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33話・遭遇
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女性たちは、喜びあっていた。
とりあえず、俺は女性たちを連れて、部屋を後にする。盗賊たちが眠っている場所に着くと、
「すみません、やり残した事があるので、先に行ってて貰ってもいいですか?」
「? 分かりました」
女性たちは、少し不審がったが、言った通りに、先に行ってくれた。女性たちの姿が見えなくなるのを確認した後、俺は、盗賊たちに、永遠の眠りについて貰うと共に、盗賊たちが持っていた武器を回収し、アイテムボックスに入れておく。
やり残した事を、終えたので、俺は、女性たちの後を追って、出口にむかう。女性たちは、外には出ず待っていた。
残党がいるかも知れないので、俺が先に外に出て確認するが、特に、誰もいなかった。大丈夫である事を伝えると、女性たちも、洞窟の外へと出てくる。
だけど、日も暮れかけてきているので、急いで森を抜けようと思ったが、奥から1台の馬車が迫ってきていた。
「残党か…」
俺は、女性たちと共に、洞窟内に隠れる。
馬車は、少しして、洞窟前に止まった。
「眠れ」
御者である男2人組を眠らせた後、女性に動かないように伝え、洞窟の外に出る。
外に出た俺は、馬車内を確認する為に近寄ろうとした時、
ドバーン
馬車の後ろの方で、大きな音がする。
そこから、3人組が飛び出してきた。
◆
馬車が止まった。子供たちには、既に動かないように、伝えている。
「それじゃあ、シェーン、マオ行くよ!!」
私は、憤りの気持ちを盗賊にぶつける為、馬車の蹴破ってから、外に飛び出した。
◆
馬車から飛び出した3人組は、2人は女性で、もう1人は、フードを目深に被っており性別は、分からない。
だけどその3人組は、既に戦闘態勢をとっていた。
「貴方も、盗賊の一味ね!!」
飛び出してきた1人の、ポニーテールの水色髪の少女が、そう叫ぶ。
こいつは、何を勘違いしているのだろうか?
俺は、冒険者である事を伝えようとするが、
「問答無用!!」
水色髪の少女は、そう言って持っていた細剣を俺に、突き刺そうとしてきた。一瞬殺ろうかとも思ったが、盗賊ではなさそうなので、止めておく。
「眠れ」
水色髪の少女は、眠ったが、勢いそのまま俺に突っ込んで来るが、一応女性なので、巨体の男みたいに、躱して怪我をするのも何だか忍びないので、受け止めておく。
「!?」
「!? お主、何をしたのじゃ!! 今すぐ、シエルを離すのじゃ!!」
フードが、俺にむかって叫ぶ。声からして、女性かな? 離せも何も、怪我しないように、助けただけなんだけどな… そう思っていると、
「アースバインド!!」
フードが、無詠唱で魔法を使ってくる。
俺の足元から土の鎖のような物が飛び出し、俺を捕縛しようとするが、
「なっ!!」 「!?」
睡眠の霧に阻まれて、土の鎖は、土の欠片となって、パラパラ落ちる。
とりあえず、俺は女性たちを連れて、部屋を後にする。盗賊たちが眠っている場所に着くと、
「すみません、やり残した事があるので、先に行ってて貰ってもいいですか?」
「? 分かりました」
女性たちは、少し不審がったが、言った通りに、先に行ってくれた。女性たちの姿が見えなくなるのを確認した後、俺は、盗賊たちに、永遠の眠りについて貰うと共に、盗賊たちが持っていた武器を回収し、アイテムボックスに入れておく。
やり残した事を、終えたので、俺は、女性たちの後を追って、出口にむかう。女性たちは、外には出ず待っていた。
残党がいるかも知れないので、俺が先に外に出て確認するが、特に、誰もいなかった。大丈夫である事を伝えると、女性たちも、洞窟の外へと出てくる。
だけど、日も暮れかけてきているので、急いで森を抜けようと思ったが、奥から1台の馬車が迫ってきていた。
「残党か…」
俺は、女性たちと共に、洞窟内に隠れる。
馬車は、少しして、洞窟前に止まった。
「眠れ」
御者である男2人組を眠らせた後、女性に動かないように伝え、洞窟の外に出る。
外に出た俺は、馬車内を確認する為に近寄ろうとした時、
ドバーン
馬車の後ろの方で、大きな音がする。
そこから、3人組が飛び出してきた。
◆
馬車が止まった。子供たちには、既に動かないように、伝えている。
「それじゃあ、シェーン、マオ行くよ!!」
私は、憤りの気持ちを盗賊にぶつける為、馬車の蹴破ってから、外に飛び出した。
◆
馬車から飛び出した3人組は、2人は女性で、もう1人は、フードを目深に被っており性別は、分からない。
だけどその3人組は、既に戦闘態勢をとっていた。
「貴方も、盗賊の一味ね!!」
飛び出してきた1人の、ポニーテールの水色髪の少女が、そう叫ぶ。
こいつは、何を勘違いしているのだろうか?
俺は、冒険者である事を伝えようとするが、
「問答無用!!」
水色髪の少女は、そう言って持っていた細剣を俺に、突き刺そうとしてきた。一瞬殺ろうかとも思ったが、盗賊ではなさそうなので、止めておく。
「眠れ」
水色髪の少女は、眠ったが、勢いそのまま俺に突っ込んで来るが、一応女性なので、巨体の男みたいに、躱して怪我をするのも何だか忍びないので、受け止めておく。
「!?」
「!? お主、何をしたのじゃ!! 今すぐ、シエルを離すのじゃ!!」
フードが、俺にむかって叫ぶ。声からして、女性かな? 離せも何も、怪我しないように、助けただけなんだけどな… そう思っていると、
「アースバインド!!」
フードが、無詠唱で魔法を使ってくる。
俺の足元から土の鎖のような物が飛び出し、俺を捕縛しようとするが、
「なっ!!」 「!?」
睡眠の霧に阻まれて、土の鎖は、土の欠片となって、パラパラ落ちる。
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