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継続編
第三十六話 末永
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彰悟に殴られた末永の体は、地面から離れ、空中で軌跡を描いたのち、勢いよく地面に打ち付けられた。
「っ…!てめぇ!」
すかさず立ち上がろうとする末永。しかし思うように体に力が入らない。
「(くそ!顎を打たれた衝撃で脳震盪が起こってやがる!)」
頭がぐらつき、平衡感覚が完全に狂った。
「ば、化け物かよこいつ!なんて力だ…!」
末永の仲間たちは彰悟の力にうろたえた。
「おい!お前ら、この人数なら負けることはない!やれ!」
仲間を睨み付けて叫ぶ末永。
「う、うおぉ!」
とっさに何人かが彰悟に襲いかかった。しかし彰悟は先ほどまでとは違い、完全に怒り狂っている。自分だけならまだしも、一に危害を加えようとしたことを許せなかった。そんな彰悟に叶うはずもなく、襲いかかった者たちは彰悟に吹き飛ばされた。
「ぐはっ!」
襲いかかった末永の仲間たちは彰悟に殴り返され、完全に気を失っていた。
「やってられるかこんなこと!末永、元はといえばこうなったのはてめぇのせいだ!てめぇ一人で死にやがれ!」
そういって一人が逃げ出した。いざ一人が抜け出すと一人、また一人と立ち去っていく。先ほどまで末永の仲間だった者たちは、気絶した者たちも抱えて逃げていった。
「っくそ!使えねぇやつらだ!」
末永は叫んだ。ようやく脳震盪がおさまり、立ち上がることができた。
「こうなったら俺一人で戦ってやるよ!最後までな!」
「ついに仲間からも見捨てられたか。みっともねぇやつだ。徹底的にぶちのめしてやるよ!」
………
気がつくとまた例の黒い箱の中にいた。
「さっきまでいた駅で見たのは…はるか?」
目覚めてすぐに、一ははるかのことがなんとなく気になった。
「(なんだか胸騒ぎがする…。)」
そう思ったのも束の間。聞きなれた警報が鳴り響いた。
「緊急事態発生!転送まであと10秒!」
「(とりあえず、さっさと片付けてはるかのところに行こう。)」
5,4,3,2,1,0
………
「ちょっと神谷さん!これ完全にアウトですよ!」
マンションの扉をぶち破った神谷を、桜が怒鳴り付ける。構わず家のなかに入り込む神谷。
「ちょっと!」
同じく、桜も神谷を止めるために家のなかに入り込んだ。一度暴走した神谷は誰にも止められないことを桜は知っていた。そして、神谷が暴走するのには理由があるのも勘づいていた。
「おい、桜ちゃん。浴室、トイレ、特に寝室に怪しいものが無いか調べてくれ!」
「…。わかりました。…はぁ。」
少し間をおいて答えた。神谷ははるかの義父の寝室を、桜ははるかの寝室を調べた。
「…!ちょっと、神谷さん来てください!」
桜がとんでもないものを発見した。
「…なんだこれ…。」
………
「はぁ…。はぁ…。っく!」
末永が疲れきった声で息を切らす。彰悟と末永の勝負はかなり長引いていた。優勢なのは意外にも末永だった。
「俺が、この俺がてめぇみてぇな三下に負けるわけがねぇんだよ!いい加減負けを認めろよくそ野郎!」
末永は意外にもタイマンが強かった。彰悟は、末永は仲間をつれて袋叩きにするしか能がないと思っていたが、意外にも末永が一人でも十分強いことに驚いていた。
「…嫌だよ。死んでも認めねぇよ!」
地面に転がりながら彰悟が答えた。
「…そうか。じゃあ死ね。」
地面に寝転がる彰悟の腹を末永が思い切り蹴り続ける。
「っぐは!」
朦朧とする意識のなかでもかろうじて痛みだけは感じる彰悟。容赦なく蹴り続ける末永。丈夫はついているように見えた。
「どうしてだよ!なんで負けねぇんだよ!」
しかし、末永はそれでも腹が立っていた。むしろ、どこか自分の方が負けているようにすら感じていた。
「…っふ。ねぇ頭使って自分で考えろよ。」
圧倒的に劣勢でありながらうすら笑みを浮かべる彰悟。なぜか彰悟は勝ち誇っているようにすら見える。
「どうしてだよ!なんでいつもお前はそうやって勝ち誇ってるんだよ!お前のそういうとこが嫌いなんだよ!なんでいつもお前ばかり…。」
末永は泣きかけているように見えた。
「俺の方が金持ちだろぉ!勉強もできる!スポーツもできる!喧嘩も強い!それに比べてお前は貧乏人だろ!勉強もスポーツもできる方だが俺の方ができる!喧嘩も俺より弱い!顔だってはっきり言ってブサイクだろ!なのになんで…。なんでお前は俺の望むもの全部持ってんだよ!親友と呼べる仲間も!家族からの愛情も!信頼も!全部!全部!全部!なんで、なんでお前なんだよぉ!どうして俺からはみんな去っていくんだよぉ!」
末永は泣きながら彰悟を蹴っていた。そして、ついに彰悟が末永の足をつかんだ。
「うおらあぁ!」
掴んだ足を投げ飛ばし、そして立ち上がった。
「くっ!まだそんな力が?!」
「ようやくお前の本音が聞けたなぁ。」
「るせぇ!くたばれこの死に損ないが!」
殴りかかる末永。殴り返す彰悟。
「くっ!なんでだよ!お前こんなに強いわけないだろ?!俺がこんなに苦戦するはずがねぇ!」
「さっきからうるせぇなぁ!一つ良いこと教えてやるよ!世の中なぁ、勝負っていうのは、実力が全てじゃねぇんだよ!最後に勝つのはなぁ、根性のあるやつなんだよ!」
彰悟の強烈な右ストレートが末永の顔面にヒットした。
「くそ!ふざけんじゃねぇ!そんなもんに負けてたまるかよ?!俺がどんだけ努力してると思ってんだよ!こっちはなぁ、てめぇがまずいラーメンを作ってるなか勉強やトレーニングを尋常じゃねぇくれぇやってんだよ!中産階級以下の普段仲間とつるむしかやることがねぇやつに負けてたまるかよ?!」
すかさず殴り返す末永。
「てめぇの…。てめぇのそういうところが気に入らねぇんだよ!」
さらに殴り返す彰悟。
「家柄とか、力とか、能力とか、そんなに重要か?!金があれば偉いのか?強ければ偉いのか?絶対違うだろ!誰にでも優しくて、いつも笑顔で頑張ってる。そんなやつの方がよっぽどすごいだろ!仲間になる上で力とか金とかどうでもいいだよそんなもん!仲間なんてのはな、一緒にいて楽しいかどうか、どんなことあっても笑顔でお互い励まし合えるかどうかが全てだろうが!」
戦いは形勢逆転しつつあった。
「っくそ!」
負けるかもしれない。末永はそう確信した。末永は目線を足元に落とした。すると、足元に鉄パイプが足元に転がっているのに気づいた。
「(こいつを使えば…。)」
一瞬そう思った。だが…。
「(くそ!ここまで来たんだ!最後まで正々堂々戦ってやる!それで、徹底的にぶちのめす。)」
末永は覚悟を決めた。一か八か、全力で彰悟に殴りかかる。
「(来いよ、末永!)」
彰悟も末永に殴りかかる。
そして…。
「(ぐはぁっ!)」
殴り飛ばされたのは末永だった。
「(痛てぇ。負けた。完全に負けた。やっぱ強えぇよ。彰悟。)」
末永は大人しく負けを認めた。
「やっぱ強いな、彰悟。」
「お前もな。」
そう言って彰悟も地面に倒れこんだ。しばらくして二人はお互いに笑い合っていた。まるで、無邪気な子供たちのように。
「お前にも俺にとっての一みたいな仲間が、親友って呼べる仲間がいたら、俺が負けてたかもな。」
「いや、お前には敵わねぇよ。」
二人の体にはもう喋るのがやっとの力しか残っていなかった。しかし…。
ズドンッ!
壁を突き破る音がした。
「なんだ?!」
二人は辺りを見渡した。すると、そこには二足歩行をする、人のような姿をした怪物がいた。
「マジかよ…?!」
二人にはもう逃げる気力すらなかった。怪物は末永に襲いかかった。
「危ない!」
そういって、彰悟は最後の力を振り絞って末永の仲間たち盾になった。
グサッ!
「っぶは!」
彰悟の背中に、刀のような黒い物体が突き刺さった。彰悟な吐血し、背中から血が吹き出た。
「おい彰悟!彰悟ぉ!」
泣き叫ぶ末永。しかし、無惨にも、温かい血が流れ続け、彰悟の体は冷たくなっていった。
「っ…!てめぇ!」
すかさず立ち上がろうとする末永。しかし思うように体に力が入らない。
「(くそ!顎を打たれた衝撃で脳震盪が起こってやがる!)」
頭がぐらつき、平衡感覚が完全に狂った。
「ば、化け物かよこいつ!なんて力だ…!」
末永の仲間たちは彰悟の力にうろたえた。
「おい!お前ら、この人数なら負けることはない!やれ!」
仲間を睨み付けて叫ぶ末永。
「う、うおぉ!」
とっさに何人かが彰悟に襲いかかった。しかし彰悟は先ほどまでとは違い、完全に怒り狂っている。自分だけならまだしも、一に危害を加えようとしたことを許せなかった。そんな彰悟に叶うはずもなく、襲いかかった者たちは彰悟に吹き飛ばされた。
「ぐはっ!」
襲いかかった末永の仲間たちは彰悟に殴り返され、完全に気を失っていた。
「やってられるかこんなこと!末永、元はといえばこうなったのはてめぇのせいだ!てめぇ一人で死にやがれ!」
そういって一人が逃げ出した。いざ一人が抜け出すと一人、また一人と立ち去っていく。先ほどまで末永の仲間だった者たちは、気絶した者たちも抱えて逃げていった。
「っくそ!使えねぇやつらだ!」
末永は叫んだ。ようやく脳震盪がおさまり、立ち上がることができた。
「こうなったら俺一人で戦ってやるよ!最後までな!」
「ついに仲間からも見捨てられたか。みっともねぇやつだ。徹底的にぶちのめしてやるよ!」
………
気がつくとまた例の黒い箱の中にいた。
「さっきまでいた駅で見たのは…はるか?」
目覚めてすぐに、一ははるかのことがなんとなく気になった。
「(なんだか胸騒ぎがする…。)」
そう思ったのも束の間。聞きなれた警報が鳴り響いた。
「緊急事態発生!転送まであと10秒!」
「(とりあえず、さっさと片付けてはるかのところに行こう。)」
5,4,3,2,1,0
………
「ちょっと神谷さん!これ完全にアウトですよ!」
マンションの扉をぶち破った神谷を、桜が怒鳴り付ける。構わず家のなかに入り込む神谷。
「ちょっと!」
同じく、桜も神谷を止めるために家のなかに入り込んだ。一度暴走した神谷は誰にも止められないことを桜は知っていた。そして、神谷が暴走するのには理由があるのも勘づいていた。
「おい、桜ちゃん。浴室、トイレ、特に寝室に怪しいものが無いか調べてくれ!」
「…。わかりました。…はぁ。」
少し間をおいて答えた。神谷ははるかの義父の寝室を、桜ははるかの寝室を調べた。
「…!ちょっと、神谷さん来てください!」
桜がとんでもないものを発見した。
「…なんだこれ…。」
………
「はぁ…。はぁ…。っく!」
末永が疲れきった声で息を切らす。彰悟と末永の勝負はかなり長引いていた。優勢なのは意外にも末永だった。
「俺が、この俺がてめぇみてぇな三下に負けるわけがねぇんだよ!いい加減負けを認めろよくそ野郎!」
末永は意外にもタイマンが強かった。彰悟は、末永は仲間をつれて袋叩きにするしか能がないと思っていたが、意外にも末永が一人でも十分強いことに驚いていた。
「…嫌だよ。死んでも認めねぇよ!」
地面に転がりながら彰悟が答えた。
「…そうか。じゃあ死ね。」
地面に寝転がる彰悟の腹を末永が思い切り蹴り続ける。
「っぐは!」
朦朧とする意識のなかでもかろうじて痛みだけは感じる彰悟。容赦なく蹴り続ける末永。丈夫はついているように見えた。
「どうしてだよ!なんで負けねぇんだよ!」
しかし、末永はそれでも腹が立っていた。むしろ、どこか自分の方が負けているようにすら感じていた。
「…っふ。ねぇ頭使って自分で考えろよ。」
圧倒的に劣勢でありながらうすら笑みを浮かべる彰悟。なぜか彰悟は勝ち誇っているようにすら見える。
「どうしてだよ!なんでいつもお前はそうやって勝ち誇ってるんだよ!お前のそういうとこが嫌いなんだよ!なんでいつもお前ばかり…。」
末永は泣きかけているように見えた。
「俺の方が金持ちだろぉ!勉強もできる!スポーツもできる!喧嘩も強い!それに比べてお前は貧乏人だろ!勉強もスポーツもできる方だが俺の方ができる!喧嘩も俺より弱い!顔だってはっきり言ってブサイクだろ!なのになんで…。なんでお前は俺の望むもの全部持ってんだよ!親友と呼べる仲間も!家族からの愛情も!信頼も!全部!全部!全部!なんで、なんでお前なんだよぉ!どうして俺からはみんな去っていくんだよぉ!」
末永は泣きながら彰悟を蹴っていた。そして、ついに彰悟が末永の足をつかんだ。
「うおらあぁ!」
掴んだ足を投げ飛ばし、そして立ち上がった。
「くっ!まだそんな力が?!」
「ようやくお前の本音が聞けたなぁ。」
「るせぇ!くたばれこの死に損ないが!」
殴りかかる末永。殴り返す彰悟。
「くっ!なんでだよ!お前こんなに強いわけないだろ?!俺がこんなに苦戦するはずがねぇ!」
「さっきからうるせぇなぁ!一つ良いこと教えてやるよ!世の中なぁ、勝負っていうのは、実力が全てじゃねぇんだよ!最後に勝つのはなぁ、根性のあるやつなんだよ!」
彰悟の強烈な右ストレートが末永の顔面にヒットした。
「くそ!ふざけんじゃねぇ!そんなもんに負けてたまるかよ?!俺がどんだけ努力してると思ってんだよ!こっちはなぁ、てめぇがまずいラーメンを作ってるなか勉強やトレーニングを尋常じゃねぇくれぇやってんだよ!中産階級以下の普段仲間とつるむしかやることがねぇやつに負けてたまるかよ?!」
すかさず殴り返す末永。
「てめぇの…。てめぇのそういうところが気に入らねぇんだよ!」
さらに殴り返す彰悟。
「家柄とか、力とか、能力とか、そんなに重要か?!金があれば偉いのか?強ければ偉いのか?絶対違うだろ!誰にでも優しくて、いつも笑顔で頑張ってる。そんなやつの方がよっぽどすごいだろ!仲間になる上で力とか金とかどうでもいいだよそんなもん!仲間なんてのはな、一緒にいて楽しいかどうか、どんなことあっても笑顔でお互い励まし合えるかどうかが全てだろうが!」
戦いは形勢逆転しつつあった。
「っくそ!」
負けるかもしれない。末永はそう確信した。末永は目線を足元に落とした。すると、足元に鉄パイプが足元に転がっているのに気づいた。
「(こいつを使えば…。)」
一瞬そう思った。だが…。
「(くそ!ここまで来たんだ!最後まで正々堂々戦ってやる!それで、徹底的にぶちのめす。)」
末永は覚悟を決めた。一か八か、全力で彰悟に殴りかかる。
「(来いよ、末永!)」
彰悟も末永に殴りかかる。
そして…。
「(ぐはぁっ!)」
殴り飛ばされたのは末永だった。
「(痛てぇ。負けた。完全に負けた。やっぱ強えぇよ。彰悟。)」
末永は大人しく負けを認めた。
「やっぱ強いな、彰悟。」
「お前もな。」
そう言って彰悟も地面に倒れこんだ。しばらくして二人はお互いに笑い合っていた。まるで、無邪気な子供たちのように。
「お前にも俺にとっての一みたいな仲間が、親友って呼べる仲間がいたら、俺が負けてたかもな。」
「いや、お前には敵わねぇよ。」
二人の体にはもう喋るのがやっとの力しか残っていなかった。しかし…。
ズドンッ!
壁を突き破る音がした。
「なんだ?!」
二人は辺りを見渡した。すると、そこには二足歩行をする、人のような姿をした怪物がいた。
「マジかよ…?!」
二人にはもう逃げる気力すらなかった。怪物は末永に襲いかかった。
「危ない!」
そういって、彰悟は最後の力を振り絞って末永の仲間たち盾になった。
グサッ!
「っぶは!」
彰悟の背中に、刀のような黒い物体が突き刺さった。彰悟な吐血し、背中から血が吹き出た。
「おい彰悟!彰悟ぉ!」
泣き叫ぶ末永。しかし、無惨にも、温かい血が流れ続け、彰悟の体は冷たくなっていった。
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