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78話
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翌日、まだ日も出てきていない時間にジグレイドは目が覚めた。
見慣れない豪華な部屋に少し戸惑うが、
「・・・そういえば昨日は王城に泊まらせてもらったんだったな」
と昨日のことを思い出し呟いた。
「目が覚めたし何しようか・・・とりあえず顔でも洗うか」
昨日メイドに案内してもらった場所に井戸があったのでそこへ向かい顔を洗った。
せっかく外にきたのでついでにストレッチを入念に行い軽い運動をする。
適度な汗をかいたので部屋に戻り着替えを済ませ食堂へと向かった。
「おや?おはよう。確か将軍の弟子になったジグルド君?だったかしら?」
食堂にきたジグレイに声を掛けてきたのは昨日のおばちゃんだった。
「ジグレイドです。おはようございます」
「あらごめんね。もう年でね、名前覚えるのが難しくなってきてるのよ」
「まだまだ若いですよ。朝食お願いします」
「あらやだ、どっかの将軍と違ってお上手なのね。そういえば今日からでしょ?訓練」
会話を続けながら料理を作っている。なんとも器用なことだ。
「はい、知り合いに“あれは訓練なんかじゃないぞ!”って言われましたよ。本当ですか?」
「そうだねー・・・ある意味本当かもしれないわね。訓練後なんてみんなヘトヘトで食事もまともにとれないのよ。もちろん訓練を耐えれる兵士もいるのだけどね」
「なるほど・・・さすがの将軍も初日から本気で訓練したりしませんよね」
「なにを言っている。初日から全力でやるに決まっているだろう」
おばちゃんと会話しててたが油断などしていなかったのにも関わらずジグレイドはローレンの接近に気が付かなかった。
「ローレンさん・・・背後に忍び寄らないでください」
「まだまだ気配察知が甘い。私にも朝食を頼む」
「そろそろ来る頃だろうと思って先に作っておいたよ。ほれ、たんとお食べ!」
ローレンとジグレイドは出来上がった料理を持ってテーブルへと移動した。
「今日の予定だが、まず皆にジグの紹介をする。その後に軽い運動を行ってから実力を確かめるために模擬戦だ。公平を期すために装備は支給品だな。それからは実力の近い者同士で訓練だ。皆と切磋琢磨して強くなることが目的だな。何か質問はあるか?」
「そうですね・・・支給品の装備に短槍はあります?」
「うん?短槍か・・・なぜだ?」
「実は俺の武器は短槍なんですよ。見た目は大剣みたいですけどね」
「ほう、面白いな。確かに大剣と盾でチグハグだと思っていたのだ。短槍か・・・おそらくあると思うが、なければ普通の槍を短くして使うといい。他に質問はあるか?・・・無いようだな。では食事を終えた後に訓練場へと行くとしよう」
食事を終えてローレンと一緒に訓練場にきたジグレイドは訓練場の大きさに驚いていた。
昨日メイドに案内してもらったときは外観のみで中には入らなかったため、訓練場がこれほど大きいとは想像していなかった。
「驚いただろう、この訓練場は軍の隊列などの練習にも使用するから大きく作ってあるのだ。ここなら派手に動いてもある程度は大丈夫だ」
ローレンとジグレイドが着いたときにはすでに十数名の兵士がストレッチなどをしていた。
「将軍おはようございます!今日からまたご指導お願いします!」
「うむ、おはよう」
そんな会話が十数回行われた。その度になんだこいつといった感じでジグレイドを睨みつけてくる。
そして二度目の鐘の音が鳴った頃には数百名の兵士が訓練場に集まっていた。
「よし、全員いるな!軽い走り込みの前にこいつの紹介をしよう。戦争に参加した者は知っていると思うが私の弟子となったジグレイドだ。今日から訓練に参加させることにした。まだまだ未熟な部分が多々あるからな、その都度指摘してやってくれ」
「ジグレイドです。今日からよろしくお願いします」
「さて、紹介も終わったことだし・・・走るぞ!」
軽い走り込みと言っていたがあれは嘘だったのだろうか・・・この訓練場をすでに20周近くしている。
この訓練場は軍の行動訓練にも使用されるため、わざと丘や森などの起伏が作られている。しかも先導しているローレンがわざと走りにくい場所を選んで走るため全員がその道を走らなければならないのだ。
「よし!走り込みはこのくらいでいいだろう。各自休憩!ストレッチも忘れずにな!」
ローレンがそう声を張りあげている。まったく疲れていなさそうなのは流石としか言えない。周りを見渡してみても普通にストレッチしている兵士は少数で、ほとんどが地面にへたり込んでいる。
「着いてこられたようだな。オウルから聞いていたがさすが深緑の森を狩り場にしていただけはあるな。今日は訓練再開初日だからこのくらいだったが、明日から少しずつ距離を延ばすからな」
「ローレンさん・・・これ軽い運動なんですか?どう見ても激しいと思うんですが・・・」
少し乱れた息を整えながらジグレイドはそう問いかけた。
「確かに激しい運動かもしれんが、将来はこのくらい軽くこなせるようにと思ってな。現にベテラン勢は息を切らしていないだろう?」
改めて周りを見渡してみると、確かにベテランの兵士は若い兵士を介抱したりしていて疲れた様子はまるで見せていなかった。
「だが思ったよりも体力あるな。まさか初日から普通に着いてこられるとは思っていなかった」
「体力にはかなり自信があるんですよ」
そう答えたジグレイドだが、これには訳があった。以前リーリャに掛けてもらった“リジェネレーション”の効果が未だに持続しており、ほぼ無限の体力を持っているのだ。ただ一気に運動すれば回復速度が追い付かずに息切れもするのだが、少し休めばすぐに回復するのである。もちろん“リジェネレーション”も万能ではなく睡眠をとらずに動き続けれるわけではない。
「それならば安心だな。次の模擬戦も期待しているぞ」
そして少し休憩した後、模擬戦となった。
見慣れない豪華な部屋に少し戸惑うが、
「・・・そういえば昨日は王城に泊まらせてもらったんだったな」
と昨日のことを思い出し呟いた。
「目が覚めたし何しようか・・・とりあえず顔でも洗うか」
昨日メイドに案内してもらった場所に井戸があったのでそこへ向かい顔を洗った。
せっかく外にきたのでついでにストレッチを入念に行い軽い運動をする。
適度な汗をかいたので部屋に戻り着替えを済ませ食堂へと向かった。
「おや?おはよう。確か将軍の弟子になったジグルド君?だったかしら?」
食堂にきたジグレイに声を掛けてきたのは昨日のおばちゃんだった。
「ジグレイドです。おはようございます」
「あらごめんね。もう年でね、名前覚えるのが難しくなってきてるのよ」
「まだまだ若いですよ。朝食お願いします」
「あらやだ、どっかの将軍と違ってお上手なのね。そういえば今日からでしょ?訓練」
会話を続けながら料理を作っている。なんとも器用なことだ。
「はい、知り合いに“あれは訓練なんかじゃないぞ!”って言われましたよ。本当ですか?」
「そうだねー・・・ある意味本当かもしれないわね。訓練後なんてみんなヘトヘトで食事もまともにとれないのよ。もちろん訓練を耐えれる兵士もいるのだけどね」
「なるほど・・・さすがの将軍も初日から本気で訓練したりしませんよね」
「なにを言っている。初日から全力でやるに決まっているだろう」
おばちゃんと会話しててたが油断などしていなかったのにも関わらずジグレイドはローレンの接近に気が付かなかった。
「ローレンさん・・・背後に忍び寄らないでください」
「まだまだ気配察知が甘い。私にも朝食を頼む」
「そろそろ来る頃だろうと思って先に作っておいたよ。ほれ、たんとお食べ!」
ローレンとジグレイドは出来上がった料理を持ってテーブルへと移動した。
「今日の予定だが、まず皆にジグの紹介をする。その後に軽い運動を行ってから実力を確かめるために模擬戦だ。公平を期すために装備は支給品だな。それからは実力の近い者同士で訓練だ。皆と切磋琢磨して強くなることが目的だな。何か質問はあるか?」
「そうですね・・・支給品の装備に短槍はあります?」
「うん?短槍か・・・なぜだ?」
「実は俺の武器は短槍なんですよ。見た目は大剣みたいですけどね」
「ほう、面白いな。確かに大剣と盾でチグハグだと思っていたのだ。短槍か・・・おそらくあると思うが、なければ普通の槍を短くして使うといい。他に質問はあるか?・・・無いようだな。では食事を終えた後に訓練場へと行くとしよう」
食事を終えてローレンと一緒に訓練場にきたジグレイドは訓練場の大きさに驚いていた。
昨日メイドに案内してもらったときは外観のみで中には入らなかったため、訓練場がこれほど大きいとは想像していなかった。
「驚いただろう、この訓練場は軍の隊列などの練習にも使用するから大きく作ってあるのだ。ここなら派手に動いてもある程度は大丈夫だ」
ローレンとジグレイドが着いたときにはすでに十数名の兵士がストレッチなどをしていた。
「将軍おはようございます!今日からまたご指導お願いします!」
「うむ、おはよう」
そんな会話が十数回行われた。その度になんだこいつといった感じでジグレイドを睨みつけてくる。
そして二度目の鐘の音が鳴った頃には数百名の兵士が訓練場に集まっていた。
「よし、全員いるな!軽い走り込みの前にこいつの紹介をしよう。戦争に参加した者は知っていると思うが私の弟子となったジグレイドだ。今日から訓練に参加させることにした。まだまだ未熟な部分が多々あるからな、その都度指摘してやってくれ」
「ジグレイドです。今日からよろしくお願いします」
「さて、紹介も終わったことだし・・・走るぞ!」
軽い走り込みと言っていたがあれは嘘だったのだろうか・・・この訓練場をすでに20周近くしている。
この訓練場は軍の行動訓練にも使用されるため、わざと丘や森などの起伏が作られている。しかも先導しているローレンがわざと走りにくい場所を選んで走るため全員がその道を走らなければならないのだ。
「よし!走り込みはこのくらいでいいだろう。各自休憩!ストレッチも忘れずにな!」
ローレンがそう声を張りあげている。まったく疲れていなさそうなのは流石としか言えない。周りを見渡してみても普通にストレッチしている兵士は少数で、ほとんどが地面にへたり込んでいる。
「着いてこられたようだな。オウルから聞いていたがさすが深緑の森を狩り場にしていただけはあるな。今日は訓練再開初日だからこのくらいだったが、明日から少しずつ距離を延ばすからな」
「ローレンさん・・・これ軽い運動なんですか?どう見ても激しいと思うんですが・・・」
少し乱れた息を整えながらジグレイドはそう問いかけた。
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