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16話・今後について

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 バレッタさんがこっちに来るのが見えたから、僕は、シャーロットの頭から手を離す。

「あ…」

「シャーロット様、そろそろお時間です。」

「!? バレッタ… もう時間なんですか…」

「はい。お時間です。」

「ん~~!!」

「そ… そんなお顔をされても、お時間です。」

 シャーロットは、これでもかという程、頬を膨らませている。その姿を微笑ましく思いながらも、困っているバレッタさんに助け船を出す。

「シャーロット、バレッタさんを困らせちゃダメだよ。」

「ノーリ…」

「それに、もう会えなくなる訳じゃないだろ?」

「それは、そう何ですけど…」

「それに、あんまり遅くなると、今度会える時に、外出許可が降りなくなるかもしれないぞ?」

「!? バレッタ、すぐ帰りますよ!!」

「はぁ… 馬車はすでに外で待機しています。」

「それじゃあ、ノーリまた今度会いましょうね!!」

「あぁ、気をつけてな。」

 こうして、シャーロット達と別れて、僕も図書館を後にする。シャーロットとは、学園が休みの時に、合う予定になった。





 僕は、家に帰りつき皆とご飯を食べる。
 食べ終えた後、僕は、部屋で1人今後について考えていた。
 今まで通り、回復草の採取だけではいけないと思っている。お金集めにしても、素材集めにしてもそれに、僕自身の強化にしてもだ。
 もう少し先にと考えていたが、そろそろ実行に移す時が来たのかもしれない。そう、ダンジョン攻略だ。
 このオベリスタ王国にあるダンジョンは、全100階層のダンジョンだと言われている。現在の最高到達階層が、86階。この国元のSランク冒険者パーティーが叩き出した記録だ。
 僕は、ギルドカードを取り出し、魔力を流す。

 名前:ノーリ 種族:人族 年齢:11 性別:男
 LV: 10 生命力:D 魔力:S
 力: D 器用: D 防御:D 敏捷: D
 知力: A 精神:E 運: C 魅力:D
 スキル:剣術Lv1、宝箱作製Lv3、アイテム鑑定Lv1
 称号:ー
 スキルポイント:40

 残りのスキルポイントが40…
まずは、このポイントを自身の強化の為、剣術にふる。
Lv2に必要なポイントが10、Lv3に必要なポイントが30だったので、一気に剣術のLvが3まで上がる。
 次は、宝箱を作製し、残しておいたゴブリンの魔石(小)2個と皮鎧、それに水と回復草を使い宝箱作製を行う。

 ゴブリンの魔石(小)×皮鎧→身体強化の皮鎧
 ゴブリンの魔石(小)×回復草×水→回復薬(小)

 の2つを作製する。
 作製に時間がかかる為、そのまま宝箱を消す。
 ダンジョンについての知識はあまりない。だから、明日は、朝から冒険者ギルドにむかい、ダンジョンについて調べた後、必要な物の準備をしてダンジョン攻略にむかおうと思っている。
 その為、僕は早めに休む事にした。
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