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特別閑話・孤児院での出来事 5
しおりを挟む 鍛冶屋・服屋と周り用件を済ませてから、能力向上を使い、孤児院へと急いで戻った。
孤児院へ戻り、そのまま中へと入ると、シェーンと出くわす。
「あ、おかえりなさい、セウンさん」
「ただいま、シェーン」
「用事は、終わったんですか?」
「まぁ、ぼちぼちだな。そう言えば、シエルたちは?」
「シエルさんたちは、まだ寝てますね。だから、もう少し寝かせておこうって事になったので、今、フィアンマ様とシビルさんと私の3人でお茶会をやってた所だったんです」
「そうなのか」
「はい。ですから、セウンさんも一緒にどうですか?」
「いいのか?」
「はい、大丈夫だと思います」
「そうか。まぁでも、一応フィア婆様に聞いてから決める事にするよ」
「そうですね。なら、行きましょうか」
シェーンの後に続き、お茶会の席(先程ご飯を食べていた場所)へむかう。
「お、帰ってたのかい、セウン」
「はい。先程帰りました」
「なら、途中からだけど、セウンもお茶会に参加するかい?」
俺が聞く前に、フィア婆様から聞いてきてくれたので、
「はい、お願いします」
俺も、参加させて貰った。
お茶会が途中だった事もあり、茶請けが少なかったので、フィア婆様の飲んでいる緑茶に合うか分からないが、伝家の宝刀になりつつあるポテチを取り出す。因みにたが、シェーンとシビルさんが飲んでいるのは、緑茶ではなく紅茶だった。
「これ、良かったら茶請けにどうぞ」
俺は、取り出したポテチを茶請けとして、提供する。
「ん? これは何だい、セウン?」
どうやら、フィア婆様でもポテチの事を知らないようで、ポテチの説明をし食べて貰う。
2人とも、美味しいと食べてくれた。
その後もお茶会は続き、結局お茶会は、シエルたちが起きるまで続いた。
◆
「ごめん…」
「悪かったのじゃ…」
2人が、起きてきて早々、謝ってきた。
何となく、理由は分かるのだが、一応聞いてみる。
「急に、どうしたんだ、2人とも?」
「いや、子供たちを運ぶ時、寝ちゃったから…」
シエルの言った事に、マオも頷く。
「だから、ごめんなさい!!」
「ごめんなのじゃ!!」
揃って、頭を下げてくる。
「2人とも、俺は、気にしてないから頭をあげてくれ。それより、そろそろ帰ろうと思うんだけど3人はどうする?」
ガルさんの所に顔を出さないといけないので、帰る旨を伝え、3人はどうするのか尋ねる。
「そうね。そろそろ夕方になるし、私も、帰ろうかな」
「そうじゃの」
「そうですね」
3人とも帰るようなので、フィア婆様たちに挨拶してから、孤児院を後にした。
孤児院へ戻り、そのまま中へと入ると、シェーンと出くわす。
「あ、おかえりなさい、セウンさん」
「ただいま、シェーン」
「用事は、終わったんですか?」
「まぁ、ぼちぼちだな。そう言えば、シエルたちは?」
「シエルさんたちは、まだ寝てますね。だから、もう少し寝かせておこうって事になったので、今、フィアンマ様とシビルさんと私の3人でお茶会をやってた所だったんです」
「そうなのか」
「はい。ですから、セウンさんも一緒にどうですか?」
「いいのか?」
「はい、大丈夫だと思います」
「そうか。まぁでも、一応フィア婆様に聞いてから決める事にするよ」
「そうですね。なら、行きましょうか」
シェーンの後に続き、お茶会の席(先程ご飯を食べていた場所)へむかう。
「お、帰ってたのかい、セウン」
「はい。先程帰りました」
「なら、途中からだけど、セウンもお茶会に参加するかい?」
俺が聞く前に、フィア婆様から聞いてきてくれたので、
「はい、お願いします」
俺も、参加させて貰った。
お茶会が途中だった事もあり、茶請けが少なかったので、フィア婆様の飲んでいる緑茶に合うか分からないが、伝家の宝刀になりつつあるポテチを取り出す。因みにたが、シェーンとシビルさんが飲んでいるのは、緑茶ではなく紅茶だった。
「これ、良かったら茶請けにどうぞ」
俺は、取り出したポテチを茶請けとして、提供する。
「ん? これは何だい、セウン?」
どうやら、フィア婆様でもポテチの事を知らないようで、ポテチの説明をし食べて貰う。
2人とも、美味しいと食べてくれた。
その後もお茶会は続き、結局お茶会は、シエルたちが起きるまで続いた。
◆
「ごめん…」
「悪かったのじゃ…」
2人が、起きてきて早々、謝ってきた。
何となく、理由は分かるのだが、一応聞いてみる。
「急に、どうしたんだ、2人とも?」
「いや、子供たちを運ぶ時、寝ちゃったから…」
シエルの言った事に、マオも頷く。
「だから、ごめんなさい!!」
「ごめんなのじゃ!!」
揃って、頭を下げてくる。
「2人とも、俺は、気にしてないから頭をあげてくれ。それより、そろそろ帰ろうと思うんだけど3人はどうする?」
ガルさんの所に顔を出さないといけないので、帰る旨を伝え、3人はどうするのか尋ねる。
「そうね。そろそろ夕方になるし、私も、帰ろうかな」
「そうじゃの」
「そうですね」
3人とも帰るようなので、フィア婆様たちに挨拶してから、孤児院を後にした。
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