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20話・実力を考慮して
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シェーンの起こす声で目を覚ますが、頭がガンガンする。どうやら、マオを私と同じようでも頭を押さえている。
その後、シェーンが話があるようで、回復魔法をかけてくれ、頭の痛みも治まったので、話を聞き始める。
「そんな事があったんだ…」
「はい、そうみたいです」
「そこにいるのは、鬼人なんじゃな」
「セウンさんは、そう言ってましたね」
マオが少し黙りこんだ後に、もう少し詳しく話を聞きたいと言い出し、セウンに連絡をとる事になったのだが、
ぐ~~
私のお腹が悲鳴をあげる。
「あ、ごめん。お腹すいちゃって…」
「…そうじゃの。儂も、お腹が減ったのじゃ」
「なら、先にご飯を食べましょうか」
少し張り詰めていた空気が和らぎ、ご飯を食べる事になった。
「お腹も一杯になったし、セウンに連絡してみようか」
「でも、セウンさんの都合は大丈夫ですかね?」
「そう言えば、そうじゃの…」
「一応、遠話してみて出なかったら、時間をおいてもう一度したらいいんじゃないの?」
「そうじゃな…」
マオが代表して、セウンに遠話をかける。
◆
新しく受けた依頼場所へ向かっている途中で、遠話のブレスレットが反応したので、出てみる。
『セウンかの?』
「ん、マオか?」
『そうじゃ』
「ちゃんと、起きたんだな」
『う… うん。遠話をしてくれたようじゃが、出れずに悪かったのじゃ』
「あぁ、別にいいよ。こっちこそ、寝ている時に、遠話して悪かったな」
「儂も、別にいいのじゃ」
「それで、どうかしたのか?」
『あぁ、セウンがシェーンに話した話をもう少し詳しく聞きたいのじゃが、今時間はあるかの?』
「あぁ、あの話な。悪いけど、今少し依頼を受けてる最中だから、後でもいいか?」
『分かったのじゃ。依頼は、手伝った方がいいかの?』
「いや、大丈夫だよ。それじゃあ、依頼が終わったら、こっちから遠話するな」
『分かったのじゃ!!』
遠話を切ってから、俺は依頼場所へとむかった。
その後、無事依頼を終わらせ、マオへと遠話する。
「マオか?」
『そうじゃ。依頼は、無事に終わったのかの?』
「あぁ、終わったよ。この後、依頼報告した後に、話をしに行こうと思うんだが、どこに行けばいい?」
『儂の家で、大丈夫じゃよ』
「了解。それじゃあ、また後でな」
遠話を終え、ギルドに戻ってから依頼達成の報告を済ませると、
「おめでとうございます、セウンさん。これで、Dランクへ上がりました」
突然のランクアップ報告を受ける。
それを不思議に思っていると、小声で理由を教えてくれた。
何でも、持ち込んだ素材から、実力を考慮してのランクアップだそうだ。
「そんな事で、ランクを上げていいんですか?」
「大丈夫ですよ。それに、そもそもランクとは、冒険者の皆さんが、無理な依頼を受けないように分別した事が始まりと言われてます。だから、セウンさんの実力ならランクを上げても、大丈夫だろうという判断ですから。」
「そうなんですね…」
まぁ、文句もないので、ギルドカードを更新し、マオの家へとむかった。
その後、シェーンが話があるようで、回復魔法をかけてくれ、頭の痛みも治まったので、話を聞き始める。
「そんな事があったんだ…」
「はい、そうみたいです」
「そこにいるのは、鬼人なんじゃな」
「セウンさんは、そう言ってましたね」
マオが少し黙りこんだ後に、もう少し詳しく話を聞きたいと言い出し、セウンに連絡をとる事になったのだが、
ぐ~~
私のお腹が悲鳴をあげる。
「あ、ごめん。お腹すいちゃって…」
「…そうじゃの。儂も、お腹が減ったのじゃ」
「なら、先にご飯を食べましょうか」
少し張り詰めていた空気が和らぎ、ご飯を食べる事になった。
「お腹も一杯になったし、セウンに連絡してみようか」
「でも、セウンさんの都合は大丈夫ですかね?」
「そう言えば、そうじゃの…」
「一応、遠話してみて出なかったら、時間をおいてもう一度したらいいんじゃないの?」
「そうじゃな…」
マオが代表して、セウンに遠話をかける。
◆
新しく受けた依頼場所へ向かっている途中で、遠話のブレスレットが反応したので、出てみる。
『セウンかの?』
「ん、マオか?」
『そうじゃ』
「ちゃんと、起きたんだな」
『う… うん。遠話をしてくれたようじゃが、出れずに悪かったのじゃ』
「あぁ、別にいいよ。こっちこそ、寝ている時に、遠話して悪かったな」
「儂も、別にいいのじゃ」
「それで、どうかしたのか?」
『あぁ、セウンがシェーンに話した話をもう少し詳しく聞きたいのじゃが、今時間はあるかの?』
「あぁ、あの話な。悪いけど、今少し依頼を受けてる最中だから、後でもいいか?」
『分かったのじゃ。依頼は、手伝った方がいいかの?』
「いや、大丈夫だよ。それじゃあ、依頼が終わったら、こっちから遠話するな」
『分かったのじゃ!!』
遠話を切ってから、俺は依頼場所へとむかった。
その後、無事依頼を終わらせ、マオへと遠話する。
「マオか?」
『そうじゃ。依頼は、無事に終わったのかの?』
「あぁ、終わったよ。この後、依頼報告した後に、話をしに行こうと思うんだが、どこに行けばいい?」
『儂の家で、大丈夫じゃよ』
「了解。それじゃあ、また後でな」
遠話を終え、ギルドに戻ってから依頼達成の報告を済ませると、
「おめでとうございます、セウンさん。これで、Dランクへ上がりました」
突然のランクアップ報告を受ける。
それを不思議に思っていると、小声で理由を教えてくれた。
何でも、持ち込んだ素材から、実力を考慮してのランクアップだそうだ。
「そんな事で、ランクを上げていいんですか?」
「大丈夫ですよ。それに、そもそもランクとは、冒険者の皆さんが、無理な依頼を受けないように分別した事が始まりと言われてます。だから、セウンさんの実力ならランクを上げても、大丈夫だろうという判断ですから。」
「そうなんですね…」
まぁ、文句もないので、ギルドカードを更新し、マオの家へとむかった。
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