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1.出会いは突然
5.クリスマスデート
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クリスマスイブの夜、二人は久しぶりに会った。
「久しぶりだな。元気だったみたいでよかったよ」
「松田さんも……お元気そうで何よりです」
イルミネーションイベントに行こう、と彼女を誘った。
久しぶりの彼女は、髪が伸びて、少し化粧をしているのか以前よりも大人びていた。
人が多くて苦しかったが、どさくさ紛れに佑香に腕を掴ませた。
「はぐれるから」
「……すみません、腕、お借りします」
真面目なのは相変わらずだった。
美しいイルミネーションに見とれる佑香に見とれた。
(綺麗だな……)
十八だというが、もっと大人に見えた。
ドキドキしているのがバレないよう必死に繕った。大人の魅力をみせてやれと言われたが、そんな余裕はない。
嬉しそうにイルミネーションを見ている顔は綺麗だが、少しはしゃぐ様子は年相応なのだと感じた。
「腹減ってないか?」
「少しだけ」
「よし、屋台でなんか食うか」
出店がたくさん出ており、佑香が食べたいものを教えてもらって並んだ。
「こんなのでいいのか? もっと食べないのかよ」
「はい、そんなには」
牛串を二本買い、別の屋台で自分が食べたかった焼きそばを買った。
焼きそばも勧めたが、佑香は遠慮した。
夜はたくさんは食べないと話してくれた。本当は青のりが歯についたら恥ずかしい、という乙女心をその時の慶孝は全く気づいていなかった。牛串もどうなのか、後日幸成に叱られたのだが。
「なんか、こういうところで食べるモンって美味いんだよな」
「そうですね」
昔はイベント時には、自分も仲間達と店を出して稼いでいたことを思い出した。まさか買う側の人間になるとは思いもしなかったが。
イベントに来る途中に、身の上をかいつまんでは話した。かつては極道だったことを正直に話すと、ただでさえ口数の少ない彼女の口数は減った気がした。今は堅気で、知り合いの飲食業の会社を手伝っていることを話すと、なぜか安心したような表情を見せた。消費者金融の取り立てでもやっていると思われたのかもしれない。
彼女のほうの話も少しばかり教えてくれた。
もうすぐ受験であること、年があければすぐに試験だということも。
「追い込みなのに……誘って悪かった」
「いえ、大丈夫です。それに、松田さんは《息抜きに》って……おっしゃってましたから。息抜きしなきゃと思いまして」
「そう、だったんだ」
誘ったことに不満はないようで、ほっとした。無理に応じてくれていたのなら申し訳なかったからだ。違うようで安堵した。
食べ終わり、焼きそばの入っていたトレーや串を捨てると、言いづらそうに佑香が口を開いた。
「あの……」
「ん?」
「……その……」
「どうした?」
「ソースが、口の端に……」
「え、マジか」
思わず、手で拭おうとしたが、それより先に佑香がコートのポケットからハンカチを出した。
「これを」
すっと差し出され、慶孝は受け取った。
「ここかな」
「……はい、取れましたよ」
「サンキュ」
佑香はそのハンカチを受け取ろうとしたが、
「悪い、汚したから、洗って返す」
「いえ、いいですよ。そのままもらいます」
「……なんか前にこんなやりとりしたことあったな」
初めて会った時のことを思い出した。
鼻血にまみれた佑香のハンドタオルを引き取って、弁償すると言って新しいものを翌日に返したのだった。
「このハンカチは……差し上げられないので……」
「だから洗って返すから」
「でも……」
「口実が欲しいんだ」
「え?」
佑香はどういうことだろうというふうに見上げてきた。
「佑香ちゃんとまた会う口実、ほしいから」
「え……」
口を少し開けて、慶孝を見ている。
見つめられた慶孝もまっすぐに佑香を見返した。
「……なんて言われたら困るよな。また佑香ちゃんを困らせて、ごめんな。悪いおっさんだよな」
「……お願いします」
「え?」
ふいっと彼女は目を逸らした。
「洗って返してくださるっていうのでしたら、お願いします……」
耳を疑った。
佑香の言葉を反芻し、聞き間違いでないことを確認して頷いた。
「じゃあ、洗って返すから」
「そのハンカチ……ハンドタオルは、松田さんにいただいたものなので」
「……そ、そうだったっけ」
こくり、と佑香はうなずき、俯いた。
「なのて、差し上げられません」
少し耳が赤くなっているような気がしたが、夜空の下では見間違えたのかもしれない。
「預かるな」
「お願いします」
(次に会う約束を取り付けたようなもんだよな……)
胸が高鳴るのはなぜだろう。
嬉しいという気持ちが溢れてきた……。
イベント会場を抜け、遅くなるといけないからと佑香を送り届けることにした。
「松田さん……時々本屋に来られてますよね」
「えっ!」
駐車場に向かって歩いている途中、ふいに言われ、慶孝の口から変な声が出てしまった。
(バレてる……)
ストーカーだと思われてしまうかもしれない、という不安が一気に押し寄せてくる。どう言い訳をすればいいか、と瞬時に様々な言い訳を考えた。
「仕事帰りに通る本屋だから、よく見る雑誌をね……」
(嘘っぽいな!)
佑香がどんな表情をしているのかが読み取れない。
「……ごめん、嘘だ。佑香ちゃんに会いたくなって、こっそり行ってた。でもバレてたみたいだけど。ストーカーみたいでキモいよな。ほんとにゴメン」
「……いえ」
やばいキモいと思われてる、とごくりと息を飲んだ。
今日、誘いを承諾してくれたのは、もしかして「二度と近づくな」と警告するためだったのかもしれない。寒いのに、さらに背筋が寒くなってゆく。
「俺、もう一つ、これだけは言っておかなきゃいけない」
「?」
「俺、若い頃……極道だった話はしたよな」
「……はい」
佑香はゆっくり頷いた。
「今は足洗ってるし、五年以上経ってちゃんと堅気として生きてる。知り合いの飲食業の会社……大学とか企業とかの食堂での調理をする会社で、俺自身は企業の社員食堂で料理作ってる仕事、一応やってる。もう二度と道を逸れるつもりはない」
ても引いたよな、と佑香の顔を見た。
表情からはどう思っているのかはわからない。
「あの……」
「ん?」
「その……」
「どうした?」
やっぱり引いてしまうのか、と冷や汗が流れそうだった。
「わたしの、受験が終わって、大学生になれるって決まったら……また、会っていただけますか」
「え」
「駄目なら……」
「駄目なわけないだろ」
慶孝は佑香の言葉を遮った。
「さっきも、ハンカチ返すって言っただろ……。明日も明後日も、俺は佑香ちゃんに会いたい。けど、受験が終わるまでは会わないって言うなら、我慢する。だから、ハンカチ返すから、俺は会うよ。知り合いのおっさんとしてでいいから。また会いたい」
佑香は口元を緩め、瞳を潤ませて頷いた。
「お願いします」
(俺に、また会いたいって思ってくれたってこと……だよな)
今すぐ抱き締めたい衝動を押さえ、その代わり佑香の手を取った。今度は腕に絡ませるのではなく、彼女の手を掴んだ。
「これくらいは許して」
「……はい」
「久しぶりだな。元気だったみたいでよかったよ」
「松田さんも……お元気そうで何よりです」
イルミネーションイベントに行こう、と彼女を誘った。
久しぶりの彼女は、髪が伸びて、少し化粧をしているのか以前よりも大人びていた。
人が多くて苦しかったが、どさくさ紛れに佑香に腕を掴ませた。
「はぐれるから」
「……すみません、腕、お借りします」
真面目なのは相変わらずだった。
美しいイルミネーションに見とれる佑香に見とれた。
(綺麗だな……)
十八だというが、もっと大人に見えた。
ドキドキしているのがバレないよう必死に繕った。大人の魅力をみせてやれと言われたが、そんな余裕はない。
嬉しそうにイルミネーションを見ている顔は綺麗だが、少しはしゃぐ様子は年相応なのだと感じた。
「腹減ってないか?」
「少しだけ」
「よし、屋台でなんか食うか」
出店がたくさん出ており、佑香が食べたいものを教えてもらって並んだ。
「こんなのでいいのか? もっと食べないのかよ」
「はい、そんなには」
牛串を二本買い、別の屋台で自分が食べたかった焼きそばを買った。
焼きそばも勧めたが、佑香は遠慮した。
夜はたくさんは食べないと話してくれた。本当は青のりが歯についたら恥ずかしい、という乙女心をその時の慶孝は全く気づいていなかった。牛串もどうなのか、後日幸成に叱られたのだが。
「なんか、こういうところで食べるモンって美味いんだよな」
「そうですね」
昔はイベント時には、自分も仲間達と店を出して稼いでいたことを思い出した。まさか買う側の人間になるとは思いもしなかったが。
イベントに来る途中に、身の上をかいつまんでは話した。かつては極道だったことを正直に話すと、ただでさえ口数の少ない彼女の口数は減った気がした。今は堅気で、知り合いの飲食業の会社を手伝っていることを話すと、なぜか安心したような表情を見せた。消費者金融の取り立てでもやっていると思われたのかもしれない。
彼女のほうの話も少しばかり教えてくれた。
もうすぐ受験であること、年があければすぐに試験だということも。
「追い込みなのに……誘って悪かった」
「いえ、大丈夫です。それに、松田さんは《息抜きに》って……おっしゃってましたから。息抜きしなきゃと思いまして」
「そう、だったんだ」
誘ったことに不満はないようで、ほっとした。無理に応じてくれていたのなら申し訳なかったからだ。違うようで安堵した。
食べ終わり、焼きそばの入っていたトレーや串を捨てると、言いづらそうに佑香が口を開いた。
「あの……」
「ん?」
「……その……」
「どうした?」
「ソースが、口の端に……」
「え、マジか」
思わず、手で拭おうとしたが、それより先に佑香がコートのポケットからハンカチを出した。
「これを」
すっと差し出され、慶孝は受け取った。
「ここかな」
「……はい、取れましたよ」
「サンキュ」
佑香はそのハンカチを受け取ろうとしたが、
「悪い、汚したから、洗って返す」
「いえ、いいですよ。そのままもらいます」
「……なんか前にこんなやりとりしたことあったな」
初めて会った時のことを思い出した。
鼻血にまみれた佑香のハンドタオルを引き取って、弁償すると言って新しいものを翌日に返したのだった。
「このハンカチは……差し上げられないので……」
「だから洗って返すから」
「でも……」
「口実が欲しいんだ」
「え?」
佑香はどういうことだろうというふうに見上げてきた。
「佑香ちゃんとまた会う口実、ほしいから」
「え……」
口を少し開けて、慶孝を見ている。
見つめられた慶孝もまっすぐに佑香を見返した。
「……なんて言われたら困るよな。また佑香ちゃんを困らせて、ごめんな。悪いおっさんだよな」
「……お願いします」
「え?」
ふいっと彼女は目を逸らした。
「洗って返してくださるっていうのでしたら、お願いします……」
耳を疑った。
佑香の言葉を反芻し、聞き間違いでないことを確認して頷いた。
「じゃあ、洗って返すから」
「そのハンカチ……ハンドタオルは、松田さんにいただいたものなので」
「……そ、そうだったっけ」
こくり、と佑香はうなずき、俯いた。
「なのて、差し上げられません」
少し耳が赤くなっているような気がしたが、夜空の下では見間違えたのかもしれない。
「預かるな」
「お願いします」
(次に会う約束を取り付けたようなもんだよな……)
胸が高鳴るのはなぜだろう。
嬉しいという気持ちが溢れてきた……。
イベント会場を抜け、遅くなるといけないからと佑香を送り届けることにした。
「松田さん……時々本屋に来られてますよね」
「えっ!」
駐車場に向かって歩いている途中、ふいに言われ、慶孝の口から変な声が出てしまった。
(バレてる……)
ストーカーだと思われてしまうかもしれない、という不安が一気に押し寄せてくる。どう言い訳をすればいいか、と瞬時に様々な言い訳を考えた。
「仕事帰りに通る本屋だから、よく見る雑誌をね……」
(嘘っぽいな!)
佑香がどんな表情をしているのかが読み取れない。
「……ごめん、嘘だ。佑香ちゃんに会いたくなって、こっそり行ってた。でもバレてたみたいだけど。ストーカーみたいでキモいよな。ほんとにゴメン」
「……いえ」
やばいキモいと思われてる、とごくりと息を飲んだ。
今日、誘いを承諾してくれたのは、もしかして「二度と近づくな」と警告するためだったのかもしれない。寒いのに、さらに背筋が寒くなってゆく。
「俺、もう一つ、これだけは言っておかなきゃいけない」
「?」
「俺、若い頃……極道だった話はしたよな」
「……はい」
佑香はゆっくり頷いた。
「今は足洗ってるし、五年以上経ってちゃんと堅気として生きてる。知り合いの飲食業の会社……大学とか企業とかの食堂での調理をする会社で、俺自身は企業の社員食堂で料理作ってる仕事、一応やってる。もう二度と道を逸れるつもりはない」
ても引いたよな、と佑香の顔を見た。
表情からはどう思っているのかはわからない。
「あの……」
「ん?」
「その……」
「どうした?」
やっぱり引いてしまうのか、と冷や汗が流れそうだった。
「わたしの、受験が終わって、大学生になれるって決まったら……また、会っていただけますか」
「え」
「駄目なら……」
「駄目なわけないだろ」
慶孝は佑香の言葉を遮った。
「さっきも、ハンカチ返すって言っただろ……。明日も明後日も、俺は佑香ちゃんに会いたい。けど、受験が終わるまでは会わないって言うなら、我慢する。だから、ハンカチ返すから、俺は会うよ。知り合いのおっさんとしてでいいから。また会いたい」
佑香は口元を緩め、瞳を潤ませて頷いた。
「お願いします」
(俺に、また会いたいって思ってくれたってこと……だよな)
今すぐ抱き締めたい衝動を押さえ、その代わり佑香の手を取った。今度は腕に絡ませるのではなく、彼女の手を掴んだ。
「これくらいは許して」
「……はい」
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