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閑話・ラスの過去 2
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私は、そら君にボールを返してからコンビニにむかった。
◆
「れんくん、だいじょうぶ?」
「あ、ちーちゃん。だいじょうぶだよ」
「そう。なら、皆の所に戻ろうか」
「うん!!」
僕は、ちーちゃんと皆の所に戻る。
戻ると、他の子から、お姉ちゃんから何言われていたのか聞かれたので、
「んっとね、危ないから、ボールで遊んじゃダメだって」
僕は、お姉ちゃんから言われた事を皆に教える。
そして、皆で話それなら、鬼ごっこをしようって事になった。
鬼ごっこを始める前に、僕はボールをお母さんに預けにきた。
「ん? そら、どうしたの?」
「皆で、鬼ごっこする事になったから、ボール持ってて」
「そうなの。分かったわ」
お母さんは、僕から受け取ったボールを足元に置き、ちーちゃんのお母さんと話し出す。
僕は、もう一度ボールの事を頼んでから、皆の所に戻る。
皆と鬼ごっこしていると、強い風がふいた。
僕も風に負けて、尻餅をつく。
「いてて…」
お尻を押さえながら立ち上がろうとした所で、
「あ、ボール!!」
僕の少し前をボールが横切っていく。
僕は、すぐに転がるボールを追いかけていく。
ボールを捕まえた所で、後ろから、
「そら!!」
お母さんに呼ばれる声がし、振り返ろうとした所で、誰かに背中を押された。
◆
ちゃらららららー ちゃららららー
コンビニに入り、雑誌コーナーから見ていき、おにぎりなどを置いているコーナーにむかう。
そこから、ミックスサンドと野○生○100を手に取りレジへとむかう。他の客の清算を待っている間に、ホットスナックの肉まんが目に入ってしまう。
「次のお客様どうぞ」
隣のレジに店員が来たようで呼ばれる。
私は、手に持っていたミックスサンドと○菜○活100を置き、
「肉まんもお願いします」
誘惑に負け、買ってしまう。
清算を済ませ、コンビニを出て少し進んだ所で立ち止まり、袋から肉まんを取り出し食べながら、帰路につく。
公園の近くを通ろうとした所で、突然突風がふいた。
「何なの急に…」
乱れた髪を手櫛でとかした後、歩き出すと、道路の真ん中に何かが飛び出してきた。
「ボール?」
それが、何か分かった所で、それを追いかけてきたのか子供まで飛び出してきた。
「そら!!」
女性の叫び声が聞こえる前に、私は走り出していた。
だって、奥から大型トラックがこっちにむかって来ていたからだ。
ギリギリの所で、そら君を突き飛ばせた所で、
ドンッ
と音と共に、強い衝撃を受け、地面をころがる。
止まった時には、所々が痛み出す。
「う…」
身体を動かそうとするが、痛いだけで動く気配がない。それ所か、徐々に意識が遠のいていくのを感じる。
◆
「れんくん、だいじょうぶ?」
「あ、ちーちゃん。だいじょうぶだよ」
「そう。なら、皆の所に戻ろうか」
「うん!!」
僕は、ちーちゃんと皆の所に戻る。
戻ると、他の子から、お姉ちゃんから何言われていたのか聞かれたので、
「んっとね、危ないから、ボールで遊んじゃダメだって」
僕は、お姉ちゃんから言われた事を皆に教える。
そして、皆で話それなら、鬼ごっこをしようって事になった。
鬼ごっこを始める前に、僕はボールをお母さんに預けにきた。
「ん? そら、どうしたの?」
「皆で、鬼ごっこする事になったから、ボール持ってて」
「そうなの。分かったわ」
お母さんは、僕から受け取ったボールを足元に置き、ちーちゃんのお母さんと話し出す。
僕は、もう一度ボールの事を頼んでから、皆の所に戻る。
皆と鬼ごっこしていると、強い風がふいた。
僕も風に負けて、尻餅をつく。
「いてて…」
お尻を押さえながら立ち上がろうとした所で、
「あ、ボール!!」
僕の少し前をボールが横切っていく。
僕は、すぐに転がるボールを追いかけていく。
ボールを捕まえた所で、後ろから、
「そら!!」
お母さんに呼ばれる声がし、振り返ろうとした所で、誰かに背中を押された。
◆
ちゃらららららー ちゃららららー
コンビニに入り、雑誌コーナーから見ていき、おにぎりなどを置いているコーナーにむかう。
そこから、ミックスサンドと野○生○100を手に取りレジへとむかう。他の客の清算を待っている間に、ホットスナックの肉まんが目に入ってしまう。
「次のお客様どうぞ」
隣のレジに店員が来たようで呼ばれる。
私は、手に持っていたミックスサンドと○菜○活100を置き、
「肉まんもお願いします」
誘惑に負け、買ってしまう。
清算を済ませ、コンビニを出て少し進んだ所で立ち止まり、袋から肉まんを取り出し食べながら、帰路につく。
公園の近くを通ろうとした所で、突然突風がふいた。
「何なの急に…」
乱れた髪を手櫛でとかした後、歩き出すと、道路の真ん中に何かが飛び出してきた。
「ボール?」
それが、何か分かった所で、それを追いかけてきたのか子供まで飛び出してきた。
「そら!!」
女性の叫び声が聞こえる前に、私は走り出していた。
だって、奥から大型トラックがこっちにむかって来ていたからだ。
ギリギリの所で、そら君を突き飛ばせた所で、
ドンッ
と音と共に、強い衝撃を受け、地面をころがる。
止まった時には、所々が痛み出す。
「う…」
身体を動かそうとするが、痛いだけで動く気配がない。それ所か、徐々に意識が遠のいていくのを感じる。
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