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84話・神通力 3
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少し離れた位置にたったシュテンさんから目を離さないように凝視していたのに、気づけばシュテンさんの姿が消えていた。
「こっちですよ、ラス君」
後ろから、ポンッと肩を叩かれ、
「!?」
飛び上がりながら驚きつつ振り返ると、そこにはシュテンさんが笑いながら立っていた。
「驚かせたみたいですね、すみません。それで、どうですか? これが私が使う神通力の1つで、神足通と呼んでいるものです」
「神足通… 転移系の能力みたいなものですか?」
見たままに思った事を言ってみる。
「そのようなものですね。空間転移のように長距離移動出来る訳ではないですが、魔力消費なしに、自分の目の届く範囲になら、どこにでも移動する事が出来ます」
「魔力消費なしでですか!?」
「はい。ただ移動時には、移動距離によって、体に少し負荷がかかります。それに、慣れていないと移動した際に、少し酔ってしまうので注意が必要なんです。ですから、使う場合は、気をつけて下さいね」
「分かりました。もし使えるようなら、気を付けようと思います」
「はい、そうしてください。あぁ後、神足通には他にも、このように…」
「!?」
シュテンさんが、突然空中に浮かんだ。
「飛行出来たりしますし、その他にも、水面歩行、壁歩き、すり抜けなんかも出来たりしますね」
「それは、本当に凄いですね…」
確かに、神とつくだけあって、凄い能力なのは分かっていたけど、6種類程ある内の1種類目から思っていたよりも凄い能力過ぎて、そのくらいしか言う事が出来なかった。
「そうですね。他の神通力に比べて、色々な場面で使う事が出来ますから、かなり使い勝手がいい神通力なんですよ」
「まぁ、そこまで出来るんならそうなりますよね…」
「はい。ですがその分、他の5種類の神通力は、1つの事に特化している感じなんですよね」
「あ、そうなんですね」
他の5種類も神足通同様に色々な能力があるのかと思っていたので、なんだか少し安心した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(捕捉)
神足通(他、如意通や神境智證通)
→神足通は、残りの5つの神通力のどこにも属さない「それら以外の能力」のことを意味します。神足通には「好きな場所に行くことができる能力(瞬間移動)」や「好きな姿になることができる能力(変身)」などが該当します。
↓
本編では、目の届く範囲に移動、飛行や水面歩行、壁歩き、すり抜けが出来るくらいにしてます。
「こっちですよ、ラス君」
後ろから、ポンッと肩を叩かれ、
「!?」
飛び上がりながら驚きつつ振り返ると、そこにはシュテンさんが笑いながら立っていた。
「驚かせたみたいですね、すみません。それで、どうですか? これが私が使う神通力の1つで、神足通と呼んでいるものです」
「神足通… 転移系の能力みたいなものですか?」
見たままに思った事を言ってみる。
「そのようなものですね。空間転移のように長距離移動出来る訳ではないですが、魔力消費なしに、自分の目の届く範囲になら、どこにでも移動する事が出来ます」
「魔力消費なしでですか!?」
「はい。ただ移動時には、移動距離によって、体に少し負荷がかかります。それに、慣れていないと移動した際に、少し酔ってしまうので注意が必要なんです。ですから、使う場合は、気をつけて下さいね」
「分かりました。もし使えるようなら、気を付けようと思います」
「はい、そうしてください。あぁ後、神足通には他にも、このように…」
「!?」
シュテンさんが、突然空中に浮かんだ。
「飛行出来たりしますし、その他にも、水面歩行、壁歩き、すり抜けなんかも出来たりしますね」
「それは、本当に凄いですね…」
確かに、神とつくだけあって、凄い能力なのは分かっていたけど、6種類程ある内の1種類目から思っていたよりも凄い能力過ぎて、そのくらいしか言う事が出来なかった。
「そうですね。他の神通力に比べて、色々な場面で使う事が出来ますから、かなり使い勝手がいい神通力なんですよ」
「まぁ、そこまで出来るんならそうなりますよね…」
「はい。ですがその分、他の5種類の神通力は、1つの事に特化している感じなんですよね」
「あ、そうなんですね」
他の5種類も神足通同様に色々な能力があるのかと思っていたので、なんだか少し安心した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(捕捉)
神足通(他、如意通や神境智證通)
→神足通は、残りの5つの神通力のどこにも属さない「それら以外の能力」のことを意味します。神足通には「好きな場所に行くことができる能力(瞬間移動)」や「好きな姿になることができる能力(変身)」などが該当します。
↓
本編では、目の届く範囲に移動、飛行や水面歩行、壁歩き、すり抜けが出来るくらいにしてます。
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