スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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99話・似た痛み 1

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そこにいたのは誰あろう山本連邦副捜査官であった。腰痛のために休職しているのだという。

つまるところ、やる気が出ないんですよね。フェイスルックだってつまらないクソキャラですし、何がDA DAだよって感じがします。今時、勧善懲悪ものは受けないんですよね。ただのグシャグシャのストーリーじゃないですか、これ?倉橋くんも鳴りを潜めているし、グイグイ引っ張るものがないんですよ。大体、なんなんですか、あの人間発電所っていうのは?あそこで出す意味があるんですかね?

山本副捜査官は相当溜まっているものがあるようだった。

しばらく山本副捜査官は言葉を発しなかった。

私は思い切って切り出した。

それで腰痛の具合はどうなんですか?

うーん、そうですねー。

回復してきましたけど、今度は目がヤバくて物が二重に見えるんです。

ええっ!それじゃ私が2人に見えてるんですか?

そうです。どちらが本物なのか、わかりません。

転んだんですか?

いいえ、違います。

じゃ、どうして?

休職するって申し出たらリーランド補佐官に殴られたんです。

ええっ!それは酷い!それってパワハラじゃないですか?

そうです。パワハラです。リーランドには他にもいろいろと疑惑があり、疑惑のタマネギっていわれてます。

タマネギ?

あ、いや、訂正します。デパートです。疑惑のデパート。でもむいてもむいても疑惑が出てくるっていう意味ではタマネギと言っても間違いではありませんけどね。すでにその疑惑話は今週発売予定の週刊ビックリコロスに載ってますよ。それ見てください!

あなたがリークしたんですか?

そうです。
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