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37.夙夜(前編)
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そして、目を覚ますと真緒がいることに気づいて、目を擦った。
「ほんとに真緒がいる……」
身体を起こし、顔を覗き込んできた真緒を抱きしめた。
「おはよ」
『おはようございます』
「今何時だ?」
寝惚け眼で時計を見ると、午前九時を過ぎた頃だ。
真緒は本当に来てくれた。
「何時くらいに来たの?」
『八時半くらいです』
彼女は、創平の朝食と、昼食の準備をしてくれていたようだ。
「まーおー、こっち来て」
素直に彼女が創平の側に近づいてきた。
手招きをして真緒の身体を抱き寄せた。
「ほんとに真緒だ。嬉しい、朝起きたら真緒がいた。めちゃくちゃ幸せ」
立ったままでいる真緒の腹の辺りに頭を寄せると、彼女は創平の頭を撫でてくれた。
その手が心地よく感じた。
「ぁ……ぇぅ」
寝癖が、と真緒が笑う。
「どこ?」
『この辺です』
上目遣いで見上げると、頭の後頭部に手を伸ばした。
目の前に胸があることに気づき、思わず両手で掴んでしまった。
「……ゃっ」
顔を埋め、
「朝から目の毒だなー」
と呟いた。
「いきなり目の前に乳があったらこうしたくもなる」
手を退かせ、背中に手を回して真緒を抱きしめる。彼女は驚きはしたが、抵抗する様子はなかった。
だがすぐその手は膨らみへと戻る。服越しに、両手で胸を撫で、形を確かめる。確かめなくても、今日の服は身体のラインが出るような薄手のニットを着ていた。
「んー、朝から真緒のおっぱい。直接触りたいなあ」
そう言いながら既に、ニットの裾を引っ張り、中へと手を忍ばせていた。
「あー、おっぱい気持ちいい」
さっさとブラジャーのホックをはずし、直に胸に触れた。
『こらっ……』
真緒は抵抗はするものの、創平の力には敵わない様子だった。
「いつも柔らかいよな。はあ……久しぶりだ。もう二週間も抱いてないんだから……ちょっとだけ触らせて」
ニットをめくり、胸をはだけさせると、にやにやと笑う。
「吸っちゃお」
胸を揉みながら、ちゅうちゅうとピンク色の先端を口に含む。
「んー、ほらすぐに固くなるよな」
「…………」
しばらく吸い付いたあと、創平は真緒にちゅっと軽くキスをして、服を下ろした。
「今日……一日中真緒とセックスしてたいな。駄目か?」
「…………」
「ぶっ続けじゃないけど。二週間ぶりだから、たっくさん真緒を堪能したい。いろんなセックスしたい。スローなのも激しいのも、たっくさん」
会い変わらず恥ずかしそうだが、真緒は頷いてくれた。
「朝早く来てもらったのは、それもある。めちゃくちゃ抱きたかったから。でも身体目当てじゃない、信じて」
このまましたいところだけどさ、と創平は神妙な面持ちになった。
「トイレ行きたい」
『えっ』
「悪い」
創平はベッドから飛び降り、トイレに向かった。
真緒の作ってくれた朝食を食べ、顔を洗ったあと、創平は服を着替えようか迷っていた。
(このまま……)
どうしようか、と真緒を見やる。
テレビを見ながら、寛いでいた。
「まーお、おいで」
自分の隣に座らせようと呼ぶと、彼女は素直に従った。が、少し構えているのか身体が硬かった。
先程創平が宣言したことで、きっとそのことで頭がいっぱいなのだろう。
「はは、そんな構えるなって」
『……』
「真緒はやる気満々なんだな」
『ちが……っ』
「俺はそういう真緒も好き」
ちゅっとキスをして、真緒を床に倒した。
「俺はやる気満々。今日はいつでも真緒を抱けるよ?」
『……』
「気分が乗らないなら、あとにしよっか」
『そういうわけじゃ……』
「けど今日は真緒といっぱいセックスしたいから」
創平は再び宣言した。
何度出来るかわからないが、真緒を抱くつもりでいる。
「俺が嫌?」
真緒は首を横に振る。
「セックスは嫌?」
同じように首を振る。
「真緒の口から聞きたい。したいか、したくないか」
『…………』
「なあ」
真緒がごくりと息を飲んだ。
し、た、い、と真緒の口が動いた。
否や、創平は真緒の唇を奪ったのだった。
既に服をまとっていない真緒が、創平のズボンを脱がせる。
下着だけになり、中央部が大きく膨れているのを見て、創平を見上げた。
「いいよ」
そっと真ん中に触れ、指先を動かした。
「ん、気持ちいい。でも、直接のほうがもっと気持ちいいんだけどな」
真緒は下着を下ろそうとし、大きくなったソレを傷つけないように、ゆっくり下ろしてくれた。
「大丈夫だよ」
真緒の頭を撫で、露わになったモノを目の前に突き出した。
先程までは創平が真緒の身体を堪能していたが、真緒が自分も創平にしたい、と言い出したのだ。何度かその行為はあったが、創平がしてほしくて、無理にさせているだけのものだった。
しかし彼女は、自分からしたいと言い、こうして創平のモノを目の前にしている。
「無理はするなよ?」
彼女は頷いた。
小さな舌を出すと、先端をぺろりと舐めた。可愛い舌がくすぐったい。
何度か舌先で舐め、口にして先に吸い付くように舐めていた。
創平は真緒の手を取り、根元へと誘導し、掴ませる。
「持って」
言われたとおりに、彼女は根元近くを握った。
先端だけだったものが、次第に口の奥へとそれを含ませていく。小さな口には入りきらないのは当然で、口内では舌を使ってそれを舐めていた。
「ちょっと、座る」
脚を開いてベッドに腰を下ろすと、真緒は跪いて再び咥えた。
出したり入れたりを繰り返し、じゅぷじゅぷと音を立てている。
真剣な真緒の顔に、創平のそこが熱くなっていくのを感じた。まだまだ彼女のテクニックでは絶頂には到達できないだろう。しかし、彼女の一生懸命な姿がたまらなく嬉しくて、愛おしいと感じる。
頭を撫で、さらに手を伸ばして胸の先を転がした。
なんていやらしい光景なんだろうなと思うが、二人にしかわからないことだ。真緒がこんなことをするなんて、自分だけが知っていればいいことなのだから。
もっとしてもらいたいこともあるし、言えばきっと彼女は素直に行動してくれるのだ。
「あー……いい……」
咥えていたモノを、今度は舌で下から上へと舐め上げている。
ぞくぞくしていた。
「そうそう……それ、いいな……うっ」
真緒は片手で袋をさわさわと撫でた。
「それは強く握るなよ? 痛むからな」
うん、と真緒は舐めながら頷いた。
舌を出しながらの上目遣いは、とてもいらやしかった。
(こんなの、他の男にさせられねえ、俺でよかった)
巧くはないのに、どうしてこんなに快感を得られるのだろう。
(真緒が好きだから……)
彼女がしてくれることに意味があるのだ、と心底から思った。
淫靡な水音にクラクラし、そのまま後ろに倒れた。
「ほんとに真緒がいる……」
身体を起こし、顔を覗き込んできた真緒を抱きしめた。
「おはよ」
『おはようございます』
「今何時だ?」
寝惚け眼で時計を見ると、午前九時を過ぎた頃だ。
真緒は本当に来てくれた。
「何時くらいに来たの?」
『八時半くらいです』
彼女は、創平の朝食と、昼食の準備をしてくれていたようだ。
「まーおー、こっち来て」
素直に彼女が創平の側に近づいてきた。
手招きをして真緒の身体を抱き寄せた。
「ほんとに真緒だ。嬉しい、朝起きたら真緒がいた。めちゃくちゃ幸せ」
立ったままでいる真緒の腹の辺りに頭を寄せると、彼女は創平の頭を撫でてくれた。
その手が心地よく感じた。
「ぁ……ぇぅ」
寝癖が、と真緒が笑う。
「どこ?」
『この辺です』
上目遣いで見上げると、頭の後頭部に手を伸ばした。
目の前に胸があることに気づき、思わず両手で掴んでしまった。
「……ゃっ」
顔を埋め、
「朝から目の毒だなー」
と呟いた。
「いきなり目の前に乳があったらこうしたくもなる」
手を退かせ、背中に手を回して真緒を抱きしめる。彼女は驚きはしたが、抵抗する様子はなかった。
だがすぐその手は膨らみへと戻る。服越しに、両手で胸を撫で、形を確かめる。確かめなくても、今日の服は身体のラインが出るような薄手のニットを着ていた。
「んー、朝から真緒のおっぱい。直接触りたいなあ」
そう言いながら既に、ニットの裾を引っ張り、中へと手を忍ばせていた。
「あー、おっぱい気持ちいい」
さっさとブラジャーのホックをはずし、直に胸に触れた。
『こらっ……』
真緒は抵抗はするものの、創平の力には敵わない様子だった。
「いつも柔らかいよな。はあ……久しぶりだ。もう二週間も抱いてないんだから……ちょっとだけ触らせて」
ニットをめくり、胸をはだけさせると、にやにやと笑う。
「吸っちゃお」
胸を揉みながら、ちゅうちゅうとピンク色の先端を口に含む。
「んー、ほらすぐに固くなるよな」
「…………」
しばらく吸い付いたあと、創平は真緒にちゅっと軽くキスをして、服を下ろした。
「今日……一日中真緒とセックスしてたいな。駄目か?」
「…………」
「ぶっ続けじゃないけど。二週間ぶりだから、たっくさん真緒を堪能したい。いろんなセックスしたい。スローなのも激しいのも、たっくさん」
会い変わらず恥ずかしそうだが、真緒は頷いてくれた。
「朝早く来てもらったのは、それもある。めちゃくちゃ抱きたかったから。でも身体目当てじゃない、信じて」
このまましたいところだけどさ、と創平は神妙な面持ちになった。
「トイレ行きたい」
『えっ』
「悪い」
創平はベッドから飛び降り、トイレに向かった。
真緒の作ってくれた朝食を食べ、顔を洗ったあと、創平は服を着替えようか迷っていた。
(このまま……)
どうしようか、と真緒を見やる。
テレビを見ながら、寛いでいた。
「まーお、おいで」
自分の隣に座らせようと呼ぶと、彼女は素直に従った。が、少し構えているのか身体が硬かった。
先程創平が宣言したことで、きっとそのことで頭がいっぱいなのだろう。
「はは、そんな構えるなって」
『……』
「真緒はやる気満々なんだな」
『ちが……っ』
「俺はそういう真緒も好き」
ちゅっとキスをして、真緒を床に倒した。
「俺はやる気満々。今日はいつでも真緒を抱けるよ?」
『……』
「気分が乗らないなら、あとにしよっか」
『そういうわけじゃ……』
「けど今日は真緒といっぱいセックスしたいから」
創平は再び宣言した。
何度出来るかわからないが、真緒を抱くつもりでいる。
「俺が嫌?」
真緒は首を横に振る。
「セックスは嫌?」
同じように首を振る。
「真緒の口から聞きたい。したいか、したくないか」
『…………』
「なあ」
真緒がごくりと息を飲んだ。
し、た、い、と真緒の口が動いた。
否や、創平は真緒の唇を奪ったのだった。
既に服をまとっていない真緒が、創平のズボンを脱がせる。
下着だけになり、中央部が大きく膨れているのを見て、創平を見上げた。
「いいよ」
そっと真ん中に触れ、指先を動かした。
「ん、気持ちいい。でも、直接のほうがもっと気持ちいいんだけどな」
真緒は下着を下ろそうとし、大きくなったソレを傷つけないように、ゆっくり下ろしてくれた。
「大丈夫だよ」
真緒の頭を撫で、露わになったモノを目の前に突き出した。
先程までは創平が真緒の身体を堪能していたが、真緒が自分も創平にしたい、と言い出したのだ。何度かその行為はあったが、創平がしてほしくて、無理にさせているだけのものだった。
しかし彼女は、自分からしたいと言い、こうして創平のモノを目の前にしている。
「無理はするなよ?」
彼女は頷いた。
小さな舌を出すと、先端をぺろりと舐めた。可愛い舌がくすぐったい。
何度か舌先で舐め、口にして先に吸い付くように舐めていた。
創平は真緒の手を取り、根元へと誘導し、掴ませる。
「持って」
言われたとおりに、彼女は根元近くを握った。
先端だけだったものが、次第に口の奥へとそれを含ませていく。小さな口には入りきらないのは当然で、口内では舌を使ってそれを舐めていた。
「ちょっと、座る」
脚を開いてベッドに腰を下ろすと、真緒は跪いて再び咥えた。
出したり入れたりを繰り返し、じゅぷじゅぷと音を立てている。
真剣な真緒の顔に、創平のそこが熱くなっていくのを感じた。まだまだ彼女のテクニックでは絶頂には到達できないだろう。しかし、彼女の一生懸命な姿がたまらなく嬉しくて、愛おしいと感じる。
頭を撫で、さらに手を伸ばして胸の先を転がした。
なんていやらしい光景なんだろうなと思うが、二人にしかわからないことだ。真緒がこんなことをするなんて、自分だけが知っていればいいことなのだから。
もっとしてもらいたいこともあるし、言えばきっと彼女は素直に行動してくれるのだ。
「あー……いい……」
咥えていたモノを、今度は舌で下から上へと舐め上げている。
ぞくぞくしていた。
「そうそう……それ、いいな……うっ」
真緒は片手で袋をさわさわと撫でた。
「それは強く握るなよ? 痛むからな」
うん、と真緒は舐めながら頷いた。
舌を出しながらの上目遣いは、とてもいらやしかった。
(こんなの、他の男にさせられねえ、俺でよかった)
巧くはないのに、どうしてこんなに快感を得られるのだろう。
(真緒が好きだから……)
彼女がしてくれることに意味があるのだ、と心底から思った。
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