189 / 448
特別閑話・珍しい食材
しおりを挟む
今俺は、孤児院へとむかっていた。
何でも、フィア婆様がこの辺では珍しい食材を入手したようなのだが、その食材の食べ方がわからないとの事で、俺が呼ばれた。
どんな食材か気になった俺は、その誘いを受けた。
「それで、シェーンは、その食材が、どんな物なのか見たのか?」
「はい、見ました」
「それは、どんな感じだったんだ?」
「えっと… このくらいの小ささの白い粒みたいな物でした」
シェーンは、指の隙間を少しだけ開けながら、教えてくれる。
「白い粒…」
「はい。何でも、フィアンマ様の好きな、リョクチャやセンベーなどを仕入れている商人の方から頂いたそうです」
「へぇ… それって、もしかしてお米か?」
「はい。あ、いえ確か、もちこめだったような気がします」
「糯米か」
「やっぱり、セウンさんは知ってるんですか?」
「まぁ、知ってるのは知ってるな」
「流石、セウンさんですね!! なら、食べ方も分かるんですね」
「まぁ、それはやってみないと何ともいえないかな…」
「そうなんですか?」
「あぁ、普通に食べるんじゃなくて、たぶんそれを炊かないといけないからな」
「炊くですか?」
「あぁ、まぁむこうについてから、どうにかしてみるよ。それで、孤児院に行く前に、寄りたい所があるのだけど先に寄っていいか?」
「寄りたい所ですか? 大丈夫だと思いますけど、一応、孤児院で待っているシエルたちに遠話して、フィアンマ様に確認してもらいますね」
「あぁ、頼む」
俺は、そう言い、シェーンが遠話してくれている間に、子供の頃、祖父の家でやっていた餅つきを思い出しながら、孤児院でどうやるかを考える。
その後、寄り道にOKが出たので、シェーンと寄り道し、必要な物を見つけてから、孤児院へとむかった。
◆
孤児院につくと、シエルたちし挨拶した後、フィア婆様の所へむかう。
「お、セウン。待ってたよ。シェーンに、聞いたと思うけど、これの食べ方わかるかい?」
フィア婆様は、たぶん糯米が入っているであろう袋を持ち上げ、尋ねてくる。
「それは、やってみないと分かりませんが、やれる範囲でやってみます」
「助かるよ。これを貰ったのはいいんだけど、食べ方を聞くのを忘れててね。それを聞きに行こうにも、そいつはもうここ(王都)を出てた後で、会えなかったから困ってたんだよ」
「そうだったんですね。まぁ、そこまで期待せずに待っていて下さい」
俺は、糯米を受け取ってから、キッチンへとむかう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(挨拶)
謹んで新年のお慶びを申し上げます
皆様は、いかがお過ごしですか?
因みに、私は、仕事でね…
今年も、皆様に少しでも楽しんでいただけるように、投稿を続けますので、よろしくお願いします。
何でも、フィア婆様がこの辺では珍しい食材を入手したようなのだが、その食材の食べ方がわからないとの事で、俺が呼ばれた。
どんな食材か気になった俺は、その誘いを受けた。
「それで、シェーンは、その食材が、どんな物なのか見たのか?」
「はい、見ました」
「それは、どんな感じだったんだ?」
「えっと… このくらいの小ささの白い粒みたいな物でした」
シェーンは、指の隙間を少しだけ開けながら、教えてくれる。
「白い粒…」
「はい。何でも、フィアンマ様の好きな、リョクチャやセンベーなどを仕入れている商人の方から頂いたそうです」
「へぇ… それって、もしかしてお米か?」
「はい。あ、いえ確か、もちこめだったような気がします」
「糯米か」
「やっぱり、セウンさんは知ってるんですか?」
「まぁ、知ってるのは知ってるな」
「流石、セウンさんですね!! なら、食べ方も分かるんですね」
「まぁ、それはやってみないと何ともいえないかな…」
「そうなんですか?」
「あぁ、普通に食べるんじゃなくて、たぶんそれを炊かないといけないからな」
「炊くですか?」
「あぁ、まぁむこうについてから、どうにかしてみるよ。それで、孤児院に行く前に、寄りたい所があるのだけど先に寄っていいか?」
「寄りたい所ですか? 大丈夫だと思いますけど、一応、孤児院で待っているシエルたちに遠話して、フィアンマ様に確認してもらいますね」
「あぁ、頼む」
俺は、そう言い、シェーンが遠話してくれている間に、子供の頃、祖父の家でやっていた餅つきを思い出しながら、孤児院でどうやるかを考える。
その後、寄り道にOKが出たので、シェーンと寄り道し、必要な物を見つけてから、孤児院へとむかった。
◆
孤児院につくと、シエルたちし挨拶した後、フィア婆様の所へむかう。
「お、セウン。待ってたよ。シェーンに、聞いたと思うけど、これの食べ方わかるかい?」
フィア婆様は、たぶん糯米が入っているであろう袋を持ち上げ、尋ねてくる。
「それは、やってみないと分かりませんが、やれる範囲でやってみます」
「助かるよ。これを貰ったのはいいんだけど、食べ方を聞くのを忘れててね。それを聞きに行こうにも、そいつはもうここ(王都)を出てた後で、会えなかったから困ってたんだよ」
「そうだったんですね。まぁ、そこまで期待せずに待っていて下さい」
俺は、糯米を受け取ってから、キッチンへとむかう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(挨拶)
謹んで新年のお慶びを申し上げます
皆様は、いかがお過ごしですか?
因みに、私は、仕事でね…
今年も、皆様に少しでも楽しんでいただけるように、投稿を続けますので、よろしくお願いします。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
924
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる