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後日譚
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「辰様じゃなくて蜃様、なんですか」
「はい」と、蜃様は頷く。
蜃様が復活された日の夜。
星樹が寝てしまった後、二人で家を抜け出して、浜辺へとやってきた。
春の夜は肌寒く、二人あたためあうように寄り添って、砂の上に座る。辰様が膝の上に乗せた手に、私の手を重ねると、もう一方の手が挟む込むようにした。嬉しくて胸があったかくなる。
空には丸いお月様が浮かび、暗い海面をきらきらと照らしていた。
「そもそもの話なのですが、辰というのは青帝の名前なのです。私は名前を持たなかったので、青帝の名を借りていました」
蜃様がぐんにゃりと落ち込んできた。
「名前まで乗っ取るなんて、私はなんて恥知らずなのでしょう……」
「ま、まあまあ……」
背中をさすってあげたら、ぐんにゃりしていたのがちょっと回復した。
「……神産み箱の中で、死を命じられたとき、私と風名だけでなく青帝も死にました。そして生き返った私の中にはもう青帝はいません。さらに言うと、私はもう神ではないようです。喜びごとも運べませんし、光の雨ももう使えません。人間になれた……のかどうかはわかりませんが、これからは蜃として生きていこうと思います」
蜃様、と声に出してみる。漢字は変わっても、音は変わらないからか違和感はない。
「辰様に虫がついたんですね」
「虫というか……、はまぐりですね」
「は、はい? はまぐり?」
蜃様は苦笑した。
「あまり格好良くないのでお恥ずかしいのですが、私は本来、はまぐりのような姿だったのです。蜃というのははまぐりの怪物を意味します」
「そうだったんですか……。私はてっきり……」
ナマコかと思っていた。でも、なにかというとすぐ引きこもるのは、貝っぽい気もする。
「ちなみになのですが、私と一体化した夜魔は、今もまだ私の中にいるのかどうか私にもよくわかりませんが、赤貝の姿の夜魔でした」
「貝同士ですね……」
「だから違和感なく私と混じったのかもしれませんね。不思議な縁を感じます……」
蜃様はしみじみしている。しかし、その夜魔は、天界への使者として風名が神産みの箱に送り出したもののはずだ。なんだって赤貝を使者にしたのだろう。もっと移動しやすいというか、使者にふさわしい形状の夜魔がほかにもいただろうに。あの人もよくわからない人だった……。
「でも、お姿は貝に戻らなかったんですね」
青帝を取り込んだ姿のままだ。碧の瞳も以前と変わらない。
「ええ。理由はわかりませんが、この姿のままで戻ってこられて良かったと思います。はまぐりだと陽葉瑠と愛し合うのがちょっと難しいですから」
肩を抱き寄せられたので、私も腕を回してぎゅっとしがみつくようにした。
「こういうこともできなくなりますし」
顎を掴まれて上向かされて、覆い被さるように口づけされる。
砂浜に押し倒されて、首を唇が這う。頬がかっと熱くなる。
「ああ、そうだ、陽葉瑠。部屋にこんなものが置いてあったのですが」
蜃様は身を起こすと、懐から石細工の小鳥と、緑の翡翠を取り出した。
「男を誘惑した記念品ですね?」
「違います……」
小鳥は留園先生から、翡翠は芭連からもらったものだが、決して誘惑記念として飾っていたわけではない。
蜃様は二つまとめて海に投げてしまった。
「それでは、尋問を始めましょうか」
「じ、尋問……?」
蜃様は口元に微笑を浮かべて、だけど、嫉妬のにじむ瞳で私を見下ろした。
「離ればなれだった間、何人の男としたのか、白状させてあげましょう」
「誰ともしてません!」
「陽葉瑠、誤解しないで」
喉元をきつく吸われ、音を立てて唇が離れた。
「私がいなくなった後、人間の男とそういう関係になっても良いと、私はそう言ったのですから、それを責めるつもりはないのです。ただ、どこの男とどういうことを何回したのかを聞きたいだけなのです」
「そんなの聞いてどうするんですか……」
いや、そもそも誰ともしていないのだけれども。
横抱きにされて、抱き上げられた。
「素直に教えてくれると良いのですが。どうしても教えてくれないのであれば、多少強引なこともせざるを得ませんね」
浜辺を出て、天人廟に入るなり、床に押し倒される。
「陽葉瑠の胸がどきどきいっています」
私の胸に耳を寄せて、嬉しそうな声でそんなことを言う。
何年も離ればなれだった愛しい人との逢瀬だ、胸が鳴るのも当然だろう。でも、きっとそれだけじゃない。ここにいるのが正真正銘の蜃様だから。青帝が消えて、どこか知らない誰かに抱かれるような違和感が消えたから、やっと素直に胸がときめくのだ。蜃様のこの姿にすっかり慣れて、男性として見られるようになったこともあるのかもしれないが、一番は青帝が消えたからだ。
「こんなに高鳴っているなんて……もしや怯えているのでしょうか」
「もう、そんなわけないでしょう」
「ふふ、わかっています。冗談です。ごめんなさい、なんだか信じられなくて、照れくさくて……」
帯を解かれ、着物の前がはだけて、差し込まれた手が肌を撫でていく。
「これは……」
細い麻紐を組んでつくった首飾りを、蜃様はそっと持ち上げた。中央に編み込まれた三角の透明な翡翠を親指で撫でる。
「ずっと身につけていました。だって蜃様からいただいたものですから」
「陽葉瑠……」
強く抱きしめられて、幸せで胸がいっぱいになった。
「こんなのを見せられたら……、今夜はいじめるのは中止ですね。男の話はまた次の機会にしてあげます」
耳を噛まれながら、おなかを撫でられる。手のひらがとても熱く感じるのは、夜風で肌が冷えたせいだけではない。
蜃様も服を脱ぎ、二人の着物の上で裸で抱き合った。懐かしい匂いと肌の感触。この場所も。時間が巻き戻ったかのよう。でも、あのころよりずっと体は熱を持っている。二人とも。
膝裏を掴まれ、床に押し付けられるような格好をさせられて、蜃様が中に入ってきた。
久しぶりに受け入れて、入り口のあたりが痛んだが、それより喜びのほうが勝った。
つながった状態のまま腰をずり上げられて、座る蜃様のふとももの上におしりが乗る形になった。肩は床についている状態で、だから、蜃様からはつながっている部分が丸見えのはずだ。
「み……見ないでください……」
曲げられていた両足を伸ばし、両手で隠すようにしたが、手をどけられてしまった。
「暗くて見えませんから大丈夫ですよ」
二人の境目を撫でながら、そんなことを言う。しかし、もし本当に見えないのなら、私の手をどける必要だってないはず。それに以前から気づいていたのだが、蜃様はどうやら夜目がきく。人間には何も見えない闇の中でも、ものが見えているふしがある。さっきだって翡翠の首飾りが暗闇の中でも見えていたようだし。
「見えて……見えてますよね……、絶対見てる……」
くすりと笑む気配がした。
蜃様はゆっくりと動き始めた。あまり激しい動きではないのに、ぞくぞくする。ゆっくり、ゆっくり、とろけさせていく。視線を感じる。緑の目が私の全部を見ている。全身が熱くなっていく。
おなか側をこするように突き上げられて、ひときわ高い声が漏れてしまった。同じところを執拗に責められる。もどかしくて切なくて、声すら出なくなり、すすり泣くような吐息を吐き出した。太ももがひくひくと痙攣しているのがわかる。苦しい。もっと強くしてほしい。優しすぎて苦しい。
「肌が朱に染まって……、頬も胸も肩も、全部色づいて、とても色っぽい……。綺麗ですよ、陽葉瑠」
蜃様が体を折り曲げるようにして、私の胸元に口づけた。全身が敏感になっていて、唇が触れるたび呼吸が乱れてしまう。
体勢を変え、蜃様がのしかかってきた。さっきまでのゆったりとした動きが嘘のように激しく動き出す。ずっと欲しかったものをもらえて、体の奥がきゅっと痺れるような感覚とともに、全身の皮膚があわだつ感覚に襲われた。
「私の可愛い人。私だけの光。やっと……やっと愛し合って抱き合うことができた。私は幸せです……」
きつく抱きしめ合って、とけて混ざり合った。
涙が出てきた。熱い涙だった。
★★★
親が家にいないことを確認してから、星樹はこっそり屋敷を抜け出した。
満月の明かりを頼りに広場に向かい、神産みの塊の前に立つ。
手にした針が光を受けて煌めく。
昼にやったのと同じように、再び指を刺すと、血の玉を塊にすりつけた。塊がたちまち光を取り戻す。
「出てこい、風名」
手を塊に突っ込む。
「死んで、生まれて、また戻ってくるという血の制約は、おまえをも縛ったはず。あのときのお母様の命令は、お父様とつながる者全員に再会の運命を強制した」
星樹が塊から取り出したのは、生まれたばかりの赤子だ。
「風名を愛するなという制約は解除しておいたぞ。だから一緒に天界に還ろう。……二人とも、もうちょっと大きくなったらな」
星樹は赤子を高く掲げてから、抱きしめる。
「還る前に、親孝行しなくては。それぐらいは許せ、風名。俺たちが巻き込んでしまったのだから。そうだ、お母様とお父様も天界に連れて帰ろうか。人間界にいるより良い暮らしをさせてやれる」
赤子は不満そうな声で泣き出した。
星樹はおかしそうに笑うと、赤子を抱いて屋敷へと戻っていった。
<後日譚 終わり>
「はい」と、蜃様は頷く。
蜃様が復活された日の夜。
星樹が寝てしまった後、二人で家を抜け出して、浜辺へとやってきた。
春の夜は肌寒く、二人あたためあうように寄り添って、砂の上に座る。辰様が膝の上に乗せた手に、私の手を重ねると、もう一方の手が挟む込むようにした。嬉しくて胸があったかくなる。
空には丸いお月様が浮かび、暗い海面をきらきらと照らしていた。
「そもそもの話なのですが、辰というのは青帝の名前なのです。私は名前を持たなかったので、青帝の名を借りていました」
蜃様がぐんにゃりと落ち込んできた。
「名前まで乗っ取るなんて、私はなんて恥知らずなのでしょう……」
「ま、まあまあ……」
背中をさすってあげたら、ぐんにゃりしていたのがちょっと回復した。
「……神産み箱の中で、死を命じられたとき、私と風名だけでなく青帝も死にました。そして生き返った私の中にはもう青帝はいません。さらに言うと、私はもう神ではないようです。喜びごとも運べませんし、光の雨ももう使えません。人間になれた……のかどうかはわかりませんが、これからは蜃として生きていこうと思います」
蜃様、と声に出してみる。漢字は変わっても、音は変わらないからか違和感はない。
「辰様に虫がついたんですね」
「虫というか……、はまぐりですね」
「は、はい? はまぐり?」
蜃様は苦笑した。
「あまり格好良くないのでお恥ずかしいのですが、私は本来、はまぐりのような姿だったのです。蜃というのははまぐりの怪物を意味します」
「そうだったんですか……。私はてっきり……」
ナマコかと思っていた。でも、なにかというとすぐ引きこもるのは、貝っぽい気もする。
「ちなみになのですが、私と一体化した夜魔は、今もまだ私の中にいるのかどうか私にもよくわかりませんが、赤貝の姿の夜魔でした」
「貝同士ですね……」
「だから違和感なく私と混じったのかもしれませんね。不思議な縁を感じます……」
蜃様はしみじみしている。しかし、その夜魔は、天界への使者として風名が神産みの箱に送り出したもののはずだ。なんだって赤貝を使者にしたのだろう。もっと移動しやすいというか、使者にふさわしい形状の夜魔がほかにもいただろうに。あの人もよくわからない人だった……。
「でも、お姿は貝に戻らなかったんですね」
青帝を取り込んだ姿のままだ。碧の瞳も以前と変わらない。
「ええ。理由はわかりませんが、この姿のままで戻ってこられて良かったと思います。はまぐりだと陽葉瑠と愛し合うのがちょっと難しいですから」
肩を抱き寄せられたので、私も腕を回してぎゅっとしがみつくようにした。
「こういうこともできなくなりますし」
顎を掴まれて上向かされて、覆い被さるように口づけされる。
砂浜に押し倒されて、首を唇が這う。頬がかっと熱くなる。
「ああ、そうだ、陽葉瑠。部屋にこんなものが置いてあったのですが」
蜃様は身を起こすと、懐から石細工の小鳥と、緑の翡翠を取り出した。
「男を誘惑した記念品ですね?」
「違います……」
小鳥は留園先生から、翡翠は芭連からもらったものだが、決して誘惑記念として飾っていたわけではない。
蜃様は二つまとめて海に投げてしまった。
「それでは、尋問を始めましょうか」
「じ、尋問……?」
蜃様は口元に微笑を浮かべて、だけど、嫉妬のにじむ瞳で私を見下ろした。
「離ればなれだった間、何人の男としたのか、白状させてあげましょう」
「誰ともしてません!」
「陽葉瑠、誤解しないで」
喉元をきつく吸われ、音を立てて唇が離れた。
「私がいなくなった後、人間の男とそういう関係になっても良いと、私はそう言ったのですから、それを責めるつもりはないのです。ただ、どこの男とどういうことを何回したのかを聞きたいだけなのです」
「そんなの聞いてどうするんですか……」
いや、そもそも誰ともしていないのだけれども。
横抱きにされて、抱き上げられた。
「素直に教えてくれると良いのですが。どうしても教えてくれないのであれば、多少強引なこともせざるを得ませんね」
浜辺を出て、天人廟に入るなり、床に押し倒される。
「陽葉瑠の胸がどきどきいっています」
私の胸に耳を寄せて、嬉しそうな声でそんなことを言う。
何年も離ればなれだった愛しい人との逢瀬だ、胸が鳴るのも当然だろう。でも、きっとそれだけじゃない。ここにいるのが正真正銘の蜃様だから。青帝が消えて、どこか知らない誰かに抱かれるような違和感が消えたから、やっと素直に胸がときめくのだ。蜃様のこの姿にすっかり慣れて、男性として見られるようになったこともあるのかもしれないが、一番は青帝が消えたからだ。
「こんなに高鳴っているなんて……もしや怯えているのでしょうか」
「もう、そんなわけないでしょう」
「ふふ、わかっています。冗談です。ごめんなさい、なんだか信じられなくて、照れくさくて……」
帯を解かれ、着物の前がはだけて、差し込まれた手が肌を撫でていく。
「これは……」
細い麻紐を組んでつくった首飾りを、蜃様はそっと持ち上げた。中央に編み込まれた三角の透明な翡翠を親指で撫でる。
「ずっと身につけていました。だって蜃様からいただいたものですから」
「陽葉瑠……」
強く抱きしめられて、幸せで胸がいっぱいになった。
「こんなのを見せられたら……、今夜はいじめるのは中止ですね。男の話はまた次の機会にしてあげます」
耳を噛まれながら、おなかを撫でられる。手のひらがとても熱く感じるのは、夜風で肌が冷えたせいだけではない。
蜃様も服を脱ぎ、二人の着物の上で裸で抱き合った。懐かしい匂いと肌の感触。この場所も。時間が巻き戻ったかのよう。でも、あのころよりずっと体は熱を持っている。二人とも。
膝裏を掴まれ、床に押し付けられるような格好をさせられて、蜃様が中に入ってきた。
久しぶりに受け入れて、入り口のあたりが痛んだが、それより喜びのほうが勝った。
つながった状態のまま腰をずり上げられて、座る蜃様のふとももの上におしりが乗る形になった。肩は床についている状態で、だから、蜃様からはつながっている部分が丸見えのはずだ。
「み……見ないでください……」
曲げられていた両足を伸ばし、両手で隠すようにしたが、手をどけられてしまった。
「暗くて見えませんから大丈夫ですよ」
二人の境目を撫でながら、そんなことを言う。しかし、もし本当に見えないのなら、私の手をどける必要だってないはず。それに以前から気づいていたのだが、蜃様はどうやら夜目がきく。人間には何も見えない闇の中でも、ものが見えているふしがある。さっきだって翡翠の首飾りが暗闇の中でも見えていたようだし。
「見えて……見えてますよね……、絶対見てる……」
くすりと笑む気配がした。
蜃様はゆっくりと動き始めた。あまり激しい動きではないのに、ぞくぞくする。ゆっくり、ゆっくり、とろけさせていく。視線を感じる。緑の目が私の全部を見ている。全身が熱くなっていく。
おなか側をこするように突き上げられて、ひときわ高い声が漏れてしまった。同じところを執拗に責められる。もどかしくて切なくて、声すら出なくなり、すすり泣くような吐息を吐き出した。太ももがひくひくと痙攣しているのがわかる。苦しい。もっと強くしてほしい。優しすぎて苦しい。
「肌が朱に染まって……、頬も胸も肩も、全部色づいて、とても色っぽい……。綺麗ですよ、陽葉瑠」
蜃様が体を折り曲げるようにして、私の胸元に口づけた。全身が敏感になっていて、唇が触れるたび呼吸が乱れてしまう。
体勢を変え、蜃様がのしかかってきた。さっきまでのゆったりとした動きが嘘のように激しく動き出す。ずっと欲しかったものをもらえて、体の奥がきゅっと痺れるような感覚とともに、全身の皮膚があわだつ感覚に襲われた。
「私の可愛い人。私だけの光。やっと……やっと愛し合って抱き合うことができた。私は幸せです……」
きつく抱きしめ合って、とけて混ざり合った。
涙が出てきた。熱い涙だった。
★★★
親が家にいないことを確認してから、星樹はこっそり屋敷を抜け出した。
満月の明かりを頼りに広場に向かい、神産みの塊の前に立つ。
手にした針が光を受けて煌めく。
昼にやったのと同じように、再び指を刺すと、血の玉を塊にすりつけた。塊がたちまち光を取り戻す。
「出てこい、風名」
手を塊に突っ込む。
「死んで、生まれて、また戻ってくるという血の制約は、おまえをも縛ったはず。あのときのお母様の命令は、お父様とつながる者全員に再会の運命を強制した」
星樹が塊から取り出したのは、生まれたばかりの赤子だ。
「風名を愛するなという制約は解除しておいたぞ。だから一緒に天界に還ろう。……二人とも、もうちょっと大きくなったらな」
星樹は赤子を高く掲げてから、抱きしめる。
「還る前に、親孝行しなくては。それぐらいは許せ、風名。俺たちが巻き込んでしまったのだから。そうだ、お母様とお父様も天界に連れて帰ろうか。人間界にいるより良い暮らしをさせてやれる」
赤子は不満そうな声で泣き出した。
星樹はおかしそうに笑うと、赤子を抱いて屋敷へと戻っていった。
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