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33話・魔力質
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俺の質問に対し、
「絶対までとはいいきれないのじゃが、従魔の卵は、セウンの言った通り、魔力を与えて孵化する物じゃ。だけど、人の魔力だけでなく、周りに漂っている魔力も吸い取って成長している筈じゃ」
とマオが答えてくれる。
「言われてみれば、鑑定した時、近くの魔力を吸い取りって書いていたけど、それってそういう意味も含まれているのか?」
「たぶんそうじゃ。それで、1人1人の魔力質が異なるように、周りに漂っている魔力も異なっているのじゃ。簡単な例えで言うなら、海は水系、火山などは火系の魔力が強いって感じで、環境によって違うのじゃ」
「なる程な」
分かりやすい説明で納得したが、
「ん? でも、それだと街の中だと周りで漂う魔力は、同じじゃないのか?」
環境によって漂う魔力が異なるのは分かったが、街だと変化しないのではと思い、そう聞いてみる。
「確かに、そう思うのも分かるのじゃが、それは間違っているのじゃ」
「そうなのか?」
「そう… お、あがりじゃ」
話の途中で、マオがあがる。
「お、今度はマオが一番か。おめでとう」
「ありがとうなのじゃ。それで、話を戻すのじゃが、街中でも魔力を使用したり、魔石を使ったりする機会があるじゃろ?」
「あぁ、あるな」
最初に思いついたのが、灯りの魔道具だ。
灯りの魔道具は、魔力を流して灯りを保つものと魔石を消費して使うものがあったりする。
他に思いつくものだと、魔力を使うで、冒険者ギルドでの魔法練習くらいだと思う。
「それで、魔力を使った際に扱いが雑じゃと、僅かにじゃが余剰魔力が漏れて周りに漂ったりするのじゃ。それ以外でも、魔石を消費した際も同じ事が起きたりするのじゃが、その魔力で周りの魔力質が変化したりするじゃ」
「へぇ、そうなのか…」
なら、孵化させる場所は、そこまで気にしなくてもよさそうだ。
そうこうしている内に、
「俺もあがりだな」
トランプのペアが揃い、俺もあがった。
シエルの悔しそうな視線を横目に、
「なら、従魔の卵で、特定のモンスターを孵化させる事って出来ると思うか?」
マオに、次の質問をする。
「うーん… 申し訳ないのじゃが、儂も、そこまでは分からないのじゃ」
「そうか…」
「じゃが、もしかしたら、孵化させたいモンスターと同じ系列のモンスターの魔石を卵の近くに置いてみたら、その魔石から魔力を吸い取って、その系列のモンスターを孵化させる事が出来るかもしれないのじゃ」
「なる程な。やってみる価値はあるな」
マオの有難い助言で、やる事が決まった。
「絶対までとはいいきれないのじゃが、従魔の卵は、セウンの言った通り、魔力を与えて孵化する物じゃ。だけど、人の魔力だけでなく、周りに漂っている魔力も吸い取って成長している筈じゃ」
とマオが答えてくれる。
「言われてみれば、鑑定した時、近くの魔力を吸い取りって書いていたけど、それってそういう意味も含まれているのか?」
「たぶんそうじゃ。それで、1人1人の魔力質が異なるように、周りに漂っている魔力も異なっているのじゃ。簡単な例えで言うなら、海は水系、火山などは火系の魔力が強いって感じで、環境によって違うのじゃ」
「なる程な」
分かりやすい説明で納得したが、
「ん? でも、それだと街の中だと周りで漂う魔力は、同じじゃないのか?」
環境によって漂う魔力が異なるのは分かったが、街だと変化しないのではと思い、そう聞いてみる。
「確かに、そう思うのも分かるのじゃが、それは間違っているのじゃ」
「そうなのか?」
「そう… お、あがりじゃ」
話の途中で、マオがあがる。
「お、今度はマオが一番か。おめでとう」
「ありがとうなのじゃ。それで、話を戻すのじゃが、街中でも魔力を使用したり、魔石を使ったりする機会があるじゃろ?」
「あぁ、あるな」
最初に思いついたのが、灯りの魔道具だ。
灯りの魔道具は、魔力を流して灯りを保つものと魔石を消費して使うものがあったりする。
他に思いつくものだと、魔力を使うで、冒険者ギルドでの魔法練習くらいだと思う。
「それで、魔力を使った際に扱いが雑じゃと、僅かにじゃが余剰魔力が漏れて周りに漂ったりするのじゃ。それ以外でも、魔石を消費した際も同じ事が起きたりするのじゃが、その魔力で周りの魔力質が変化したりするじゃ」
「へぇ、そうなのか…」
なら、孵化させる場所は、そこまで気にしなくてもよさそうだ。
そうこうしている内に、
「俺もあがりだな」
トランプのペアが揃い、俺もあがった。
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「なら、従魔の卵で、特定のモンスターを孵化させる事って出来ると思うか?」
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「うーん… 申し訳ないのじゃが、儂も、そこまでは分からないのじゃ」
「そうか…」
「じゃが、もしかしたら、孵化させたいモンスターと同じ系列のモンスターの魔石を卵の近くに置いてみたら、その魔石から魔力を吸い取って、その系列のモンスターを孵化させる事が出来るかもしれないのじゃ」
「なる程な。やってみる価値はあるな」
マオの有難い助言で、やる事が決まった。
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