレイシア卿も、何か問題があったら教えてください。今度は僕が助けになれればと思います」
「ふふ、それは心強いのです」
帰り際にフレイシア卿は僕にふわりと回り込んで教会の扉を開いた。
「エルター・ルークン。広がる汝の世界に喜びが満ちることを、大教会はいつでも祈っているのです。さあ、いってらっしゃい」
「いってきます」
のどかな帰路を歩く僕の心は、頭上に広がる青空よりも、どんな空よりも晴れ渡っていた。
今なら例えば、そう、例えばたった今、黒い雲がこの空を覆い隠して雨を降らせても構わない。それが大粒の雨だって、たとえ前が見えないくらいの嵐だったって、僕はとても幸せだ。
術理院向けのレポートを書く手を止めて、魔導書を開いていたラトちゃんに向き直る。ラトちゃんは本を読みながら、深く深い青髪の横にある月のイヤリングを、難しそうな顔で触っている。
「せっかく門にならずに済んだのに、もう還っちゃうの?」
「お日柄も過ぎてきたし、そろそろ潮時なのだ」
「そっか。そんな気はしてたけど、もう潮時か」
ラトちゃんが召喚された発端は、僕の試練。
恋を見つけるという、僕の試練だった。
そして僕は、もうとっくに恋を見つけていた。
でも、試練が終わったら、ラトちゃんも還ってしまうかもしれないと思ったから、なるべく考えないようにしていたのだ。
せめて、刻を越えるまでは、と。
今、あの刻よりも少し大きくなった僕の前にラトちゃんがいる。
「ラトちゃん、僕は」
「ルーちゃん、ぼくは」
ぼくはその指を唇に添えて僕を遮る。
「ぼくは、幾多の刻で神喚びの門になってきた。召喚が成功したらその世界はすぐに壊れちゃうって知ってても。そういうものが、ぼくだからな」
ラトちゃんは、手に持った魔導書を開いたまま、回顧するように目を閉じた。
「門になるとね、ルーちゃん。何も見えないのだ。何も聞こえないのだ。ずっと、ずっと、ずーっと、ぼくだけが、次刻の兆しを待つだけ」
終わってしまった世界を想像する。広がりを、空間さえを持たない、ただ門だけの世界。
そこでは、僕が亡くした全てに負う罪責を胸に、ただひたすらに待つことしかできない。
「どんなに覚悟して笑っても、刻が近づくとね、恐れで、畏れで、心が震えるのだ。でも、たくさんの刻の中であの刻だけは、ルーちゃんと一緒に進んだあの刻だけは、へっちゃらだったから。だから…」
ラトちゃんは開いた魔導書を持ち上げて、顔の下半分を隠しながら、閉じた目をゆっくりと開く。黒く輝く瞳が、遠慮がちに僕を覗いている。
「だから、だからね。これからの刻も、ルーちゃんが一緒だったらいいなとか、思ったり、思わなかったり…」
僕はすぐ側まで寄り添って、ほんのすこしだけ震える手に触れて、本と一緒に机まで下ろす。僕の手とぼくの手がページを閉じて、ぼくと僕が重なる。
「「新しい世界でもよろしくね」」
重なった僕とぼくの手は、重なったぼくと僕の声は、重なった感覚は、たとえ世界が異なっても同じかたちをしている。
「元気でね。また良いお日柄に」
「ふふ。僕には、もう問題はないのだ」
ラトちゃんは円に内接する正257角形の魔法陣に魔力を行使し、やがて送還されていった。
朝陽が差す教会に行くと、花壇の手入れをしていた司祭の先生が僕に気付いた。
「おはよう。ルークン、久しぶりだな」
「はい。先生のドラゴン退治は上手くいきましたか?」
「まあな。かなりの試練だったよ」
先生は笑いながら膝を曲げて僕と目を合わせると、肩をポンと叩いた。
「そっちも、聞いてた以上に色々あったみたいだな。用事は試練の結果だろ? 《第二の空》は中で待ってるぜ」
先生に見送られて両開きの木扉を開ける。
フレイシア卿は、出会ったところと同じ場所でお祈りをしていた。
近くまで歩いていくと、ふわりと振り返って僕の前に舞い降りた。そうして、焦点の合っていない灰色の瞳で僕に微笑む。
「エルター・ルークン、汝の祈りは導かれたのですね」
「はい。僕はもう大丈夫です」
僕がこの世界で生きていけると感じられる。
あまりにも不確かな感覚が、こんなにも素晴らしい。
「フレイシア卿がついていると仰ってくれて、心強かったです」
「フレイシアは何もしていないのです」
そう言って、片手を翳しながらステンドグラス越しに空を見上げる。
「だからこそ、とても嬉しく感じるのです。あらゆる道が生まれ、あらゆる道が交わり、あらゆる道が消える、終わりなきソラの下で、汝の素晴らしき感覚が、汝の知性と努力と勇気によって導かれたことに」
どこからか聖書が取り出されると、非言語の詠唱に伴って、暖かな祝福が僕を包み込んだ。
「リメリア六大枢機卿の二席、フレイシアは、エルター・ルークンの試練の達成をここに宣言するのです」
「今回はありがとうございました。フレイシア卿も、何か問題があったら教えてください。今度は僕が助けになれればと思います」
「ふふ、それは心強いのです」
帰り際にフレイシア卿は僕にふわりと回り込んで教会の扉を開いた。
「エルター・ルークン。広がる汝の世界に喜びが満ちることを、大教会はいつでも祈っているのです。さあ、いってらっしゃい」
「いってきます」
のどかな帰路を歩く僕の心は、頭上に広がる青空よりも、どんな空よりも晴れ渡っていた。
今なら例えば、そう、例えばたった今、黒い雲がこの空を覆い隠して雨を降らせても構わない。それが大粒の雨だって、たとえ前が見えないくらいの嵐だったって、僕はとても幸せだ。
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