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激戦編
第四十八話 城
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「お、久しぶりだなぁー」
気がつくと目の前に彰悟が現れた。どうやら久しぶりに怪物が現れたらしく、インフィニティにて合流した。
「なんかもう怪物にも慣れたよな」
彰悟は3回ほど僕と一緒に怪物と戦っただけだが、もうすでに戦いにも慣れきっていた。僕ももはや怪物退治が日常の一部となりつつある。
「さくっと片付けようぜ」
そういつもの感じで軽く会話し、例の警報が鳴り響き、新たな戦場へ降り立った。
「なんだ?なんもねぇただの公園だ…ん?」
彰悟が言う。気がつくとあたり一面緑の芝生が生い茂った公園にいた。あたり一面を見渡してみると本当に何もない。ただ一つを除いては。
「これは…マンション?」
広い公園の真ん中に、たしかにマンションが建っていた。それもかなりの高層マンションだ。
「なぁ一、まさか今回の怪物ってこれじゃあねぇよな?」
「…まさかそんな…。」
二人とも困惑していた時、突然マンションのロビーから何かが現れた。遠くから見るとどうやら人間のようにも見える。
「来たぞ。」
身構える彰悟。すかさず僕も構える。
すると人型の何かがこちらに向かってダッシュし、一気に距離を積めてきた。そしてそのまま刀らしき武器で襲いかかってきた。
「ガキィン!」
金属と金属の激しい衝突音がした後彰悟が吹き飛ばされた。
「…くっ。俺は大丈夫だ!それより一気を付けろ!」
どうやらギリギリのところでサンでガードしたらしい。
「くそっ…。どこだ?!」
とてつもなく動きが速い。急いで目で追う。
「後ろだ!」
彰悟の声を聞くと同時に後ろを振り向く。その瞬間目の前に刀が迫ってきた。
「キンッ」
すんでのところでソードモードのサンでガードした。
「こいつは?!この前の?!」
見るとそこには以前彰悟が覚醒するに至った時に現れた侍のような出で立ちの怪物がいた。
「おい!一!まだ次々出てくるぞ!」
振り向くとマンションから続々と怪物が現れる。二人ではとても倒せそうにない数だ。
「マンションの中に何かあるのかもしれない!乗り込もう!」
「わかった!」
侍の怪物の攻撃をかわし、押し寄せる怪物を避け、僕と彰悟はマンションのロビーに入り込んだ。
「なんだこりゃ?!」
やはりマンションの中もおびただしい量の怪物で埋め尽くされていた。一と彰悟に一気に怪物たちが襲いかかる…
気がつくと目の前に彰悟が現れた。どうやら久しぶりに怪物が現れたらしく、インフィニティにて合流した。
「なんかもう怪物にも慣れたよな」
彰悟は3回ほど僕と一緒に怪物と戦っただけだが、もうすでに戦いにも慣れきっていた。僕ももはや怪物退治が日常の一部となりつつある。
「さくっと片付けようぜ」
そういつもの感じで軽く会話し、例の警報が鳴り響き、新たな戦場へ降り立った。
「なんだ?なんもねぇただの公園だ…ん?」
彰悟が言う。気がつくとあたり一面緑の芝生が生い茂った公園にいた。あたり一面を見渡してみると本当に何もない。ただ一つを除いては。
「これは…マンション?」
広い公園の真ん中に、たしかにマンションが建っていた。それもかなりの高層マンションだ。
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「…まさかそんな…。」
二人とも困惑していた時、突然マンションのロビーから何かが現れた。遠くから見るとどうやら人間のようにも見える。
「来たぞ。」
身構える彰悟。すかさず僕も構える。
すると人型の何かがこちらに向かってダッシュし、一気に距離を積めてきた。そしてそのまま刀らしき武器で襲いかかってきた。
「ガキィン!」
金属と金属の激しい衝突音がした後彰悟が吹き飛ばされた。
「…くっ。俺は大丈夫だ!それより一気を付けろ!」
どうやらギリギリのところでサンでガードしたらしい。
「くそっ…。どこだ?!」
とてつもなく動きが速い。急いで目で追う。
「後ろだ!」
彰悟の声を聞くと同時に後ろを振り向く。その瞬間目の前に刀が迫ってきた。
「キンッ」
すんでのところでソードモードのサンでガードした。
「こいつは?!この前の?!」
見るとそこには以前彰悟が覚醒するに至った時に現れた侍のような出で立ちの怪物がいた。
「おい!一!まだ次々出てくるぞ!」
振り向くとマンションから続々と怪物が現れる。二人ではとても倒せそうにない数だ。
「マンションの中に何かあるのかもしれない!乗り込もう!」
「わかった!」
侍の怪物の攻撃をかわし、押し寄せる怪物を避け、僕と彰悟はマンションのロビーに入り込んだ。
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やはりマンションの中もおびただしい量の怪物で埋め尽くされていた。一と彰悟に一気に怪物たちが襲いかかる…
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