65 / 85
65.どこかおかしい
しおりを挟む
当然抜かりなく王太子の配下の手によって、足にも魔道具の枷は付けられているが、少し手間取るくらいで全く歩けないという程ではない。流石に思いっ切り走ったりはできないが、早歩き程度のスピードで好きな方向に進むくらいは難なくできる。これ以上ヨシュアを怒らせない為にも、魔道具を付けられていて無力で役たたずな俺はこの場を彼に任せ、安全地帯に退避しヨシュアを安心させてやるべきなのだろう。そう、思いはするのだが……。
しかし、どうにも先程覚えた違和感が引っかかって立ち去ろうとする俺の足を止めてくる。見た限り今のところヨシュアにはおかしな所は全くない。こんな些細な違和感なんて、完全に俺の気のせいなのかもしれなかった。
けれど、それでも俺はどうしても、その場を離れられない。俺の中の本能に近い部分。野生の勘のようなものが、ヨシュアをこのままここに1人で残してはいけない……と、訴えていた。戦場で育ったせいか、俺のこういう勘は悲しい程によく当たる。だからこそ俺は、ヨシュアから離れる方向に向けかけていた足を、ピタリと止めた。
「おい、イーライ。何をしてるんだ? 早く逃げてくれと言ったろう! 悪いが君の魔力を制限しているその魔道具を解除している余裕はないんだ。庇いながら戦うのも限界があるし、お願いだから早くこの場を離れて」
「王家に楯突く反逆者め! 私が直々にこの手で殺してやるから、覚悟しろ!」
苛立って俺を遠ざけようと声を荒らげたヨシュアに、王太子が大きく斬り掛かる。王太子に剣技の素養がなくて構えや型がなっておらずとも、剣という金属の塊を上から振り下ろせば、その剣にはそれなりの力はかかるというもの。背後に俺が控えているのもあってヨシュアはその一太刀を避けるという訳にもいかず、自らが持っていた剣でシッカリと受け止めた。
極限状態でハイになり火事場の馬鹿力が出ているのか、初撃を受け止められて非力さ故にそのまま剣が手からすっぽ抜けると思っていた王太子は、そのまま技巧も戦術もへったくれもない感じで奇声を上げながら何度も何度もヨシュアに斬りかかってくる。ヨシュアはそれを全て剣で受け止めているが、やはりおかしい。ここで俺の中に合った違和感が、瞬時に揺るぎようのない確信へと変わった。
仔細は分からないが、どうやらヨシュアの身に何か起こっているのは確かなようだ。だっていつものヨシュアなら、王太子がこうして調子づくよりも先に足を払うなり拘束魔法を使うなりして動きを封じて無力化しているだろうから。
それなのに今は王太子から仕掛けられた剣戟で防戦一方で、彼の実力ならその手から一瞬で剣を跳ね飛ばすのも余裕な筈なのにそれすらもしない。いや、この場合はできない……と言うべきなのだろうか。何にせよそう言わしめてしまう程に、ヨシュアと王太子との間にはどうしようもないくらいの純然たる実力差があるのだ。
俺をしつこく攻撃する王太子の事をヨシュアは前から嫌っていて、彼にやり返す絶好のこの機会で今更我慢するとも思えない。王太子の人望や権力が失墜しつつあり、ヨシュアの所属する貴族派の権威が増している今の時期なら尚の事。しかし、現実に目を向け目の前の光景を見てみると。ヨシュアは王太子を完膚なきまでにやっつけてしまうどころか、むしろ段々と王太子の斬撃にジリジリと押されていってすらいて……。
ガキンッ
硬質な音と共に剣が手から離れ、クルクルと回転しながら弾き飛ばされる。飛ばされた剣が石の敷かれた床に落ちて、耳障りな金属音を立てて遠くに滑って行くのが聞こえたが、そちらに視線は向けられない。何故って、目の前の信じられない光景に目が釘付けになって離せなかったからだ。斬撃の衝撃で剣を取り落としたのは、王太子ではない。驚いた事に、ヨシュアの方が剣を手放してしまったのだ。
ハッキリ言って呪いでずっと伏せっていた王太子には剣技を学ぶ機会などなく、剣の腕前は体のまともな動かし方すらわかっていない分素人以下だ。対するヨシュアは俺程ではないにせよ人生の中でそれなりに長い期間を戦場で過ごし、戦いによる命の取り合いというものにドップリと浸かってきている。
ヨシュアの専門は魔法攻撃だが、公爵家の人間として嗜んだ剣の腕前は確かだし、魔物を斃すのに時には手段なんか選んでられないので実戦の経験も十分。その腕前はそんじょそこらの騎士に負ける事は愚か、やろうと思えば剣1本で満足に身を立てられる程度には熟達した剣の使い手だ。
そのヨシュアが、押し負けた? それも、あのヘナチョコな王太子なんかに? いよいよもっておかしい。酷く混乱しつつも、剣を飛ばされた衝撃でよろめいたヨシュアの体を俺は後ろから強く引っ張り、続く剣で斬りかかってきた王太子の斬撃を間一髪避けさせる。王太子の振るった剣の切っ先がガチンッと床に当たる音が、やけに大きく響いて聞こえた。
「っ、イーライ。早くここから離れてくれ」
「そんな事できるか! こんな状況下で、抜剣した王太子の相手を素手のあなたに任せろと? 寝言にしたって酷すぎる言い分だ!」
「それなら、イーライだって同じようなものだろう。いいや、君の方がもっと酷い! 魔道具のせいで魔法が使えないのは勿論、剣も持っていないし魔道具が拘束具の形を取っているせいで体の自由だってきかない。まだ魔法が使える分、私の方がここで殿を努めるに相応しい!」
「戯け! 今の様子を見るに、どうせまたどこか怪我してるんだろう! でなきゃあなたがあの王太子ごときに剣技で遅れを取る筈がない! あなたが怪我してる事を差し引いたら、精々俺達はイーブンだ!」
「お願いだから、この差し迫った状況で我儘を言わないでくれ! こっちにだってこの極限状態下では、叶えてやれる事に限度があるんだ!」
「そっちの方こそ、生粋の武人である俺に対して怪我人に背中を任せて尻尾を巻いて逃げろというのが、最早最上級の侮辱にも等しい言葉だと早く理解するんだな!」
王太子から素早く距離を取り攻撃の警戒しつつ、お互いにお互いを庇いあいながら今までにない言い争いが始まる。今まで無条件に甘え過ぎたせいでヨシュアは俺の保護者面をしているが、いくら子供でも親が体調悪いなら気遣いくらい見せるものだ。
それに、仮りにも俺は子供ではなく成人した男でもっと言えば戦闘能力だって並大抵ではない程度には持っている。ならばここでおめおめと1人逃げる理由がない。こっちがヨシュアに対してこれまでの恩を返せない事を少なからず気に病んでいたのなら尚更そうだ。俺が困り果てていた時にヨシュアがそうしてくれたように、俺だってヨシュアが困っている時は助けたい。このヨシュアの危機にこそ、俺が授かった力を発揮しなくてどうする?
向こうはただ愛玩動物に向けるようなもので違うだろうが、俺はヨシュアを1人の人として慕っている。それこそ、心の機微に乏しくとも、ハッキリと自覚できるくらいには。その事を今更否定する気はない。とっくに否定する事もできなくなって、受け入れているからな。そんな大切に相手が怪我している時に、危険地帯に置いていって自分だけ逃げる? まさか! 有り得ない! 自ら前に進んで俺の盾になろうとするヨシュアの体を何とか推し留めつつ、俺達は王太子の攻撃にジリジリと後ろに下がって行った。
しかし、どうにも先程覚えた違和感が引っかかって立ち去ろうとする俺の足を止めてくる。見た限り今のところヨシュアにはおかしな所は全くない。こんな些細な違和感なんて、完全に俺の気のせいなのかもしれなかった。
けれど、それでも俺はどうしても、その場を離れられない。俺の中の本能に近い部分。野生の勘のようなものが、ヨシュアをこのままここに1人で残してはいけない……と、訴えていた。戦場で育ったせいか、俺のこういう勘は悲しい程によく当たる。だからこそ俺は、ヨシュアから離れる方向に向けかけていた足を、ピタリと止めた。
「おい、イーライ。何をしてるんだ? 早く逃げてくれと言ったろう! 悪いが君の魔力を制限しているその魔道具を解除している余裕はないんだ。庇いながら戦うのも限界があるし、お願いだから早くこの場を離れて」
「王家に楯突く反逆者め! 私が直々にこの手で殺してやるから、覚悟しろ!」
苛立って俺を遠ざけようと声を荒らげたヨシュアに、王太子が大きく斬り掛かる。王太子に剣技の素養がなくて構えや型がなっておらずとも、剣という金属の塊を上から振り下ろせば、その剣にはそれなりの力はかかるというもの。背後に俺が控えているのもあってヨシュアはその一太刀を避けるという訳にもいかず、自らが持っていた剣でシッカリと受け止めた。
極限状態でハイになり火事場の馬鹿力が出ているのか、初撃を受け止められて非力さ故にそのまま剣が手からすっぽ抜けると思っていた王太子は、そのまま技巧も戦術もへったくれもない感じで奇声を上げながら何度も何度もヨシュアに斬りかかってくる。ヨシュアはそれを全て剣で受け止めているが、やはりおかしい。ここで俺の中に合った違和感が、瞬時に揺るぎようのない確信へと変わった。
仔細は分からないが、どうやらヨシュアの身に何か起こっているのは確かなようだ。だっていつものヨシュアなら、王太子がこうして調子づくよりも先に足を払うなり拘束魔法を使うなりして動きを封じて無力化しているだろうから。
それなのに今は王太子から仕掛けられた剣戟で防戦一方で、彼の実力ならその手から一瞬で剣を跳ね飛ばすのも余裕な筈なのにそれすらもしない。いや、この場合はできない……と言うべきなのだろうか。何にせよそう言わしめてしまう程に、ヨシュアと王太子との間にはどうしようもないくらいの純然たる実力差があるのだ。
俺をしつこく攻撃する王太子の事をヨシュアは前から嫌っていて、彼にやり返す絶好のこの機会で今更我慢するとも思えない。王太子の人望や権力が失墜しつつあり、ヨシュアの所属する貴族派の権威が増している今の時期なら尚の事。しかし、現実に目を向け目の前の光景を見てみると。ヨシュアは王太子を完膚なきまでにやっつけてしまうどころか、むしろ段々と王太子の斬撃にジリジリと押されていってすらいて……。
ガキンッ
硬質な音と共に剣が手から離れ、クルクルと回転しながら弾き飛ばされる。飛ばされた剣が石の敷かれた床に落ちて、耳障りな金属音を立てて遠くに滑って行くのが聞こえたが、そちらに視線は向けられない。何故って、目の前の信じられない光景に目が釘付けになって離せなかったからだ。斬撃の衝撃で剣を取り落としたのは、王太子ではない。驚いた事に、ヨシュアの方が剣を手放してしまったのだ。
ハッキリ言って呪いでずっと伏せっていた王太子には剣技を学ぶ機会などなく、剣の腕前は体のまともな動かし方すらわかっていない分素人以下だ。対するヨシュアは俺程ではないにせよ人生の中でそれなりに長い期間を戦場で過ごし、戦いによる命の取り合いというものにドップリと浸かってきている。
ヨシュアの専門は魔法攻撃だが、公爵家の人間として嗜んだ剣の腕前は確かだし、魔物を斃すのに時には手段なんか選んでられないので実戦の経験も十分。その腕前はそんじょそこらの騎士に負ける事は愚か、やろうと思えば剣1本で満足に身を立てられる程度には熟達した剣の使い手だ。
そのヨシュアが、押し負けた? それも、あのヘナチョコな王太子なんかに? いよいよもっておかしい。酷く混乱しつつも、剣を飛ばされた衝撃でよろめいたヨシュアの体を俺は後ろから強く引っ張り、続く剣で斬りかかってきた王太子の斬撃を間一髪避けさせる。王太子の振るった剣の切っ先がガチンッと床に当たる音が、やけに大きく響いて聞こえた。
「っ、イーライ。早くここから離れてくれ」
「そんな事できるか! こんな状況下で、抜剣した王太子の相手を素手のあなたに任せろと? 寝言にしたって酷すぎる言い分だ!」
「それなら、イーライだって同じようなものだろう。いいや、君の方がもっと酷い! 魔道具のせいで魔法が使えないのは勿論、剣も持っていないし魔道具が拘束具の形を取っているせいで体の自由だってきかない。まだ魔法が使える分、私の方がここで殿を努めるに相応しい!」
「戯け! 今の様子を見るに、どうせまたどこか怪我してるんだろう! でなきゃあなたがあの王太子ごときに剣技で遅れを取る筈がない! あなたが怪我してる事を差し引いたら、精々俺達はイーブンだ!」
「お願いだから、この差し迫った状況で我儘を言わないでくれ! こっちにだってこの極限状態下では、叶えてやれる事に限度があるんだ!」
「そっちの方こそ、生粋の武人である俺に対して怪我人に背中を任せて尻尾を巻いて逃げろというのが、最早最上級の侮辱にも等しい言葉だと早く理解するんだな!」
王太子から素早く距離を取り攻撃の警戒しつつ、お互いにお互いを庇いあいながら今までにない言い争いが始まる。今まで無条件に甘え過ぎたせいでヨシュアは俺の保護者面をしているが、いくら子供でも親が体調悪いなら気遣いくらい見せるものだ。
それに、仮りにも俺は子供ではなく成人した男でもっと言えば戦闘能力だって並大抵ではない程度には持っている。ならばここでおめおめと1人逃げる理由がない。こっちがヨシュアに対してこれまでの恩を返せない事を少なからず気に病んでいたのなら尚更そうだ。俺が困り果てていた時にヨシュアがそうしてくれたように、俺だってヨシュアが困っている時は助けたい。このヨシュアの危機にこそ、俺が授かった力を発揮しなくてどうする?
向こうはただ愛玩動物に向けるようなもので違うだろうが、俺はヨシュアを1人の人として慕っている。それこそ、心の機微に乏しくとも、ハッキリと自覚できるくらいには。その事を今更否定する気はない。とっくに否定する事もできなくなって、受け入れているからな。そんな大切に相手が怪我している時に、危険地帯に置いていって自分だけ逃げる? まさか! 有り得ない! 自ら前に進んで俺の盾になろうとするヨシュアの体を何とか推し留めつつ、俺達は王太子の攻撃にジリジリと後ろに下がって行った。
59
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
身代わりの出来損ない令息ですが冷酷無比な次期公爵閣下に「離さない」と極上の愛で溶かされています~今更戻ってこいと言われてももう遅いです〜
たら昆布
BL
冷酷無比な死神公爵 × 虐げられた身代わり令息
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる