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【第1部】13.リセット
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トモはもやもやとしていた。
ほかの女を抱いても《ミヅキ》とのような高ぶりはない。彼女を切ってからもうどれくらい経っただろうか。半年……いやそれ以上のはずだ。
自分のモノを咥えさせると、女は嬉しそうではあった。
「おまえ、巧いな」
と言うと、女は喜んだ表情を見せたが、トモ自身は嬉しさを感じない。
(妙に巧すぎる……慣れすぎてるな)
《ミヅキ》は下手くそだったが、自分のために一生懸命になる、その姿を見ることに満足していたのだ。
どの女と寝ても、童顔なのに成熟した身体の彼女のことを思い出す。心地よかった身体やその時間、笑う顔や悲しそうな顔、困った顔、気が強いのにすぐに泣くところ、色々なことを思い出してしまう。誉めたら嬉しそうな顔をした。
(あいつは下手くそだったけど……俺が褒めたらもっと一生懸命になってたな)
少し前に関係を持った髪の短い女は、やたら香水臭く、声も大きくて疲れた。テクニックはあったが、一度だけで充分だと思い、もう誘っていない。
目の前の髪の長い女は、以前何度か寝たことがあった気がするが、いつだったかや、何度だったかは覚えていない。街中で、髪型が《ミヅキ》に似ているなと思ったら、彼女から声をかけてきたのだ。覚えていなかったが、誘われたのでそのまま一緒に出かけた。
女の腰使いが巧すぎて、騎乗位で果ててしまった。
「この傷どうしたの?」
女が、寝転ぶトモの右こめかみの傷を見つけて、指を伸ばした。
「触るな」
思わず払いのけてしまった。
「痛むの?」
「大丈夫だ。でも触られたくない」
「ごめんね」
ちゅ、っとキスを落としてきた。
女の胸が、トモの腕に当たる。ガッと鷲掴みすると、彼女は小さく悲鳴を上げた。
「なあに、もう一回するの?」
「……ん、そうだな」
女がトモにまたがると、トモは両腕を伸ばして豊満な胸を掴んだ。
トモはもやもやとしていた。
ほかの女を抱いても《ミヅキ》とのような高ぶりはない。彼女を切ってからもうどれくらい経っただろうか。半年……いやそれ以上のはずだ。
自分のモノを咥えさせると、女は嬉しそうではあった。
「おまえ、巧いな」
と言うと、女は喜んだ表情を見せたが、トモ自身は嬉しさを感じない。
(妙に巧すぎる……慣れすぎてるな)
《ミヅキ》は下手くそだったが、自分のために一生懸命になる、その姿を見ることに満足していたのだ。
どの女と寝ても、童顔なのに成熟した身体の彼女のことを思い出す。心地よかった身体やその時間、笑う顔や悲しそうな顔、困った顔、気が強いのにすぐに泣くところ、色々なことを思い出してしまう。誉めたら嬉しそうな顔をした。
(あいつは下手くそだったけど……俺が褒めたらもっと一生懸命になってたな)
少し前に関係を持った髪の短い女は、やたら香水臭く、声も大きくて疲れた。テクニックはあったが、一度だけで充分だと思い、もう誘っていない。
目の前の髪の長い女は、以前何度か寝たことがあった気がするが、いつだったかや、何度だったかは覚えていない。街中で、髪型が《ミヅキ》に似ているなと思ったら、彼女から声をかけてきたのだ。覚えていなかったが、誘われたのでそのまま一緒に出かけた。
女の腰使いが巧すぎて、騎乗位で果ててしまった。
「この傷どうしたの?」
女が、寝転ぶトモの右こめかみの傷を見つけて、指を伸ばした。
「触るな」
思わず払いのけてしまった。
「痛むの?」
「大丈夫だ。でも触られたくない」
「ごめんね」
ちゅ、っとキスを落としてきた。
女の胸が、トモの腕に当たる。ガッと鷲掴みすると、彼女は小さく悲鳴を上げた。
「なあに、もう一回するの?」
「……ん、そうだな」
女がトモにまたがると、トモは両腕を伸ばして豊満な胸を掴んだ。
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