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七三、梵天
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惑星ノアは清浄な星へと生まれ変わり、新たに主神となったシリウスは盟友である王碧と共にマーラによって破壊された大地と海を慈しみ大いに栄えさせていき、残された人々はその生を謳歌しはじめた。
だが、シリウスと王碧は、
「修太朗はまだ目が覚めんのか」
「うむ。まだのようだ……カミュから連絡がないからな」
と、挨拶代わりに話すのが日常となっていた。
豪焔と清碧も、
「修太朗がまだ飯食いに飛び起きてこないらしいぜ」
「まだ、連絡がありませんからね」
と、話していた。
黄泉ではユリとユキが寝たきり状態の修太朗の介護をかいがいしく毎日行っていた。ひなたは近くに家を建てて暮らしてはじめたカミュとセレナの娘マリアといつも一緒に遊びながら、父の目覚めを心待ちにしていた。銀獅子と鳳凰、九頭竜は今やマリアとひなたのペットになっていて、ラーと一緒になって黄泉中を遊びまわっていた。
しづかと風蓮、紫苑は、修太朗を目覚めさせるためにあらん限りの伝手を使って毎日神界を飛び回っては修太朗の様子を見に夕方集まるのが日課になっていた。
そんなある日の夕方、黄泉でマリアと遊んでいたひなたに声を掛けた存在があった。
「坊ちゃん、このあたりで新たに神となった人を知らんかな?」
「えーと、ぱぱかな?」
「坊ちゃんのお父さんなんだ」
「わたしのお義父さまでもあるのよ」
「ほうほう、二人は結婚するのかな?」
「ううん、生まれる前から結婚してるの。愛し合っているの」
「ははは、それはすごいね。このお爺さんをお父さんのところに案内してくれるかな?」
そう言われたひなたとマリアは、ペットの神獣たちが誰もいないことを疑いもせず、素直に自宅へこのお爺さんを連れて帰ったのであった。
自宅へお爺さんを連れて帰ると、いつも通りユリとユキ、しづかと風蓮、紫苑が食事の準備をして待っていた。ひなたとマリアが、
「えーと、お爺さんがパパに会いたいって」
と言いながら入ると、そのお爺さんは、
「お邪魔するぞい」
と言うと、真っ直ぐ修太朗のところに向かった。そして、修太朗の顔を見ると、
「ふむふむ。奥様方どうやら腹が減っているようだ。好物を作ってあげなさい」
そう言って、修太朗に語りかける。
「よかろう。気高く優しい魂よ。この梵天がそなたの思いを認めよう」
そのお爺さんがそう告げた瞬間、修太朗は目を覚まして起き上がったのである。
起き上がった修太朗にお爺さんは手をかざして、
「大宇宙の真理を授ける」
そう呟くと、最初からいなかったかのように消え去ってしまった。
こうして修太朗は三〇年ぶりに目を覚ましたのであった。
三歳になったひなたは修太朗に抱きつくと頬ずりしながら目覚めを喜び、ユリとユキは号泣しながら修太朗を抱きしめた。しづかと風蓮、紫苑も涙ぐみながら喜んで各地に連絡をしていた。
その後修太朗はユリとユキに支えられながら、喜んだ二人が創り出した大量の天麩羅とカレーライスを食べつくすと、自分が三〇年も寝たままであったことを知った。
「三〇年も経ったんだ」
「パパ、ひなた大きくなったよ」
「そうだな。後で一緒に遊ぼうな」
「あのねお義父さま、マリアとひなたはラブラブなの」
「……マリアちゃん、ひなたをよろしくね」
そんな微笑ましい会話をしながら、
「それでね、お爺さんがパパを直してくれたの」
「うん。新しく神になった人を知らないかって聞かれたの」
「お爺さん?」
修太朗が訝しむような表情を見せると、しづかが修太朗に話しかけた。
「修太朗よ。そなたを起こしてくれたのは梵天であるよ」
「梵天?」
「うむ。この大宇宙そのものだよ」
「大宇宙そのもの?」
「大宇宙そのものが人型になるときは梵天を名乗る。つまり、修太朗は大宇宙そのものに新たな神として存在を認められたということだな」
そう言うと、
「修太朗よ。すまなかった。そして心の底から礼を言う。ありがとう」
しづかが礼を言って泣き出したのをユリがなだめながら、
「この三〇年間ユキと沢山のお話をしました。カレーライスが好物だとか」
ユキも、
「この三〇年で色々と知ることができたよ。天麩羅が好物だとか」
そう言って笑う。修太朗はそんな二人を心の底から愛しく思い、思い切り抱きしめて愛を囁き続けた。
その日の夜は、修太朗に抱きついて離れないひなたを胸の上に載せて、右側にユリ、左側にユキを腕枕しながら家族全員で眠った。
次の日は全員で惑星ノアに向かった。
そこには豪焔と清碧も訪れ、シリウスと王碧と共に大喜びをしながら清浄な星へと生まれ変わったノアを案内してくれた。修太朗が驚いたのは人々の逞しさであった。あの荒れ果てた星は自然豊かな星に生まれ変わっただけではなく、大陸のあちこちに大きな街が出来ていて、人々が幸せそうに暮らしていたのだ。その活気溢れる街並みを見て、修太朗は人間の強さというものをあらためて感じることとなった。
かくして修太朗が意識を取り戻してから半年後、修太朗は正装に着替えて惑星ノアに新たに作られた神殿の前に立っていた。そう、かつての新右衛門との約束を果たすためにユリと祝言をあげ、現生で出来なかったユキとの結婚式を一緒に行うのだ。
先ずはしづかに連れられてユリが入ってくる。白無垢の着物姿が神々しく煌めき、その清楚な美しさを際立たせる。既に涙腺が決壊しつつあるしづかを逆になだめながらユリは、修太朗に向き合う。
続いて、マリアの先導に続いて、ユキがひなたと手をつないで一緒に入ってくる。純白のウェディングドレスが活発なユキを包み込み、光り輝いて見えた。
修太朗の胸が感極まって涙が出そうになっていると、ユリが
「修太朗さん、永久についてまいります」
と誓い、ユキが、
「修ちゃん、もう永久に離れないからね」
そう言って、禊の洞窟で出会った天使の前で互いに誓いの口づけを交わすと、何故かひなたとマリアも一緒に口づけをしていて、参列者の笑顔を創り出していた。
皆に祝福された日の夜、マリアがひなたに言う。
「今日は、ひなたはマリアの家に泊まらないとだめなのよ」
「なんで?」
「あのね、今日の夜はひなたの弟か妹を作る日なの」
「ひなたに弟か妹が出来るの?」
「うん。さっきユリお義母さまとユキお義母さまが、お義父さまのお酒に魔族のお薬を入れたって言っていたから間違いないわよ」
それを聞いた修太朗は顔面蒼白となり、しづかと風蓮、紫苑の大神三人はマリアとひなたを連れて帰ると、二人目が出来るのも時間の問題だと皆で笑ったのであった。
だが、シリウスと王碧は、
「修太朗はまだ目が覚めんのか」
「うむ。まだのようだ……カミュから連絡がないからな」
と、挨拶代わりに話すのが日常となっていた。
豪焔と清碧も、
「修太朗がまだ飯食いに飛び起きてこないらしいぜ」
「まだ、連絡がありませんからね」
と、話していた。
黄泉ではユリとユキが寝たきり状態の修太朗の介護をかいがいしく毎日行っていた。ひなたは近くに家を建てて暮らしてはじめたカミュとセレナの娘マリアといつも一緒に遊びながら、父の目覚めを心待ちにしていた。銀獅子と鳳凰、九頭竜は今やマリアとひなたのペットになっていて、ラーと一緒になって黄泉中を遊びまわっていた。
しづかと風蓮、紫苑は、修太朗を目覚めさせるためにあらん限りの伝手を使って毎日神界を飛び回っては修太朗の様子を見に夕方集まるのが日課になっていた。
そんなある日の夕方、黄泉でマリアと遊んでいたひなたに声を掛けた存在があった。
「坊ちゃん、このあたりで新たに神となった人を知らんかな?」
「えーと、ぱぱかな?」
「坊ちゃんのお父さんなんだ」
「わたしのお義父さまでもあるのよ」
「ほうほう、二人は結婚するのかな?」
「ううん、生まれる前から結婚してるの。愛し合っているの」
「ははは、それはすごいね。このお爺さんをお父さんのところに案内してくれるかな?」
そう言われたひなたとマリアは、ペットの神獣たちが誰もいないことを疑いもせず、素直に自宅へこのお爺さんを連れて帰ったのであった。
自宅へお爺さんを連れて帰ると、いつも通りユリとユキ、しづかと風蓮、紫苑が食事の準備をして待っていた。ひなたとマリアが、
「えーと、お爺さんがパパに会いたいって」
と言いながら入ると、そのお爺さんは、
「お邪魔するぞい」
と言うと、真っ直ぐ修太朗のところに向かった。そして、修太朗の顔を見ると、
「ふむふむ。奥様方どうやら腹が減っているようだ。好物を作ってあげなさい」
そう言って、修太朗に語りかける。
「よかろう。気高く優しい魂よ。この梵天がそなたの思いを認めよう」
そのお爺さんがそう告げた瞬間、修太朗は目を覚まして起き上がったのである。
起き上がった修太朗にお爺さんは手をかざして、
「大宇宙の真理を授ける」
そう呟くと、最初からいなかったかのように消え去ってしまった。
こうして修太朗は三〇年ぶりに目を覚ましたのであった。
三歳になったひなたは修太朗に抱きつくと頬ずりしながら目覚めを喜び、ユリとユキは号泣しながら修太朗を抱きしめた。しづかと風蓮、紫苑も涙ぐみながら喜んで各地に連絡をしていた。
その後修太朗はユリとユキに支えられながら、喜んだ二人が創り出した大量の天麩羅とカレーライスを食べつくすと、自分が三〇年も寝たままであったことを知った。
「三〇年も経ったんだ」
「パパ、ひなた大きくなったよ」
「そうだな。後で一緒に遊ぼうな」
「あのねお義父さま、マリアとひなたはラブラブなの」
「……マリアちゃん、ひなたをよろしくね」
そんな微笑ましい会話をしながら、
「それでね、お爺さんがパパを直してくれたの」
「うん。新しく神になった人を知らないかって聞かれたの」
「お爺さん?」
修太朗が訝しむような表情を見せると、しづかが修太朗に話しかけた。
「修太朗よ。そなたを起こしてくれたのは梵天であるよ」
「梵天?」
「うむ。この大宇宙そのものだよ」
「大宇宙そのもの?」
「大宇宙そのものが人型になるときは梵天を名乗る。つまり、修太朗は大宇宙そのものに新たな神として存在を認められたということだな」
そう言うと、
「修太朗よ。すまなかった。そして心の底から礼を言う。ありがとう」
しづかが礼を言って泣き出したのをユリがなだめながら、
「この三〇年間ユキと沢山のお話をしました。カレーライスが好物だとか」
ユキも、
「この三〇年で色々と知ることができたよ。天麩羅が好物だとか」
そう言って笑う。修太朗はそんな二人を心の底から愛しく思い、思い切り抱きしめて愛を囁き続けた。
その日の夜は、修太朗に抱きついて離れないひなたを胸の上に載せて、右側にユリ、左側にユキを腕枕しながら家族全員で眠った。
次の日は全員で惑星ノアに向かった。
そこには豪焔と清碧も訪れ、シリウスと王碧と共に大喜びをしながら清浄な星へと生まれ変わったノアを案内してくれた。修太朗が驚いたのは人々の逞しさであった。あの荒れ果てた星は自然豊かな星に生まれ変わっただけではなく、大陸のあちこちに大きな街が出来ていて、人々が幸せそうに暮らしていたのだ。その活気溢れる街並みを見て、修太朗は人間の強さというものをあらためて感じることとなった。
かくして修太朗が意識を取り戻してから半年後、修太朗は正装に着替えて惑星ノアに新たに作られた神殿の前に立っていた。そう、かつての新右衛門との約束を果たすためにユリと祝言をあげ、現生で出来なかったユキとの結婚式を一緒に行うのだ。
先ずはしづかに連れられてユリが入ってくる。白無垢の着物姿が神々しく煌めき、その清楚な美しさを際立たせる。既に涙腺が決壊しつつあるしづかを逆になだめながらユリは、修太朗に向き合う。
続いて、マリアの先導に続いて、ユキがひなたと手をつないで一緒に入ってくる。純白のウェディングドレスが活発なユキを包み込み、光り輝いて見えた。
修太朗の胸が感極まって涙が出そうになっていると、ユリが
「修太朗さん、永久についてまいります」
と誓い、ユキが、
「修ちゃん、もう永久に離れないからね」
そう言って、禊の洞窟で出会った天使の前で互いに誓いの口づけを交わすと、何故かひなたとマリアも一緒に口づけをしていて、参列者の笑顔を創り出していた。
皆に祝福された日の夜、マリアがひなたに言う。
「今日は、ひなたはマリアの家に泊まらないとだめなのよ」
「なんで?」
「あのね、今日の夜はひなたの弟か妹を作る日なの」
「ひなたに弟か妹が出来るの?」
「うん。さっきユリお義母さまとユキお義母さまが、お義父さまのお酒に魔族のお薬を入れたって言っていたから間違いないわよ」
それを聞いた修太朗は顔面蒼白となり、しづかと風蓮、紫苑の大神三人はマリアとひなたを連れて帰ると、二人目が出来るのも時間の問題だと皆で笑ったのであった。
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