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【第七章】 この世界は黒と白のどっちだと思う?と同胞が言っていた
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「リディアさん。あなたは一体、誰ですか?」
俺はリディアから目を逸らさず、まっすぐに聞いた。
リディアも俺から目を逸らさない。
「妾は一体誰か……とな。何故そんなことを聞くのじゃ」
「リディアさんは、俺に嘘を吐いているでしょう?」
俺の質問に、リディアはたっぷりと間をあけてから答えた。
「そう考えているのなら、なおさら妾に答えを求める意味が分からんのう。妾が述べた答えを、ショーンは信じられんじゃろう?」
……リディアの言う通りだ。
今の俺は、何を言われてもリディアを信じることが出来ない。
リディアが自らの素性を偽っていると知ってしまったから。
「どうしたの、ショーン。怖い顔をして」
リディアをにらみつける俺に、ヴァネッサが心配そうに声をかけた。
「もしかして、盗賊のアジトで酷いことをされたんですか?」
ドロシーも俺のことを心配しているようだ。
このままリディアをにらんでいても答えは出ない上に、ヴァネッサとドロシーに要らぬ心配をさせるのは申し訳がない。
「いえ、アジトでは心配されるようなことはされませんでしたよ」
「それならいいですけど……でも……」
「じゃあショーンは、どうして険しい顔をしてるの?」
「何でもありませんよ」
俺の答えに二人は納得していないようだったが、深くは追及してこなかった。
「すべてを話せとは言わないわ。でも悩みがあるなら、悩みを聞く準備が出来ている仲間がいることを忘れないでよね」
「頼りにならないかもしれませんが、私でも話を聞くことは出来ますから」
「ありがとうございます」
よくない空気を変えようとしたのか、ドロシーが地図を広げ始めた。
「この村を出発したら、次はどこへ向かいましょうか。確か近くに別の村もありましたよね?」
「盗賊から食料が戻ってきたとは言っても、物資の足りないこの村で旅の備蓄を買い込むのは気が引けるもんね。近くの村で旅の備蓄を揃えたいところね」
「ではまず近くの村へ行き、その後ダンジョンへ向かおうかのう」
「ついにダンジョンへ行くのね!? うわあ、楽しみ!」
「ショーンくんも……それでいいですか?」
正直、目的地はどこでもいい。
呪いのアイテムがありそうな場所であれば。
俺はドロシーの言葉に頷いて、肯定の意を示した。
「………………」
* * *
今日は眠れそうもなかったため、宿屋の屋根をのぼって星を眺めることにした。
暗い夜空には、いくつもの星が瞬いている。
「魔王、か……」
俺に、魔王になった記憶は無い。
しかし過去の記憶を見せるはずの走馬灯には、クシューという俺の覚えていない人物が登場していた。
だから自分の記憶は信用できない。
「魔物は強いものに従うらしい。だから強ければ人間の俺にも従うのか? ……いや、そもそも俺は強くない。町で開かれた武闘大会で負けるくらいだ」
しかしケイティとレイチェルは、どう考えても俺のことを魔王として扱っていた。
リディアが二人に「魔王」という単語を禁止させたのも、俺が魔王と呼ばれて真実に気付く事故を防ぐためだと思えば辻褄が合う。
「あと考えられるのは……俺のラッキーメイカーの能力を魔物たちが把握して、脅威に思っていた?」
これもしっくりこない。
いくらラッキーメイカーが強くても、寝込みを襲えばいいだけだ。
俺には寝込みを襲われた際に対抗する手段が無い。
「人間である限り、寝ないわけにはいかないだろうし……」
しかも俺は、金髪でも赤目でもない。
勇者パーティーとして旅立つ前に王国で教えられた魔王の特徴は、金髪赤目だ。
この特徴はリディアと一致している。
……いや。自分に限っては、全身を変身させることが出来るとリディアは言っていた。
つまりリディアの姿など当てにはならない。
駄目だ。何から何まで信じられない。
酷い疑心暗鬼だ。
「どこに行ったのかと思ったら、こんなところにいたのね」
声のする方に目を向けると、ヴァネッサが危なっかしい足取りで屋根をのぼろうとしているところだった。
「よいしょっと」
なんとか屋根をのぼりきったヴァネッサは、俺の隣に腰をかけた。
「綺麗な星空ね。これが見られるなら、屋根の上にのぼるのも案外悪くないかもね」
「どうしたんですか?」
「星を見に来たのよ」
「さっき俺を探してたみたいなことを言ってましたよね?」
「……変なところに気付かなくていいのよ」
ヴァネッサは大きく伸びをしてから、俺のことを見た。
「あたしはショーンの話し相手としてここに来たの。何かを話したければ話せばいいし、話したくないなら話さなくてもいいわ。代わりにあたしが子守唄でも歌ってあげる」
「こんな場所で子守唄を歌われるのは困りますね。屋根の上で寝たら、地面に真っ逆さまですから」
「それなら怪談でもしようかしら。ちょうど夜だしね」
ヴァネッサは、俺のことを心配してくれているのだろう。
面倒見がいいと言うか、お節介というか。
しかし考えがまとまらずに困っていたところだ。
せっかくだから、ヴァネッサのお節介に乗ってみるのもいいかもしれない。
――――――――――――――――――――
ここまでお読みいただきありがとうございます。
恋人たち、美少女、マッチョ、魔物ときて、今回はとある老人の話です。
思い返すと、ショーンはいろんな人たちと出会いましたね。
今回の章もやや短めですが、パズルのピースが散らばった章です。
お楽しみいただけると幸いです。
なおこの章から2日に1回の更新ペースとなります。
よろしくお願いいたします。
俺はリディアから目を逸らさず、まっすぐに聞いた。
リディアも俺から目を逸らさない。
「妾は一体誰か……とな。何故そんなことを聞くのじゃ」
「リディアさんは、俺に嘘を吐いているでしょう?」
俺の質問に、リディアはたっぷりと間をあけてから答えた。
「そう考えているのなら、なおさら妾に答えを求める意味が分からんのう。妾が述べた答えを、ショーンは信じられんじゃろう?」
……リディアの言う通りだ。
今の俺は、何を言われてもリディアを信じることが出来ない。
リディアが自らの素性を偽っていると知ってしまったから。
「どうしたの、ショーン。怖い顔をして」
リディアをにらみつける俺に、ヴァネッサが心配そうに声をかけた。
「もしかして、盗賊のアジトで酷いことをされたんですか?」
ドロシーも俺のことを心配しているようだ。
このままリディアをにらんでいても答えは出ない上に、ヴァネッサとドロシーに要らぬ心配をさせるのは申し訳がない。
「いえ、アジトでは心配されるようなことはされませんでしたよ」
「それならいいですけど……でも……」
「じゃあショーンは、どうして険しい顔をしてるの?」
「何でもありませんよ」
俺の答えに二人は納得していないようだったが、深くは追及してこなかった。
「すべてを話せとは言わないわ。でも悩みがあるなら、悩みを聞く準備が出来ている仲間がいることを忘れないでよね」
「頼りにならないかもしれませんが、私でも話を聞くことは出来ますから」
「ありがとうございます」
よくない空気を変えようとしたのか、ドロシーが地図を広げ始めた。
「この村を出発したら、次はどこへ向かいましょうか。確か近くに別の村もありましたよね?」
「盗賊から食料が戻ってきたとは言っても、物資の足りないこの村で旅の備蓄を買い込むのは気が引けるもんね。近くの村で旅の備蓄を揃えたいところね」
「ではまず近くの村へ行き、その後ダンジョンへ向かおうかのう」
「ついにダンジョンへ行くのね!? うわあ、楽しみ!」
「ショーンくんも……それでいいですか?」
正直、目的地はどこでもいい。
呪いのアイテムがありそうな場所であれば。
俺はドロシーの言葉に頷いて、肯定の意を示した。
「………………」
* * *
今日は眠れそうもなかったため、宿屋の屋根をのぼって星を眺めることにした。
暗い夜空には、いくつもの星が瞬いている。
「魔王、か……」
俺に、魔王になった記憶は無い。
しかし過去の記憶を見せるはずの走馬灯には、クシューという俺の覚えていない人物が登場していた。
だから自分の記憶は信用できない。
「魔物は強いものに従うらしい。だから強ければ人間の俺にも従うのか? ……いや、そもそも俺は強くない。町で開かれた武闘大会で負けるくらいだ」
しかしケイティとレイチェルは、どう考えても俺のことを魔王として扱っていた。
リディアが二人に「魔王」という単語を禁止させたのも、俺が魔王と呼ばれて真実に気付く事故を防ぐためだと思えば辻褄が合う。
「あと考えられるのは……俺のラッキーメイカーの能力を魔物たちが把握して、脅威に思っていた?」
これもしっくりこない。
いくらラッキーメイカーが強くても、寝込みを襲えばいいだけだ。
俺には寝込みを襲われた際に対抗する手段が無い。
「人間である限り、寝ないわけにはいかないだろうし……」
しかも俺は、金髪でも赤目でもない。
勇者パーティーとして旅立つ前に王国で教えられた魔王の特徴は、金髪赤目だ。
この特徴はリディアと一致している。
……いや。自分に限っては、全身を変身させることが出来るとリディアは言っていた。
つまりリディアの姿など当てにはならない。
駄目だ。何から何まで信じられない。
酷い疑心暗鬼だ。
「どこに行ったのかと思ったら、こんなところにいたのね」
声のする方に目を向けると、ヴァネッサが危なっかしい足取りで屋根をのぼろうとしているところだった。
「よいしょっと」
なんとか屋根をのぼりきったヴァネッサは、俺の隣に腰をかけた。
「綺麗な星空ね。これが見られるなら、屋根の上にのぼるのも案外悪くないかもね」
「どうしたんですか?」
「星を見に来たのよ」
「さっき俺を探してたみたいなことを言ってましたよね?」
「……変なところに気付かなくていいのよ」
ヴァネッサは大きく伸びをしてから、俺のことを見た。
「あたしはショーンの話し相手としてここに来たの。何かを話したければ話せばいいし、話したくないなら話さなくてもいいわ。代わりにあたしが子守唄でも歌ってあげる」
「こんな場所で子守唄を歌われるのは困りますね。屋根の上で寝たら、地面に真っ逆さまですから」
「それなら怪談でもしようかしら。ちょうど夜だしね」
ヴァネッサは、俺のことを心配してくれているのだろう。
面倒見がいいと言うか、お節介というか。
しかし考えがまとまらずに困っていたところだ。
せっかくだから、ヴァネッサのお節介に乗ってみるのもいいかもしれない。
――――――――――――――――――――
ここまでお読みいただきありがとうございます。
恋人たち、美少女、マッチョ、魔物ときて、今回はとある老人の話です。
思い返すと、ショーンはいろんな人たちと出会いましたね。
今回の章もやや短めですが、パズルのピースが散らばった章です。
お楽しみいただけると幸いです。
なおこの章から2日に1回の更新ペースとなります。
よろしくお願いいたします。
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