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12話・情報 1
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俺は、まず簡単に教団について知りたい理由を話した。
「そっか… そんな事があったのね…」
「はい」
「分かった… 今、私が知っている情報を教えるよ…」
「お願いします」
俺は、マレンさんから魔神教団の情報を聞く。
マレンさんから聞いた情報は、以下の通りだ。
・ 魔神教団のメンバーは、世界各地にいて、目的は、魔神の復活であるらしい
・ 魔神教団の中には、四魔将と呼ばれる4名の幹部がいる。その内、2名は判明している
・ 1人目は、俺が出会った、魔商人と名乗っている男
・ 2人目は、街や人などを破壊して回っている鬼人の男
「私が今知っている情報は、こんなものかな… 役にたった?」
「はい!!」
俺の知らない情報もあってとても役にたった。
「なら、良かった…」
「本当に、ありがとうございます、マレンさん」
俺は、深々と頭を下げる。
「お… お礼ならもういいから、頭を上げて、セウン君」
「はい」
俺は、言われた通り頭をあげる。
「それで、今から追加の情報を調べようと思うんだけど、少し待ってて貰える?」
「追加の情報をですか? 待つ分は構いませんが、俺はここにいてていいんですか?」
「えぇ、大丈夫よ。そこら辺に腰かけてて…」
「分かりました」
俺は、アイテムボックスから椅子を取り出し、空いているスペースにて待機しながら、マレンさんの様子を見る。
マレンさんは、俺が本の整理の報告をした時にしていたように、目を閉じた。
今回もすぐに、目を開けるのかと思ったが、先程よりも長い時間目を閉じ続けるので、それを黙って見ておく。
体感で、30分程してから、マレンさんが目を開ける。ただ、目を開けたマレンさんは、
「はぁ… はぁ…」
とても疲れているように見える。
俺はすぐにマレンさんに駆け寄る。
「大丈夫ですか、マレンさん? これ良かったら、使って下さい」
アイテムボックスからポーションを取り出し手渡す。
「はぁ… ありがとう、セウン君」
マレンさんは、ポーションを受け取りゆっくりと飲み干す。飲み干し終えた所で、呼吸の乱れも落ち着く。
「大丈夫ですか、マレンさん」
「大丈夫…」
「良かったです… でも、急にどうしたんですか?」
「簡単に言えば、スキルの能力を長い時間使ったせいかな…」
「!?」
それを聞き、目を見開く。
「…俺のせいですよね?」
俺がそう尋ねると、マレンさんは、首を横に振る。
「それは、違う。調べる事が多い時は、いつもこんな感じだから…」
「そうなんですね… でも、それはそれで、大丈夫なんですか?」
「大丈夫… 少し疲れるだけだし、休めば回復するから…」
「そうですか。なら、良かったです」
本人がそう言うのであれば、大丈夫かなと安心する。
「そっか… そんな事があったのね…」
「はい」
「分かった… 今、私が知っている情報を教えるよ…」
「お願いします」
俺は、マレンさんから魔神教団の情報を聞く。
マレンさんから聞いた情報は、以下の通りだ。
・ 魔神教団のメンバーは、世界各地にいて、目的は、魔神の復活であるらしい
・ 魔神教団の中には、四魔将と呼ばれる4名の幹部がいる。その内、2名は判明している
・ 1人目は、俺が出会った、魔商人と名乗っている男
・ 2人目は、街や人などを破壊して回っている鬼人の男
「私が今知っている情報は、こんなものかな… 役にたった?」
「はい!!」
俺の知らない情報もあってとても役にたった。
「なら、良かった…」
「本当に、ありがとうございます、マレンさん」
俺は、深々と頭を下げる。
「お… お礼ならもういいから、頭を上げて、セウン君」
「はい」
俺は、言われた通り頭をあげる。
「それで、今から追加の情報を調べようと思うんだけど、少し待ってて貰える?」
「追加の情報をですか? 待つ分は構いませんが、俺はここにいてていいんですか?」
「えぇ、大丈夫よ。そこら辺に腰かけてて…」
「分かりました」
俺は、アイテムボックスから椅子を取り出し、空いているスペースにて待機しながら、マレンさんの様子を見る。
マレンさんは、俺が本の整理の報告をした時にしていたように、目を閉じた。
今回もすぐに、目を開けるのかと思ったが、先程よりも長い時間目を閉じ続けるので、それを黙って見ておく。
体感で、30分程してから、マレンさんが目を開ける。ただ、目を開けたマレンさんは、
「はぁ… はぁ…」
とても疲れているように見える。
俺はすぐにマレンさんに駆け寄る。
「大丈夫ですか、マレンさん? これ良かったら、使って下さい」
アイテムボックスからポーションを取り出し手渡す。
「はぁ… ありがとう、セウン君」
マレンさんは、ポーションを受け取りゆっくりと飲み干す。飲み干し終えた所で、呼吸の乱れも落ち着く。
「大丈夫ですか、マレンさん」
「大丈夫…」
「良かったです… でも、急にどうしたんですか?」
「簡単に言えば、スキルの能力を長い時間使ったせいかな…」
「!?」
それを聞き、目を見開く。
「…俺のせいですよね?」
俺がそう尋ねると、マレンさんは、首を横に振る。
「それは、違う。調べる事が多い時は、いつもこんな感じだから…」
「そうなんですね… でも、それはそれで、大丈夫なんですか?」
「大丈夫… 少し疲れるだけだし、休めば回復するから…」
「そうですか。なら、良かったです」
本人がそう言うのであれば、大丈夫かなと安心する。
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