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41話・再会
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夜番をしている途中に、シェーンが目を覚ました。
「シェーン、もう目が覚めたのか?」
「はい…」
「夜が明けるまで、まだ時間があるから寝てていいぞ?」
「はい… あっいえ、その… 話を聞きたいので、そっち行っていいですか?」
「ん? あぁ、いいぞ」
「ありがとうございます…」
シェーンは、俺の横に腰を下ろしてから話を切り出してくる。
「…私、あの後もしかして気絶したんでしょうか?」
「そうだな…」
「そうですか… ここまで、私を運んでくれたのは…」
「俺だな…」
「お… お手数をおかけして、すみません…」
顔を真っ赤にしながら、頭を下げてくる。
「気にしてないから、頭を上げてくれ。それよりも、スキルは増えてるか確認して貰ってもいいか?」
「はい!! ステータス」
ステータスを確認して貰う。
「はい、結界魔法が増えてます!!」
「それは、良かったな」
「はい!!」
その後は、シェーンも眠くないとの事で朝まで2人で話した。
◆
日が上ると、皆が起き出した。
皆が起きる前に、シェーンと作った朝御飯を皆で食べた後、捕まっていたベレッタさんたちを送り届けた後、カリーナさんのもとへ戻った。
当然、俺は馬車の運転なんて出来ないからシエルたちに任せたよ… あ、ついでに俺と一緒に朝まで起きていたシェーンは、馬車の中で夢の中だ。俺も寝ていいと言われたが、特に眠気もないので、馬車の操作法を見せて貰わせていた。
「それにしてもシエルが、馬車の操作出来るなんて以外だな」
「私もシェーンと一緒にマオに教わったの!!」
「へぇ、そうなんだ」
長く生きてたら、馬車の操作方法も覚えてるんだな。おばあちゃんの豆知識的な感じか?
「儂は、永遠の15歳じゃ!!」
「うぉ!! 急に、出てくるなよマオ」
「何だか、お婆さん扱いされたような気がしたのじゃ!!」
「き… 気のせいだろ」
マオは、ジーと見てくる。
「まぁ、いいのじゃ… シエル馬車を代わるかの?」
「ううん、まだ大丈夫よ」
「そうかの… 代わる時は、言うのじゃよ」
「分かったわ。その時は、お願いするわ」
「分かったのじゃ」
マオはそのまま馬車の中に戻っていった。
その後、何事もなく村が見えてきた。
◆
「セウン!!」
村の前で待っていたのか、俺の姿を見たカリーナさんが走り寄ってきた。ぶつかる事はないと思うけど、念のため、
「シェーン、馬車をもう少し近づけたら止めてくれ」
今馬車を運転してくれている、シェーンに止めるよう頼む。
「分かりました」
少し進んで、馬車が止まる。
カリーナさんが来るのを待っていると、突然カリーナさんの腹部付近から何かが飛び出した。
飛び出した物が、消えると同時に、カリーナさんは前のめりに倒れこみ、その後ろには、真っ赤な風貌の人物が立っていた。
「シェーン、もう目が覚めたのか?」
「はい…」
「夜が明けるまで、まだ時間があるから寝てていいぞ?」
「はい… あっいえ、その… 話を聞きたいので、そっち行っていいですか?」
「ん? あぁ、いいぞ」
「ありがとうございます…」
シェーンは、俺の横に腰を下ろしてから話を切り出してくる。
「…私、あの後もしかして気絶したんでしょうか?」
「そうだな…」
「そうですか… ここまで、私を運んでくれたのは…」
「俺だな…」
「お… お手数をおかけして、すみません…」
顔を真っ赤にしながら、頭を下げてくる。
「気にしてないから、頭を上げてくれ。それよりも、スキルは増えてるか確認して貰ってもいいか?」
「はい!! ステータス」
ステータスを確認して貰う。
「はい、結界魔法が増えてます!!」
「それは、良かったな」
「はい!!」
その後は、シェーンも眠くないとの事で朝まで2人で話した。
◆
日が上ると、皆が起き出した。
皆が起きる前に、シェーンと作った朝御飯を皆で食べた後、捕まっていたベレッタさんたちを送り届けた後、カリーナさんのもとへ戻った。
当然、俺は馬車の運転なんて出来ないからシエルたちに任せたよ… あ、ついでに俺と一緒に朝まで起きていたシェーンは、馬車の中で夢の中だ。俺も寝ていいと言われたが、特に眠気もないので、馬車の操作法を見せて貰わせていた。
「それにしてもシエルが、馬車の操作出来るなんて以外だな」
「私もシェーンと一緒にマオに教わったの!!」
「へぇ、そうなんだ」
長く生きてたら、馬車の操作方法も覚えてるんだな。おばあちゃんの豆知識的な感じか?
「儂は、永遠の15歳じゃ!!」
「うぉ!! 急に、出てくるなよマオ」
「何だか、お婆さん扱いされたような気がしたのじゃ!!」
「き… 気のせいだろ」
マオは、ジーと見てくる。
「まぁ、いいのじゃ… シエル馬車を代わるかの?」
「ううん、まだ大丈夫よ」
「そうかの… 代わる時は、言うのじゃよ」
「分かったわ。その時は、お願いするわ」
「分かったのじゃ」
マオはそのまま馬車の中に戻っていった。
その後、何事もなく村が見えてきた。
◆
「セウン!!」
村の前で待っていたのか、俺の姿を見たカリーナさんが走り寄ってきた。ぶつかる事はないと思うけど、念のため、
「シェーン、馬車をもう少し近づけたら止めてくれ」
今馬車を運転してくれている、シェーンに止めるよう頼む。
「分かりました」
少し進んで、馬車が止まる。
カリーナさんが来るのを待っていると、突然カリーナさんの腹部付近から何かが飛び出した。
飛び出した物が、消えると同時に、カリーナさんは前のめりに倒れこみ、その後ろには、真っ赤な風貌の人物が立っていた。
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