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【幸成編】
1.世話係(後編)
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「ちょっと、いつもの所に買い物行ってくる」
ある日、桃子が作業中の幸成の声をかけ、そう言った。近くのコンビニに行くときなども声をかけてくる。
土曜日の午後だ。
空いた客間の掃除をしていた時だった。
昼間は個人的な用事は入れないようにしているし、付いて来いというなら付いていくようにしている。大した仕事は任されていないし、ずっと家のことをしているので息がつまるし、寧ろ自分も出掛けて息抜きがしたいのが本音だ。
そして、桃子の言う「いつのも所」というのが郊外の大型ショッピングセンターのことだ。ここが気に入っているようで、本屋もあれば洋服屋もある。
「一人で行くから」
「いえ、俺ももちろん行きますよ、車出します」
「うん……ううん、電車で行くから」
「いえいえ、俺が車で」
「うん……でも……」
「何か不都合でも?」
「別にそういうわけじゃないけど」
じゃあ行きましょうか、と車を回してくることを伝え、桃子の買い物について行くことにした。
(あ……)
桃子が入った店は下着屋だった。
(それで渋ったのか……)
「俺はそこの入口が見える場所にいますので」
「……鶴丸が選んでもいいよ?」
「いや、俺が選ぶ意味がわからないんですけど」
「……そう」
女性用の下着が嫌なわけではない。寧ろ好きだ。
出来れば女性が付けている姿を見たい、そしてそれを脱がせるのも楽しい。
などとは口が裂けても言えない。
「あの、お客様」
入口付近で待っていると、店員がやってきて声をかけてきた。
「はい」
「お連れ様が、お呼びです」
「えっ」
「あの、先程の……」
ええええ、と激しく顔を歪めた。
幸い他の客は試着室にはいない。
店員に試着室に案内され、
「あの、お呼びですか」
と小声で言った。
人のいるところで「お嬢」とは言わないように気をつけている。
ひょいっと顔と右手だけ出した桃子が、真顔で、
「ねえ、どうかな」
と手招きした。
「え!?」
ジャッと音がして、カーテンが少し開かれた。
桃子は上半身が下着一枚の格好で立っている。下はスカートを履いたままだ。
ごくり、と息を飲んだ。
一瞬見てしまった後、すぐ目を逸らした。
正直、胸は大きくは無かった。
(発展途上ってとこか)
いやいやそんなことを考えている場合では無い、と心で自分を殴る。
「何してるんです」
務めて冷静に言い、顔を背けた。
「この色、合ってると思う?」
一瞬目に入った色は、赤だった。見直すわけにもいかない。
「ご自分でいいと思えば合ってるんじゃないですか」
「……そう」
俺に何をさせたいんだ、と苛立った。
「似合わないか……」
ぼそりと言うのが聞こえた。
「そんな派手な色より、もう少し薄い色のほうがいいんじゃないですか。可愛らしさとか清楚さのある色、ほかにあるでしょ。ピンクとか……白とか」
思い切って顔を上げ、目を見て言った、視線を落とさないように気をつけながら。それでも視界には入ってくるのだが。
桃子は虚を突かれたような顔で、幸成の言葉を聞いている。
「そういう色は、もう少し大人になってからのほうがいいと、俺は思います。あとは店員がいるんですから、プロに相談してください」
さっきのところで待ってますから、とカーテンの外へ出た。
少し離れた所で店員が立っていたので、
「相談に乗ってやってください」
そう言って今度は店外へ出た。
店員がどんな顔をして幸成を見ていたかは、知るよしもない。
かなりの時間を経過したあと、桃子は紙袋を持って店を出てきた。
「買われたんですか」
「うん、二セット買った」
「そうですか……」
「ピンクと白。結構度胸のいる買い物だったかな」
「はあ……」
「鶴丸の意見、参考にした」
「そうですか」
初めて名前を呼ばれたな、とと幸成は桃子を見た。
「お嬢、もう、ああいうのはしないように」
相手が自分だったから何もないが、と遠回しに言ったつもりだった。
「鶴丸はいろんな女の人のを見てるっぽいから、意見、訊いてみた」
「えっ!?」
見てるっぽい、とはどういうことだと彼女の横顔を見下ろす。
相変わらず飄々とした顔で前を見ている。
「それに、ケツの青いガキになんか興味ないし欲情もしないんでしょ」
「…………」
まさかあの時の話訊いていたのか、と額に手をやる。
「なるほど……」
風呂場でギャンギャン男達が騒いでいた時のことだ。
「訊いていたならおわかりと思いますが。うちには欲望丸出しの男ばっかいるんです。俺じゃなければ、下品なことをされているかもしれませんよ。もう、あんな煽るようなことはしないでください。絶対に、誰にも」
(全く、疲れるな……)
「わかった、ごめん」
「それから。俺がすぐに飛んでいけるように部屋の近くにはいますけど、俺がいない時もありますし、寝る時や外出時も施錠してくださいね。誰が何をするかわかりませんから」
「……うん」
いつまでお守りさせられるんだろう、と内心溜息をついたのだった。
しかし。
「お嬢、おられますか」
ごはんが出来ましたよ、と声をかけても返事がないので、
「入りますよ」
と部屋のドアレバーに手をかけた。鍵は開いている。
(不用心な。施錠しろよ)
桃子の部屋は、邸宅の一番奥にあるが、誰が侵入するかわからない。。
「お嬢……?」
桃子はベッドに横たわっていた。
(寝てるのか……)
ゆっくり彼女に近づく。
部屋に入ることは、普段は桃子が承諾してくれている。声をかけてくれれば入ってもいいと言ってくれているため、やましいことはないので入っていった。
「お嬢……」
眠っていた。
「お疲れなんですね……」
この三ヶ月、見ず知らずの場所に来て、住まわされ、学校と邸宅の往復をするだけの毎日だ、高校一年生の女の子が、気丈に振る舞っていられるはずはないのだ。
桃子の顔が濡れていることに気づいた。
まつげに滴がついている。
(泣いてた……)
よく見れば、桃子は手に何かを握っている。
(なんだ……?)
マスコットキーホルダーのようだ。
(犬……柴犬か!)
少し汚れてはいるが、柴犬のマスコットだと気づいた。
(母親の形見……とか……か?)
大事なものには違いないだろう。
どういう縁があるものかはわからないが、とても大切にし、それを握りしめて涙を流すくらいは、毎日堪えているものがあったのだろう。
(お嬢……)
気丈に振る舞っているだけなのだ。
誰にも胸の内を伝えることもできずに。
頬にかかる髪を払い、桃子の下まぶたを拭った。
(俺に……言ってくれればいいのに……なんて言えるわけ無いか)
こうしてみると、小さな女の子でしかない。
「俺が、お嬢を守りますよ」
桃子にタオルケットをかけ、幸成は電気を消して部屋を出た。
……それからは桃子の変化に敏感になった。彼女は学校であったことを話すことはなかった。学校生活は問題なく送っているようではあったが。
時々幸成が質問をすれば、少しずつ応えてくれるようにはなっていった。
「お嬢は柴犬が好きですか」
「……うん」
「犬は好きそうだなとは思いましたが、特に柴犬には違うと思ったんですけど」
「……うん」
桃子は頷いた。
食事をしながら、いつものような一方的な会話をする。
しかし今日は違った。
「小さい頃」
(ん!?)
「祖父母の家に柴犬がいて……お母さ……母に内緒で」
「お母さん、でいいですよ」
「祖父母の家だってことは知らずに、柴犬を可愛がっていたんだけど……わたしが、お母さんの子供だってわかった途端、会わせてもれなくなって……」
お母さんは、こっそりわたしを祖父母の家の近くを通っていただけだったんだ、と桃子は言った。
「柴犬の名前、モモ、だったんだ」
「そう、ですか……」
「柴犬が好きな理由は、可愛がってた犬が柴犬だった、それだけよ」
桃子は笑った。
無理矢理の笑顔なのはすぐにわかる。普段無愛想な彼女が笑うのは、作り笑いだ。
「お嬢」
「なに」
「泣きたいときは泣いてください。俺の前では問題ないと思います」
「……ありがと」
ある日、桃子が作業中の幸成の声をかけ、そう言った。近くのコンビニに行くときなども声をかけてくる。
土曜日の午後だ。
空いた客間の掃除をしていた時だった。
昼間は個人的な用事は入れないようにしているし、付いて来いというなら付いていくようにしている。大した仕事は任されていないし、ずっと家のことをしているので息がつまるし、寧ろ自分も出掛けて息抜きがしたいのが本音だ。
そして、桃子の言う「いつのも所」というのが郊外の大型ショッピングセンターのことだ。ここが気に入っているようで、本屋もあれば洋服屋もある。
「一人で行くから」
「いえ、俺ももちろん行きますよ、車出します」
「うん……ううん、電車で行くから」
「いえいえ、俺が車で」
「うん……でも……」
「何か不都合でも?」
「別にそういうわけじゃないけど」
じゃあ行きましょうか、と車を回してくることを伝え、桃子の買い物について行くことにした。
(あ……)
桃子が入った店は下着屋だった。
(それで渋ったのか……)
「俺はそこの入口が見える場所にいますので」
「……鶴丸が選んでもいいよ?」
「いや、俺が選ぶ意味がわからないんですけど」
「……そう」
女性用の下着が嫌なわけではない。寧ろ好きだ。
出来れば女性が付けている姿を見たい、そしてそれを脱がせるのも楽しい。
などとは口が裂けても言えない。
「あの、お客様」
入口付近で待っていると、店員がやってきて声をかけてきた。
「はい」
「お連れ様が、お呼びです」
「えっ」
「あの、先程の……」
ええええ、と激しく顔を歪めた。
幸い他の客は試着室にはいない。
店員に試着室に案内され、
「あの、お呼びですか」
と小声で言った。
人のいるところで「お嬢」とは言わないように気をつけている。
ひょいっと顔と右手だけ出した桃子が、真顔で、
「ねえ、どうかな」
と手招きした。
「え!?」
ジャッと音がして、カーテンが少し開かれた。
桃子は上半身が下着一枚の格好で立っている。下はスカートを履いたままだ。
ごくり、と息を飲んだ。
一瞬見てしまった後、すぐ目を逸らした。
正直、胸は大きくは無かった。
(発展途上ってとこか)
いやいやそんなことを考えている場合では無い、と心で自分を殴る。
「何してるんです」
務めて冷静に言い、顔を背けた。
「この色、合ってると思う?」
一瞬目に入った色は、赤だった。見直すわけにもいかない。
「ご自分でいいと思えば合ってるんじゃないですか」
「……そう」
俺に何をさせたいんだ、と苛立った。
「似合わないか……」
ぼそりと言うのが聞こえた。
「そんな派手な色より、もう少し薄い色のほうがいいんじゃないですか。可愛らしさとか清楚さのある色、ほかにあるでしょ。ピンクとか……白とか」
思い切って顔を上げ、目を見て言った、視線を落とさないように気をつけながら。それでも視界には入ってくるのだが。
桃子は虚を突かれたような顔で、幸成の言葉を聞いている。
「そういう色は、もう少し大人になってからのほうがいいと、俺は思います。あとは店員がいるんですから、プロに相談してください」
さっきのところで待ってますから、とカーテンの外へ出た。
少し離れた所で店員が立っていたので、
「相談に乗ってやってください」
そう言って今度は店外へ出た。
店員がどんな顔をして幸成を見ていたかは、知るよしもない。
かなりの時間を経過したあと、桃子は紙袋を持って店を出てきた。
「買われたんですか」
「うん、二セット買った」
「そうですか……」
「ピンクと白。結構度胸のいる買い物だったかな」
「はあ……」
「鶴丸の意見、参考にした」
「そうですか」
初めて名前を呼ばれたな、とと幸成は桃子を見た。
「お嬢、もう、ああいうのはしないように」
相手が自分だったから何もないが、と遠回しに言ったつもりだった。
「鶴丸はいろんな女の人のを見てるっぽいから、意見、訊いてみた」
「えっ!?」
見てるっぽい、とはどういうことだと彼女の横顔を見下ろす。
相変わらず飄々とした顔で前を見ている。
「それに、ケツの青いガキになんか興味ないし欲情もしないんでしょ」
「…………」
まさかあの時の話訊いていたのか、と額に手をやる。
「なるほど……」
風呂場でギャンギャン男達が騒いでいた時のことだ。
「訊いていたならおわかりと思いますが。うちには欲望丸出しの男ばっかいるんです。俺じゃなければ、下品なことをされているかもしれませんよ。もう、あんな煽るようなことはしないでください。絶対に、誰にも」
(全く、疲れるな……)
「わかった、ごめん」
「それから。俺がすぐに飛んでいけるように部屋の近くにはいますけど、俺がいない時もありますし、寝る時や外出時も施錠してくださいね。誰が何をするかわかりませんから」
「……うん」
いつまでお守りさせられるんだろう、と内心溜息をついたのだった。
しかし。
「お嬢、おられますか」
ごはんが出来ましたよ、と声をかけても返事がないので、
「入りますよ」
と部屋のドアレバーに手をかけた。鍵は開いている。
(不用心な。施錠しろよ)
桃子の部屋は、邸宅の一番奥にあるが、誰が侵入するかわからない。。
「お嬢……?」
桃子はベッドに横たわっていた。
(寝てるのか……)
ゆっくり彼女に近づく。
部屋に入ることは、普段は桃子が承諾してくれている。声をかけてくれれば入ってもいいと言ってくれているため、やましいことはないので入っていった。
「お嬢……」
眠っていた。
「お疲れなんですね……」
この三ヶ月、見ず知らずの場所に来て、住まわされ、学校と邸宅の往復をするだけの毎日だ、高校一年生の女の子が、気丈に振る舞っていられるはずはないのだ。
桃子の顔が濡れていることに気づいた。
まつげに滴がついている。
(泣いてた……)
よく見れば、桃子は手に何かを握っている。
(なんだ……?)
マスコットキーホルダーのようだ。
(犬……柴犬か!)
少し汚れてはいるが、柴犬のマスコットだと気づいた。
(母親の形見……とか……か?)
大事なものには違いないだろう。
どういう縁があるものかはわからないが、とても大切にし、それを握りしめて涙を流すくらいは、毎日堪えているものがあったのだろう。
(お嬢……)
気丈に振る舞っているだけなのだ。
誰にも胸の内を伝えることもできずに。
頬にかかる髪を払い、桃子の下まぶたを拭った。
(俺に……言ってくれればいいのに……なんて言えるわけ無いか)
こうしてみると、小さな女の子でしかない。
「俺が、お嬢を守りますよ」
桃子にタオルケットをかけ、幸成は電気を消して部屋を出た。
……それからは桃子の変化に敏感になった。彼女は学校であったことを話すことはなかった。学校生活は問題なく送っているようではあったが。
時々幸成が質問をすれば、少しずつ応えてくれるようにはなっていった。
「お嬢は柴犬が好きですか」
「……うん」
「犬は好きそうだなとは思いましたが、特に柴犬には違うと思ったんですけど」
「……うん」
桃子は頷いた。
食事をしながら、いつものような一方的な会話をする。
しかし今日は違った。
「小さい頃」
(ん!?)
「祖父母の家に柴犬がいて……お母さ……母に内緒で」
「お母さん、でいいですよ」
「祖父母の家だってことは知らずに、柴犬を可愛がっていたんだけど……わたしが、お母さんの子供だってわかった途端、会わせてもれなくなって……」
お母さんは、こっそりわたしを祖父母の家の近くを通っていただけだったんだ、と桃子は言った。
「柴犬の名前、モモ、だったんだ」
「そう、ですか……」
「柴犬が好きな理由は、可愛がってた犬が柴犬だった、それだけよ」
桃子は笑った。
無理矢理の笑顔なのはすぐにわかる。普段無愛想な彼女が笑うのは、作り笑いだ。
「お嬢」
「なに」
「泣きたいときは泣いてください。俺の前では問題ないと思います」
「……ありがと」
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