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再来編
第十八話 闘争と逃走
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「…め。…じめ。…きて。」
「(あれ?また何か聞こえる?そういえば怪物はどうなったんだ?)」
「一、起きて!」
「うわっ?!」
一は目覚めた。するとなぜかまた白い部屋の、箱の中にいた。
「う、うわぁ!」
箱の中で一は驚くべきものを目の当たりにし、声をあげた。
「う、腕が生えてる?!」
なんと吹き飛んだはずの一の両腕が生えていた、いや正確には生えかけている。どうやら、この白い箱の中の液体の効果で回復しているようだった。
「まさか吹き飛んだ腕まで生えてきてるなんて…。」
「あと少し待てば全部元通りになるんじゃないか?何気にスーツも直ってきてる感じがするな…。本当に、一体ここはなんなんだ?」
そんなことを考えながら5分程経っただろうか、一の腕やケータイ、ボロボロになったスーツは全て元通りになっていた。
「本当に元通りになった…。」
一はこの特別な力に恐怖さえ覚えた。するとまた警報が鳴った。
『ディフェンダー回復!ディフェンダー回復!転送まであと5分!』
「(ディフェンダー?何のことだ?それよりもあと5分てまさか…、また僕はあの怪物と戦わされるのか?!)」
そう考えた瞬間、一は箱の中で暴れ始めた。
「いやだ!いやだいやだ!折角彰悟とも仲良くなれたんだ!やっと生きる希望ができたんだ!それなのになんで、なんで僕ばかりこんな目にあわなくてはいけないんだ?!」
一は箱を叩きまくった。叩いて、叩いて叩いて叩いて叩いて叩いて叩いきまくった。するとまた警報がなった。
『インフィニティ内にて攻撃を感知!インフィニティ内にて攻撃を感知!原因を確認中!』
「うるさい!うるさいうるさい!」
警報が鳴ってもなお、一は箱を叩き続けた。不思議なことにいくら叩いても、箱は傷一つつかなかった。
『原因確認!原因確認!ディフェンダーは直ちに攻撃をやめよ!』
「やはりディフェンダーって僕のことなのか?!なんで僕を怪物と戦わせるんだよ!僕を自由にしろよ!もうやめてくれ!」
一がそう叫んだ瞬間、一の視界が真っ暗になった。
「(今度はなんだ?!)」
次の瞬間、一は電車の中にいた。電車は夕日で赤く染まった田舎の田園の中を走っていた。どこかで踏み切りの音が聞こえる。田園の風景の中にところどころ家がポツポツとあり、遠くに山が見える。電車のなかは懐かしい臭いで満たされていた。一は、電車の椅子に座っていた。
「(また瞬間移動した?!)」
一は驚いて周りを見た。まだ視界がぼんやりしている。電車の中に差し込む、夕日の赤い光が眩しかった。次第に視界がはっきりしてきて、一は自分の対面に人が座っているのが確認できた。
「(誰だ?)」
光が眩しくてよく見えなかった。どうやら女性のようだ。次第にはっきりと見えるようになってきた。
「あなたは…まさか?!そんなばかな…。」
一の目の前にはいるはずのない人物が座っていた。
「母さん…。」
そこには、一が幼い頃に亡くなったはずの一の母親がいた。
「母さん、母さんなの?!会いたかった…。ずっと、ずっと会いたかった…。」
一は思わず涙した。
「一…。」
一の母親らしき人物が一の名前を読んだ。
「この声!やっぱり母さんだ!」
声を聞いて一は確信した。この女性は自分の母親だと、しかしやはり不思議なことだ。
「母さん…死んだはずじゃなかったの?なんで生きてるの?」
「…それは、今はまだ言えないわ。」
一の母はそう答えた。
「…そっか。」
一は少し残念そうにした。久々に会って、母に聞きたいことが山ほどあった。だが、今の母は一に多くのことを話すのを遠慮しているようだった。
「だけど、あなたが戦い続ければいつかわかるわ…。…必ず。」
「なんだって?!」
一は驚いた。まさか母がそんなことを知っているとは思わなかった。しかも、戦えといい出すなんて。
「ひどいよ母さん…。そんなこと言うなんて!僕のことをなんだと思ってるんだ!僕は戦いたくない!」
「ダメよ。…辛いのはわかるわ。だけど、戦いなさい!」
先ほどまでホソボソと小さな声で話していた母が突然大きな声でそう言った。
「そんな…。母さんまでそんなこと言うなんて…。」
「私だって本当はあなたに危険な目にはあってほしくないわ。」
「じゃあ僕は戦わない!母さん、僕、友達ができたんだよ!大切な友達なんだ!やっと、この僕にも初めて友だちができたんだ!ついこの間まで死ぬつもりでいた僕が、今では生きたいと思ってる!」
「…そう。よかったわ。」
「そうだよね!だから僕は戦わない!死にたくないんだ!友達のためにも…。」
「その気持ちはわかるわ。だけど、あなた本当にそれでいいの?」
母が突然質問してきた。
「…え?」
「あなたには怪物を倒すことのできる力があるのよ。たくさんの人を助けることも出来るかもしれないのよ。だけどあなたは逃げようとしてる。自分の命が惜しくて。」
「そんなこと当たり前じゃないか!みんな死にたくなんかないはずだ!大切な友達ができて、生きる希望ができたなら尚更だ!別に逃げたっていいじゃないか!生きるためだ!仕方ない!それに僕はこの前だって好きで戦った訳じゃない!人類を、みんなを助けたいなら他の人が戦っても同じじゃないか!そうでしょ?母さん、だから、母さんも一緒に帰ろうよ…。僕と一緒に逃げて、生きようよ…。」
「確かに、あなたの言うとおり、生きることに希望を持っている人はみんな死ぬことが怖いわ。」
「やっぱりそうじゃないか!」
「だけど、人はいずれみな絶対に死ぬわ。だったら少しでも長く、楽しく生きて美しく死にたいとみんな思うわ。だから、あんな怪物に襲われて、こんなことで死ぬなんて誰も望んでないはずよ!あなたヒーローに憧れてるんでしょ?なんでヒーローに憧れたのよ!みんなの夢や笑顔を、自分の命を賭けて守ろうとする姿をかっこいいと思ったんじゃないの?!そのヒーローだって恐いと思いながら、嫌だと思いながら戦ってるはずよ!だけど、恐いとか、嫌だとかそれ以上に、みんなの夢を、笑顔を守りたいという気持ちが強いんじゃないの?!それに、みんなはあなたと違って、戦う力どころか、逃げる力すらない人がいるのよ!」
「うるさい!うるさいうるさい!黙れ!それでも僕は生きたいんだ!確かに僕はヒーローに憧れててるさ!かっこいいと思うよ!だけど、僕はヒーローじゃない!僕には戦う力なんかない!僕じゃなくても、他の誰かがどうにかするさ。人類ならあんな怪物どうにかできる武器を作れるはずだ!」
一は声を荒らげ、母に反抗した。
「いいえ。」
母が即座に口を開いた。
「あの怪物は人類に倒すことはできないわ。絶対に…。」
「…。」
一は母の真剣な表情を見て、何も言い返せなかった。
「あなた、生きたいのよね?」
母にそう聞かれ、一は首を縦に振った。
「多くの人が死んでいく姿を見て、それを背中にして逃げて、あなたそれでも笑って生きていけるの?」
「?!」
一は困惑した。
「赤の他人だから死んでもいいと思うの?なんとも思わないの?じゃあ、あの中に私やその友達がいたとしてもあなた逃げるの?知っている人だから、大切な人だから守って関係のない人はどんな目に遭おうとなんとも思わないの」
「それは…。」
一は言葉が見つからなかった。
「違うわよね。本当はあなたもそんなことしたくない、みんなを助けたいんでしょ。だけど、恐いんでしょ。」
「…あぁ、恐いさ。」
「…そう。やっぱりね。確かに恐がるのは当たり前よ。だけど、さっきも言ったように、人はいずれ死ぬわ。だけど、どうせ死ぬなら例え死期が早まったとしてもかっこよく死にたくない?ヒーローとは、そういうものよ。」
「…そんな。息子に死をすすめるようなこと言わないでよ。」
一は少し微笑みながらそう言った。
「ふふっ。ごめんなさいね。言い方が悪かったわ。だけど、あなたは簡単には死なないわ。絶対に。」
母はそう言いきった。
「どうしてそう言いきれるの?」
「それも戦い続ければいずれわかるわ。さぁ、わかったら行ってきなさい!」
「あぁ、わかったよ。」
一は自信に満ちた顔つきでそう言った。
「あ、そうそう。あなたもうサンの使い方はある程度わかるわね?」
「サン?」
「あぁ、あのアタッシュケースと、その中に入ってる武器のことをまとめてそう言うのよ。あれを上手く使って戦いなさい。ディフェンダーが怪物に勝つには、あれを使うしかないわ。あれ以外にディフェンダーが怪物に対抗する方法は無いわ。」
「わかった。それじゃあ僕、行ってくるよ。」
「またね。」
母がそう言った直後、突然目の前が真っ白になった。気づくと、一はランドマークタワーの天辺で目を覚ました。
「(あれ?また何か聞こえる?そういえば怪物はどうなったんだ?)」
「一、起きて!」
「うわっ?!」
一は目覚めた。するとなぜかまた白い部屋の、箱の中にいた。
「う、うわぁ!」
箱の中で一は驚くべきものを目の当たりにし、声をあげた。
「う、腕が生えてる?!」
なんと吹き飛んだはずの一の両腕が生えていた、いや正確には生えかけている。どうやら、この白い箱の中の液体の効果で回復しているようだった。
「まさか吹き飛んだ腕まで生えてきてるなんて…。」
「あと少し待てば全部元通りになるんじゃないか?何気にスーツも直ってきてる感じがするな…。本当に、一体ここはなんなんだ?」
そんなことを考えながら5分程経っただろうか、一の腕やケータイ、ボロボロになったスーツは全て元通りになっていた。
「本当に元通りになった…。」
一はこの特別な力に恐怖さえ覚えた。するとまた警報が鳴った。
『ディフェンダー回復!ディフェンダー回復!転送まであと5分!』
「(ディフェンダー?何のことだ?それよりもあと5分てまさか…、また僕はあの怪物と戦わされるのか?!)」
そう考えた瞬間、一は箱の中で暴れ始めた。
「いやだ!いやだいやだ!折角彰悟とも仲良くなれたんだ!やっと生きる希望ができたんだ!それなのになんで、なんで僕ばかりこんな目にあわなくてはいけないんだ?!」
一は箱を叩きまくった。叩いて、叩いて叩いて叩いて叩いて叩いて叩いきまくった。するとまた警報がなった。
『インフィニティ内にて攻撃を感知!インフィニティ内にて攻撃を感知!原因を確認中!』
「うるさい!うるさいうるさい!」
警報が鳴ってもなお、一は箱を叩き続けた。不思議なことにいくら叩いても、箱は傷一つつかなかった。
『原因確認!原因確認!ディフェンダーは直ちに攻撃をやめよ!』
「やはりディフェンダーって僕のことなのか?!なんで僕を怪物と戦わせるんだよ!僕を自由にしろよ!もうやめてくれ!」
一がそう叫んだ瞬間、一の視界が真っ暗になった。
「(今度はなんだ?!)」
次の瞬間、一は電車の中にいた。電車は夕日で赤く染まった田舎の田園の中を走っていた。どこかで踏み切りの音が聞こえる。田園の風景の中にところどころ家がポツポツとあり、遠くに山が見える。電車のなかは懐かしい臭いで満たされていた。一は、電車の椅子に座っていた。
「(また瞬間移動した?!)」
一は驚いて周りを見た。まだ視界がぼんやりしている。電車の中に差し込む、夕日の赤い光が眩しかった。次第に視界がはっきりしてきて、一は自分の対面に人が座っているのが確認できた。
「(誰だ?)」
光が眩しくてよく見えなかった。どうやら女性のようだ。次第にはっきりと見えるようになってきた。
「あなたは…まさか?!そんなばかな…。」
一の目の前にはいるはずのない人物が座っていた。
「母さん…。」
そこには、一が幼い頃に亡くなったはずの一の母親がいた。
「母さん、母さんなの?!会いたかった…。ずっと、ずっと会いたかった…。」
一は思わず涙した。
「一…。」
一の母親らしき人物が一の名前を読んだ。
「この声!やっぱり母さんだ!」
声を聞いて一は確信した。この女性は自分の母親だと、しかしやはり不思議なことだ。
「母さん…死んだはずじゃなかったの?なんで生きてるの?」
「…それは、今はまだ言えないわ。」
一の母はそう答えた。
「…そっか。」
一は少し残念そうにした。久々に会って、母に聞きたいことが山ほどあった。だが、今の母は一に多くのことを話すのを遠慮しているようだった。
「だけど、あなたが戦い続ければいつかわかるわ…。…必ず。」
「なんだって?!」
一は驚いた。まさか母がそんなことを知っているとは思わなかった。しかも、戦えといい出すなんて。
「ひどいよ母さん…。そんなこと言うなんて!僕のことをなんだと思ってるんだ!僕は戦いたくない!」
「ダメよ。…辛いのはわかるわ。だけど、戦いなさい!」
先ほどまでホソボソと小さな声で話していた母が突然大きな声でそう言った。
「そんな…。母さんまでそんなこと言うなんて…。」
「私だって本当はあなたに危険な目にはあってほしくないわ。」
「じゃあ僕は戦わない!母さん、僕、友達ができたんだよ!大切な友達なんだ!やっと、この僕にも初めて友だちができたんだ!ついこの間まで死ぬつもりでいた僕が、今では生きたいと思ってる!」
「…そう。よかったわ。」
「そうだよね!だから僕は戦わない!死にたくないんだ!友達のためにも…。」
「その気持ちはわかるわ。だけど、あなた本当にそれでいいの?」
母が突然質問してきた。
「…え?」
「あなたには怪物を倒すことのできる力があるのよ。たくさんの人を助けることも出来るかもしれないのよ。だけどあなたは逃げようとしてる。自分の命が惜しくて。」
「そんなこと当たり前じゃないか!みんな死にたくなんかないはずだ!大切な友達ができて、生きる希望ができたなら尚更だ!別に逃げたっていいじゃないか!生きるためだ!仕方ない!それに僕はこの前だって好きで戦った訳じゃない!人類を、みんなを助けたいなら他の人が戦っても同じじゃないか!そうでしょ?母さん、だから、母さんも一緒に帰ろうよ…。僕と一緒に逃げて、生きようよ…。」
「確かに、あなたの言うとおり、生きることに希望を持っている人はみんな死ぬことが怖いわ。」
「やっぱりそうじゃないか!」
「だけど、人はいずれみな絶対に死ぬわ。だったら少しでも長く、楽しく生きて美しく死にたいとみんな思うわ。だから、あんな怪物に襲われて、こんなことで死ぬなんて誰も望んでないはずよ!あなたヒーローに憧れてるんでしょ?なんでヒーローに憧れたのよ!みんなの夢や笑顔を、自分の命を賭けて守ろうとする姿をかっこいいと思ったんじゃないの?!そのヒーローだって恐いと思いながら、嫌だと思いながら戦ってるはずよ!だけど、恐いとか、嫌だとかそれ以上に、みんなの夢を、笑顔を守りたいという気持ちが強いんじゃないの?!それに、みんなはあなたと違って、戦う力どころか、逃げる力すらない人がいるのよ!」
「うるさい!うるさいうるさい!黙れ!それでも僕は生きたいんだ!確かに僕はヒーローに憧れててるさ!かっこいいと思うよ!だけど、僕はヒーローじゃない!僕には戦う力なんかない!僕じゃなくても、他の誰かがどうにかするさ。人類ならあんな怪物どうにかできる武器を作れるはずだ!」
一は声を荒らげ、母に反抗した。
「いいえ。」
母が即座に口を開いた。
「あの怪物は人類に倒すことはできないわ。絶対に…。」
「…。」
一は母の真剣な表情を見て、何も言い返せなかった。
「あなた、生きたいのよね?」
母にそう聞かれ、一は首を縦に振った。
「多くの人が死んでいく姿を見て、それを背中にして逃げて、あなたそれでも笑って生きていけるの?」
「?!」
一は困惑した。
「赤の他人だから死んでもいいと思うの?なんとも思わないの?じゃあ、あの中に私やその友達がいたとしてもあなた逃げるの?知っている人だから、大切な人だから守って関係のない人はどんな目に遭おうとなんとも思わないの」
「それは…。」
一は言葉が見つからなかった。
「違うわよね。本当はあなたもそんなことしたくない、みんなを助けたいんでしょ。だけど、恐いんでしょ。」
「…あぁ、恐いさ。」
「…そう。やっぱりね。確かに恐がるのは当たり前よ。だけど、さっきも言ったように、人はいずれ死ぬわ。だけど、どうせ死ぬなら例え死期が早まったとしてもかっこよく死にたくない?ヒーローとは、そういうものよ。」
「…そんな。息子に死をすすめるようなこと言わないでよ。」
一は少し微笑みながらそう言った。
「ふふっ。ごめんなさいね。言い方が悪かったわ。だけど、あなたは簡単には死なないわ。絶対に。」
母はそう言いきった。
「どうしてそう言いきれるの?」
「それも戦い続ければいずれわかるわ。さぁ、わかったら行ってきなさい!」
「あぁ、わかったよ。」
一は自信に満ちた顔つきでそう言った。
「あ、そうそう。あなたもうサンの使い方はある程度わかるわね?」
「サン?」
「あぁ、あのアタッシュケースと、その中に入ってる武器のことをまとめてそう言うのよ。あれを上手く使って戦いなさい。ディフェンダーが怪物に勝つには、あれを使うしかないわ。あれ以外にディフェンダーが怪物に対抗する方法は無いわ。」
「わかった。それじゃあ僕、行ってくるよ。」
「またね。」
母がそう言った直後、突然目の前が真っ白になった。気づくと、一はランドマークタワーの天辺で目を覚ました。
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