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特別閑話・孤児院での出来事 6
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「それじゃあ、フィア婆様、シビルさん。俺たちは、そろそろ帰らせて貰います」
「そうかい。気をつけて、帰るんだよ」
「はい、分かりました」
挨拶も済ませたので、4人で孤児院を出ようとした所で、伝え忘れた事があったので、1人で、引き返す。
「ん、どうかしたのかい、セウン? 忘れ物でもしたかい?」
すぐに、フィア婆様を見つけたので、戻ってきた理由を話す。無事に、戻ってきた目的を達したので、今度こそ孤児院を出て、待ってくれていた3人と帰路につく。
孤児院から少し離れた所で、先程話したサンタの事について話す。
話終えた際、3人ともとても驚いた後、少し残念そうな顔をする。
そこまで、信じてくれていた事に、俺も少し驚きつつ、軽い罪悪感が生まれた。
まぁ、だけどこの事は何気なく想定していたので、
「本当に、悪かったな、3人とも。お詫びという訳じゃないんだけど、良かったら受け取ってくれないか?」
謝りながら、子供服と一緒に、リハス店長に選んで貰った服(ラッピングもリハス店長にして貰った物)を手渡す。
3人ともキョトンとした顔をした後、
「こ… これは何なの、セウン?」
シエルが代表して聞いてきた。
「それは、シエルと行った服屋で買った、服だよ。シエルとマオが寝ている時に、買ってきたんだ」
「そっか… ありがとう、セウン」
「ありがとう、セウンさん」
「ありがとうなのじゃ」
お礼を言ってくる3人の顔は、先程の残念そうな顔から一変、とてもいい笑顔になっていた。
その後は、3人をマオの家まで送り届ける。送り届けた際、夕食に誘われたので、後で戻ってくる事を伝えてから、ガルさんの鍛冶屋へとむかった。
◆
「おう、セウンか」
鍛冶屋へたどり着くと、ガルさんが前で立っていた。
「こんばんは、ガルさん。わざわざ待っていてくれていたんですか?」
「いや、丁度外の空気を吸ってた所だけだ」
「そうなんですね。それで、頼んでいた物はどうなってますか?」
「おう、そっちはちゃんと出来てるぞ。こっちだ」
ガルさんの後に続き、中へと入り、出来上がっていた木剣を受け取る。
「ありがとうございます、ガルさん」
「いいって事よ」
俺は、もう一度お礼を言った後、ルールさんに代金を支払い鍛冶屋を後にする。
その後は、大型の商店に寄ってから、マオの家に戻る。そして、夕食を一緒に作り、それを夕食を食べた後、宿屋に戻り、仮眠をとりながら、寄るが更けるのを待った。
◆
大分、夜が更けた頃、俺は孤児院へとやって来ていた。白髭や赤い服を身につけてではなく、普通の格好でだ。一瞬、やろうかとも考えたが、完全に見た目不審者だったので、止めておいた。
孤児院の裏口に周り、中へと入る。事前にフィア婆様に開けてくれるよう頼んでいたので、すんなり入れた。
中へ入ると、まずフィア婆様に来た事の報告を済ませる。そして、一緒に子供たちが寝ている部屋へとむかい、ニヤニヤしているフィア婆様に見られながら、服や木剣、鍛冶屋後に買っておいた菓子の詰め合わせなどを頭もとにそれぞれ置いていった。
やる事も無事やり終えたので、フィア婆様にお礼を伝えた後、帰路についた。
翌日、それとなく孤児院の前を通ると、庭先で、元気に木剣を振っている子や買った服を着てその服について嬉しそうに話している子たちをみて、やって良かったなと思いながらに、俺は、ダンジョンへと繰り出した。
「そうかい。気をつけて、帰るんだよ」
「はい、分かりました」
挨拶も済ませたので、4人で孤児院を出ようとした所で、伝え忘れた事があったので、1人で、引き返す。
「ん、どうかしたのかい、セウン? 忘れ物でもしたかい?」
すぐに、フィア婆様を見つけたので、戻ってきた理由を話す。無事に、戻ってきた目的を達したので、今度こそ孤児院を出て、待ってくれていた3人と帰路につく。
孤児院から少し離れた所で、先程話したサンタの事について話す。
話終えた際、3人ともとても驚いた後、少し残念そうな顔をする。
そこまで、信じてくれていた事に、俺も少し驚きつつ、軽い罪悪感が生まれた。
まぁ、だけどこの事は何気なく想定していたので、
「本当に、悪かったな、3人とも。お詫びという訳じゃないんだけど、良かったら受け取ってくれないか?」
謝りながら、子供服と一緒に、リハス店長に選んで貰った服(ラッピングもリハス店長にして貰った物)を手渡す。
3人ともキョトンとした顔をした後、
「こ… これは何なの、セウン?」
シエルが代表して聞いてきた。
「それは、シエルと行った服屋で買った、服だよ。シエルとマオが寝ている時に、買ってきたんだ」
「そっか… ありがとう、セウン」
「ありがとう、セウンさん」
「ありがとうなのじゃ」
お礼を言ってくる3人の顔は、先程の残念そうな顔から一変、とてもいい笑顔になっていた。
その後は、3人をマオの家まで送り届ける。送り届けた際、夕食に誘われたので、後で戻ってくる事を伝えてから、ガルさんの鍛冶屋へとむかった。
◆
「おう、セウンか」
鍛冶屋へたどり着くと、ガルさんが前で立っていた。
「こんばんは、ガルさん。わざわざ待っていてくれていたんですか?」
「いや、丁度外の空気を吸ってた所だけだ」
「そうなんですね。それで、頼んでいた物はどうなってますか?」
「おう、そっちはちゃんと出来てるぞ。こっちだ」
ガルさんの後に続き、中へと入り、出来上がっていた木剣を受け取る。
「ありがとうございます、ガルさん」
「いいって事よ」
俺は、もう一度お礼を言った後、ルールさんに代金を支払い鍛冶屋を後にする。
その後は、大型の商店に寄ってから、マオの家に戻る。そして、夕食を一緒に作り、それを夕食を食べた後、宿屋に戻り、仮眠をとりながら、寄るが更けるのを待った。
◆
大分、夜が更けた頃、俺は孤児院へとやって来ていた。白髭や赤い服を身につけてではなく、普通の格好でだ。一瞬、やろうかとも考えたが、完全に見た目不審者だったので、止めておいた。
孤児院の裏口に周り、中へと入る。事前にフィア婆様に開けてくれるよう頼んでいたので、すんなり入れた。
中へ入ると、まずフィア婆様に来た事の報告を済ませる。そして、一緒に子供たちが寝ている部屋へとむかい、ニヤニヤしているフィア婆様に見られながら、服や木剣、鍛冶屋後に買っておいた菓子の詰め合わせなどを頭もとにそれぞれ置いていった。
やる事も無事やり終えたので、フィア婆様にお礼を伝えた後、帰路についた。
翌日、それとなく孤児院の前を通ると、庭先で、元気に木剣を振っている子や買った服を着てその服について嬉しそうに話している子たちをみて、やって良かったなと思いながらに、俺は、ダンジョンへと繰り出した。
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