286 / 448
104話・久々の登場
しおりを挟む
本当に分かっているのかどうか分からないが、茨は、とびきり元気に返事をする。
まぁでも、熊や虎たちの面倒をみる事で、茨も、そこのところは成長していると思うので、大丈…
…夫かとも思ったが、やっぱりまだ少し、手加減に関して心配な部分もあるので、ラス君が来た時は、ちゃんと目を光らせておこうと思う。
「あ、お師匠様!! ラスたちが何か食べ出したけど、あれって何ですか?」
話に区切りがついた所で、他に気になる事が出来たようで、私に聞いてくる。
私も、分かる範囲でそれについて答えながら、再び訓練が始まるのを待った。
◆
休憩後、スキルを試すのを再開する。
鬼神化を発動するも、最初と同じで、痛みなどが襲ってくる様子はない為、
「鬼神化・第三解放《サード》!!」
ラスは、神通力が使える段階まで一気に上げていった。
一応ここでも、体の様子について確認しておく。
返答は、先程と同じで、特に痛みなどはないとの事だった。
まだ2回目で、断定はするには少し早いかもしれないが、スキル発動中は、何かしらの理由で、痛みが襲ってこないとみていいかもしれないなと考える。
その事について話してみると、4人とも同じ意見だった。
後は、スキル解除後に、また痛みが襲ってくるかどうかだが、その前にまずは、残っている神通力を試してみる事を優先する。
「それじゃあ、残っている神通力を試そうか?」
「はい!!」
「まずは、天耳通からだったか?」
休憩中に、試す神通力の順番を決めたので、そう聞いてみるが、
「はい、そうなんですが、よくよく考えたら、その相手が…」
「あぁ、そうか。確か天耳通は、どんな声をも聞く事が出来るだったな。あ、なら丁度いい相手がいるぞ。ちょっと、待ってくれ」
「分かりました」
俺は、スピカに念話を送る。
"なぁ、スピカ今いいか?"
『…どうしたの?』
俺は、今の状態を簡単に説明する。
"…てな訳で、知り合いのスキルを試す為に、スピカに協力して欲しいんだけどいいか?"
『構わない…』
"ありがとう、スピカ。なら、そこから出てきてくれるか?"
『今出る…』
スピカがそう言った後、すぐ俺の目の前に、黒い渦が現れる。
その渦を見て、ラスは驚き、他の3人も驚きながらも、一斉に身構える。
「あぁ、悪い悪い。これは、俺の従魔の力だから、身構えなくても大丈夫だぞ」
そう言いながら、俺は黒い渦に手を入れ、スピカが手に乗った感触があるのを確認してから、黒い渦から手を出した。
まぁでも、熊や虎たちの面倒をみる事で、茨も、そこのところは成長していると思うので、大丈…
…夫かとも思ったが、やっぱりまだ少し、手加減に関して心配な部分もあるので、ラス君が来た時は、ちゃんと目を光らせておこうと思う。
「あ、お師匠様!! ラスたちが何か食べ出したけど、あれって何ですか?」
話に区切りがついた所で、他に気になる事が出来たようで、私に聞いてくる。
私も、分かる範囲でそれについて答えながら、再び訓練が始まるのを待った。
◆
休憩後、スキルを試すのを再開する。
鬼神化を発動するも、最初と同じで、痛みなどが襲ってくる様子はない為、
「鬼神化・第三解放《サード》!!」
ラスは、神通力が使える段階まで一気に上げていった。
一応ここでも、体の様子について確認しておく。
返答は、先程と同じで、特に痛みなどはないとの事だった。
まだ2回目で、断定はするには少し早いかもしれないが、スキル発動中は、何かしらの理由で、痛みが襲ってこないとみていいかもしれないなと考える。
その事について話してみると、4人とも同じ意見だった。
後は、スキル解除後に、また痛みが襲ってくるかどうかだが、その前にまずは、残っている神通力を試してみる事を優先する。
「それじゃあ、残っている神通力を試そうか?」
「はい!!」
「まずは、天耳通からだったか?」
休憩中に、試す神通力の順番を決めたので、そう聞いてみるが、
「はい、そうなんですが、よくよく考えたら、その相手が…」
「あぁ、そうか。確か天耳通は、どんな声をも聞く事が出来るだったな。あ、なら丁度いい相手がいるぞ。ちょっと、待ってくれ」
「分かりました」
俺は、スピカに念話を送る。
"なぁ、スピカ今いいか?"
『…どうしたの?』
俺は、今の状態を簡単に説明する。
"…てな訳で、知り合いのスキルを試す為に、スピカに協力して欲しいんだけどいいか?"
『構わない…』
"ありがとう、スピカ。なら、そこから出てきてくれるか?"
『今出る…』
スピカがそう言った後、すぐ俺の目の前に、黒い渦が現れる。
その渦を見て、ラスは驚き、他の3人も驚きながらも、一斉に身構える。
「あぁ、悪い悪い。これは、俺の従魔の力だから、身構えなくても大丈夫だぞ」
そう言いながら、俺は黒い渦に手を入れ、スピカが手に乗った感触があるのを確認してから、黒い渦から手を出した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
924
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる