9 / 24
妖鏡の珠環(二)
しおりを挟む
行きと同じく縮地の術で天趣城へと戻った静蘭達は睡蓮宮に戻った。
「帰りが遅かったな」
宮に入ると同時に中から声が聞こえ、背筋が伸びた。
いや、別にやましい事をしていたわけでも無ければ、珠環の事も隠すつもりは無いのだが。
「お待たせしてしまいましたか?」
「いいや、楽しんで来たのならいい。だが、どうやら人数が一人増えているようだ」
流石鬼王というべきか、静蘭達が説明する前に珠環の存在を当ててしまった。珠環は霊玄の鬼気にあてられたのか、静かにしていて反応が無い。少し鏡を揺さぶってみると、また静蘭の胸にぎゅうぎゅうと自身を押し付けて来る。
その様子を見て霊玄が立ち上がると、その周りを眩いを包んだ。あまりの眩しさに静蘭が目を瞑り、再び目を開けると目の前には知らない人が。
いや、正確には霊玄によく似た少年がいた。髪は高い位置で一つに結われており、背丈は静蘭より少し高い位だ。美しく滑らかな顔の輪郭に長い眉と秀麗な目、麗しく形の良い唇はどれも霊玄と瓜二つで、雰囲気が幼い事を除けば全てが霊玄だ。
しかし今目の前で何が起きたのか全く理解出来ていない静蘭は、両目を見開いてただ呆然としていた。
「良かったね、珠環。鬼王様がお前に気を利かせて仮相のお姿になってくださった」
仮相という言葉を聞いて静蘭は思い出した。そういえば彼は度々仮相をして出歩いたり人間に紛れ込んだりしていると聞いた。
「そのお姿は?」
「人間の少年に化した。違和感が無いだろう?」
そう言って霊玄は静蘭に自分の手や髪を触らせた。創りは繊細であり、自分の手や髪の質感と何も変わりは無い。
鬼が人間に化ける時は必ずどこかで綻びが出る。それは普段あまり気にしない髪や手……特に手相、そして血管などの場所だ。
しかし目の前の人間に化けた霊玄は完璧に人間に化けていた。どれだけ触っても綻びは無く、それどころか鬼の時には無かった脈や心音まで再現されている。
「鬼が人間に化ける時はどこかに綻びが出ると聞いていましたが、綻びなんてどこにもありませんね」
「それは鬼王様だからですよ。私には無理ですし、というか鬼王様以外の鬼は神通力が足りなくて無理ですね」
なるほど、そういう事かと納得したところで、霊玄が一つ咳払いをした。
「それよりもそんな者を連れてきてどういうつもりだ」
「この子を鏡の中から出してやりたいのです」
素直に珠環の事を打ち明けると、霊玄は顔色一つ変えずにこう言った。
「そいつを鏡の中から出してどうする?その後は誰が面倒を見ると?」
確かに霊玄の言う通りだ。この子の両親は既に成仏しているし、鬼には知り合いや宛なんて無いだろう。
「……ちょうど侍女を一人貰いたかったところです。この子を侍女として迎える事は出来ませんか?お願いです」
「侍女ならもっと使える奴がたくさんいる。その中から選べばいい」
「いいえ、こうしてこの子と出会ったのも何かの縁。私は珠環が良いのです」
そう言うと霊玄は少し考えたが、渋々という風に首を縦に振った。
「良いだろう、認める。その鏡をこちらに寄越せ」
鏡……もとい珠環が霊玄に渡ると、鏡がまたしても発光し始めた。
「鬼王様?!何をされて……」
黎月がそう言いかけた瞬間に光は収まった。その代わり、目の前には小さな女の子がいた。
見た目からして恐らく十歳くらいだろうか。顔や首には包帯が巻かれ、所々赤く腫れているのがわかる。病気のせいだろう。
しかし身なりは良家の子供といった格好で、きっと家柄は良かったのだろう。
「その子はまさか……」
「ほら、鏡から出してやった」
霊玄の手には手鏡が握られており、目の前の女の子はゆっくり確認するかのように顔や身体をぺたぺたと触り始めた。
「元に戻ってる……!ありがとうございます、鬼王様!」
ぺこりと可愛らしく一礼をすると、すぐに静蘭の方に擦り寄ってきた。どうやらかなり懐かれたらしい。頭を撫でてやると嬉しそうにはにかんでいる。
しかしやはり赤く腫れているところが痛々しく、胸が痛む。
その様子を見てか霊玄が再び口を開いた。
「安心しろ、その病の跡はこの薬さえ毎日塗っていれば1週間程で治り始める」
霊玄は懐から塗り薬を出し、黎月に渡す。
「感謝致します、霊玄様」
「ふん。お前……名を珠環と言ったな。鬼王妃の侍女になるんだ、その役職名に相応しい行動と言動、そして働きをしろよ」
それだけ言うと、霊玄は睡蓮宮から出て行った。いつもは静蘭が寝付くまでは睡蓮宮にいるのに、今日は珠環が来たからか気を利かせてくれたようだ。
「おいで、小環。先程霊玄様に頂いた薬を塗ってやろう」
「あっ、鬼王妃様!そんな事私がやりますから!」
包帯を取ろうとする静蘭を黎月が止めようとするものの、その手を止める事は無かった。
包帯を取ってちゃんと顔を見れば、幼いのに中々良い顔をしている。
珠環は塗られるがままにしていたが、薬が染みるのか身体を強ばらせていた。
「お前……そんなに怖がりで大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だもん!」
黎月につつかれると涙声でそう答えた。やはり子供だ、可愛らしい。
「そういえばまだ年齢を聞いていなかった。小珠は何歳なのかな?」
その質問に珠環は首を傾げて考え始めた。
「……わからない。でも死んだ時は五歳で……でもその時よりも大きくなってる気がします!」
それは実体を得るまでにかかった期間が換算されているから、死んだ時よりも身体が成長しているのだろう。
やはり見た目通り五歳くらいのようだ。もっとも、精神年齢は五、六歳くらいのようだが。
「そうか。そういえば黎月、小環の寝所はどうなる?」
そもそもなのだが、静蘭は黎月の寝所すらも知らない。この睡蓮宮にあるのか、睡蓮宮から出た後宮にあるのか……または後宮から出た場所にあるのか。朝起きたら黎月は横にいるし、夜は霊玄が来るから時間になれば知らずの内に席を外している。
「後宮内に侍女の宮があるんです。庶宮と言うんですけど、そこに入れさせますよ」
そんな宮がある事を知らなかったが、そもそも他に妃はいないし、静蘭の侍女兼護衛も一人、今回増えて二人になっただけだ。宮の外に女官が歩いているのは見た事があるのだが、数は少ない。
月雨国の後宮では完全に派閥が出来ており、侍女同士で言い争ったり、新入り虐めのような出来事をちょくちょく小耳に挟んでいたのだが、ここでは派閥も何も妃は静蘭しかいないし、その心配は無さそうなのだが、どうしても心配になってしまう。自分が言い出した事とはいえ、こんなに幼い珠環は後宮で嫌な目に合ったりはしないだろうか?
今では鬼王の妃という確固たる立場を確立している静蘭だから、面と向かって嫌味を言われたり嫌な顔をされたする事は無い。黎月はその人柄からか天趣城どころか黒花領域の鬼達に好かれており、また領域内での立場もかなり上のようで、彼女に対しては皆常に下からだ。
しかし珠環は違う。元々黒花領域の鬼では無かったし、力も神通力も弱い。それにまだ子供だ。静蘭に面と向かって言えないような事や嫌がらせを代わりに受けたりしないかが心配なのだ。
そんな心配が顔に出ていたのか、すかさず黎月が言う。
「そんなに心配しないでください、鬼王妃様が直接お選びになった侍女にそんな事出来る者はこの後宮……いや、天趣城にはいませんから」
「本当か?しかし何か困っていそうだったら助けてやって。いいかい、小環。何か困った事や嫌な事があれば黎月か私に相談しなさい」
「はい、鬼王妃様!」
元気いっぱいで能天気な声で返事をする珠環だが、ちゃんと理解した上での返事なのかは怪しいところだ。まあ、黎月が目を光らせてくれるだろうと信頼して任せるしかない。
侍女同士の関係性ややり取りに上の者が口を出したら良いことなんて何も無いから。
しかし、珠環にはどうも親心が湧いてしまう。実際は親子ほどの年の差は無いはずなのだが、如何せん珠環は静蘭に懐いていて、子供特有の澄んだ純粋な目や、静蘭の後を一生懸命後を着いてくる姿が何とも愛らしい。
「さぁ、今日は色々あって疲れただろう?もう休みなさい。黎月、すまないが小珠を庶宮という宮まで連れて行ってやって」
「はい、もちろんです」
黎月が一礼をすると珠環もそれを真似る。二人が並んで睡蓮宮を出て行く後ろ姿を見て、姉妹みたいだと思い笑みが浮かんだ。
「帰りが遅かったな」
宮に入ると同時に中から声が聞こえ、背筋が伸びた。
いや、別にやましい事をしていたわけでも無ければ、珠環の事も隠すつもりは無いのだが。
「お待たせしてしまいましたか?」
「いいや、楽しんで来たのならいい。だが、どうやら人数が一人増えているようだ」
流石鬼王というべきか、静蘭達が説明する前に珠環の存在を当ててしまった。珠環は霊玄の鬼気にあてられたのか、静かにしていて反応が無い。少し鏡を揺さぶってみると、また静蘭の胸にぎゅうぎゅうと自身を押し付けて来る。
その様子を見て霊玄が立ち上がると、その周りを眩いを包んだ。あまりの眩しさに静蘭が目を瞑り、再び目を開けると目の前には知らない人が。
いや、正確には霊玄によく似た少年がいた。髪は高い位置で一つに結われており、背丈は静蘭より少し高い位だ。美しく滑らかな顔の輪郭に長い眉と秀麗な目、麗しく形の良い唇はどれも霊玄と瓜二つで、雰囲気が幼い事を除けば全てが霊玄だ。
しかし今目の前で何が起きたのか全く理解出来ていない静蘭は、両目を見開いてただ呆然としていた。
「良かったね、珠環。鬼王様がお前に気を利かせて仮相のお姿になってくださった」
仮相という言葉を聞いて静蘭は思い出した。そういえば彼は度々仮相をして出歩いたり人間に紛れ込んだりしていると聞いた。
「そのお姿は?」
「人間の少年に化した。違和感が無いだろう?」
そう言って霊玄は静蘭に自分の手や髪を触らせた。創りは繊細であり、自分の手や髪の質感と何も変わりは無い。
鬼が人間に化ける時は必ずどこかで綻びが出る。それは普段あまり気にしない髪や手……特に手相、そして血管などの場所だ。
しかし目の前の人間に化けた霊玄は完璧に人間に化けていた。どれだけ触っても綻びは無く、それどころか鬼の時には無かった脈や心音まで再現されている。
「鬼が人間に化ける時はどこかに綻びが出ると聞いていましたが、綻びなんてどこにもありませんね」
「それは鬼王様だからですよ。私には無理ですし、というか鬼王様以外の鬼は神通力が足りなくて無理ですね」
なるほど、そういう事かと納得したところで、霊玄が一つ咳払いをした。
「それよりもそんな者を連れてきてどういうつもりだ」
「この子を鏡の中から出してやりたいのです」
素直に珠環の事を打ち明けると、霊玄は顔色一つ変えずにこう言った。
「そいつを鏡の中から出してどうする?その後は誰が面倒を見ると?」
確かに霊玄の言う通りだ。この子の両親は既に成仏しているし、鬼には知り合いや宛なんて無いだろう。
「……ちょうど侍女を一人貰いたかったところです。この子を侍女として迎える事は出来ませんか?お願いです」
「侍女ならもっと使える奴がたくさんいる。その中から選べばいい」
「いいえ、こうしてこの子と出会ったのも何かの縁。私は珠環が良いのです」
そう言うと霊玄は少し考えたが、渋々という風に首を縦に振った。
「良いだろう、認める。その鏡をこちらに寄越せ」
鏡……もとい珠環が霊玄に渡ると、鏡がまたしても発光し始めた。
「鬼王様?!何をされて……」
黎月がそう言いかけた瞬間に光は収まった。その代わり、目の前には小さな女の子がいた。
見た目からして恐らく十歳くらいだろうか。顔や首には包帯が巻かれ、所々赤く腫れているのがわかる。病気のせいだろう。
しかし身なりは良家の子供といった格好で、きっと家柄は良かったのだろう。
「その子はまさか……」
「ほら、鏡から出してやった」
霊玄の手には手鏡が握られており、目の前の女の子はゆっくり確認するかのように顔や身体をぺたぺたと触り始めた。
「元に戻ってる……!ありがとうございます、鬼王様!」
ぺこりと可愛らしく一礼をすると、すぐに静蘭の方に擦り寄ってきた。どうやらかなり懐かれたらしい。頭を撫でてやると嬉しそうにはにかんでいる。
しかしやはり赤く腫れているところが痛々しく、胸が痛む。
その様子を見てか霊玄が再び口を開いた。
「安心しろ、その病の跡はこの薬さえ毎日塗っていれば1週間程で治り始める」
霊玄は懐から塗り薬を出し、黎月に渡す。
「感謝致します、霊玄様」
「ふん。お前……名を珠環と言ったな。鬼王妃の侍女になるんだ、その役職名に相応しい行動と言動、そして働きをしろよ」
それだけ言うと、霊玄は睡蓮宮から出て行った。いつもは静蘭が寝付くまでは睡蓮宮にいるのに、今日は珠環が来たからか気を利かせてくれたようだ。
「おいで、小環。先程霊玄様に頂いた薬を塗ってやろう」
「あっ、鬼王妃様!そんな事私がやりますから!」
包帯を取ろうとする静蘭を黎月が止めようとするものの、その手を止める事は無かった。
包帯を取ってちゃんと顔を見れば、幼いのに中々良い顔をしている。
珠環は塗られるがままにしていたが、薬が染みるのか身体を強ばらせていた。
「お前……そんなに怖がりで大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だもん!」
黎月につつかれると涙声でそう答えた。やはり子供だ、可愛らしい。
「そういえばまだ年齢を聞いていなかった。小珠は何歳なのかな?」
その質問に珠環は首を傾げて考え始めた。
「……わからない。でも死んだ時は五歳で……でもその時よりも大きくなってる気がします!」
それは実体を得るまでにかかった期間が換算されているから、死んだ時よりも身体が成長しているのだろう。
やはり見た目通り五歳くらいのようだ。もっとも、精神年齢は五、六歳くらいのようだが。
「そうか。そういえば黎月、小環の寝所はどうなる?」
そもそもなのだが、静蘭は黎月の寝所すらも知らない。この睡蓮宮にあるのか、睡蓮宮から出た後宮にあるのか……または後宮から出た場所にあるのか。朝起きたら黎月は横にいるし、夜は霊玄が来るから時間になれば知らずの内に席を外している。
「後宮内に侍女の宮があるんです。庶宮と言うんですけど、そこに入れさせますよ」
そんな宮がある事を知らなかったが、そもそも他に妃はいないし、静蘭の侍女兼護衛も一人、今回増えて二人になっただけだ。宮の外に女官が歩いているのは見た事があるのだが、数は少ない。
月雨国の後宮では完全に派閥が出来ており、侍女同士で言い争ったり、新入り虐めのような出来事をちょくちょく小耳に挟んでいたのだが、ここでは派閥も何も妃は静蘭しかいないし、その心配は無さそうなのだが、どうしても心配になってしまう。自分が言い出した事とはいえ、こんなに幼い珠環は後宮で嫌な目に合ったりはしないだろうか?
今では鬼王の妃という確固たる立場を確立している静蘭だから、面と向かって嫌味を言われたり嫌な顔をされたする事は無い。黎月はその人柄からか天趣城どころか黒花領域の鬼達に好かれており、また領域内での立場もかなり上のようで、彼女に対しては皆常に下からだ。
しかし珠環は違う。元々黒花領域の鬼では無かったし、力も神通力も弱い。それにまだ子供だ。静蘭に面と向かって言えないような事や嫌がらせを代わりに受けたりしないかが心配なのだ。
そんな心配が顔に出ていたのか、すかさず黎月が言う。
「そんなに心配しないでください、鬼王妃様が直接お選びになった侍女にそんな事出来る者はこの後宮……いや、天趣城にはいませんから」
「本当か?しかし何か困っていそうだったら助けてやって。いいかい、小環。何か困った事や嫌な事があれば黎月か私に相談しなさい」
「はい、鬼王妃様!」
元気いっぱいで能天気な声で返事をする珠環だが、ちゃんと理解した上での返事なのかは怪しいところだ。まあ、黎月が目を光らせてくれるだろうと信頼して任せるしかない。
侍女同士の関係性ややり取りに上の者が口を出したら良いことなんて何も無いから。
しかし、珠環にはどうも親心が湧いてしまう。実際は親子ほどの年の差は無いはずなのだが、如何せん珠環は静蘭に懐いていて、子供特有の澄んだ純粋な目や、静蘭の後を一生懸命後を着いてくる姿が何とも愛らしい。
「さぁ、今日は色々あって疲れただろう?もう休みなさい。黎月、すまないが小珠を庶宮という宮まで連れて行ってやって」
「はい、もちろんです」
黎月が一礼をすると珠環もそれを真似る。二人が並んで睡蓮宮を出て行く後ろ姿を見て、姉妹みたいだと思い笑みが浮かんだ。
1
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
籠中の鳥と陽の差す国〜訳アリ王子の受難〜
むらくも
BL
氷の国アルブレアの第三王子グラキエは、太陽の国ネヴァルストの第五王子ラズリウの婚約者。
長い冬が明け、いよいよ二人はラズリウの祖国へ婚約の報告に向かう事になった。
初めて国外へ出るグラキエのテンションは最高潮。
しかし見知らぬ男に目をつけられ、不覚にも誘拐されてしまう。
そこに婚約者を探し回っていたラズリウが飛び込んできて──
……王への謁見どころじゃないんだが?
君は、必ず守るから。
無防備なおのぼりα王子×婚約者が心配なΩ王子の
ゆるあまオメガバース&ファンタジーBL
※「籠中の鳥と陽色の君〜訳アリ王子の婚約お試し期間〜」の続きのお話です。
後宮に咲く美しき寵后
不来方しい
BL
フィリの故郷であるルロ国では、真っ白な肌に金色の髪を持つ人間は魔女の生まれ変わりだと伝えられていた。生まれた者は民衆の前で焚刑に処し、こうして人々の安心を得る一方、犠牲を当たり前のように受け入れている国だった。
フィリもまた雪のような肌と金髪を持って生まれ、来るべきときに備え、地下の部屋で閉じ込められて生活をしていた。第四王子として生まれても、処刑への道は免れられなかった。
そんなフィリの元に、縁談の話が舞い込んでくる。
縁談の相手はファルーハ王国の第三王子であるヴァシリス。顔も名前も知らない王子との結婚の話は、同性婚に偏見があるルロ国にとって、フィリはさらに肩身の狭い思いをする。
ファルーハ王国は砂漠地帯にある王国であり、雪国であるルロ国とは真逆だ。縁談などフィリ信じず、ついにそのときが来たと諦めの境地に至った。
情報がほとんどないファルーハ王国へ向かうと、国を上げて祝福する民衆に触れ、処刑場へ向かうものだとばかり思っていたフィリは困惑する。
狼狽するフィリの元へ現れたのは、浅黒い肌と黒髪、サファイア色の瞳を持つヴァシリスだった。彼はまだ成人にはあと二年早い子供であり、未成年と婚姻の儀を行うのかと不意を突かれた。
縁談の持ち込みから婚儀までが早く、しかも相手は未成年。そこには第二王子であるジャミルの思惑が隠されていて──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる