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28話・異変 1
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朝御飯を済ませてから、早速ダンジョンへ、転移版を使って潜った。
装備している剣は、もちろん、今日の朝出来上がったホヤホヤの剣。
6階層へ、降りてモンスターを探す。丁度曲がり角を曲がった所で、ホブゴブリンと遭遇する。
「グギャ!!」
ホブゴブリンは、僕めがけて迫って来ながら、持っている剣を振り下ろしてくる。
いつもなら、バックラーで受け流す所だが、今回は出来上がった剣で、受け止めてみる。
「危なっ!!」
なんと、受け止めたホブゴブリンの剣がそのまま真っ二つになり、切れた剣が僕の顔の横を横切っていった。
それを横目でおった後、前に向き直ると、剣を切られ体勢の崩れたホブゴブリンは、俺の構えてあった剣へ吸い込まれるように倒れ込み、頭と胴体がお別れした。
「ま… まさかここまで切れ味があるとは、思わなかった…」
魔石を拾い、次のモンスターを探した。
また、ホブゴブリンを見つけた。今度は、僕から走りより、袈裟斬りの要領で、剣を振り下ろす。やはり、先ほどの切れ味は間違えではなく、剣は何の抵抗もなく、ホブゴブリンを斬るだけでなく更に、あれだけ硬かったダンジョンの床にすら、剣先がめり込んでしまった。
「やっぱり、凄い切れ味だな… これで(仮)なんて信じなれないよな…」
その後も、出会うモンスターを悉く一刀で斬り伏せていった。最初の頃は、剣の重さに振り回された感があったが、それも次第に、なれていき、しっかりと振れるようになった。
◆
~とある2人組の中堅(Cランク)冒険者パーティー~
彼らは今、回復草採取の依頼を受け、とある森にむかっていた。
「なぁ、バイプ?」
「何だよ、レーヤ?」
「回復草の採取なんて辞めて、すぐにダンジョンに潜ろうぜ!!」
「さっきからお前、そればっかだな…」
「だってよ、草をちんたら採取するより、俺はバッタバッタとモンスターを倒して~よ!!」
「はぁ… お前、今俺たちが何でここにいるのか忘れた訳じゃないよな?」
「うっ!! そ… それは、あいつらが…」
「あいつらじゃないよ… お前が、アンダーたちの挑発にのって、冒険者ギルドで暴れるから、罰としてこの依頼を押し付けられたんだろ?」
「それは、そうだけどよ…」
「それに、今頃、アンダーたちも同じ依頼を受けている筈だがら、出会う前に、さっさと、終らせるぞ!!」
「はぁ… 分かったよ。」
「ギャーーーーーーー!!」
「「!?」」
「な… 何だ、今の声?」
「分かる訳ねぇだろ!! で… でも、あの声リングじゃないか?」
「た… たぶん?」
「とりあえず、行ってみるぞ!!」
「あぁ!!」
むかった先には、何かに群がっているゴブリンたちがいた。
「お… おい、こんなにゴブリンがいるなんて聞いてねぇぞ!!」
「知るかよそんな事!! それより、ここからすぐ、逃げるぞ!!」
来た道を戻ろうと、振り返るとそこにもすでに、数匹のゴブリンたちが待ち構えていた。
装備している剣は、もちろん、今日の朝出来上がったホヤホヤの剣。
6階層へ、降りてモンスターを探す。丁度曲がり角を曲がった所で、ホブゴブリンと遭遇する。
「グギャ!!」
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いつもなら、バックラーで受け流す所だが、今回は出来上がった剣で、受け止めてみる。
「危なっ!!」
なんと、受け止めたホブゴブリンの剣がそのまま真っ二つになり、切れた剣が僕の顔の横を横切っていった。
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「ま… まさかここまで切れ味があるとは、思わなかった…」
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また、ホブゴブリンを見つけた。今度は、僕から走りより、袈裟斬りの要領で、剣を振り下ろす。やはり、先ほどの切れ味は間違えではなく、剣は何の抵抗もなく、ホブゴブリンを斬るだけでなく更に、あれだけ硬かったダンジョンの床にすら、剣先がめり込んでしまった。
「やっぱり、凄い切れ味だな… これで(仮)なんて信じなれないよな…」
その後も、出会うモンスターを悉く一刀で斬り伏せていった。最初の頃は、剣の重さに振り回された感があったが、それも次第に、なれていき、しっかりと振れるようになった。
◆
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彼らは今、回復草採取の依頼を受け、とある森にむかっていた。
「なぁ、バイプ?」
「何だよ、レーヤ?」
「回復草の採取なんて辞めて、すぐにダンジョンに潜ろうぜ!!」
「さっきからお前、そればっかだな…」
「だってよ、草をちんたら採取するより、俺はバッタバッタとモンスターを倒して~よ!!」
「はぁ… お前、今俺たちが何でここにいるのか忘れた訳じゃないよな?」
「うっ!! そ… それは、あいつらが…」
「あいつらじゃないよ… お前が、アンダーたちの挑発にのって、冒険者ギルドで暴れるから、罰としてこの依頼を押し付けられたんだろ?」
「それは、そうだけどよ…」
「それに、今頃、アンダーたちも同じ依頼を受けている筈だがら、出会う前に、さっさと、終らせるぞ!!」
「はぁ… 分かったよ。」
「ギャーーーーーーー!!」
「「!?」」
「な… 何だ、今の声?」
「分かる訳ねぇだろ!! で… でも、あの声リングじゃないか?」
「た… たぶん?」
「とりあえず、行ってみるぞ!!」
「あぁ!!」
むかった先には、何かに群がっているゴブリンたちがいた。
「お… おい、こんなにゴブリンがいるなんて聞いてねぇぞ!!」
「知るかよそんな事!! それより、ここからすぐ、逃げるぞ!!」
来た道を戻ろうと、振り返るとそこにもすでに、数匹のゴブリンたちが待ち構えていた。
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