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265話・勝手な仮説
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食事も終えたので、エルから話を聞く。
話を聞き終え、その謎の人物に、感謝する気持ちもあるが、やはりそれ以上に、不気味さを感じた。
それは、ナニーさんも同じだったようで、あまり分かっていなかったアリーに説明して上げていた。
そして、更に不気味さを加速させたのは、エルを助けた理由だ。
助けたかっただけ… ならなぜもっと早くに治しに来なかったのかやどうやってエルの事を知ったのかなどと疑問に尽きない。
だけど、それについては、今治しに来たという事を考慮したら、ある仮説が思い浮かんだが、そんな都合良い訳ないかとその考えを一先ず置いておく。
それより、その謎の人物に何かしらの裏がないのか考えてみるが、色々思い浮かび過ぎてしまう為、別の視点からの意見として、ノーリ君にも聞いてみる。
ノーリ君の意見を聞き、そんな考えもあるかと一旦考えるのを止めて、その謎の人物について他に何かしら人物を特定出来る情報がないか、エルからもう少し話を聞いてみる。
男性と言われ、ある仮説で思い浮かんだ人物をチラッと見てみるが、その人物は、エルの方をむいていた為、ちゃんと顔色を窺えなかった… って、駄目ね。
もともと私の勝手な仮説なんだし、少し疑い深くなってるわねと軽く自己嫌悪に陥ってしまう。
◆
男性であること以外は、特にバレていないようで、安堵していると、
「はあ…」
グラディウスさんから、ため息がこぼした。
「どうかしましたか、グラディウスさん?」
「大丈夫ですか、お姉様?」
「え!! あぁ、特になにもないし、大丈夫よ2人とも。それより、エルの方こそ長い事話させしまったけど大丈夫?」
「はい、大丈夫です。」
「そう、なら良かったわ。なら、聞きたい事も聞けたから、この後は、ゆっくり休んで頂戴。」
「はい、分かりました。そうさせて貰います。」
ここで、話がお開きになったので、この後僕はどうすればいいのかグラディウスさんに確認する。
「そうね… 悪いけど、少し予定が変更になるかもしれないから、もう少しここで、留まって貰ってもいいかな?」
「分かりました。では僕は、ライアさんにご飯でも運んで来ますね」
「「「!?」」」
グラディウスさんだけでなく、ナニーさんやアリーさんも驚いた顔をされる。
「あ!! もしかして…」
「すぐ、お作りしてきます!!」
アリーさんが厨房へと走っていった。
どうやら、ライアさんの分をエルマーナ様に食べさせてしまったみたいだった。
話を聞き終え、その謎の人物に、感謝する気持ちもあるが、やはりそれ以上に、不気味さを感じた。
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そして、更に不気味さを加速させたのは、エルを助けた理由だ。
助けたかっただけ… ならなぜもっと早くに治しに来なかったのかやどうやってエルの事を知ったのかなどと疑問に尽きない。
だけど、それについては、今治しに来たという事を考慮したら、ある仮説が思い浮かんだが、そんな都合良い訳ないかとその考えを一先ず置いておく。
それより、その謎の人物に何かしらの裏がないのか考えてみるが、色々思い浮かび過ぎてしまう為、別の視点からの意見として、ノーリ君にも聞いてみる。
ノーリ君の意見を聞き、そんな考えもあるかと一旦考えるのを止めて、その謎の人物について他に何かしら人物を特定出来る情報がないか、エルからもう少し話を聞いてみる。
男性と言われ、ある仮説で思い浮かんだ人物をチラッと見てみるが、その人物は、エルの方をむいていた為、ちゃんと顔色を窺えなかった… って、駄目ね。
もともと私の勝手な仮説なんだし、少し疑い深くなってるわねと軽く自己嫌悪に陥ってしまう。
◆
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「はあ…」
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「どうかしましたか、グラディウスさん?」
「大丈夫ですか、お姉様?」
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「はい、大丈夫です。」
「そう、なら良かったわ。なら、聞きたい事も聞けたから、この後は、ゆっくり休んで頂戴。」
「はい、分かりました。そうさせて貰います。」
ここで、話がお開きになったので、この後僕はどうすればいいのかグラディウスさんに確認する。
「そうね… 悪いけど、少し予定が変更になるかもしれないから、もう少しここで、留まって貰ってもいいかな?」
「分かりました。では僕は、ライアさんにご飯でも運んで来ますね」
「「「!?」」」
グラディウスさんだけでなく、ナニーさんやアリーさんも驚いた顔をされる。
「あ!! もしかして…」
「すぐ、お作りしてきます!!」
アリーさんが厨房へと走っていった。
どうやら、ライアさんの分をエルマーナ様に食べさせてしまったみたいだった。
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