聖女の恋は始まらない~4度目の人生では運命の恋を断ち切りたい~

これは私の四度目の人生。
私は死ぬたびに回帰を繰り返している。

そう。これまで私は、三度死んだ。
そして三度、国を滅ぼした。

だから今回の人生では絶対に国を滅ぼしたりはしない。
そのために。
私は、聖女であることを明かさないし、王子であるルーベンと決して恋にも落ちない。

それがたとえ、運命の恋だとしても――――
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