スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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40話・報告

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 話も終わったので、路地裏から出て、食材の買い出しにむかった。





 セウンさんとラスちゃんに買い出しをお任せし、私たちは、先に孤児院へ戻る事にした。

「それじゃあ、私たちも行きましょうか」

「了解」 「分かったのじゃ」

 孤児院へ戻ると、子供たちは庭で遊んでおり、近くで、シビルさんが見守っていた。

「ただいま戻りました、シビルさん。」

「お帰りなさい、シェーン様、マオ様とシエル様も。あら、ラスちゃんとセウンさんはどうされたのですか?」

「少し色々ありまして、それでフィアンマ様はどちらにおられますか?」

「フィアンマ様なら、ご自身のお部屋におられます」

「分かりました。なら、私がフィアンマ様に話を通してきますので、お2人は、子供たちの遊び相手をお願いします」

「分かったわ」 「…分かったのじゃ」

 若干マオさんが渋っている返事だったけど、了承してくれたので、2人を残して、フィアンマ様がいる部屋へとむかう。





 コンッコンッ

「シェーンです。今大丈夫でしょうか?」

「あぁ、大丈夫だよ。入っといで」

 入室許可が出たので、部屋へと入る。

「はい、失礼します」

「シェーン悪いけど、ちょっと座って待ってておくれ」

「分かりました」

 座って待っていると、やる事が終わったのかフィアンマ様が対面に座る。

「待たせたね。それで、シェーンだけかい。他の人はどうしたんだい?」

「シエルさんとマオさんには、子供たちの相手をお願いしてます」

「そうかい。それで、セウンとラスは?」

「お2人は、買い出しに行っております」

「買い出し? どういう事だい?」

「はい、それが…」

 私は、無事にラスちゃんの奴隷解放が終わった事、その後でシエルさんが提案したお祝いの件を伝える。

「…と言う事です」

「なる程ね」

「ですから、ラスちゃんのお祝いをここでしても宜しいですか?」

「あぁ、大丈夫だよ。私もぜひ参加させて貰うよ」

「はい、大丈夫だと思います。後、もう一つ伝えたい事があります」

「ん? まだ、何かあるのかい?」

「はい。ラスちゃんの事なんですが…」

 私は、ラスちゃんが、体術を習いたがっていた事を伝える。

「ほう… 腕前はどのくらいか知っているのかい?」

「それは分かりかねますが、カラテ? と言う体術をしていたと聞いております」

「一応経験はあるのかい… 分かった。私が教えられる事は教えようかね。まぁ、その前にどの程度出来るか試させて貰うけどね」

「ほどほどでお願いしますね、フィアンマ様」

「分かってるよ」

「では、私はお祝いの準備をしてきますね」

「はいよ。私も今やっている事が終わったら手伝いにいくよ」

「分かりました。では、失礼します」

 報告も終えたので、私は部屋を後にする。
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