52 / 65
41.引越前夜(中編)
しおりを挟む
秘めた場所に近づくと、舌を侵入させ、届く範囲でしかないが、真緒のナカをかき回して悶えさせる。呻く声をきいて、もっと意地悪く舌を動かした。
「ほら、腰動いている」
力を入れて耐えようとしているが、創平がわざと秘部を手で開いて、舌を入れると、真緒の腰は善がっているように動いた。
「もう何度も俺のが挿入いってるのに、きれいな色してるんだよな」
不思議だな、と創平は笑った。
「乳首だってきれいな色だし。俺がたくさん吸ってるのに」
真緒は上気し、顔を両手で隠した。
「まだまだ俺が足りてないんだろうなあ」
にやりと笑うと、真緒の顔を覗き込み、両手を払った。
「真緒、もう挿れちゃおっか」
真緒は困った顔を見せた。
「真緒のここ、欲しそうだし」
秘部のぷくりと膨れた場所を撫でると、彼女は悶える表情を見せた。
「ほら、もう我慢できないだろ」
ちょっと待ってな、と言って創平は自分も服を全て脱いだ。
真緒が身体を起こし、創平の様子を見守っている。
全裸になると、既に固く大きくなっているそれは、手で支えないと、早く真緒のナカへというように、ぎゅんぎゅん揺れた。
(やべ……)
ゴムを手にしてベッドに乗ると、ベッドから降りて、創平を座らせた。
「ん?」
創平の前で床にしゃがみこみ、そそり立つそれを手にした。
「あっ」
何も言わずに口に含み、創平を見上げた。
「してくれるのか……?」
小さな口が自分のものでぱんぱんになっている。
「もう入れたいんだろ?」
『…………』
真緒は無言のまま咥え、口内で転がしている。唇と舌でそれを出したり入れたりしながら、創平の快感を煽った。
「いつもは俺がしてくれって言うのに、今日は真緒からしてくれるんだな」
手で握り、舌を下から上へと這わせ、目は創平を見ている。
「すんげーイヤラシい画だな……」
一生懸命に奉仕してくれる真緒の頭を撫で、快感に身を委ねる。
「巧くなったな……気持ちいい……」
このままイキたいな……、と思うが、前よりは巧くはなったとはいえ、正直そんなに上手とは言えない。だが別に悪くはない。このまま自分だけがいい思いをするのは申し訳ないと思った。
「真緒、もういいよ」
そう言ったのに、彼女は首を振った。
「フェラで俺をイカせたいの?」
咥えたまま頷いた。
「いいって……」
だめ、と真緒は首を横に振った。
「俺じゃなくて真緒を気持ちよくさせたいんだよ。俺が真緒をどれだけ好きかわからせたいんだから」
真緒はゆっくりと口からそれを外したが、名残惜しそうに先端をぺろりと舐めた。
『……下手だから、ですか?』
彼女は察していたようだった。
創平は正直に言う。
「うん、巧くはない。でも、すっげー気持ちいいよ。それはホント。巧くないって思ってるのは俺だけで、もしかしたら巧いって思いうヤツがいるかもしれない。……だからって他の男にするなよ? いつも言うだろ、セックスは好きの延長でするんだ。巧いとか下手とかどうでもいい。愛情を感じられたらそれで充分、だけど、真緒も俺も気持ちいいセックスが出来れば尚よし、って話だ」
『……うん』
「真緒のオクチ、めちゃくちゃ気持ちいいよ。真緒の下のオクチも気持ちよくなろ」
創平はコンドームを装着する。その様子を真緒がまじまじと見ているが、見せつけるように装着した。
「今度は真緒がつけて」
『……うん』
「なあ、真緒。俺を気持ちよくさせたい、っていうなら、上に乗って。騎乗位は何度もやってるだろ?」
真緒は素直に頷くと、創平を横たわらせた。
(え、いきなり?)
そういうつもりはなかったんだけど、と真緒を見る。
最初は正常位で馴らして……と思っていたが、真緒が創平に跨がり、そそり立つモノを握った。彼女が積極的になっていることを察し、黙って見守ることにした。
いつもは自分から挿入するが、今は真緒がそれを握って自分の秘部にあてがい、入口を探している。
「あー……そこだな……」
もう真緒の入口は身体が覚えている。
「ゆっくり腰を落として、うん、そう。真緒がいつもやってるように、そうそう……」
真緒の身体の重みを感じ、ゆっくり彼女のナカに吸い込まれていく感覚があった。
こすれるだけで快感に襲われる。
「あー……」
大丈夫か、というように真緒が顔を覗き込んできた。
「俺はいいから、真緒が、いいように動いて。自分の気持ちいいように動いてみて。横でも縦でも上下でも。俺は真緒が動くだけで気持ちいいから」
真緒が動く度に、豊かな胸が揺れ、創平は手を伸ばした。
彼女は天井を仰ぎ、自分のいい場所を探すように動いていた。
繋がった場所をぴったりと合わせ、彼女は押しつけるようにして前後に腰を振った。いつものことだが、どうやらこの感じが一番合っているらしい。
激しく動いては緩め、それを繰り返す。
「真緒、いいよ、降りて」
真緒は首を振った。
「なんで」
もっと動きたい、と彼女は言った。
「……じゃあ、もう少しこのままでいようか」
うん、と真緒は嬉しそうに笑った。
真緒は創平に倒れ込み、しがみついた。かと思うと、創平はくすぐったさを感じ、ふと見ると真緒が自分の乳首をちろちろと舐めていることに気づいた。自分と同じように、そうすれば創平も気持ちいいと思ったのだろうか。
空いたほうは指でそっと撫でている。やはりくすぐったい。
「……ありがと。俺は自分がされるより、真緒のを舐める方が好きかな」
彼女の背中に腕を回して、キスをする。舌を絡めて愛し合った。
創平は自分の腰を真緒の下半身に押しつけるように動かした。彼女を下から突き上げる格好になっている。真緒は驚いて、身体を起こそうとしたが、抱きしめて互いの身体を押しつけている。横になったまま下半身をぶつけると、上半身を大きく仰け反らせ頭上を仰いだ。
「ほら、気持ちいい? 気持ちいいんだ?」
創平は荒っぽく腰をぶつけていたが、真緒が耐えきれなくなったのか傾れ込んできた。
涙目の彼女は、少し膨れっ面だった、
「なに? 怒った?」
『…………』
「なんか怒ってるな」
『怒ってません』
「気持ちよくなかったか?」
『……わたしばっかり、いい思いしてるみたいです』
つながったまま真緒を抱き締め、
「いい思いしてるならよかった。もっと気持ちよくしろって殴られるのかと思った」
あはは、と笑うと、彼女は顔をあげ、
『そんなわけないです!』
ともっと頬を膨らませた。
『わたしばっかり……。松浦さんに気持ちよくなってもらいたいのに』
「俺にも気持ちよく? 俺は充分気持ちいい。真緒とセックスしてると、雄の本能むき出しになるくらいには気持ちいい」
大丈夫だ、と真緒の頬を撫でた。
「気持ちいいときは言ったらいい、もっと欲しいときはそう言って。俺は真緒を満足させたいって思ってるから」
昔の俺じゃない、と笑った。
「……ぁぃ」
真緒は声を出して頷いてくれた。
「俺がどれだけ真緒を好きか、わかってくれてるか?」
「……ぁぃ」
「ならよかった」
つながったまま真緒を抱き起こし、対面になった。
「つながった部分見えるだろ」
二人の視線は自然とそちらへ落ちた。
「俺を気持ちよくさせたいなら、これで動いてみて。真緒も気持ちよくなれるといいけど」
楽な体勢になって、と言うと真緒は創平の肩に手を置いた。
創平の目の前には真緒の双房がある。これは何かせずにはいらなれない。真緒が動いている間にも、創平は先端を口に含んで吸い上げる。
「……っ」
彼女の動きが止まりそうになると、創平が突き上げる。
「いいの? いいならいいって言って」
「……ぃぃっ……ぃぅぅ……」
「素直だな」
ぎゅうっと抱きしめ、真緒の後頭部を撫でた。
きっと声が出れば、もっといやらしく喘いでいたのだろうけれど、そんな声を隣人には聞かせたくないのも事実で、この特別な声を聞くのが自分だけでよかったとも思った。
「かわいい……」
全部何もかも可愛い、と背中も撫でた。
それでいて彼女が腰を動かすので、さすがにまずいと思った。このまま動かれたらあっという間に絶頂が来そうだ。
「……よし、おしゃべりはおわり。今度は俺の番だからな。覚悟しとけよ」
そういうと真緒の身体を押し倒した。
「ほら、腰動いている」
力を入れて耐えようとしているが、創平がわざと秘部を手で開いて、舌を入れると、真緒の腰は善がっているように動いた。
「もう何度も俺のが挿入いってるのに、きれいな色してるんだよな」
不思議だな、と創平は笑った。
「乳首だってきれいな色だし。俺がたくさん吸ってるのに」
真緒は上気し、顔を両手で隠した。
「まだまだ俺が足りてないんだろうなあ」
にやりと笑うと、真緒の顔を覗き込み、両手を払った。
「真緒、もう挿れちゃおっか」
真緒は困った顔を見せた。
「真緒のここ、欲しそうだし」
秘部のぷくりと膨れた場所を撫でると、彼女は悶える表情を見せた。
「ほら、もう我慢できないだろ」
ちょっと待ってな、と言って創平は自分も服を全て脱いだ。
真緒が身体を起こし、創平の様子を見守っている。
全裸になると、既に固く大きくなっているそれは、手で支えないと、早く真緒のナカへというように、ぎゅんぎゅん揺れた。
(やべ……)
ゴムを手にしてベッドに乗ると、ベッドから降りて、創平を座らせた。
「ん?」
創平の前で床にしゃがみこみ、そそり立つそれを手にした。
「あっ」
何も言わずに口に含み、創平を見上げた。
「してくれるのか……?」
小さな口が自分のものでぱんぱんになっている。
「もう入れたいんだろ?」
『…………』
真緒は無言のまま咥え、口内で転がしている。唇と舌でそれを出したり入れたりしながら、創平の快感を煽った。
「いつもは俺がしてくれって言うのに、今日は真緒からしてくれるんだな」
手で握り、舌を下から上へと這わせ、目は創平を見ている。
「すんげーイヤラシい画だな……」
一生懸命に奉仕してくれる真緒の頭を撫で、快感に身を委ねる。
「巧くなったな……気持ちいい……」
このままイキたいな……、と思うが、前よりは巧くはなったとはいえ、正直そんなに上手とは言えない。だが別に悪くはない。このまま自分だけがいい思いをするのは申し訳ないと思った。
「真緒、もういいよ」
そう言ったのに、彼女は首を振った。
「フェラで俺をイカせたいの?」
咥えたまま頷いた。
「いいって……」
だめ、と真緒は首を横に振った。
「俺じゃなくて真緒を気持ちよくさせたいんだよ。俺が真緒をどれだけ好きかわからせたいんだから」
真緒はゆっくりと口からそれを外したが、名残惜しそうに先端をぺろりと舐めた。
『……下手だから、ですか?』
彼女は察していたようだった。
創平は正直に言う。
「うん、巧くはない。でも、すっげー気持ちいいよ。それはホント。巧くないって思ってるのは俺だけで、もしかしたら巧いって思いうヤツがいるかもしれない。……だからって他の男にするなよ? いつも言うだろ、セックスは好きの延長でするんだ。巧いとか下手とかどうでもいい。愛情を感じられたらそれで充分、だけど、真緒も俺も気持ちいいセックスが出来れば尚よし、って話だ」
『……うん』
「真緒のオクチ、めちゃくちゃ気持ちいいよ。真緒の下のオクチも気持ちよくなろ」
創平はコンドームを装着する。その様子を真緒がまじまじと見ているが、見せつけるように装着した。
「今度は真緒がつけて」
『……うん』
「なあ、真緒。俺を気持ちよくさせたい、っていうなら、上に乗って。騎乗位は何度もやってるだろ?」
真緒は素直に頷くと、創平を横たわらせた。
(え、いきなり?)
そういうつもりはなかったんだけど、と真緒を見る。
最初は正常位で馴らして……と思っていたが、真緒が創平に跨がり、そそり立つモノを握った。彼女が積極的になっていることを察し、黙って見守ることにした。
いつもは自分から挿入するが、今は真緒がそれを握って自分の秘部にあてがい、入口を探している。
「あー……そこだな……」
もう真緒の入口は身体が覚えている。
「ゆっくり腰を落として、うん、そう。真緒がいつもやってるように、そうそう……」
真緒の身体の重みを感じ、ゆっくり彼女のナカに吸い込まれていく感覚があった。
こすれるだけで快感に襲われる。
「あー……」
大丈夫か、というように真緒が顔を覗き込んできた。
「俺はいいから、真緒が、いいように動いて。自分の気持ちいいように動いてみて。横でも縦でも上下でも。俺は真緒が動くだけで気持ちいいから」
真緒が動く度に、豊かな胸が揺れ、創平は手を伸ばした。
彼女は天井を仰ぎ、自分のいい場所を探すように動いていた。
繋がった場所をぴったりと合わせ、彼女は押しつけるようにして前後に腰を振った。いつものことだが、どうやらこの感じが一番合っているらしい。
激しく動いては緩め、それを繰り返す。
「真緒、いいよ、降りて」
真緒は首を振った。
「なんで」
もっと動きたい、と彼女は言った。
「……じゃあ、もう少しこのままでいようか」
うん、と真緒は嬉しそうに笑った。
真緒は創平に倒れ込み、しがみついた。かと思うと、創平はくすぐったさを感じ、ふと見ると真緒が自分の乳首をちろちろと舐めていることに気づいた。自分と同じように、そうすれば創平も気持ちいいと思ったのだろうか。
空いたほうは指でそっと撫でている。やはりくすぐったい。
「……ありがと。俺は自分がされるより、真緒のを舐める方が好きかな」
彼女の背中に腕を回して、キスをする。舌を絡めて愛し合った。
創平は自分の腰を真緒の下半身に押しつけるように動かした。彼女を下から突き上げる格好になっている。真緒は驚いて、身体を起こそうとしたが、抱きしめて互いの身体を押しつけている。横になったまま下半身をぶつけると、上半身を大きく仰け反らせ頭上を仰いだ。
「ほら、気持ちいい? 気持ちいいんだ?」
創平は荒っぽく腰をぶつけていたが、真緒が耐えきれなくなったのか傾れ込んできた。
涙目の彼女は、少し膨れっ面だった、
「なに? 怒った?」
『…………』
「なんか怒ってるな」
『怒ってません』
「気持ちよくなかったか?」
『……わたしばっかり、いい思いしてるみたいです』
つながったまま真緒を抱き締め、
「いい思いしてるならよかった。もっと気持ちよくしろって殴られるのかと思った」
あはは、と笑うと、彼女は顔をあげ、
『そんなわけないです!』
ともっと頬を膨らませた。
『わたしばっかり……。松浦さんに気持ちよくなってもらいたいのに』
「俺にも気持ちよく? 俺は充分気持ちいい。真緒とセックスしてると、雄の本能むき出しになるくらいには気持ちいい」
大丈夫だ、と真緒の頬を撫でた。
「気持ちいいときは言ったらいい、もっと欲しいときはそう言って。俺は真緒を満足させたいって思ってるから」
昔の俺じゃない、と笑った。
「……ぁぃ」
真緒は声を出して頷いてくれた。
「俺がどれだけ真緒を好きか、わかってくれてるか?」
「……ぁぃ」
「ならよかった」
つながったまま真緒を抱き起こし、対面になった。
「つながった部分見えるだろ」
二人の視線は自然とそちらへ落ちた。
「俺を気持ちよくさせたいなら、これで動いてみて。真緒も気持ちよくなれるといいけど」
楽な体勢になって、と言うと真緒は創平の肩に手を置いた。
創平の目の前には真緒の双房がある。これは何かせずにはいらなれない。真緒が動いている間にも、創平は先端を口に含んで吸い上げる。
「……っ」
彼女の動きが止まりそうになると、創平が突き上げる。
「いいの? いいならいいって言って」
「……ぃぃっ……ぃぅぅ……」
「素直だな」
ぎゅうっと抱きしめ、真緒の後頭部を撫でた。
きっと声が出れば、もっといやらしく喘いでいたのだろうけれど、そんな声を隣人には聞かせたくないのも事実で、この特別な声を聞くのが自分だけでよかったとも思った。
「かわいい……」
全部何もかも可愛い、と背中も撫でた。
それでいて彼女が腰を動かすので、さすがにまずいと思った。このまま動かれたらあっという間に絶頂が来そうだ。
「……よし、おしゃべりはおわり。今度は俺の番だからな。覚悟しとけよ」
そういうと真緒の身体を押し倒した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる