341 / 448
19話・思い浮かぶ案
しおりを挟む
心配してくれるのは有り難いが、ラスの方もまだ戦闘が終わってない為、ラスには自分の敵に集中するよう伝える。
そして、俺は俺で、睡眠の霧で、ビックスライムのしなる触手を受けながら、先程出来なかったスキルの詳細を確認する。
「なる程な…」
予想通り、スライムならではの面倒そうで、チートな内容のスキルだった。
「出来ればテイムしてみたい気持ちもあるが、そっち系のスキルは持ってないんだよな…」
スピカの場合は卵からだったし、何か手はないか、今だ振るわれ続ける触手を受けながら考えてみる。
と言っても、思い浮かぶ案は1つしかなかった。
「ボコって、弱らせてみるか」
たぶんだが、モンスターにも生存本能があると思うから、それに賭けてみる事にした。
「よし、行く… ん?」
案も決まったし、ボコろうとした所で、触手攻撃がいつの間にか止まっていた。
確か、魔法系のスキルも取得していた筈だから、今度は魔法攻撃でもしてくるのかと思ったが、そんな様子もなかった。
「セウンさん、倒しました!!」
ビックスライムが、いったい何したいのかと考えようとした所で、ラスから勝利報告が届いた。
チラッとそれを確認しようとした所で、
「!?」
俺はラスの元まで駆け出し、
「きゃ!!」
そのままラスを抱き抱えその場を離れる。
「ど… どうしたんですか、セウンさん!!」
慌てた様子のラスを下ろしながら、
「悪いな、ラス。ビックスライムが何かしらやろうとしたみたいだからな」
抱き抱えた理由を話す。
「え!? あ、私の倒したポイズンスライムが…」
ビックスライムから伸びていた触手が、ポイズンスライムの残骸を吸収しだした。
「…ラス、これを持って、俺から離れていてくれ」
鑑定のモノクルをラスに預け、離れるよう話す。
「わ… 分かりました」
「あ、後一応警戒はしておいてくれ」
「はい」
ラスが離れたのを確認し、ビックスライムに向き直ると同時に、毒液や消化液・魔法が飛んできた。
「チッ…」
ラスを鍛えるのと同時に、改めて自分のスキルについても調べていく中で、睡眠の霧の弱点を発見していた。
流れ弾がラスに当たらないように立ち回りながら、片側の刀の武具覚醒を解除し、
「眠れる力・武具覚醒… 魔法耐性強化、耐久力強化」
別の武具覚醒を使う。
そして、準備が出来たので、そのまま真っ直ぐビックスライムに向かっていく。
その間も、毒液や消化液・魔法が飛んでくるが、毒液や消化液は睡眠の霧で防ぎ、魔法は、先程武具覚醒をした刀で斬っていく。
近づくにつれて、今度は触手での物理攻撃までしてくるので、それについては躱して、ビックスライムの目の前までやって来た。
そして、俺は俺で、睡眠の霧で、ビックスライムのしなる触手を受けながら、先程出来なかったスキルの詳細を確認する。
「なる程な…」
予想通り、スライムならではの面倒そうで、チートな内容のスキルだった。
「出来ればテイムしてみたい気持ちもあるが、そっち系のスキルは持ってないんだよな…」
スピカの場合は卵からだったし、何か手はないか、今だ振るわれ続ける触手を受けながら考えてみる。
と言っても、思い浮かぶ案は1つしかなかった。
「ボコって、弱らせてみるか」
たぶんだが、モンスターにも生存本能があると思うから、それに賭けてみる事にした。
「よし、行く… ん?」
案も決まったし、ボコろうとした所で、触手攻撃がいつの間にか止まっていた。
確か、魔法系のスキルも取得していた筈だから、今度は魔法攻撃でもしてくるのかと思ったが、そんな様子もなかった。
「セウンさん、倒しました!!」
ビックスライムが、いったい何したいのかと考えようとした所で、ラスから勝利報告が届いた。
チラッとそれを確認しようとした所で、
「!?」
俺はラスの元まで駆け出し、
「きゃ!!」
そのままラスを抱き抱えその場を離れる。
「ど… どうしたんですか、セウンさん!!」
慌てた様子のラスを下ろしながら、
「悪いな、ラス。ビックスライムが何かしらやろうとしたみたいだからな」
抱き抱えた理由を話す。
「え!? あ、私の倒したポイズンスライムが…」
ビックスライムから伸びていた触手が、ポイズンスライムの残骸を吸収しだした。
「…ラス、これを持って、俺から離れていてくれ」
鑑定のモノクルをラスに預け、離れるよう話す。
「わ… 分かりました」
「あ、後一応警戒はしておいてくれ」
「はい」
ラスが離れたのを確認し、ビックスライムに向き直ると同時に、毒液や消化液・魔法が飛んできた。
「チッ…」
ラスを鍛えるのと同時に、改めて自分のスキルについても調べていく中で、睡眠の霧の弱点を発見していた。
流れ弾がラスに当たらないように立ち回りながら、片側の刀の武具覚醒を解除し、
「眠れる力・武具覚醒… 魔法耐性強化、耐久力強化」
別の武具覚醒を使う。
そして、準備が出来たので、そのまま真っ直ぐビックスライムに向かっていく。
その間も、毒液や消化液・魔法が飛んでくるが、毒液や消化液は睡眠の霧で防ぎ、魔法は、先程武具覚醒をした刀で斬っていく。
近づくにつれて、今度は触手での物理攻撃までしてくるので、それについては躱して、ビックスライムの目の前までやって来た。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
924
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる