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第十三話 襲撃
しおりを挟む あの日以来、辰様は天人廟に住むようになった。
天人廟は紅飛斗が管理する建物で、本来であれば住むことなんて許されないけれど、神様の希望に異を唱える村人なんかいない。それは紅飛斗長であっても同じだった。
私は毎日食事を運び、辰様と一緒にいただく。夕食をいただいた後は、夜伽ということになる。
終わったあと、天人廟に運び込んだ布団の中で辰様のあたたかい胸に抱かれているとそのまま眠りにつきそうになるが、さすがに泊まるわけにもいかないので、けだるい体で自宅に戻って、床につく。
辰様はあいかわらず元気がない。落ち込んだ状態のままだ。どうやら自分を責めているらしい。それでいて毎晩求めてくるわけで、それならもういっそ開き直ってしまえばよいではないですかと言いたくなるときもあるが、もし私がそんなことを言ったら傷ついて泣いてしまわれることだろう。
私自身も、自分の心をはかりかねているところがあった。
辰様とこのようなことになってしまったにもかかわらず、特に嫌ということもなく、かといって嬉しいこともなく、感情は平坦だった。いや、もしかしたら事後に辰様が喜んでくれていたのなら、私も嬉しい気持ちになったかもしれなかった。わからないけど。
でも、泣かれてしまった。
さらに謝罪までされている。
気持ちが宙ぶらりんのまま、行き場がない。
今一番思うことは、落ち込んでいる辰様を励ましたいということだ。でも、もしも私が全然平気ですから気にしないでくださいと言ったら、それはそれで泣かれる気がするし、正直困ってしまう。
それしても、どうして私はこんなに平然としていられるのだろう。強引にされてしまったのだから、普通もっと泣いたり傷ついたりするのではないだろうか。
きっと、答えは一つだ。
私はやっぱり辰様のことが好きなのだ。以前の姿のときから今もずっと。
神様は以前とは少し何かが違うと感じるところもあるけれど、それも含めて大事な人であることに変わりはない。娶ると言われたときだって、私は紅飛斗になるのだし父も反対しないししょうがないかなとあっさり受け入れたのだって、きっと相手が辰様だったからだ。
もしも相手が別の誰かだったならどうだろうかと考えてみる。絶対に拒絶する。あり得ない。
――私にとって辰様は大事な人。優しくて可愛い人。泣いていたら慰めてあげたいし、笑ってほしいと思う人。
だが、どうも関係がおかしな感じになっている。どこで間違えてしまったのだろうか。
――出会ったとき、ナマコみたいな外見だったから、最初は男の人だと認識していなかった影響なのかもしれない。今はちゃんと男の人だと認識している……と思うのだけれど。
夜ごと抱きしめられて、愛の言葉を囁かれ、辰様の愛に触れるたび、少しずつ私の意識が変わっていくような気持ち、これを情が湧くというのだろうか。しかし、辰様のほうは罪悪感から心を病んでいく一方のようで、もどかしい状況だった。
留園先生は、その後、意識を取り戻してくれた。
夜魔に侵された先生が助かったことについて、村ではちょっとした騒ぎになった。あり得ないことが起こったのだ。
私の血が効いたのだろうか。それとも辰様が降らせた光の雨に先生も打たれたことにより夜魔が消滅したのか。辰様に聞けばわかるかもしれないが、気まずくて聞けずにいる。
先生は、血や辰様のことは誰にも話していないようだ。私にさえ、その話題は避けている。
先生にはほかにも聞きたいことがあった。神様の体液を授かるということ……それが何を意味するのか。しかし、どうもあれ以来、先生には話しかけづらい。妙によそよそしいし、なかなか目も合わせてくれないのだ。
その日の昼前、気まずい空気の漂う子葉の部屋で、以前より離れた位置に立って指導する留園先生から錫の加工について知識を学んでいたときのことだった。
紅飛斗がいろりの部屋に飛び込んできた。血相を変えている。
「夜魔の群れが出た! もう村の近くまで来ている! 留園も来てくれ」
群れが……。一体出ただけでも大騒ぎになるのに、それが群れでやってくるだなんて。つまり紅飛斗と夜魔の集団戦となるのに違いない。
先生はすぐさま部屋を飛び出した。私も後を追って部屋を出た。
「先生、私も行っていいですか!」
「いや、陽葉瑠は神様のところへ行け! お護りしろ!」
振り向くことなく、そう命じられた。
「は、はいっ!」
私も駆け出した。
子葉の外に出ると、村は騒然としていた。
錫の杖を持った紅飛斗たちが、山側の村入口に向かって駆けていく。
こういうとき、お年寄りや子どもたちは家に避難することになっている。どこの家も引き戸の重なる部分に穴があり、そこに棒を通して、簡単にはあかないようにしていた。簡易すぎて人間相手には通用しない鍵だが、夜魔にはこれでも十分効果がある。この村は幾度も夜魔に襲われ、こうして子どもたちを守ってきたのだ。
私は天人廟まで駆けていき、荒い息を吐きながら戸を開けた。しかし、神様はいらっしゃらない。
「一体どちらへ……」
もしや屋敷のほうだろうか。家へと急いだ。
「お母さん!」
家の門の外に立っていた母がこちらに手を振っている。
「陽葉瑠、ああ、良かった」
「お父さんは?」
母は首を振った。
「まだ村に戻ってきてないわ。外でのお役目が長引いているみたい」
父のことも心配ではあるが、今は優先すべきことがある。
「辰様は見かけなかった?」
それにも母は首を振った。
一体どちらへ行ってしまわれたんだろう。
「私、辰様を探しにいかないと」
「でも陽葉瑠、危ないんじゃ……」
「平気、だって子葉生とはいえ紅飛斗だもの。お母さんは家に入って、戸に棒をさしておいてね」
私は再び駆け出した。
辰様、一体どこにいらっしゃるの。
もしかして……。
特に理由はなかったけれど、予感のようなものを感じて、私は神産みの箱のある広場まで走った。
淡い緑色した大きな箱の前に、思ったとおり辰様がいた。箱のすぐ近くに立って、見上げるようにしている。
「辰さま……」
声を掛けようとしたとき、艶やかな長い黒髪を垂らした背中が、すっと箱のほうに近づいた気がして、私は血の気が引いた。
まさか、箱に戻ろうとしていらっしゃるのか。
このところずっと落ち込んでいらっしゃったが、そのせいか。
神様が死んでしまう。
「だめです!」
私は転びそうになりながらもどうにか辰様の前に回り込み、通せんぼした。背中が箱に当たっている。私は生きている人間だから箱に取り込まれることはないが、辰様はそうではない。
「陽葉瑠?」
「箱に戻らないでください。来年の梅雨まで会えないなんて、そんなのは嫌です!」
今ようやく梅雨が明けたかどうかといったころなのに、一年近くも離ればなれなんて。それに箱に戻ることにより一旦死んでしまうということに対する恐怖感もあった。
もし再度産まれてくることができなかったら? 考えるだけで胸が痛い。
辰様はふわりと包むように私を抱きしめ、頭を撫でた。
「ああ、陽葉瑠。誤解です。私は箱に戻ろうとしていたわけではないのです」
「そ、そうなのですか……」
ほっと安堵の息を吐いた。
「では、一体何をなさっておいでなのですか」
「きょうは……数百年前、紅人が村におりた日なのです。それで箱の様子を見にきたのですよ。この箱は天界とつながっていますから、何か異変が起きるのではないかと……。でも杞憂でした」
「箱が天界と……?」
辰様は頷いた。
「ええ。この箱は私たちの母体であり、門でもあるのです。青帝はこの箱を通じて村のことを見ていらっしゃる。何百年も前からずっと……。私たち神は、青帝の大願成就のために生まれては死んでいくのですが、立派に務めを果たして死んだ神は天界に招かれるそうです……。ですので、私たちはこの世界で死ぬことを決して悪いことだとは思っていないのですよ」
寂しげな声なのは、ご自分を責めているからだろうか。この世界で死ねなかった……それは私のせいでもある。
「べにひと……陽葉瑠は紅飛斗になるのでしたね。天界を治める青帝、その妻のことも、べにひとと呼ぶのですよ。帝には妻がたくさんいらっしゃって、そのうち二人の姉妹である紅人がこの村にやってきたのが、きょうなのです」
「村では二人の天女が降臨したという伝説が伝わっていますが、そのことでしょうか」
「ええ、おそらく」
「青帝の妻であるはずの天女が、この村の男に恋してしまったという話ですよね。男は二人の天女をもて遊び、片方の天女は嫉妬のあまり夜魔になってしまった……そう幼い頃に習いました」
「そう……そうでしたね……、もう随分と昔の話です……」
辰様は寂しげに微笑み、そして、軽く首をかしげた。
「ところで陽葉瑠はどうしてここに?」
「あっ、そうでした! 夜魔の群れがこの村を襲ってきているんです、辰様、ここは危ないから避難を……」
そのとき、山側に向かう道を、黒い影が地面を這うようにしてこっちに向かってきているのが見えた。
「そんな……!」
もう村に入り込んでいる!
腕を引かれ、辰様の背後にかばわれた。
「夜魔の狙いは私、あるいは神産みの箱でしょう。すぐに始末しますから安心してください。それが神としての務め、私の誇りです」
手を上げて、振り下ろす。
たちまち光の雨が村を包んだ。
天人廟は紅飛斗が管理する建物で、本来であれば住むことなんて許されないけれど、神様の希望に異を唱える村人なんかいない。それは紅飛斗長であっても同じだった。
私は毎日食事を運び、辰様と一緒にいただく。夕食をいただいた後は、夜伽ということになる。
終わったあと、天人廟に運び込んだ布団の中で辰様のあたたかい胸に抱かれているとそのまま眠りにつきそうになるが、さすがに泊まるわけにもいかないので、けだるい体で自宅に戻って、床につく。
辰様はあいかわらず元気がない。落ち込んだ状態のままだ。どうやら自分を責めているらしい。それでいて毎晩求めてくるわけで、それならもういっそ開き直ってしまえばよいではないですかと言いたくなるときもあるが、もし私がそんなことを言ったら傷ついて泣いてしまわれることだろう。
私自身も、自分の心をはかりかねているところがあった。
辰様とこのようなことになってしまったにもかかわらず、特に嫌ということもなく、かといって嬉しいこともなく、感情は平坦だった。いや、もしかしたら事後に辰様が喜んでくれていたのなら、私も嬉しい気持ちになったかもしれなかった。わからないけど。
でも、泣かれてしまった。
さらに謝罪までされている。
気持ちが宙ぶらりんのまま、行き場がない。
今一番思うことは、落ち込んでいる辰様を励ましたいということだ。でも、もしも私が全然平気ですから気にしないでくださいと言ったら、それはそれで泣かれる気がするし、正直困ってしまう。
それしても、どうして私はこんなに平然としていられるのだろう。強引にされてしまったのだから、普通もっと泣いたり傷ついたりするのではないだろうか。
きっと、答えは一つだ。
私はやっぱり辰様のことが好きなのだ。以前の姿のときから今もずっと。
神様は以前とは少し何かが違うと感じるところもあるけれど、それも含めて大事な人であることに変わりはない。娶ると言われたときだって、私は紅飛斗になるのだし父も反対しないししょうがないかなとあっさり受け入れたのだって、きっと相手が辰様だったからだ。
もしも相手が別の誰かだったならどうだろうかと考えてみる。絶対に拒絶する。あり得ない。
――私にとって辰様は大事な人。優しくて可愛い人。泣いていたら慰めてあげたいし、笑ってほしいと思う人。
だが、どうも関係がおかしな感じになっている。どこで間違えてしまったのだろうか。
――出会ったとき、ナマコみたいな外見だったから、最初は男の人だと認識していなかった影響なのかもしれない。今はちゃんと男の人だと認識している……と思うのだけれど。
夜ごと抱きしめられて、愛の言葉を囁かれ、辰様の愛に触れるたび、少しずつ私の意識が変わっていくような気持ち、これを情が湧くというのだろうか。しかし、辰様のほうは罪悪感から心を病んでいく一方のようで、もどかしい状況だった。
留園先生は、その後、意識を取り戻してくれた。
夜魔に侵された先生が助かったことについて、村ではちょっとした騒ぎになった。あり得ないことが起こったのだ。
私の血が効いたのだろうか。それとも辰様が降らせた光の雨に先生も打たれたことにより夜魔が消滅したのか。辰様に聞けばわかるかもしれないが、気まずくて聞けずにいる。
先生は、血や辰様のことは誰にも話していないようだ。私にさえ、その話題は避けている。
先生にはほかにも聞きたいことがあった。神様の体液を授かるということ……それが何を意味するのか。しかし、どうもあれ以来、先生には話しかけづらい。妙によそよそしいし、なかなか目も合わせてくれないのだ。
その日の昼前、気まずい空気の漂う子葉の部屋で、以前より離れた位置に立って指導する留園先生から錫の加工について知識を学んでいたときのことだった。
紅飛斗がいろりの部屋に飛び込んできた。血相を変えている。
「夜魔の群れが出た! もう村の近くまで来ている! 留園も来てくれ」
群れが……。一体出ただけでも大騒ぎになるのに、それが群れでやってくるだなんて。つまり紅飛斗と夜魔の集団戦となるのに違いない。
先生はすぐさま部屋を飛び出した。私も後を追って部屋を出た。
「先生、私も行っていいですか!」
「いや、陽葉瑠は神様のところへ行け! お護りしろ!」
振り向くことなく、そう命じられた。
「は、はいっ!」
私も駆け出した。
子葉の外に出ると、村は騒然としていた。
錫の杖を持った紅飛斗たちが、山側の村入口に向かって駆けていく。
こういうとき、お年寄りや子どもたちは家に避難することになっている。どこの家も引き戸の重なる部分に穴があり、そこに棒を通して、簡単にはあかないようにしていた。簡易すぎて人間相手には通用しない鍵だが、夜魔にはこれでも十分効果がある。この村は幾度も夜魔に襲われ、こうして子どもたちを守ってきたのだ。
私は天人廟まで駆けていき、荒い息を吐きながら戸を開けた。しかし、神様はいらっしゃらない。
「一体どちらへ……」
もしや屋敷のほうだろうか。家へと急いだ。
「お母さん!」
家の門の外に立っていた母がこちらに手を振っている。
「陽葉瑠、ああ、良かった」
「お父さんは?」
母は首を振った。
「まだ村に戻ってきてないわ。外でのお役目が長引いているみたい」
父のことも心配ではあるが、今は優先すべきことがある。
「辰様は見かけなかった?」
それにも母は首を振った。
一体どちらへ行ってしまわれたんだろう。
「私、辰様を探しにいかないと」
「でも陽葉瑠、危ないんじゃ……」
「平気、だって子葉生とはいえ紅飛斗だもの。お母さんは家に入って、戸に棒をさしておいてね」
私は再び駆け出した。
辰様、一体どこにいらっしゃるの。
もしかして……。
特に理由はなかったけれど、予感のようなものを感じて、私は神産みの箱のある広場まで走った。
淡い緑色した大きな箱の前に、思ったとおり辰様がいた。箱のすぐ近くに立って、見上げるようにしている。
「辰さま……」
声を掛けようとしたとき、艶やかな長い黒髪を垂らした背中が、すっと箱のほうに近づいた気がして、私は血の気が引いた。
まさか、箱に戻ろうとしていらっしゃるのか。
このところずっと落ち込んでいらっしゃったが、そのせいか。
神様が死んでしまう。
「だめです!」
私は転びそうになりながらもどうにか辰様の前に回り込み、通せんぼした。背中が箱に当たっている。私は生きている人間だから箱に取り込まれることはないが、辰様はそうではない。
「陽葉瑠?」
「箱に戻らないでください。来年の梅雨まで会えないなんて、そんなのは嫌です!」
今ようやく梅雨が明けたかどうかといったころなのに、一年近くも離ればなれなんて。それに箱に戻ることにより一旦死んでしまうということに対する恐怖感もあった。
もし再度産まれてくることができなかったら? 考えるだけで胸が痛い。
辰様はふわりと包むように私を抱きしめ、頭を撫でた。
「ああ、陽葉瑠。誤解です。私は箱に戻ろうとしていたわけではないのです」
「そ、そうなのですか……」
ほっと安堵の息を吐いた。
「では、一体何をなさっておいでなのですか」
「きょうは……数百年前、紅人が村におりた日なのです。それで箱の様子を見にきたのですよ。この箱は天界とつながっていますから、何か異変が起きるのではないかと……。でも杞憂でした」
「箱が天界と……?」
辰様は頷いた。
「ええ。この箱は私たちの母体であり、門でもあるのです。青帝はこの箱を通じて村のことを見ていらっしゃる。何百年も前からずっと……。私たち神は、青帝の大願成就のために生まれては死んでいくのですが、立派に務めを果たして死んだ神は天界に招かれるそうです……。ですので、私たちはこの世界で死ぬことを決して悪いことだとは思っていないのですよ」
寂しげな声なのは、ご自分を責めているからだろうか。この世界で死ねなかった……それは私のせいでもある。
「べにひと……陽葉瑠は紅飛斗になるのでしたね。天界を治める青帝、その妻のことも、べにひとと呼ぶのですよ。帝には妻がたくさんいらっしゃって、そのうち二人の姉妹である紅人がこの村にやってきたのが、きょうなのです」
「村では二人の天女が降臨したという伝説が伝わっていますが、そのことでしょうか」
「ええ、おそらく」
「青帝の妻であるはずの天女が、この村の男に恋してしまったという話ですよね。男は二人の天女をもて遊び、片方の天女は嫉妬のあまり夜魔になってしまった……そう幼い頃に習いました」
「そう……そうでしたね……、もう随分と昔の話です……」
辰様は寂しげに微笑み、そして、軽く首をかしげた。
「ところで陽葉瑠はどうしてここに?」
「あっ、そうでした! 夜魔の群れがこの村を襲ってきているんです、辰様、ここは危ないから避難を……」
そのとき、山側に向かう道を、黒い影が地面を這うようにしてこっちに向かってきているのが見えた。
「そんな……!」
もう村に入り込んでいる!
腕を引かれ、辰様の背後にかばわれた。
「夜魔の狙いは私、あるいは神産みの箱でしょう。すぐに始末しますから安心してください。それが神としての務め、私の誇りです」
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