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29,身体強化
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バーデン男爵家の広間にマットが敷かれ、バーデン男爵家に集まっていた者だけではなく、バーデン男爵家に仕える将校たちも一緒に魔力操作の練習をしていた。きっかけはブルースの質問であった。
「なぁシア、魔法で身体強化ができるって言ったよな?」
「基礎体力があって、魔力操作が出来れば誰でもできるようになりますよ。ただ身体強化の効果は基礎体力や魔力量に左右されるので人によって違いは出ます」
「俺なら出来そうか?」
「ブルースさんなら、魔力操作を覚えれば習得は早いと思いますね」
「シア師匠、弟子にしてください」
ブルースがいきなりシアに土下座をした。
「……弟子???」
「おい、ブルース。抜け駆けするな。シア師匠、俺も弟子にしてくれ」
バーデン男爵もシアの前に正座をして頭を下げたのだ。
「バーデン男爵まで……」
「ははは。冗談ではないのだよ、シア君。うちの将校たちで見込みのありそうな者も一緒に訓練してもらっても構わないだろうか」
「……将校もですか?」
「そうだ。ある程度このランドリーのことは知っているだろうが、常にバーバリアン王国が攻め込んでくる。我々から攻め込んで侵略することはしないが、攻め込んできた敵は撃退しないといけない。だが、どうしても死者が出るのだよ……」
「……死者が出る」
「そうだ。必ず死者が出る。こちらに被害がなくとも敵に死者が出るだろう。こちらに被害があればこちらにも死者が出る。戦えば必ず誰かが死ぬ。戦争とはそういうものなのだ。シアは人を殺したことはあるか?」
「……ありません」
「君が覇道を行くなら、その道程には沢山の死者が出るだろう。それは避けられない」
「……沢山の死者が出る」
「だからね、優先順位をつけるしかないのだよ」
「優先順位ですか?」
「そうだ。自分が守るべき存在に順位をつけるしかないのだよ。自分の家族、友人、部下、領民、その家族、そして祖国……それらを自分が守るために敵を殺すのだ。人を殺さず戦争に勝てれば最高だ。だが、それは現実離れしているのだよ」
それを聞いてシアは考えこんでしまった。言葉を続けて出すことが出来なくなってしまったのだ。
(人を殺したことはないな……それに殺したいとも思わなかった。戦争も見たことがない。圧倒的な力を見せればいいのだと思っていたけど……何か違う気がするな……何が違うのだろう?)
そこで小太郎が口を開いた。
「ねえシア。今まで飛龍はどれくらい倒してハンバーグにしたっけ~」
「うーん、数えてないね。亜空間収納には十頭くらいはあるよ」
「じゃあね、エアパスとコスモスをハンバーグにできる~?」
「……できないね」
「何で~同じ飛龍じゃないか~」
「同じ飛龍……」
「それがね~優先順位をつけるということだと小太郎はおもうのだ~。小太郎はシアやマリアナが大好きだし、ルーナも家族だしリリーも大好きだよ。みんなも大事だよ~。でもね~、知らない人が攻撃してきたらやっつけちゃうね。そういうことだとおもうよ~」
「……そういうことか、……ありがとう小太郎」
「へへ。ほめてほめて~」
シアが小太郎と会話して何かに気が付いたそぶりを見せたとき、バーデン男爵が言う。
「だけどな、もっと強ければ守れた命があったと思うと悔しくてな……後悔が常に襲ってくるのだよ。勝手な都合なのかもしれない。ただ俺はこのフライブルク王国を、ランドリーを、自分の家族を守りたいのだ。力を貸してくれないか?」
「わかりました。俺にとってもエマは大切な友人です。フライブルク王国もバーデン男爵もそうです。身体強化の方法を教えますので、人を集めてください」
かくして、シアによる身体強化の伝授がはじまったのであった。
シアによれば身体強化の原理は単純なものらしい。
「体にある筋肉、骨、血液、皮膚、内蔵、粘膜……それらの組織に魔力を浸透させます。その魔力を補助的に利用することで体の各部位が強化されます」
すると、シアは料理人に頼んで持って来てもらった牛の骨をブルースに渡した。
「では、バーデン男爵、その骨を剣で斬れますか?」
「お安い御用だ」
そう言うと、ブルースが握っている牛の骨をバーデン男爵は見事な剣捌きで両断した。
「では、ブルースさんの体から魔力を牛の骨に流して強化しますね。ブルースさんは流れる魔力を感じてください」
「おおお、確かに少し痺れるような感覚があるな……」
「いいですよ。バーデン男爵、もう一度お願いします」
頷いたバーデン男爵が先ほどと同じように牛の骨を両断しようとしたが、今度は剣が弾き返されてしまった。
「……凄いな、鋼鉄を斬っているようだ。剣が欠けて刃毀れしているぞ」
「これが硬化です。身体強化が出来るようになると自分の身体を鋼鉄のようにすることもできます。ただ、身体強化の原理は単純ですが、実践はかなり難しいかと思います。難しい理由は簡単で、緻密な魔力操作が必要だからです。まずは魔力操作から練習しましょう」
それから一か月間ほどバーデン男爵達は魔力操作の修行を続けた。その合間にブルースはエマ、アーサー、アラガン、ノイマン、ルーナの体をひたすらに鍛えさせて基礎体力をつけさせていた。既に修行に参加していた者たち全員が魔力を見ることが出来るようになり、魔力操作に慣れてきたころ、将校の一人が魔力操作の練習中に叫んだ。
「わかりました! 身体強化ができそうです!」
そう言うと、その場で飛び上がった。バーデン男爵家の広間は吹き抜けになっていて天井はかなり高い。だが、その将校は勢いあまって天井の梁にぶつかってしまったのだ。
「バリー、凄いな……」
バリーと言われた将校はバーデン男爵に許可をもらい外に出ると、飛んだり走ったりを繰り返した。バリーが地を蹴ると数歩で一気に庭の端まで進み、飛び上がると屋敷の上をはるかに上回る高さに達した。その高さから着地するまでに何度も空中で宙返りをして見せたのだ。
その後はブルース、バーデン男爵、他の将校たちも次々に身体強化を身に付けていた。だが、シアの友人たちは大人たちに比べるとかなり苦戦をしていた。強化合宿で身につけた強大な魔力をそのまま体に流すと肉体が悲鳴をあげてしまい激痛が襲うのだ。しかし、
「シア君を守るために……シア君を守るために……シア君を守るために……出来たぁ!」
そう、最も早かったのはルーナであった。
激痛に耐え、無理矢理身体強化をかけ続け、痛む体に回復魔法をかけて無理矢理体を動かすという荒業でルーナは身体強化を身につけたのだった。
その後は三日間ほどの期間で無事に友人たちは身体強化を覚えることができたのである。最後にはエリナも身体強化を覚え、その表情は病弱だったこれまでとは打って変わって活気に溢れたものとなっていた。
そこでシアは引き続きエマとエリナに魔力循環を教えることにした。方法は単純で、まずはお互いに向き合い両手を繋ぎ円状になる。そこで魔力の流れを一定にするために右回り、左回りを決めてから互いの体を通して魔力をぐるぐると回転させるのだ。エマとエリナはこの訓練で一気に魔力量が上昇し、さらにエリナはエマ達に教わって魔法を覚えると、元々素養があったのであろうか。凄まじい魔法を使えるようになってしまい、ブルースを簡単に弾き飛ばすようになったのである。
「なぁシア、魔法で身体強化ができるって言ったよな?」
「基礎体力があって、魔力操作が出来れば誰でもできるようになりますよ。ただ身体強化の効果は基礎体力や魔力量に左右されるので人によって違いは出ます」
「俺なら出来そうか?」
「ブルースさんなら、魔力操作を覚えれば習得は早いと思いますね」
「シア師匠、弟子にしてください」
ブルースがいきなりシアに土下座をした。
「……弟子???」
「おい、ブルース。抜け駆けするな。シア師匠、俺も弟子にしてくれ」
バーデン男爵もシアの前に正座をして頭を下げたのだ。
「バーデン男爵まで……」
「ははは。冗談ではないのだよ、シア君。うちの将校たちで見込みのありそうな者も一緒に訓練してもらっても構わないだろうか」
「……将校もですか?」
「そうだ。ある程度このランドリーのことは知っているだろうが、常にバーバリアン王国が攻め込んでくる。我々から攻め込んで侵略することはしないが、攻め込んできた敵は撃退しないといけない。だが、どうしても死者が出るのだよ……」
「……死者が出る」
「そうだ。必ず死者が出る。こちらに被害がなくとも敵に死者が出るだろう。こちらに被害があればこちらにも死者が出る。戦えば必ず誰かが死ぬ。戦争とはそういうものなのだ。シアは人を殺したことはあるか?」
「……ありません」
「君が覇道を行くなら、その道程には沢山の死者が出るだろう。それは避けられない」
「……沢山の死者が出る」
「だからね、優先順位をつけるしかないのだよ」
「優先順位ですか?」
「そうだ。自分が守るべき存在に順位をつけるしかないのだよ。自分の家族、友人、部下、領民、その家族、そして祖国……それらを自分が守るために敵を殺すのだ。人を殺さず戦争に勝てれば最高だ。だが、それは現実離れしているのだよ」
それを聞いてシアは考えこんでしまった。言葉を続けて出すことが出来なくなってしまったのだ。
(人を殺したことはないな……それに殺したいとも思わなかった。戦争も見たことがない。圧倒的な力を見せればいいのだと思っていたけど……何か違う気がするな……何が違うのだろう?)
そこで小太郎が口を開いた。
「ねえシア。今まで飛龍はどれくらい倒してハンバーグにしたっけ~」
「うーん、数えてないね。亜空間収納には十頭くらいはあるよ」
「じゃあね、エアパスとコスモスをハンバーグにできる~?」
「……できないね」
「何で~同じ飛龍じゃないか~」
「同じ飛龍……」
「それがね~優先順位をつけるということだと小太郎はおもうのだ~。小太郎はシアやマリアナが大好きだし、ルーナも家族だしリリーも大好きだよ。みんなも大事だよ~。でもね~、知らない人が攻撃してきたらやっつけちゃうね。そういうことだとおもうよ~」
「……そういうことか、……ありがとう小太郎」
「へへ。ほめてほめて~」
シアが小太郎と会話して何かに気が付いたそぶりを見せたとき、バーデン男爵が言う。
「だけどな、もっと強ければ守れた命があったと思うと悔しくてな……後悔が常に襲ってくるのだよ。勝手な都合なのかもしれない。ただ俺はこのフライブルク王国を、ランドリーを、自分の家族を守りたいのだ。力を貸してくれないか?」
「わかりました。俺にとってもエマは大切な友人です。フライブルク王国もバーデン男爵もそうです。身体強化の方法を教えますので、人を集めてください」
かくして、シアによる身体強化の伝授がはじまったのであった。
シアによれば身体強化の原理は単純なものらしい。
「体にある筋肉、骨、血液、皮膚、内蔵、粘膜……それらの組織に魔力を浸透させます。その魔力を補助的に利用することで体の各部位が強化されます」
すると、シアは料理人に頼んで持って来てもらった牛の骨をブルースに渡した。
「では、バーデン男爵、その骨を剣で斬れますか?」
「お安い御用だ」
そう言うと、ブルースが握っている牛の骨をバーデン男爵は見事な剣捌きで両断した。
「では、ブルースさんの体から魔力を牛の骨に流して強化しますね。ブルースさんは流れる魔力を感じてください」
「おおお、確かに少し痺れるような感覚があるな……」
「いいですよ。バーデン男爵、もう一度お願いします」
頷いたバーデン男爵が先ほどと同じように牛の骨を両断しようとしたが、今度は剣が弾き返されてしまった。
「……凄いな、鋼鉄を斬っているようだ。剣が欠けて刃毀れしているぞ」
「これが硬化です。身体強化が出来るようになると自分の身体を鋼鉄のようにすることもできます。ただ、身体強化の原理は単純ですが、実践はかなり難しいかと思います。難しい理由は簡単で、緻密な魔力操作が必要だからです。まずは魔力操作から練習しましょう」
それから一か月間ほどバーデン男爵達は魔力操作の修行を続けた。その合間にブルースはエマ、アーサー、アラガン、ノイマン、ルーナの体をひたすらに鍛えさせて基礎体力をつけさせていた。既に修行に参加していた者たち全員が魔力を見ることが出来るようになり、魔力操作に慣れてきたころ、将校の一人が魔力操作の練習中に叫んだ。
「わかりました! 身体強化ができそうです!」
そう言うと、その場で飛び上がった。バーデン男爵家の広間は吹き抜けになっていて天井はかなり高い。だが、その将校は勢いあまって天井の梁にぶつかってしまったのだ。
「バリー、凄いな……」
バリーと言われた将校はバーデン男爵に許可をもらい外に出ると、飛んだり走ったりを繰り返した。バリーが地を蹴ると数歩で一気に庭の端まで進み、飛び上がると屋敷の上をはるかに上回る高さに達した。その高さから着地するまでに何度も空中で宙返りをして見せたのだ。
その後はブルース、バーデン男爵、他の将校たちも次々に身体強化を身に付けていた。だが、シアの友人たちは大人たちに比べるとかなり苦戦をしていた。強化合宿で身につけた強大な魔力をそのまま体に流すと肉体が悲鳴をあげてしまい激痛が襲うのだ。しかし、
「シア君を守るために……シア君を守るために……シア君を守るために……出来たぁ!」
そう、最も早かったのはルーナであった。
激痛に耐え、無理矢理身体強化をかけ続け、痛む体に回復魔法をかけて無理矢理体を動かすという荒業でルーナは身体強化を身につけたのだった。
その後は三日間ほどの期間で無事に友人たちは身体強化を覚えることができたのである。最後にはエリナも身体強化を覚え、その表情は病弱だったこれまでとは打って変わって活気に溢れたものとなっていた。
そこでシアは引き続きエマとエリナに魔力循環を教えることにした。方法は単純で、まずはお互いに向き合い両手を繋ぎ円状になる。そこで魔力の流れを一定にするために右回り、左回りを決めてから互いの体を通して魔力をぐるぐると回転させるのだ。エマとエリナはこの訓練で一気に魔力量が上昇し、さらにエリナはエマ達に教わって魔法を覚えると、元々素養があったのであろうか。凄まじい魔法を使えるようになってしまい、ブルースを簡単に弾き飛ばすようになったのである。
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