344 / 453
22話・宝箱の中身
しおりを挟む
ラスは、俺の声に驚き、宝箱から手を離す。
「ど… どうかしたんですか、セウンさん!!」
そして、バッと宝箱から離れ、どうしたのか尋ねてくる。
「驚かせたみたいで悪いな、ラス」
まず驚かせた事を謝った。
「あ、いえそれはいいんですが、急に大きな声を出してどうしたんですか?」
少し不安げに尋ねてくる為、
「いやな、ちょっと伝え忘れていた事があってな」
声を出してしまった理由を話す。
「伝え忘れていた事ですか? 何ですか?」
「宝箱の開け方だよ」
「宝箱の開け方ですか?」
「あぁ、そうだよ。稀に何だが開けた瞬間に、罠が作動する宝箱があるらしいんだ」
「罠… 矢とか毒霧とかですか?」
「だと思う。実の所、俺もまだ罠付きの宝箱に当たった事ないから予想だがな。普通なら、宝箱を調べて罠を見つければいいんだけど、そんな事出来ないな。だから、手っ取り早い対処法は… 「後ろから開けるんですね!!」」
俺の言葉を遮り、少しどや顔をしながら、ラスが答える。
「だな。まぁ、一応それ以外の事が起こってもいいように、ラスのすぐ後ろについてるから、後ろへ回ろうか」
「はい!!」
ラスと一緒に宝箱の後ろのスペースに移動する。
「で… では、今度こそ開けますね」
「あぁ、任せた」
「じゃあ、行きます!!」
ラスは、気合いを込めながら宝箱の後ろから手を回し、蓋を持ち上げる。
蓋を持ち上げた瞬間、矢が飛び出してくる訳でも、毒霧が出てくる事もなかった。
「何もなさそうですね」
「みたいだな。じゃあ、前に回って中身を見てみようか」
「はい!!」
前へと戻り、ラスは宝箱の中へと手を伸ばし、中のアイテムを取り出す。
「見て下さい、セウンさん!! こんな物が出ました!!」
そう言って、宝箱から取り出したアイテムを俺に見せてくれる。
「これは、腕輪か?」
「見たいです。どういった効果があるアイテムか分かりますか?」
「ちょっと待ってな」
ラスが寝る前に返して貰っていた鑑定のモノクルに魔力を通し、ラスの持つシンプルな腕輪を鑑定してみる。
アイテム名:強化の腕輪(付与つき)
説明:闇属性の魔法が付与された腕輪。
魔力を流すと、装備した者の力を一定期間強化(1.5倍)させる事が出来る。
また、それと同時に付与されている闇魔法も発動され、攻撃した相手に一定の確率で、ランダムにデバフ効果を与える。
希少度:伝説級
「へぇ…」
腕輪の効果に、感嘆の声が漏れる。
「ど… どうかしたんですか、セウンさん!!」
そして、バッと宝箱から離れ、どうしたのか尋ねてくる。
「驚かせたみたいで悪いな、ラス」
まず驚かせた事を謝った。
「あ、いえそれはいいんですが、急に大きな声を出してどうしたんですか?」
少し不安げに尋ねてくる為、
「いやな、ちょっと伝え忘れていた事があってな」
声を出してしまった理由を話す。
「伝え忘れていた事ですか? 何ですか?」
「宝箱の開け方だよ」
「宝箱の開け方ですか?」
「あぁ、そうだよ。稀に何だが開けた瞬間に、罠が作動する宝箱があるらしいんだ」
「罠… 矢とか毒霧とかですか?」
「だと思う。実の所、俺もまだ罠付きの宝箱に当たった事ないから予想だがな。普通なら、宝箱を調べて罠を見つければいいんだけど、そんな事出来ないな。だから、手っ取り早い対処法は… 「後ろから開けるんですね!!」」
俺の言葉を遮り、少しどや顔をしながら、ラスが答える。
「だな。まぁ、一応それ以外の事が起こってもいいように、ラスのすぐ後ろについてるから、後ろへ回ろうか」
「はい!!」
ラスと一緒に宝箱の後ろのスペースに移動する。
「で… では、今度こそ開けますね」
「あぁ、任せた」
「じゃあ、行きます!!」
ラスは、気合いを込めながら宝箱の後ろから手を回し、蓋を持ち上げる。
蓋を持ち上げた瞬間、矢が飛び出してくる訳でも、毒霧が出てくる事もなかった。
「何もなさそうですね」
「みたいだな。じゃあ、前に回って中身を見てみようか」
「はい!!」
前へと戻り、ラスは宝箱の中へと手を伸ばし、中のアイテムを取り出す。
「見て下さい、セウンさん!! こんな物が出ました!!」
そう言って、宝箱から取り出したアイテムを俺に見せてくれる。
「これは、腕輪か?」
「見たいです。どういった効果があるアイテムか分かりますか?」
「ちょっと待ってな」
ラスが寝る前に返して貰っていた鑑定のモノクルに魔力を通し、ラスの持つシンプルな腕輪を鑑定してみる。
アイテム名:強化の腕輪(付与つき)
説明:闇属性の魔法が付与された腕輪。
魔力を流すと、装備した者の力を一定期間強化(1.5倍)させる事が出来る。
また、それと同時に付与されている闇魔法も発動され、攻撃した相手に一定の確率で、ランダムにデバフ効果を与える。
希少度:伝説級
「へぇ…」
腕輪の効果に、感嘆の声が漏れる。
1
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる