371 / 448
49話・ゴミ
しおりを挟む
フィオーリさんへと連絡を取る為に路地裏に入る。
そして、連絡を終えた所で、柄の悪い人族に絡まれてしまう。
フィオーリさんが襲撃する前に、騒ぎを起こしたくない私は、とりあえず話を聞くことにした。
すると、案の定金品目的であり、もし渡さない場合は、私に直接危害を加えようとしているみたいだった。
「はぁ… 1つお聞きしてもいいですか?」
実力差すら分からないゴミに、1つ尋ねる事にした。
「チッ… 何だ? 言っとくが、金目の物を持ってないって言うのはなしだぜ。お前が魔道具らしき物を扱っているのはバッチリ見てんだからな」
どうやら、私が連絡を取っている所を見ていたから話しかけてきたようだ。
「そうなんですね。でも、私が聞きたい事はそっちじゃないです」
「ほう… なら何だんだ?」
「私が聞きたいのは、こんな早くからそんな事をして大丈夫なのか聞きたいだけです」
「は?」
「…ですから、こんな街中で盗賊紛いの事をして大丈夫何でしょうか?」
イライラを募らせながら、再度同じ事を尋ねる。
「ぷっ… ぶっはははは!!」
すると、目の前のゴミは、突然笑いだし、周りもそれにつられ笑い出す。
「あぁ、悪い悪い。ここにきて、まさかそんな事聞かれるとは思わなかったからな。それで、俺たちがこんな事をして大丈夫だったけか?」
「はい。それでどうなんですか?」
「普通なら、大丈夫じゃないだろうな。だけど、この時間帯は、兵たちの巡回も緩いし、皆忙しく動き回っているから、見て見ぬふりをする奴の方が多いんだよ。それにここは、大通りから外れているから、もし助けを呼んだとしても、雑踏や朝の活気にかき消されるから意味がないぞ」
「そうなんですね」
「でももし、お前が大声を出して助けを呼ぶって言うのなら、その前に、このナイフを突き刺すからよく考えて行動しろよ?」
「分かりました」
今の話から、フィオーリさんの襲撃に紛れずとも、少しくらい騒ぎを起こしても大丈夫そうだと分かったので、懐へ手をのばす。
「そうそう、最初からそうすれば… へ?」
懐から取り出した短剣で、躊躇いなく目の前のゴミの心臓を突き刺す。
そして、引き抜くと同時に、後ろに下がり、突然の事に驚いている他のゴミ共も処理していく。
ものの数秒で、ゴミ共は、もの言わぬ骸へと生まれ変わった。
「いらぬ時間を取られてしまいましたね。まぁでも、いい死体が手に入った事ですし、有効活用しましょうかね」
こいつらを使って、街中でも騒ぎを起こす事を考え付いた。
そして、連絡を終えた所で、柄の悪い人族に絡まれてしまう。
フィオーリさんが襲撃する前に、騒ぎを起こしたくない私は、とりあえず話を聞くことにした。
すると、案の定金品目的であり、もし渡さない場合は、私に直接危害を加えようとしているみたいだった。
「はぁ… 1つお聞きしてもいいですか?」
実力差すら分からないゴミに、1つ尋ねる事にした。
「チッ… 何だ? 言っとくが、金目の物を持ってないって言うのはなしだぜ。お前が魔道具らしき物を扱っているのはバッチリ見てんだからな」
どうやら、私が連絡を取っている所を見ていたから話しかけてきたようだ。
「そうなんですね。でも、私が聞きたい事はそっちじゃないです」
「ほう… なら何だんだ?」
「私が聞きたいのは、こんな早くからそんな事をして大丈夫なのか聞きたいだけです」
「は?」
「…ですから、こんな街中で盗賊紛いの事をして大丈夫何でしょうか?」
イライラを募らせながら、再度同じ事を尋ねる。
「ぷっ… ぶっはははは!!」
すると、目の前のゴミは、突然笑いだし、周りもそれにつられ笑い出す。
「あぁ、悪い悪い。ここにきて、まさかそんな事聞かれるとは思わなかったからな。それで、俺たちがこんな事をして大丈夫だったけか?」
「はい。それでどうなんですか?」
「普通なら、大丈夫じゃないだろうな。だけど、この時間帯は、兵たちの巡回も緩いし、皆忙しく動き回っているから、見て見ぬふりをする奴の方が多いんだよ。それにここは、大通りから外れているから、もし助けを呼んだとしても、雑踏や朝の活気にかき消されるから意味がないぞ」
「そうなんですね」
「でももし、お前が大声を出して助けを呼ぶって言うのなら、その前に、このナイフを突き刺すからよく考えて行動しろよ?」
「分かりました」
今の話から、フィオーリさんの襲撃に紛れずとも、少しくらい騒ぎを起こしても大丈夫そうだと分かったので、懐へ手をのばす。
「そうそう、最初からそうすれば… へ?」
懐から取り出した短剣で、躊躇いなく目の前のゴミの心臓を突き刺す。
そして、引き抜くと同時に、後ろに下がり、突然の事に驚いている他のゴミ共も処理していく。
ものの数秒で、ゴミ共は、もの言わぬ骸へと生まれ変わった。
「いらぬ時間を取られてしまいましたね。まぁでも、いい死体が手に入った事ですし、有効活用しましょうかね」
こいつらを使って、街中でも騒ぎを起こす事を考え付いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
924
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる