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閑話・マレン(過去編) 5
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私はお母さんに楽させようとお金を稼ぐため、自分の能力を理解し、情報屋になった。
最終的に、情報屋という形に落ち着いたが、そこにたどり着くまで様々な事があった。
まず初めに私がやった事は、普通にどこかで働こうした。だから、近くの食事所で給仕として働き始めたが、問題になったのが、自分の体力の無さだった。
子供の頃から、あまり外で遊ばなかったせいもあってか、逆に他の人の邪魔になり、1日で首になってしまった。ちなみに、料理はお母さんのお手伝いをしていたので、出来そうな気もしたが、やっぱりこっちも体力の問題で断念した。
体力の無さで、かなり出来る事が減った。
お母さんからは、無理をしなくても良いと言われたが、私も意地があり、終いには、何を血迷ったのか、冒険者登録していた。
◆
「疲れた…」
今日も、街中で受けれる雑務クエストをし、歩き疲れた私は、自分の部屋で寝転がり、今後の事について考えていた。
今の状況では、お母さんを楽にさせてやれる所ではない。
「さて、どうしたものか…」
頭を悩ますが、良さげな案が出ない。
いや、実の所、案がない訳ではない…
その案とは、あの能力を使ってみると言う事だ。
能力を使う事に対しての抵抗はなくなっていた。それも、お母さんに、この能力について話しあの時の事を許して貰い、気持ちが楽になったからだ。
「やっぱり、使うしかないか…」
そうと決まれば、私は、この能力について改めて出来る事を調べ出した。
調べ出してから、はや数ヶ月がたった。
まず、能力について、調べる前に、分かっていた事は、
・ 対象者と、ある程度の親密がないといけない。
・ 対象者(虫)との、簡単な会話が可能。
・ 対象者と、視覚の共有が可能。
・ 共有時、対象者との念話が可能で、簡単な指示なら従ってくれる。
・ 対象者と、少し距離が離れていても、共有可能。
・ 共有時、対象者が亡くなっても、私に何か起こる事はない。
くらいで、そして、新しく分かった事は、
・ 対象者と1度、共有しておかないと、距離が離れた時の共有が出来ない。
・ 私の知らない所で、対象者(虫)が、亡くなっても気付かない。因みに、能力を使って、共有が出来ない場合初めて、対象者に何かあった事に気付く事が出来る。
・ 今の所、この能力は、虫にしか効果がない。
・ 共有者の記憶を見る事が出来る。正し、使用すると、かなり疲れる。
くらいだ。
今後も、新たに気付いた時には、能力を調べるつもりだ。
「さて、今分かっている事で、出来る事って何だろう…」
少し考えた結果、
「覗き見しか思い付かない…」
それしか思いつかなかった。
最終的に、情報屋という形に落ち着いたが、そこにたどり着くまで様々な事があった。
まず初めに私がやった事は、普通にどこかで働こうした。だから、近くの食事所で給仕として働き始めたが、問題になったのが、自分の体力の無さだった。
子供の頃から、あまり外で遊ばなかったせいもあってか、逆に他の人の邪魔になり、1日で首になってしまった。ちなみに、料理はお母さんのお手伝いをしていたので、出来そうな気もしたが、やっぱりこっちも体力の問題で断念した。
体力の無さで、かなり出来る事が減った。
お母さんからは、無理をしなくても良いと言われたが、私も意地があり、終いには、何を血迷ったのか、冒険者登録していた。
◆
「疲れた…」
今日も、街中で受けれる雑務クエストをし、歩き疲れた私は、自分の部屋で寝転がり、今後の事について考えていた。
今の状況では、お母さんを楽にさせてやれる所ではない。
「さて、どうしたものか…」
頭を悩ますが、良さげな案が出ない。
いや、実の所、案がない訳ではない…
その案とは、あの能力を使ってみると言う事だ。
能力を使う事に対しての抵抗はなくなっていた。それも、お母さんに、この能力について話しあの時の事を許して貰い、気持ちが楽になったからだ。
「やっぱり、使うしかないか…」
そうと決まれば、私は、この能力について改めて出来る事を調べ出した。
調べ出してから、はや数ヶ月がたった。
まず、能力について、調べる前に、分かっていた事は、
・ 対象者と、ある程度の親密がないといけない。
・ 対象者(虫)との、簡単な会話が可能。
・ 対象者と、視覚の共有が可能。
・ 共有時、対象者との念話が可能で、簡単な指示なら従ってくれる。
・ 対象者と、少し距離が離れていても、共有可能。
・ 共有時、対象者が亡くなっても、私に何か起こる事はない。
くらいで、そして、新しく分かった事は、
・ 対象者と1度、共有しておかないと、距離が離れた時の共有が出来ない。
・ 私の知らない所で、対象者(虫)が、亡くなっても気付かない。因みに、能力を使って、共有が出来ない場合初めて、対象者に何かあった事に気付く事が出来る。
・ 今の所、この能力は、虫にしか効果がない。
・ 共有者の記憶を見る事が出来る。正し、使用すると、かなり疲れる。
くらいだ。
今後も、新たに気付いた時には、能力を調べるつもりだ。
「さて、今分かっている事で、出来る事って何だろう…」
少し考えた結果、
「覗き見しか思い付かない…」
それしか思いつかなかった。
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