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第1章 第二の人生
episode:3 そこにある世界は
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「これは、あなたにしか出来ない。その歌声で、世界を救って欲しい。」
私がその世界を救う…!
「この世界を救うことが出来れば、あなたは元の現実世界に戻れます。しかし、失敗もしくは死んでしまったら、現実世界では死が待っています。それでもあなたは異世界に行きますか?」
問いかけてきた。私自身に。分岐点だ、そう考えた。このまま立ち止まったままなら、死が待っている。生きる可能性があるなら、喜んで立ち向かうことにしよう。
「はい。行きます。救って生きます!」
私は決意の意を述べた。これから何が起きようとも生きること待っている人がいることを忘れずにいよう。私は心に決めた。
それから、一息ついて。
「行く準備、覚悟はできましたか?」
「はい。」
「それでは、転送します。」
お母さん、お父さん、待っててね。すぐにって、まだ分からないけれどそっちに行くから。
気づくと、私は空の上にいた。
「え、うそ。落ちる‼︎」
しかし、風が頬に当たるが痛くはなかった。なぜなら…。
「は、羽?」
そう、彼女の背中には羽が生えていたからだ。そのおかげで、無事に地に降りることが出来た。
まだ、自分が何者になったのかわからない。
「金髪…?」
私は黒髪ロングだったはず、けれど、今は金髪ロングだ。服も違うし、制服だったのが白い無地のワンピースを着ている。それは置いといて、私は辺りを見渡した。
「ここは森の中なの?」
どうやら、森の中に降りたらしい。その方が都合がいいだろう。人が空から降ってきたなんて、そんな御伽話聞いたことない。でも、ここは異世界。人が降ってくるなんてあり得るのだろうか。
少し歩こうかなそう思い、森の中を歩き出した。時間帯は分からないが、明るかったので探索することが出来た。
しかし、現実世界の森と異世界の森はあまり変わらない。強いていうのならば、木が違う。枝を折ったら、すぐ生えてくるのだ。関心していたら、いつの間にか夕方になっていた。そして、とうとう夜が来た。
「私、ここで死ぬのかな…。」
急に心細くなり、さっきまでの元気がなくなっていた。
(おい、ここで立ち止まっていたら意味ないだろ、生きるって決めたんだろ、じゃあ、勇気出せよ、なぁ自分。)
一息ついて、また私は歩き出した。
何キロ歩いただろうか、歩いても歩いても出口は見つからない。動物の声、風の音までも私に、恐怖を感じさせる。寒いそう思ったとき。
「明かり…?」
明かりを見つけた。
私がその世界を救う…!
「この世界を救うことが出来れば、あなたは元の現実世界に戻れます。しかし、失敗もしくは死んでしまったら、現実世界では死が待っています。それでもあなたは異世界に行きますか?」
問いかけてきた。私自身に。分岐点だ、そう考えた。このまま立ち止まったままなら、死が待っている。生きる可能性があるなら、喜んで立ち向かうことにしよう。
「はい。行きます。救って生きます!」
私は決意の意を述べた。これから何が起きようとも生きること待っている人がいることを忘れずにいよう。私は心に決めた。
それから、一息ついて。
「行く準備、覚悟はできましたか?」
「はい。」
「それでは、転送します。」
お母さん、お父さん、待っててね。すぐにって、まだ分からないけれどそっちに行くから。
気づくと、私は空の上にいた。
「え、うそ。落ちる‼︎」
しかし、風が頬に当たるが痛くはなかった。なぜなら…。
「は、羽?」
そう、彼女の背中には羽が生えていたからだ。そのおかげで、無事に地に降りることが出来た。
まだ、自分が何者になったのかわからない。
「金髪…?」
私は黒髪ロングだったはず、けれど、今は金髪ロングだ。服も違うし、制服だったのが白い無地のワンピースを着ている。それは置いといて、私は辺りを見渡した。
「ここは森の中なの?」
どうやら、森の中に降りたらしい。その方が都合がいいだろう。人が空から降ってきたなんて、そんな御伽話聞いたことない。でも、ここは異世界。人が降ってくるなんてあり得るのだろうか。
少し歩こうかなそう思い、森の中を歩き出した。時間帯は分からないが、明るかったので探索することが出来た。
しかし、現実世界の森と異世界の森はあまり変わらない。強いていうのならば、木が違う。枝を折ったら、すぐ生えてくるのだ。関心していたら、いつの間にか夕方になっていた。そして、とうとう夜が来た。
「私、ここで死ぬのかな…。」
急に心細くなり、さっきまでの元気がなくなっていた。
(おい、ここで立ち止まっていたら意味ないだろ、生きるって決めたんだろ、じゃあ、勇気出せよ、なぁ自分。)
一息ついて、また私は歩き出した。
何キロ歩いただろうか、歩いても歩いても出口は見つからない。動物の声、風の音までも私に、恐怖を感じさせる。寒いそう思ったとき。
「明かり…?」
明かりを見つけた。
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