143 / 453
8話・雑務クエスト 1
しおりを挟む
次の日の朝、いつもならダンジョンへ行くのだが、今俺はベッドの上で寝転んでいた。
「今日から何をするか…」
目的であったLVあげも、80代後半くらいまで上がったし、オークションに、使う予定のお金も大分貯まってきている。
このまま、オークションがあるまで同じ行動を繰り返すのなんだかなぁと思ってきた。
「ま、寝ててもしょうがないか…」
俺は、朝御飯を食べてから街中をブラブラしてみる事にした。
あてもなくブラついていたつもりだったが、気づけば、冒険者ギルドへと足がむかっていた。
「久々に、クエストでも受けてみるか…」
そう思い俺は、そのままギルドにむかって歩く。
ギルドについてから、クエストボードを見てみたが、今俺が受けられるランクのクエストで、特に目を引くようなクエストはなかった。
「ランクを上げるべきか…」
俺がそう口にすると、
「セウンさんは、ランクをあげたいんですか?」
「ん?」
急に、声をかけられたので、振り返るとリセさんが立っていた。
「リセさんですか。まぁ、そんな所ですね」
「そうなんですね。なら、こちらのクエストがおすすめですよ」
そう言って、リセさんは1枚の依頼書をクエストボードから剥ぎ取り、手渡してきた。
手渡された依頼書を見てみると、その依頼書は、ランクフリーの依頼書だった。
そこに書かれていた依頼内容は、
「お店の手伝いですか?」
平凡なクエストだった。
「はい、そうです」
「どうして、これがおすすめなんですか?」
なぜこのクエストを勧めてくるのか聞いてみると、リセさんは、少し体を寄せ、小声で教えてくれた。
「セウンさんは、Eランクの冒険者なので、Dランクになる為には、討伐系のクエストだけでなく、こういう雑務系のクエストもある程度受けて置かないといけないんです」
「そうなんですか?」
「そうなんです!!」
リセさんは、首を縦に振りながらそう答える。
そう言えば、こういったクエストを受けた事なかったな。
てか、それよりも、
「それを、俺に教えても良かったんですか?」
「普通なら教えられない内容なんですが、一定の冒険者なら皆さん知っている事なんで、そこまで問題ではないですね」
「そうですか… ありがとうございます、リセさん。なら、このクエストを受けたいと思います」
「かしこまりました。では、受付の方まで一緒に来て下さい」
俺は、リセさんの後に続き、受付にむかい、先ほど勧められたクエストを受ける。
クエストを受けた後は、そのお店の詳細な場所を聞いてから、俺はギルドを後にした。
「今日から何をするか…」
目的であったLVあげも、80代後半くらいまで上がったし、オークションに、使う予定のお金も大分貯まってきている。
このまま、オークションがあるまで同じ行動を繰り返すのなんだかなぁと思ってきた。
「ま、寝ててもしょうがないか…」
俺は、朝御飯を食べてから街中をブラブラしてみる事にした。
あてもなくブラついていたつもりだったが、気づけば、冒険者ギルドへと足がむかっていた。
「久々に、クエストでも受けてみるか…」
そう思い俺は、そのままギルドにむかって歩く。
ギルドについてから、クエストボードを見てみたが、今俺が受けられるランクのクエストで、特に目を引くようなクエストはなかった。
「ランクを上げるべきか…」
俺がそう口にすると、
「セウンさんは、ランクをあげたいんですか?」
「ん?」
急に、声をかけられたので、振り返るとリセさんが立っていた。
「リセさんですか。まぁ、そんな所ですね」
「そうなんですね。なら、こちらのクエストがおすすめですよ」
そう言って、リセさんは1枚の依頼書をクエストボードから剥ぎ取り、手渡してきた。
手渡された依頼書を見てみると、その依頼書は、ランクフリーの依頼書だった。
そこに書かれていた依頼内容は、
「お店の手伝いですか?」
平凡なクエストだった。
「はい、そうです」
「どうして、これがおすすめなんですか?」
なぜこのクエストを勧めてくるのか聞いてみると、リセさんは、少し体を寄せ、小声で教えてくれた。
「セウンさんは、Eランクの冒険者なので、Dランクになる為には、討伐系のクエストだけでなく、こういう雑務系のクエストもある程度受けて置かないといけないんです」
「そうなんですか?」
「そうなんです!!」
リセさんは、首を縦に振りながらそう答える。
そう言えば、こういったクエストを受けた事なかったな。
てか、それよりも、
「それを、俺に教えても良かったんですか?」
「普通なら教えられない内容なんですが、一定の冒険者なら皆さん知っている事なんで、そこまで問題ではないですね」
「そうですか… ありがとうございます、リセさん。なら、このクエストを受けたいと思います」
「かしこまりました。では、受付の方まで一緒に来て下さい」
俺は、リセさんの後に続き、受付にむかい、先ほど勧められたクエストを受ける。
クエストを受けた後は、そのお店の詳細な場所を聞いてから、俺はギルドを後にした。
4
お気に入りに追加
936
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
王太子に転生したけど、国王になりたくないので全力で抗ってみた
こばやん2号
ファンタジー
とある財閥の当主だった神宮寺貞光(じんぐうじさだみつ)は、急病によりこの世を去ってしまう。
気が付くと、ある国の王太子として前世の記憶を持ったまま生まれ変わってしまうのだが、前世で自由な人生に憧れを抱いていた彼は、王太子になりたくないということでいろいろと画策を開始する。
しかし、圧倒的な才能によって周囲の人からは「次期国王はこの人しかない」と思われてしまい、ますますスローライフから遠のいてしまう。
そんな彼の自由を手に入れるための戦いが今始まる……。
※この作品はアルファポリス・小説家になろう・カクヨムで同時投稿されています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる